グレゴリーホラーショー ソウルコレクター

グレゴリーホラーショー ソウルコレクター
>>24-97~103

97 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/08/06(日)11:46:31ID:413B1/h/
グレゴリーホラーショー書きます。
当方アニメは未見なので、補足・訂正等ありましたら遠慮なくお願いします。

98 :グレゴリーホラーショー ソウルコレクター◆GC5Ukt1TNc:2006/08/06(日)11:54:44ID:413B1/h/

主な登場人物

■主人公:あなた自身。家に帰る途中のはずが、なぜか怪しげなホテルに迷い込んでしまう。
■グレゴリー:ホテル『グレゴリーハウス』の支配人。うさんくさい老ネズミ。
■ネコゾンビ:主人公の隣室に閉じ込められていた、元・貴族の飼い猫。鍵を開けてくれた主人公に、さまざまな助言を与える。
■キャサリン:採血大好き看護婦トカゲ。主人公から採血しようと追いかけてくる。
■グレゴリーママ:グレゴリーの母親。御歳800歳(もしくはそれ以上)。美容の薬と称して、迷えるタマシイを喰らっている。
■死神:迷えるタマシイの未練を断ち切って開放している死神。元の世界へ帰す代わりに、タマシイを集めるよう主人公に依頼する。

その他、大勢の宿泊客
*このゲームのキャラクターは、二頭身のペーパークラフトのような外見をしている。
なおかつ、動物だったり天秤だったりサボテンだったりで、まともな人間の姿をしているのは主人公だけ。



用語解説

■宿泊客:逃れられない苦しみから逃れるため、永遠にホテルに留まることを選んだ人たち。
■迷えるタマシイ:瓶詰めのタマシイ。正気を失った客のなれの果て。本来はグレゴリーママのものだが、
宿泊客たちが無断で持ち出している。
■ホラーショー:タマシイを奪われた宿泊客たちが、怒って主人公に仕掛けてくる得意技。


99 :グレゴリーホラーショー ソウルコレクター◆GC5Ukt1TNc:2006/08/06(日)12:05:52ID:413B1/h/
第一夜 グレゴリーハウス

『あの月の無い夜、気がつくと私は霧の立ち込める深い森の中を歩いていた。なぜ?どうしてこんなところに?
確か、家に向かって歩いていたはず…。その時、目に入ってきたのが、あのホテルの明かりだった。』
「お泊りでございますか?このような夜更けにおいでくださるとは、道にでもお迷いになりましたかな?それとも人生にお迷いに…?」

支配人グレゴリーに出迎えられ、有無を言わさずこのホテル『グレゴリーハウス』に泊まらされることになってしまった主人公。
用意された部屋で眠りにつくと、夢の中に死神が出現。元の世界に戻る方法が分からないという主人公に、
迷えるタマシイを集めてくれたら帰る道を開いてやろうと約束する。ここでいったん目を覚ます主人公。
主人公の隣の部屋には、ネコゾンビが閉じ込められていた。鍵を開けてやると、ネコゾンビは、タマシイは宿泊客たちが持っていること、
一筋縄では手に入りそうも無いこと、手に入れるためには宿泊客をストーキングして弱点を見つけ出せばいいこと、などを教えてくれる。
そして自分が持っていたタマシイを譲り渡してくれるのだった。
続いて主人公は、採血大好きナースの『キャサリン』、究極の二択を迫る天秤野郎の『審判小僧』からタマシイを入手。
審判小僧は快くタマシイを譲ってくれたが、キャサリンは怒って主人公から採血しようと追いかけてくる。ホラーショーの幕開けだ。



第二夜 狂気の先端

グレゴリーとキャサリンが、主人公のことで話し込んでいる。生かさず殺さず頼むというグレゴリーだが、
キャサリンは殺る気満々。彼女の巨大注射器は、ベッドを貫いていた…。

ホテルの二階が開放され、新たな宿泊客がやってきた。失くした人形を捜し続けている少女『ロストドール』、
熱いハートの西部の男を気取っているが実は小心者の『カクタスガンマン』と妹の『カクタスガール』、
頭に刃物が刺さっているのに気づかずに貧血で倒れてばかりいる『ミイラ父ちゃん』と『ミイラ坊や』の3組だ。
決闘を迫られたり(主人公が♀だと口説かれたり)、怪しげなクスリを飲まされたりするホラーショーに苦しめられつつも、
主人公はそれぞれの弱点を盗み聞きして、首尾よくタマシイを手に入れる。

100 :グレゴリーホラーショー ソウルコレクター◆GC5Ukt1TNc:2006/08/06(日)12:12:13ID:413B1/h/
第三夜 見えざる真実

グレゴリーの前にカエル占い師(セーブ部屋の人)が現れ「お前はいつか滅びの炎に包まれる」と不吉な予言をする。
取り合わないグレゴリーだが、審判小僧に「ママが君の事を捜していたよ」と聞かされた途端ガクガクブルブル((((;゚Д゚)))。
管理不行き届きのせいでタマシイを宿泊客に持ち出されたことがバレたグレゴリー、ママに呼び出しを食らう。
「ここの扉の鍵は開けたくなかったわい」、そうつぶやいて地下への扉を開放するグレゴリーだった。

地下から新たに三名の客が現れる。自分の料理に絶対のプライドを持つ『地獄のシェフ』、
頭がルーレットになっている『ルーレット小僧』、謎の電影回遊魚『TVフィッシュ』。
ルーレット小僧のはた迷惑な双六ゲームに付き合わされたり、地獄のシェフに料理の材料にされそうになったりしながら、
タマシイを手に入れようと奔走する主人公。地下探索の途中、主人公は開かない扉を発見。
その先に何があるのかは地図にも記されていない…というか、破れている。この扉の先に何があるというのか?
ともかくタマシイを回収することに成功。


第四夜 道の行方

棚にずらりと並んだタマシイ――ここはグレゴリーママの部屋。グレゴリーが物凄い勢いで叱られている。
グレゴリーママは、自らの若さと美貌の秘訣であるタマシイを、ひとつたりとも逃すなと命じる。
「ママのご機嫌を取るのも楽じゃないわい」、愚痴をこぼしながら立ち去るグレゴリー。
「あの客のせいで叱られっぱなしだわい!しかしまあ…もうすぐママの餌食になるのは目に見えていますが…」

例によって新たな客。かつては時の支配者でありながら今では力を失い始終飲んだくれている『クロックマスター』、
そんなダメ親父を支える孝行息子の『マイサン』、天使と悪魔の顔を持つ(しかし、違いはあまり無い)『デビル/エンジェルドッグ』。
追跡者の数が増えたこともあって出歩くだけでも一苦労だが、どうにかしてタマシイを手に入れる主人公。
そして遂に最後のタマシイを持つ宿泊客、審判小僧を率いる親分『審判小僧ゴールド』が姿を現す。

審判小僧ゴールドの元を訪れた主人公は、「最後の審判」に挑む。
これまでの覗きの成果を問われる問題に見事全問正解した主人公は、
まだ現実を見つめる力と試練に耐える精神力があると認められ、はなむけにタマシイを贈られる。
いつものように夢の中で死神にタマシイを手渡すと、死神は「閉ざされていたロビーの正面玄関から外に出られる」と教えてくれた。
そして主人公が集めたタマシイがすべて開放される。


101 :グレゴリーホラーショー ソウルコレクター◆GC5Ukt1TNc:2006/08/06(日)12:16:54ID:413B1/h/
第五夜 脱出の時

グレゴリーママの部屋。グレゴリーの報告を受け、主人公がタマシイを集めていたこと、
すでにタマシイは開放されてしまったことを知ったママは激怒する。
「おのれ!こうなったら奴自身をタマシイにして飲み込んでやるよ!」

主人公が目を覚ますと、ホテルにはネコゾンビしか残っていなかった。
ネコゾンビは、主人公がここまでやるとは思っていなかった、
他の客と同じように立ち向かうことに疲れてホテルに居ついてしまうだろうと思っていた、と語る。
「ありがとうニャ、僕も決心がついたニャ」

正面玄関から脱出しようとする主人公。だが…扉が開かない!?背後からグレゴリーママが迫る。
「あんなことをしたのに逃げられると思っているなんて、いい度胸じゃないか。だがそうはいかないよ!」
グレゴリーママの攻撃を受けて気を失う主人公。そのとき、ネコゾンビの声が聞こえてきた。
「何をしているニャ…早く立ち上がるニャ」「あの扉の向こうには、君の帰りたい世界があるニャ」
主人公が意識を取り戻すと、拷問部屋のようなところに一人で倒れていた。今の声は気のせい?
どうやら例の地下の開かずの扉の向こうにいるらしい。
グレゴリーママの部屋で見つけた鍵を使って、再度脱出を試みる主人公。
ロビーに出ると、背後で鉄柵が降りて退路が絶たれてしまう。再びグレゴリーママが襲ってきた。
攻撃するすべも無く主人公が逃げ回っていると、ママの攻撃で扉が壊れた。外へ飛び出す主人公。
後ろでママが叫んでいる「お前だけは…お前だけは決して逃がしゃしないよ!!」

現実へ帰ろうとする主人公。しかしその前にグレゴリーが立ちふさがる。
「どこへ行かれるのですか、お客様?お戻りください、その先にはつらい現実しかないのですぞ」
しかし主人公はグレゴリーに背を向け歩き出す。
幽霊と化してなおもしつこく付きまとってくるグレゴリーの言葉に耳を貸さず、主人公は走り続ける。そして…


102 :グレゴリーホラーショー ソウルコレクター◆GC5Ukt1TNc:2006/08/06(日)12:22:44ID:413B1/h/
第六夜 ネコゾンビ

ようやくグレゴリーを振り切った主人公を死神がお出迎え。このまままっすぐ行けば現実に戻れるという。
しかし、ネコゾンビのことが気になった主人公はホテルに引き返す。ネコゾンビは自室で足枷につながれていた。
「一緒に行こうって?それはできないニャ…この足枷は僕の苦しみ、苦しみから目をそらすことはできないニャ」
ネコゾンビが足枷をはずすと、痛々しい傷跡があった。主人公はその傷跡にハンカチを巻いてあげる。
「同情はやめてくれニャ、さっさと行くニャ…君はもう決めたのニャ、振り返らずに行くニャ」
主人公が出て行くと、ネコゾンビは何事かを決意したかのようにハンカチを首に巻きなおす。

グレゴリーママの部屋。あいつが逃げちまうよ!と怒るママだが、今から追いかければまだ間に合う、と余裕のグレゴリー。
そこへネコゾンビが登場。手にしたロウソクでホテルに火を放つ。
「幸せなだけの夢を見るのは疲れたニャ…もう終わりにするニャ」
炎上するホテル。すべてのタマシイが開放されていく。スタッフロールとともに主人公の独白。

『今なら分かる。あのホテルは現実から逃げ出した私の心の迷いが作った幻の世界だったのだ。
でも、そこから出て現実に帰るということは、寒風を一身に受け苦しみに立ち向かうということ。
これから先、現実に立ち向かうことに疲れたら、私は再びあのホテルを訪れることになるだろう。
その時が来たら、今度こそ…今度こそ現実に戻ることは無いだろう…(うろ覚え)』

スタッフロール後、焼け落ちたはずのホテルが見る見るうちに元通りになっていき…

「お帰りなさいませお客様。分かっておりましたとも、戻って来てくださると。
だいぶ現実にお疲れのようで…ごゆっくりお休みくださいませ、ヒーヒッヒッヒ…」

                          ――WelcometoGregoryHouse!――

103 :グレゴリーホラーショー ソウルコレクター◆GC5Ukt1TNc:2006/08/06(日)12:26:45ID:413B1/h/
要約。
迷界のホテルグレゴリーハウス。それは人生に迷った人が訪れ、心の疲れを癒す場所。
しかしその実態は、正気を失うまで閉じ込められ、瓶詰めのタマシイとなってグレゴリーママの餌食にされる恐怖の館。
だが、管理が杜撰なのをいいことに、宿泊客(永遠にホテルに留まっている連中)たちが無断でタマシイを持ち出していた。
このホテルに迷い込んでしまった主人公は、もとの世界に戻るため宿泊客が隠し持つタマシイを集めることに。

宿泊客から逃げ、隠れ、時にはバナナの皮で反撃しながらどうにかノルマを達成する主人公。
グレゴリー母子の妨害に遭いながらも、脱出の道が開かれた。
唯一心を通わせた宿泊客のネコゾンビを誘って脱出しようとするが、何事かを決意したネコゾンビはこれを拒否。
自分も運命を断ち切ることにしたネコゾンビは、ホテルに火を放つ。
炎上するホテルをあとに、現実への道をひた走る主人公。
しかし、生きることに疲れ、現実逃避してくる人間がいるかぎり、グレゴリーハウスは無くならないのだった。


余談ですが、グレゴリーの中の人は茶風林。あと、回復アイテムが「赤・黄・緑のハーブ」だったり「栄養ドリンク」だったりします(w

最終更新:2006年12月07日 03:56