ぼくのなつやすみ2

ぼくのなつやすみ2

Part23-103,105,107,270 part39-536~545


103 :ぼくのなつやすみ2:2006/06/07(水) 04:27:51ID:OXb1LVni
人物紹介

ボク・・・主人公。好奇心旺盛な小学3年生。超人的な身体能力を持つ。

荒瀬家の人々
おじちゃん・・・民宿茜ハウスを経営。大らかな性格。昔は大工だったらしい。
おばちゃん・・・ボクの父親の妹にあたる。明るく活発な性格。
タケシ・・・小学5年生。頼れるアニキ。
シゲル・・・小学2年生。いくじなしだが頭の回転は早い。

相楽家の人々
靖子・・・高校1年生。春から東京の高校へ進学し一人暮らし。母親と不仲。
光・・・小学2年生。占い好きな元気でちょっとへそ曲がりな少女。
じいちゃん・・・富海の診療所の医者。妻と息子は既に他界。

その他
洋・・・中学3年生。ロケットを作り、打ち上げ実験をしている。
サイモン・・・茜ハウスに長伯しているカメラマン。日本語が上手。
女子大生・・・富海に遊びに来た女子大生・・・?
凪咲・・・診療所の看護婦。
船頭さん・・・潮館汽船マリンランナー号の運転手。
静江・・・離婚して家を出た相楽家の母。
入院患者・・・お盆の数日間、診療所に入院している少女。何故か夕方しか会えない。
谷口・・・無口な元潜水夫。富海の海底で探し物をしているらしい。
保田・・・夏の終わりに富海にやってきた謎の人。
オオカミじじい・・・炭焼き職人。洋の父。昔、絶滅したオオカミを探していたらしい。

※ぼくのなつやすみのボクくんと、2のボクくんは別人です。

105 :ぼくのなつやすみ2:2006/06/07(水) 04:30:21ID:OXb1LVni
昭和58年8月1日
主人公のボクは母親が臨月のため、8月の間富海で民宿を営む叔父の家に預けられることになった。

富海へ向かう船の中で、もう一人の乗客のお姉ちゃんがボクに話しかけてきた。
お姉ちゃん-靖子はこの春から東京の高校へ進学し、今日富海に帰ってきたそうだ。

港へ着くと、おばちゃんたちがボクを出迎えてくれた。会うのはかなり久しぶりだ。
サイモンに記念写真を撮ってもらい、茜ハウスへと向かった。

案内された部屋は物置として使われていたらしく、布団がたくさん積まれていた。
夕飯までまだ少し時間があったので、外を探検してみたら
家の近くの小川にタケシとシゲルが立っていた。
どうやら獲物のザリガニを探しているようだ。
川の近くには廃屋があり、中にはすっごいエッチな本も・・・。

夕飯の時間になり、おじちゃんが迎えにきた。ご飯はいつも海の家で食べているそうだ。
ご飯を食べ終わり自由研究の話になったが、予定していた家の前の交通量の調査は
富海では出来ないらしい。というのも車が全く走っていないから・・・
自由研究は結局昆虫採集をすることになった。タケシたちは朝顔を育てるらしく、
ボクも参加して誰の朝顔が一番早く咲くか競争することになった。
咲いた朝顔はカメラマンのサイモンが写真に撮ってくれるらしい。

部屋に戻ると机の上にプラモデルの箱が置かれており、中には何故か昆虫採集セットが入っていた。
今日あった出来事を絵日記に書き就寝。

107 :ぼくのなつやすみ2:2006/06/07(水) 04:32:38ID:OXb1LVni
8月2日
朝食の時間になっても、タケシとシゲルがいない。
おじちゃんとおばちゃんの話によると、近所の中学生の作ったロケットを見に行っているそうだ。
おじちゃんは危ないからと心配しているが、おばちゃんは応援しているようだ。
結局ロケットは打ち上げに失敗して墜落したらしい。
朝食後に靖子姉ちゃんがアイスを買いに来た。後で公園の坂の上にある靖子姉ちゃんの家に行くことになった。
お姉ちゃんの家はお父さんとお母さんがいない家で、おじいちゃんと暮らしているらしい。
お姉ちゃんの部屋は鍵が掛かっていて、鍵はお母さんが持っていったので玄関からは入れないらしい。
お姉ちゃんにいつでも自由に部屋に出入りする許可をもらった。

坂を更に上ると診療所があり、中にはおじいちゃんと看護婦のお姉さんがいた。
この診療所はかなり暇だそうだから、毎日遊びに行くことにした。
おじいちゃんに肩叩きをしてあげたら、お駄賃を10円もらった。

その後は森を探検。そして木の上に秘密基地を発見。タケシとシゲルの基地だそうだ。
ここで虫相撲をして遊んでいるらしい。ボクも今日から虫相撲に参戦。
カブトやクワガタのいそうな木に砂糖水を塗ったり、蹴飛ばしたりすることで捕まえられるそうだ。

夕方、船着場で船頭さんと看護婦のお姉さんが話をしていた。
船頭さんはどうやらお姉さんのことが好きらしい。

夜、お姉ちゃんの部屋を訪ねると、お姉ちゃんは音楽を聴いていた。
これはお姉ちゃんのお父さんが趣味で集めていたレコードの中でも
特にお姉ちゃんのお気に入りの曲だそうだ。
ちなみに、お姉ちゃんのお父さんは絵描きをしていたんだとか。

270 :ぼくなつ2:2006/06/28(水) 05:21:58 ID:VXWyFNbo
8月3日
今日は虫を捕まえたり、じいちゃんの肩叩きをして過ごした。
夕食のとき、昨日のロケットの話が出た。
どうやらロケットの部品が見つからなくて、困っているらしい。

そういえばここの海ではクラゲを見かけないと話したら
おじちゃんが潮の関係であまりクラゲは出ないと教えてくれた。
クラゲは怖いけど、かわいいと思うのはボクだけ?
その夜クラゲの夢を見た。

8月4日
朝食後、光がアイスを買いに来た。
光はシゲルによくイジワルされるらしい。何故だろう?

今日は靖子姉ちゃんと富海を探検。
おみくじ地蔵や、お墓の3秒ルールを教えてもらった。
その後お姉ちゃんの幼馴染の家へ行った。
お姉ちゃんはひたすら嫌がってたけど、留守だったみたい。
その子とは歳が1つ離れてたから、お姉ちゃんが小学校に上がってからは
全然遊ばなくなっちゃったらしい。仲直りすればいいのに。

夜、診療所へホタルを見に行った。川の近くをホタルが何匹も舞っていた。

536 :ゲーム好き名無しさん:2008/07/07(月) 14:34:37 ID:rRhkpP1F0
お待たせしました。予約していた「ぼくのなつやすみ2」のストーリーを投下します
ゲーム中の行動によりストーリー内容が変わるので、前後している部分があります
wikiの続きから始まっていますが、日記形式ではなくなってしまいます。ご了承ください

537 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14:35:34 ID:rRhkpP1F0
靖子と幼馴染の家に遊びに行った翌日、墓場に行くと中学生くらいの少年が探し物をしていた。
どうやら、ロケットを探しているらしい。
そう。彼こそがロケット少年として富海を騒がせている人物であり、靖子の幼馴染、洋だったのだ。


民宿に女のお客さんが来たが、誰もいなかったためにボクが応対。
「あんた何者?」と問うボクに、「自分から名乗りなさいよ、小学生」という
前作プレイ者をニヤリとさせるやりとりをし、ボクが「お姉ちゃんは・・・大学生?」と聞く。
女のお客はそれを否定も肯定もせず、おばちゃんに挨拶するために正面玄関へと向かった。
その途中、彼女は「私の名前、芳花っていうんだ。よろしくね!」と名乗った。

彼女は「来るのかどうか分からない誰か」を待っているらしい。


靖子たちのじいちゃが元気無いらしい。看護婦の凪咲も孫たちも、おばちゃんも心配している。
じいちゃはこの頃、奥さん(靖子たちの祖母)の夢をよく見るという。
ボクは呑気に「拾った物でも食べたのかな」なんて日記に書いている。


光に富海を案内してもらったら、なぜかシゲルが不機嫌そうにしていた。

看護婦の凪咲は、日曜日にデートしているらしい。
それを船頭さんに言うと、黙り込んでしまった。


夕方になると、誰も入院していないはずの診療所に、靖子と同い年くらいの女の子が現れる。
名前を聞いたが、「ふふっ・・・教えないよ。キミが驚くから」と言った。
心臓の病気を患っているが、最後まで良く分からなかったらしい。
「ねえ、君は悲しいこと平気かな・・・」
ボクは彼女を「座敷童子みたい」「ふわふわしていて空気みたい」と評す。
夕方以外の時間帯にはなぜかおらず、じいちゃに聞いても「あそこは長い間昼寝以外では使われていない」
と言われる。
彼女と仲良くなっていると、肩叩きを頼まれるので、してあげる。
彼女はお駄賃として50円玉をくれるが、それはボクが生まれる前に使われていた古い硬貨だった。

538 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14:36:17 ID:rRhkpP1F0
洋は靖子の事を気にしてはいるものの、小学校に上がってから疎遠になってしまったため、
会うのが気まずいらしい。「勇気がないんだ」と冷やかすボク。
ムッとした洋は、今夜、靖子に会いに行くという。もちろん、ボクを引き連れて。

洋と一緒に靖子の部屋に訪れると、彼女は驚愕し、動揺を隠せない様子だった。
2人が疎遠になったきっかけは、靖子が小学校に上がったからだった。
靖子と洋はお互いに、一緒に小学校に上がるものだと思っていたが、実は靖子が1つ年上だったのだ。
小学校へは船で通うため、洋はそれからずっと一人ぼっちになってしまった。
一方、靖子は学校で出来た、それも初めての女の子の友達に浮き足立ってしまい、
翌年、やたら無口な洋が船に乗ってくるまで彼の事を忘れてしまっていたことを謝罪する。
一度話し始めると、ぎこちないながらも昔を思い出し、打ち解けることが出来た。

別れ際、洋は「さよならの時に使う決まり文句があったと思うんだけど?」と言う。
靖子は「もう、覚えてないよぉ!」と笑い飛ばす。

それからは、受験を控えている洋の元に靖子が押しかけ、ほぼ毎日家庭教師をするようになる。
洋は国語、社会、英語は目も当てられないが、数学と理科は天才的らしい。

靖子は、受験のときのおまじないを洋に教える。
「私みたいな根暗な天邪鬼は、おまじないも否定して唱えるの。
“受かる、受かる・・・”じゃなくて、“落ちない、落ちないって・・・”」

539 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14:36:53 ID:rRhkpP1F0

民宿に、新しいお客さんが来た。何でも、靖子と光の母親だという。名前は静江。
「どうして靖子おねえちゃんの家に行かないの?」と問うボクに、彼女は笑ってこう答えた。
「私ね、靖子ちゃんに嫌われてるの」
彼女は夫(靖子と光の父親)の墓参りのために、富海に帰ってきたのだという。
娘の靖子もまたこう言った。
「私、お母さんと仲・・・悪いんだ」

静江は東京に帰る前に、ボクに少しずつ話を始めた。
靖子たちの父と喧嘩して、家を飛び出したこと。
その時に、家族に無断で家の鍵を東京に持って行ってしまったこと。
その後、喧嘩別れしたまま夫と死に別れてしまったこと。
悲しい気持ちで海を見ていたら、海の遠くに稲光が見え、その幻想的な風景を忘れられないこと。
交通遺児の奨学金団体に勤めているが、自分の子供を不幸にしてしまっている、
「ちょっと悪い正義の味方」であること。
そして、いい人に会うためには、自分もいい人でなければならないこと、を。
(ちなみに、静江がいる間のある日に光と話すと、「お母さん(静江)の東京にいる家族と住んでみたい」
と言っているので、向こうで再婚しているようです)

ただ1人、静江を見送るボク。
静江が使っていた部屋に入ると、テーブルの上に鍵が置いてあった。
靖子に見せると大きなショックを受けた様子で、「お母さん・・・お母さん!」と叫び、道路に座り込んでしまった。
鍵の正体は、相楽家の懸案事項であった、靖子の部屋とリビングを繋ぐものだった。
(それまではリビングへは道路から、靖子の部屋へは庭に回りこまなくては入れなかった)

静江は何を考えてその鍵を持ち出し、そしてどんな気持ちで今日、それを返したのだろう。
靖子はどんな気持ちで、母がいる東京の高校への進学を望んだのだろう。


診療所には、あの色白の女の子と、じいちゃがいた。
「靖成は元気か?」
「ええ。相変わらず、毎晩星を見ていますわ」
お互い、懐かしそうに話している。
まるで、昔からの知り合い、いや、恋人のように・・・。
それからというもの、じいちゃはみるみる元気になった。

540 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14:37:41 ID:rRhkpP1F0
おじちゃんは昔、大工をやっていたが、
高いところが苦手だったために辞めてしまったらしい。


タケシは将来、学校の先生になりたいらしい。
きっかけは、体育の先生が、鉄棒が苦手な女子生徒のために、鉄棒のテストの際、
彼女が得意なピアノを弾かせて合格にした(こじつけると、指を使うから)、というエピードかららしい。


船頭さんは、看護婦の凪咲を花火に誘ったが、
「船長さんの好意にはお応えできないんです」と謝られてしまう。


洋にバルブを3つ渡すと、靖子と仲直りさせてくれたお礼に、とロケットに名前を書かせてくれる。


テレビのニュースで、金塊強盗事件が、8月29日で時効になることを告げていた。


また民宿にお客さんが来た。今度は無口な、谷口というおじさん。
少し寂しげで無愛想だけど、悪い人ではなさそうだ。
昔、潜水夫をやっていたらしい。
その日、芳花がどこかに電話をしていた。


靖子の部屋はプラネタリウムのようになっているが、それは元々父親の部屋で、
家族の反対を押し切って改築したものらしい。
「うちはあまり裕福じゃないのに、お金の当てでもあったのかなあ・・・?」
と首を傾げる靖子。そして、こう続けた。
「そういえば、お父さん、海ですごいものを見付けたって言ってたっけ」

541 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14:38:14 ID:rRhkpP1F0
ボクは奥沢で、オオカミじじいと呼ばれる人物と会う。
彼はあのロケット少年、洋の父親だという。
今は炭焼き職人として生活しているが、嘗てはオオカミを追いかけていたので、
こんなあだ名で呼ばれているらしい。
(子供たちの間では、狼と素手での格闘の末に殺し、食べてしまった人物として恐れられている)


地震によって洞窟の入り口を塞いでいた岩が崩れ、入れるようになっていた。
中にあるのは深い縦穴・・・。好奇心旺盛なタケシとシゲルの兄弟は、真っ先に見に来ていた。
タケシは「男は度胸だぜ!」と震える声で穴に入る決意をしていた。
夕食の時間になると、シゲルが「お母ちゃん!」と泣きながら走って帰ってきた。
「お兄ちゃんが、穴に落ちちゃった!!」
ロープを吊るし、おじちゃんがタケシを救出。幸いにも、怪我は足の捻挫くらいだった。
おばちゃんは泣きながら、無茶をしたタケシを叱った。

この事件の後、おじちゃんは必死だったせいか、高所恐怖症を克服したようだ。
(おじちゃんが大工を辞めたのは、この高所恐怖症が原因だった。民宿2階の渡り廊下でさえ怖かったらしい)

ボクがこっそりこの穴の中に降りてみると、お菓子の空き箱だろうか。四角い缶があった。
中を開けてみると、金色に輝く板がいくつも出てきた・・・。


虫相撲でタケシの秘密兵器に勝ったボク。
仲間として正式に認められ、トッテン山の入り口を教えてもらった。
これでタケシとシゲルと親友になれたのだ。

542 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14:38:58 ID:rRhkpP1F0
またまた新しいお客さんが来た。
・・・と言いたいところだが、あいにく部屋は満室(サイモン、芳花、谷口の3部屋)なので、
浜辺でテントを張ることにしたようだ。
話してみると、芳花の知り合いだという。しかも、片想いの芳花を追って来たとか何とか・・・。
仕事は公務員で、「人の役に立つ仕事」。こればっかりは自信があるらしい。
名前は保田。メガネの、真面目そうな男の人だ。


谷口は何か探し物をしに富海に来たらしい。
海の中にあるものなのか、何度も潜っては「無いなあ」とため息をついている。


芳花の部屋に、谷口の写真が置いてあった。
ボクは、芳花が谷口を好きなのではないかと推測する。


オオカミじじいと親しくなっていると、狼の話をしてくれる。
本当に狼と格闘したらしく、あわやという時に崖に投げ飛ばした。
慌てて見に行ったが、どこを探してもその狼の死体は見つからなかったという。
それ以来、空しくなって彼は狼を探すのをやめたのだった。

彼が行き着いた結論は、「狼はそこらじゅうにたくさんいるが、人間と住んでいる次元が違うので、
人間の目で見ることはできない。狼の遠吠えは、彼らの次元に迷い込んだ人間を、元の次元に返すための
ものだ」というものだった。
(ちなみに、靖子たちの家で飼われている犬が教えてくれる隠しマップにて、イヌ科の動物の古い死骸を
見つけるイベントがあるが、それがその時の狼なのか、ただの野犬なのかは不明)


夕方、診療所にあの色白の女の子が来ていた。
「君にとって、とても辛い事が起こるけど、みーんないずれ幸せになる。きっと大丈夫だよ」
そう言うと彼女は・・・

ボクの目の前で消えてしまった。
(ちなみにボクくんは驚く様子もなく無反応)

543 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14:39:37 ID:rRhkpP1F0
みんなで花火をしたり、釣りをしたり、洋のロケットがまた失敗したり・・・と、
のんびり楽しく残りの夏休みを過ごすボク。
ある日、朝から芳花と保田が、谷口を探していた。
息を切らせているところを見ると、急ぎの用なのだろうか?

夕方、船着場では、芳花と保田に連れられて、項垂れる谷口の姿があった。
「おじちゃん、どうしたの?」
そんなボクの問いに答えてくれる大人は、誰もいなかった・・・。
芳花と保田、谷口は何も告げずに、民宿を後にした。

谷口は金塊強盗の犯人の1人だった。
時効直前に、警察である芳花と保田によって捕らわれてしまったのだ。

(これは物語中にははっきりと語られないので、あくまで憶測ですが、
谷口は母親の手術費のため(?)に金塊を取りに来ましたが、靖子の父がその金塊を見つけ、
彼によって隠し場所を変えられてしまったようです)
(あと、超蛇足ですが、谷口を探す保田に、「1号室の男を見なかったか?」と聞かれます。
しかし、谷口は3号室の客であり、1号室を使っているのはサイモンです。
芳花はちゃんと「3号室の・・・」と言うので、制作側の間違いなのか何なのかは不明です)


洋は未だに「さよならの時に使う決まり文句」を思い出せないでいた。


そろそろ夏休みも終わりという頃、凪咲とサイモンが訪ねてくる。
驚く全員の前で、2人は結婚するという報告をした。

その直後、ボクのお父さんから電話が来た。
ボクの弟が、とうとう生まれたのだという知らせだった。

544 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14:40:28 ID:rRhkpP1F0
芳花が帰ってきた。自分が警察であることを黙っていたことで、結果的に民宿のみんなを
騙した形になってしまった事を謝罪するために。
ついでに、今回の件で夏休みが貰えたため、せっかくなので気に入ってしまった富海に来たらしい。
(ちなみに、ボクはまだ芳花を女子大生だと思い込んでいます)

夕食時に、タケシがおじちゃんに「大工の仕事に戻りたいんだろ?」と言う。
おじちゃんは肯定し、まだ動ける自信もあったが、給金が駆け出しの連中と同じになってしまうため、
食べていけなくなるのを心配している。
タケシは、「この民宿をオレにくれよ」と言う。
タケシが高校を出るまでの7年間だけ民宿を続けて欲しい、と。
あとはおじちゃんが大工に戻ろうがなんだろうが、関係ない、とも。

靖子もボクも、翌日には帰ってしまうということで、浜辺でお別れパーティをすることになった。
パーティに行く直前、タケシとボクは夏の間のお礼を言い、無言で握手をした。

船頭さんも誘ったが、彼は断った。サイモンと凪咲が参加するので、遠慮したのだろう。
光はボクの家に遊びに来る気満々のようだ。

ふと、洋が「さよならの時に使う決まり文句」を思い出す。
それは特別な言葉ではなく、「ま・た・あ・し・た」というものだった。
一緒に遊んだ後の、別れの挨拶代わりのその言葉が、洋はとても嬉しかったという。
明日には帰らなくてはならない。靖子は膝を抱えてうつむいた。

最後に、芳花がギターを弾きながら短い歌を歌ってくれた。


みんなに見送られ、靖子とボクは船で帰っていく。
寂しい気持ちで港を後にする2人の背後から、ロケットが打ち上がった。
洋が見送り代わりに打ち上げてくれたのだ。
不安定な軌道を見、靖子は「落ちない、落ちない・・・」とおまじないを唱える。
ロケットは、雲を突き抜けた。
靖子とボクは抱き合って喜び、見えなくなるまでそれを眺めていた。

545 :ぼくのなつやすみ2:2008/07/07(月) 14:41:54 ID:rRhkpP1F0
エンディング
●ベスト・・・月に“ボク”と書かれたロケットが落ちている。
●ノーマル・・・マリンランナー号(船頭さんの運転する船)のアナウンスが流れる。
●バッド・・・何も無かった夏休み。


補足
※エンディングは、「洋に渡したロケットのバルブ」「イベント」の数によって変化します。
3つ渡した→ベスト、3つ未満渡したor渡していない→ノーマル、イベントを全く起こさない→バッド

※夕方の診療所の入院患者は、じいちゃの奥さん(靖子たちの祖母)です。
断言されてはいませんが、いつも窓の外を見て何を考えているのかの問いに
「家のこと」と答えたこと(窓の外には靖子たちの家が見える)や、庭のミカンの木の話、
じいちゃとの会話からそう考えて間違いではないでしょう。

※靖子と洋のイベントは、ほとんどボクがいることで進展しますが、関わらなくても勝手に進みます。
(墓場の洋を無視しても、民宿に牛乳を買いに来るイベントが発生して顔見知りになるし、
靖子と洋を会わせなくても、いつの間にか仲直りします)

※ストーリー内ではサイモンにほとんど触れていませんが、実際は色々な小イベントに関わります。
上記で「看護婦の凪咲は、日曜日にデートしているらしい」とありますが、サイモンも「日曜日にデートなんだ」
と言う日があります。上記では敢えて書きませんでした。
船頭さんと昼食の話で喧嘩になったり、芳花とちょっと電波な会話をすることもあります。

※靖子の部屋にある絵は、絵描きだった靖子の父親が描いた物で、金塊の隠し場所のヒントになっています。

※書いていませんが、前作にも登場したお坊さん(同一人物かは不明)が出ます。

※ちなみに、洋の声は前作のボクくんです(前作にも出ている声優は何人かいますが、特筆すべきはこれでしょう)。

最終更新:2008年07月08日 01:41