セレクション

セレクション

 

・要約版:要約スレpart2-973

 

・詳細版:part21-629~636


973 :名無しさん@お腹いっぱい。:2008/12/04(木) 07:42:25 ID:ktVLWC9HO
>>966
セレクション~選ばれし者~

平和な国リッカー王国のヘネシー王がキチガイになって国がめちゃくちゃになったので、三人の魔法使いが城を地中に沈めた。
でも国民が全員呪いで木に変えられたので、逃げ延びたじじいに育てられたハイン王子は平和を取り戻すためにその辺をかけずりまわって希望の剣を手に入れる。
なんやかんやで自分ちの井戸が地中の城に繋がってることを知ったハインは城に行き、
城内の鏡から鏡の世界に入り、そこでキチガイ親父と対決、見事打ち倒すが、実は暗黒竜が親父を操っていたことが判明。
で、続けて暗黒竜もぶっ倒し、正気に戻った親父を連れて鏡の世界から脱出。国に平和が戻った。
めでたしめでたし。


629 セレクション 選ばれし者1 sage 2006/03/08(水) 14:29:24ID:dJkgWhlO
プロローグ
ここに1つの伝説がある。

-剣に選ばれし者、闇を葬り光をもたらす-

平和な国リッカー国は、勇敢な国王ヘネシーによって治められていた。
ある時、ヘネシー王はより多くの知識を求めるが余りに、誤って闇の封印を解いてしまった。
それ以来、王は闇に取りつかれ国は次第に荒れ果てていった。
人々の心に不安が渦巻く中、この国に1つの希望が生まれた。王子ハインの誕生である!!
しかし、ヘネシー王だけは左腕に奇妙なアザを持つ我が子を喜びはしなかった。
突然王は血相を変え、王子に刃を向けた。
驚いた騎士パスカルは王子ハインを奪い去り、決死の覚悟で森へ逃れた。
古よりこの国を守る3人の魔法使い達は、世を嘆き闇がこれ以上広がらぬよう願った。
彼らは力を合わせ、ヘネシー王の居る城を地下深くに沈め森で覆い隠してしまったのである。

そして時は流れ、今戦いが始まろうとしている…。


630 セレクション 選ばれし者2 sage 2006/03/08(水) 14:34:04ID:dJkgWhlO
ハインはじい(騎士パスカル)に出発を前に、今まで隠してきた事を聞かされる。
人々が闇の力で森の木に変えられてしまった事、王を目覚めせるのは自分だけである事。
3人の魔法使いのうちの1人が、闇を打ち破る希望の剣、ウィッシュを持っているという事。
彼らは領域への門の鍵を鳩に託したが、魔物により奪われてしまった事を告げた。

ハインは旅支度を終え、家を出た。森に出ると誰かが呼ぶ声が。木々に変えられた人だった。
彼?は出来るだけ役に立てるようにがんばるので、困ったら木々の囁きを聞いて下さい と。
森で魔物を倒しつつ木々の話を聞くと、森の広場の木のお化けが鳩を捕まえた事が分かった。
森の店で装備を整え、森の広場に居る木のお化け(トレント)に挑み、倒した。
すると「心入れ替えるから、虐めないでくれよーっ!!」 と泣きながらマーテルの鍵を差し出した。


 

631 セレクション 選ばれし者3 sage 2006/03/08(水) 14:37:28ID:dJkgWhlO
ハインは森の西にある知恵を司るマーテルの領域へ。あっさりと家が見つかり入ると、ガリガリの男が睨み付けて来た。
彼に王子と信じて貰えず出直してこいと言われる。鳩が言うには、気難しいが、賢くて優しい人だと言うが…。
もう一度話しかけると「そんなにこの国を救いたいなら、教会でお祈りを捧げて居ろよ!!」 と馬鹿にしつつも、教会の鍵を開けてくれた。

木々の囁きで祈り方を知ったハインは森の店へ。すると店主がサービスで使わなくなった宝箱をくれると言う。
その中身のグレイスの魔法を手に入れ、教会へ。祭壇の前で唱えると、目の前に光の玉が降りてきた。
「王家の血を引くそなたが父ヘネシーを改心させ、平和な国に戻すのだ。お守りとしてコレを持っていきなさい。」
と、ロザリオが手に入る。木々の囁きでこれがレミー王妃(母)の大切にしていた物であった事を聞いているハインはマーテルの家へ。
すると態度豹変。さっきまでの無礼を謝った。機転が利くようだねと誉めつつも、ここには希望の剣は無いと告げる。
その代わりにと剣を強くしてくれた後、鳩が謎の病気で君の知恵で助けて欲しいと頼まれる。
鳩に聞くと「アタマヲタタイテホシイノ。」 と言うので叩くと、ポン!!と卵が生まれ、お礼に白い卵をくれる。
鳩を助けた後、マーテルは「シャボーは滝の裏のほらあなに住んでいる。」 と教えてくれた。

教会裏口の木が「シャボーの鍵は井戸の底に住むスラッグが持っている」 事を思い出して教えてくれた。
墓場を通り、枯れた井戸へ。底の箱から飛び出してきたスラッグを倒し、シャボーの鍵を手に入れた。
井戸より出たハインは外れに墓を見つけた。かつて闇を封じた剣士ポリニャックの墓だった。突風と共に彼の霊が現れた。
「闇の封印が解かれた時に彼は涙を流した。それは雨となり降り注いだが、涙に含まれる憎悪を結晶化させたサファイアをイエティから取り戻して欲しい」
そう頼むと、彼は姿を消してしまった。ハインは森の東にある、勇気を司るシャボーのエリアへ。


 

632 セレクション 選ばれし者4 sage 2006/03/08(水) 14:41:28ID:dJkgWhlO
森のぬかぬみを抜けて、滝の裏のシャボーの家へ。がっちりとした体型のシャボーが迎えてくれた。
「希望の剣を使いこなす為には、それなりに力が必要なのだ。剣の事よりも、王子の勇気を見せてくださらぬか? 暗く冷たい洞窟の奥にある月の欠片を持ち帰れたら、いい事を教えよう」
といきなり後ろに突き飛ばされ、滝から落ちるハイン。気が付くと沼地に居た。
北にあった洞窟内に居た闇商人から鎧を買い、仕掛けに苦戦しつつも1つの部屋に辿り着いた。
壁に「この宝箱に触れる者、生きて洞窟から抜け出る事なかれ。」 意を決して箱を開けると、シャドウが飛び出した。
シャドウを倒すと、月の欠片が。部屋を出ると、何故か後ろから不気味な老人が。
愚痴を聞かされ勝手に老人は消えた。左に進むと、滝に繋がっていて流され沼地へ。
シャボーの家に戻ると、「月の欠片は王子の勇気の証!!王子なら希望の剣を使いこなせるだろう。」 と誉めつつも、ここには希望の剣は無いと言う。
剣を強くして貰い、王子にベタボレしている鳩から「ワタシダトオモッテタイセツニシテネ。」 と青い卵を受け取る。
シャボーは「木々がカミュの噂話をしていて心配だ。」 と言う。早速木々に話を聞くと、リザードが鍵を自慢していたとか。
橋の辺に行くと、川からリザードが飛び出してきた。難なく倒し、カミュの鍵を手に入れた。


 

633 セレクション 選ばれし者5 sage 2006/03/08(水) 14:45:49ID:dJkgWhlO
森の北にある愛を司るカミュの領域へ。崖道を進むと、塔が。しかし扉は閉まっていて入れない。
泉に女の人の波紋が何か喋りたそうに現れるが、話が出来ない。
近くのトンネルの岩のてっぺんが光っていたので叩いて削ってみると、実はサファイアだった。
手を出すと、イエティが「許しちゃおけねぇ!!」 と襲ってくるので倒し、サファイア入手。
更に、あるトンネルの中の岩陰でインプに襲われるが、何とか撃退。すると
「許してちょーっ!! もう人のモノ取ったりなんかしませーんっ!!」 と手紙を落とす。
その手紙には、沼の主マッドが、泉に姿を映してダベリングを持つ自分としか話せない状態になっている事が書かれていた。カミュが危ない!!

沼地に居るマッドを倒し、ダベリングを入手。まず、近くの南西の泉で使うと、妖精の泉で願いをかなえると人間に生まれ変われるのだと言う。
でも、気に入った人じゃないと…という妖精の質問に答えると、気に入ったらしく暗い所で使うといい妖精のランプを入手。
北東の泉で使うと、カミュの幻が喋り出した。
今は塔の中に閉じ込められていて、マッドから逃れる為にユニコーンの姿に変えていた時に、角を折られてしまったのだ。
マッドはその角で塔の扉を封印してしまったのだと言う。角が無いと元の姿に戻れないので角を探して下さい との事。
マッドは角を持っていなかった。一体ドコに? 困ったハインは教会で祈りを捧げてみた。すると光の玉が現れ、ヴァンパイアが持っている事を教えてくれた。
墓場に向かい、ヴァンパイアをロザリオの力で倒し角を入手。塔の扉に角を突き刺すと扉が開き、角が3階の窓に飛んでいった。
急いで塔を上ると、3階の部屋に美しい女の人が迎えてくれた。
「助けて下さって、ありがとう。お陰で元の姿に戻る事が出来ました。」 と心から感謝される。
更にハインに「母親に会いたいなら、城でロザリオを使うといいですよ」 と教えてくれる。
どうやら希望の剣を持って無いらしく、剣を強くしてくれる。鳩は口は悪いが優しい子で、何度も話せば分かってくれると思うわ、と。
本当に口の悪い鳩で、何度話しても分かってくれないので鳩を掴み上げると、慌てて
「タベテモオナカコワスダケダヨ。コノタマゴアゲルカラユルシテチョウダイ!!」 と赤い卵を差し出した。
じいの所に戻るようにカミュに勧められ、テレポットの魔法でじいの家に戻る事に。


 

634 セレクション 選ばれし者6 sage 2006/03/08(水) 14:48:09ID:dJkgWhlO
帰ってくると、じいが待っていて、「3つの卵を出しなさい」 と言うので出すと、目を閉じてながーい呪文を唱え始めた。
すると、その途端卵がパカッと割れて中から3色のオーラが立ち上ってきた。
白い卵から知恵のオーラ。青い卵から勇気のオーラ。赤い卵から愛のオーラ。
3つのオーラは絡み合って紫のオーラになってハインの剣の中に吸い込まれていった。
「ハインよ、ビックリしたであろう。今お前が持っているその剣こそ、希望の剣ウィッシュなのじゃ。お前には黙っておったがウィッシュとは、知恵、勇気、愛、この3つを磨き上げてこそ存在するものだったのじゃ。今まで騙していてすまなかった。」
と、詫びた後、これからが本当の戦いなのだ。隣の石臼の部屋に地下への入り口が隠してあるという。

その前にサファイアを剣士の墓に届けに行く。彼の言う通りサファイアを使うと「こんなものがこの世に存在していてはいけないんだ!!」と叫んだ途端、青い水滴となって飛び散った。
「王子、お礼にかつて私が身に付けていた鎧を差し上げよう。」 とプラチナの鎧をくれる。
彼から応援を受け、ハインは石臼の部屋へ。石臼を退かすと、そこには梯子が。地下通路へ足を踏み入れた。


635 セレクション 選ばれし者7 sage 2006/03/08(水) 14:52:02ID:dJkgWhlO
少し進むと喋る扉が。そこを抜けると2つの蔦が下がっている。喋る扉の箱のヒントを見ていたハインは蔦の鞘を見つけ摘んでみた。
プッチン!! と種が飛び出した。それを拾い、右の蔦を上ってみた。そこは霧が濃くて見通しの効かない通路だった。
手探りで進んで行くも、グルグルと同じ所を回るだけ。とある曲がり角で霧が濃くて明かりが欲しくなったハインは妖精のランプを「頼む、助けてくれよ!!」と擦ってみた。
すると、妖精が現れ「本当に困ってるようね。貴方の為に近道を作るわ。」 と北の壁に道が出来た。
嬉しそうに妖精が消えていった後、その近道を通って先へ。

城の門の前に辿り着いたハイン。扉は堅く閉ざされており、開けられそうに無い。
箱のヒントを頼りにハインは蔦の種を植え、願いを込めて思わず昔教わったおまじないを口ずさんだ。
「早く芽を出せ、蔦の種。出さぬとハサミでちょん切るぞ!!」
ちょん切られるのが嫌らしく蔦は見る見るうちに上へ上へと伸びていった。上るとバルコニーに。
王妃の部屋を見つけたハインはカミュに言われた通り、ロザリオを使ってみた。花の香りと共に女性が現れた。
母親は「父が邪なものに取りつかれてるので助けてあげて欲しい、そして貴方の部屋の絵を開いてみなさい。」 と言って消えた。
王子の部屋には大きくなったハインを想像した肖像画が。裏を見ると何かが刻まれていた。
「王を支配した闇は、王子ハインを恐れ左右逆の世界に行ってしまった。その世界の入り口は椅子の中に隠されたモノを手がかりに開く」
ハインはリビングのソファーなどを調べていった。すると、王座の脚が折れてしまった。良く見ると、取れた脚が筒になっていて中に巻物が!! シークレットの魔法を覚えた。
リビングにある姿の写らない鏡にシークレットの魔法を使うと、鏡がドロドロ解け始め鏡の枠だけが残りそこに穴が。
左右反対の鏡の世界の城を探索しているうちにバラが咲く庭に辿り着いた。バラを眺めると、
「フフッ ビックリシタ?コノニワノバラハシャベルノヨ!! スゴイデショ。」 どうやら役に立ちそうだ。
とある所のバラが「アノネ…アノネ…ココニハヒミツノツウロナンカナイノ。ワタシタチハゼッタイニミチナンテカクシテナイワ!!」
怪しく思ったハインはバラの根元を掻き分けてみると、やはり隠し通路があり先に洞窟が。
風の吹く洞窟を探索していると、岩の中から梯子が見つかった。降りてみると2つの扉が。
左は天使の絵のついた扉。右の扉には何か文が書かれていた。
「我、世界の始まりに生まれし者をここに封じ込める。しかし根絶に至らず。根絶せしめる者現れるまでここに触れる事なかれ…」
壁と扉の間に隙間を見つけた。鋭い物を刺しこめば…と考え、もしかしたら…と祈る気持ちでロザリオを隙間に刺しこんだ。扉から物凄い光が!! 光が収まると同時に扉が開いた。
全体がほこりっぽい部屋に入った途端、ピクッ!! 今までで感じた事の無い邪悪な力が部屋中にみなぎっている。
壁のほこりを叩いて払うと、竜の壁画が!! その絵の見事さに見惚れていると、目の前に1人の男が現れた。
「ハインよ…よく来たな。流石は私の息子、誉めてやる!! だが、お前の命もここまでだっ!!」 と言いヘネシー王が襲ってきた。
何とか退けると、ヘネシー王から紫色の煙が立ち昇った。やがてその不気味な煙は竜の口へと吸い込まれていった。竜の目が怪しく光る!! 途端に竜が飛び出した!!
「おのれ!! わしの望みはお前が居る限り、果たせぬ。2度と邪魔はさせん!!」 と暗黒の竜が襲いかかる。
戦闘中、竜の一撃がハインの左肩をかすめた。血が左腕を伝っている。ハインは血を拭った。すると、どうだろう…血に濡れたアザは、はっきりと剣に形取られているではないか!!
ハインは何かに導かれるように、剣を左腕に持ち変えた!! そう!! 剣に選ばれし左腕に…!!

激しい戦いの末、ハインは暗黒の竜を倒した。


636 セレクション 選ばれし者8 sage 2006/03/08(水) 14:55:04ID:dJkgWhlO
-エピローグ-
ふと気が付くと、ハインは巨大な竜の壁画の前に佇んでいた。
何と!!壁画の竜に希望の剣ウィッシュが突き刺さっているではないか!!
「ううっ…っ」 その時、ハインの背後でうめき声がした。
「父上!! しっかり…!!」 ハインの力強い叫びに、王は意識を取り戻した。
「あぁ…わしは一体…? 思い出せぬ!! 何一つ… ううっ、まるで長い悪夢を見ていたようだ。ところでそなたは…? その左腕のアザ…それはまさに、剣に選ばれし者の証ではないか!!」
その時、突然物凄い地響きと共に壁画が崩れ始めた。
「父上!! 早くこちらへ!!」 ハインは戸惑うヘネシー王を支えながら、暗く不気味な洞窟から後にした。
2人が鏡の世界から抜け出した瞬間、鏡は跡形も無く砕け散ってしまった。
1つの闇が消え、眩い光がこの国を暖かく包み始めた。
3人の魔法使い達は城を地上に戻し、リッカー国がより平和で豊かな国となるように祈った。

そして…ハインの功績は人々に語り継がれ、ここに新しい伝説が生まれた。

-左腕に希望の印携えし者、世を救い、世を治むる-

始めての投稿なので、読みにくい形になってしまったかも。
主観抜き、通路右ルートで書きました。左でも先には進めますが…
駄文すみませぬ。


 

最終更新:2011年05月02日 21:55