不思議のダンジョン 風来のシレン外伝 女剣士アスカ見参!
part8-320~322・324
321 女剣士アスカ見参!/天輪国上級 sage 04/05/26 01:52ID:PzeWm5PP
倒れたまま目覚めない鋼賀忍者の首領ジンパチを山麓の根来神社に預け
アスカは飛び去った巨大花を追うべく、ホウライ山へ続く険しいダンジョンへと挑む。
途中、平和的なモンスターの住む妖怪村で、村の長である長老マムルから巨大花の情報を得る。
巨大花の正体は「メイオウラン」。人を操る毒を撒き、操った人に集めさせたアイテムを食べて成長する。
もしメイオウランが育ちきれば、人を操らずに直接アイテムを集めることができるようになるという。
鋼賀忍者たちが操られていたこと、そしてメイオウランがもうすぐ完全体になることを察し
ホウライ山へと急ぐアスカ。山を覆い尽くしたメイオウランの根のダンジョンを踏破し
山頂、メイオウランの花部へ戦いを挑む。
メイオウランが召喚するモンスターを蹴散らし、花の核を攻撃すると、メイオウランは唸り声と共に動きを止める。
だが、倒したと思った次の瞬間、メイオウランは再び動き出した。完全体への成長が終わったのだ。
一息で国中のアイテムを吸い寄せて食らうメイオウラン。さらに、毒に操られたジンパチがそこに現れ
アスカを討とうとする。ミナモがジンパチを止めようとするが、弾き飛ばされてしまう。
その時、ミナモの懐から落ちた物があった。修行に出るとき贈られた鋼賀の宝「聖なるクシ」である。
クシを見ていたジンパチは、やおらそのクシを手に取り、メイオウランの口へと飛び込んだ。
ジンパチが喉に詰まって、アイテムを吸い込めなくなったメイオウランに、アスカが再び戦いを挑む。
蔦を振りかざし、毒花粉を撒いて抵抗するメイオウランだが、その攻撃をかいくぐってメイオウランの核を打つと
今度こそメイオウランは倒れ、枯れ果てたのだった。
メイオウランが枯れると、花の中からジンパチが這い出してきた。「聖なるクシ」の力で正気を取り戻した彼は
危険を承知で、メイオウランを倒すべく己の身を投じたのだった。
真相を知った村人たちは、今までモンスター退治を請け負ってくれていた鋼賀忍者を信じず、疑ったことを恥じて
重傷を負ったジンパチの介抱に全力を尽くす。間もなくジンパチは全快し、天輪国に平和が戻ったのだった。
322 女剣士アスカ見参!/七つの試練 sage 04/05/26 01:53ID:PzeWm5PP
ひとつの冒険を追えたアスカは、隣国「祭来国(さいらいこく)」で
この世界の神「リーバ八獣神」を祭る「リーバ祭」があると聞き、祭り見物に出かけることにした。
ところが、祭りの会場である「八神楽(やかぐら)の森」は、なぜか暗く沈んでいる。
聞けば、「八魔天」を名乗る強力なモンスターが、祭りに必要な「祭器」のある斎戒の間を占拠してしまい
祭りが開けずに困っているのだと言う。
祭りの主催者、巫女コヨリの元に集った大勢の風来人たちと共に、アスカも祭器奪還の冒険に挑む。
ちなみに、祭器を得るための試練は以下の七つ(註)。
“魔導神”ドラスの試練:出現アイテムが杖と巻物の二種に偏っている。
“食の神”ブフーの試練:モンスターの特殊能力を備えた「エレキ箱」ロボットを活用する。
“住の神”ムラドの試練:各階で地形、アイテムが固定された「詰めパズル」形式の試練。
“罠の神”カカ・ルーの試練:モンスターが罠に掛かるようになり、罠を道具として活用できる。
“泥棒神”ギトーの試練:通路が無く、「サトリのつるはし」で自ら通路を掘る。また通常落ちているアイテムが貧弱で
店からアイテムを泥棒することが必須となる。
“風の神”クロンの試練:アイテム「秘技書」を使って「秘技」と呼ばれる特殊能力を覚え、活用していく。
“運命神”リーバの試練:レベル1、HP30で固定される。アイテム持込み可なので何を持ちこむかが鍵になる
いずれも特殊なルールを乗り越えねばならず、さらにムラドの試練以外は、ゴール「斎戒の間」で
祭器を渡すまいとする八魔天のひとりと戦って勝たねばならない。
八魔天についてなにか知っているらしい謎の老人「天心法師」や、エレキ箱職人のキチゾーとバリバリなど
祭来国の住人に助けられながら、アスカは一つひとつ試練を乗り越えていく。
(註)祭器は八つだが試練は七つ。もうひとつの祭器は鋼賀忍者の城にある。この地区を担当した
八魔天が一「鼓狸魔天ポント」は戦闘能力が無いので、代わりに貰い物のメイオウランの種を使ったのだ。
324 女剣士アスカ見参!/星華の大筒 sage 04/05/26 01:55ID:PzeWm5PP
試練のために祭来国各地を旅するうちに、アスカはある伝説をたびたび聞くことになる。
かつて、この国は「黒雷仙女」なるモンスターに襲われ、国中が焦土と化した。
その黒雷仙女が倒されてから、この地の邪気を払うために毎年リーバ祭が開かれるのだという。
だが、今年の祭りが遅れたことで、国中に邪気が溜まりつつある。
そして、アスカが最後の祭器を手に入れた頃、八神楽の森で恐るべき事態が発生した。
八魔天の長「冥炎魔天ラグーン」が、祭りの巫女であるコヨリをさらってしまったのだ。
実はこのとき、ラグーンはすでに今回の事件の黒幕、黒雷仙女に取り憑かれていた。
長い時間をかけて少しづつ力を取り戻した黒雷仙女は、祭りを妨害して土地の邪気を溜め
ラグーンの肉体を乗っ取ってこの世に復活したのである。
人質を取り、祭来国の都「七天京」にある「星華の大筒」に立て篭もった八魔天を追って
アスカと仲間たちは星華の大筒ダンジョンに挑む。
各階に陣取った八魔天を倒し、星華の大筒の最深部に陣取るラグーン=黒雷仙女と戦うアスカ。
自身の雷を操る能力と、ラグーンの炎を操る能力で攻撃してくる黒雷仙女は強敵だったが
死闘の果てに、アスカは黒雷仙女を倒す。
そこに現れたのは、たびたびアスカを助けた天心法師だった。彼の正体はモンスターであり
かつて黒雷仙女を封じた法師の子孫であり、また八魔天の師匠でもあった。
地道な修行を嫌って逃げ出し、迷惑をかけまくったあげく黒雷仙女を復活させてしまった不肖の弟子たちを
壷に封じ込め、天心法師は事態を収拾する。
コヨリも無事に救出され、無事にリーバ祭は開催される。祭器から立ち上る聖なる火が
祭りの提灯に灯を次々とともし、最後に星華の大筒へ火が飛び込む。大筒は祭りの花火打ち上げの筒だったのだ。
壷に入れられたまま天心法師に忘れられた八魔天が、花火と共に打ち上げられたのはご愛嬌であるw
この後もやりこみ要素として、各試練や星華の大筒の延長版、さらに隠しダンジョン「白蛇島」など
アスカの冒険は続くのだが、それはまた別の物語…ということにしておこう。