エースコンバット3 エレクトロスフィア

ACECOMBAT3electrosphere

>>21-708~709・712~713・716・721~725


708エースコンバット3sage2006/03/10(金) 00:51:21 ID:mjGKS3iu
とりあえず世界観:

企業が国際的に吸収合併や淘汰を繰り返してきた未来、世界はその弱肉強食のピラミッドの頂点に立った
ある一つの超巨大企業によって牛耳られていた。その名は“ゼネラルリソース社”(以下、GR社とする)。
その力は“揺り篭から墓場まで”と称されるように、生活用品から工業、食料、建設から電気、ソフトウェア、ネットワークなどありとあらゆる物品、サービスをほぼ独占販売することを可能としていた。
一つの企業に生活の全てを握られるということは、その企業に従わなくては生きていけないことに等しい。
そうして、国家という物は形骸化し、単なる地域の区分に成り下がった。
GR社の天下は長く続き、肥大化したまま競う相手のいなくなったその組織は既得権益を守るために少しずつ保守化、硬直化していく。
そんなGR社の隙をつくようにして現れたのが、新興勢力である“ニューコム社”。
情報ネットワーク産業を主業務とするこの会社は、科学至上主義を掲げ、過激ともいえる開発により
ソフトウェアやバイオネットワークなどに数々の斬新な商品を生み出していった。
その技術力はGR社を凌駕するものであり、GR社の保守的な商品に厭いていた人々は
積極的にこれを受け入れ、GR社のパイを奪う形でニューコムは急激に成長していく。
それに脅威を感じたGR社は、様々な手段を用いてニューコムに攻撃をかける。
その手段は、ネガティブキャンペーンのようなイメージ戦略はもとより、傀儡である新国際連合共同体“NUN”を
介して合法化した上での私設軍隊による直接攻撃など、多岐に至っていた。
当然、ニューコムもまた、私設軍隊を使ってのGR社への反撃や、NUNへの自社系議員の送り込み
などによる対抗を行う。
こうして、全世界に拠点を持つ2大企業の対立に端を発する紛争は、世界各地に広がっていくこととなる。

事態が一向に解決の気配を見せない中、NUNの下部組織である治安維持対策機構“UPEO”代表に
GR社、ニューコム社どちらにも属さない“ガブリエル・w・クラークソン”議員が就任する。
双方と対等に話をすることのできる数少ない人物である彼は、UPEOの役割を再度明確化し
紛争を止めるべく双方への軍事的、外交的な行動を開始した。

そんな中、極限状態まで張り詰めたGRとニューコムの対立の糸がついに切れ、ニューコム社は
GRに対し表立った大規模な軍事行動を開始した。
紛争の拡大を阻止すべく、UPEO所属のパイロットであるプレイヤーは指示を受け、同僚と共に
ニューコム戦闘機を撃墜するため出撃した。

以上。こっからゲームスタート。
続きはまた。

709エースコンバット3sage2006/03/10(金) 01:22:45 ID:mjGKS3iu
以下、人物紹介(一部)。残りは適時紹介:

UPEOの出動部隊は四機。
一番機に乗ってるのが“紘瀬玲名”とかいうジャポネ。通称“レナ”。
激しく飛行機操縦の天才で、9歳で当時GRでパイロットとして
GRに入社したという幼女パイロットです。でもゲーム開始時は19歳。
この人、シルバーストーン病とかいう先天性の病気です。
どういう病気かというと、要するにお肌がとっても弱くて日光にまともに当たると激しくやけどでウワァァンですよ、と。
だから、昼間は防護服きてます。ついでに、GRの能力開発プロジェクトに参加していたときに神経手術を受けていて
超人的な反応速度での操縦も可能です。まさにエース。それを生かすための機体も開発されておりましたが、
機体は開発プロジェクトが破棄されてから行方不明。
「病弱美少女エースパイロット萌え」というように、彼女も激しくマスコミに持ち上げられています。
まさに歩くUPEOの宣伝塔。でもこれはあんまり本編に関係なかったりして。

二番機に乗ってるのが“シンシア・フィオナ・フィッツジェラルド”。通称“フィー”。
ハイパーエリートで完璧超人の姉貴に反発していいとこの育ちのくせにUPEOなんぞに入ってしまいました。
でも姉貴のことは好きみたい。入った理由のもう一つとして、正義感があるからだそうです。

三番機に乗っているのが“エーリッヒ・イェーガー”。通称“エリック”。激しく新人パイロット。
事なかれ主義だわ、信念はないわ、危機感はないわ、流されやすいわ、事実を直視したくないわ激しくヘタレです。
おまけに、いつも自分より強いレナやフィーのケツを追っかけてるわでもう最悪です。
でも、二人には相手にされていません。まさにエースコンバット界のキングオブヘタレ。

プレイヤーはどん尻の4番機。
ここではあまり語ることと言いますか、語れることはありません。
戦闘中以外はいつでも留守だったり、超無口だったりすることを除けばパイロットとしては素質ありです。
て言うか、モニターの前のあなたがそれを伸ばすことになるのですから、がむばってください。

次からストーリー。

712エースコンバット3sage2006/03/10(金) 10:30:20 ID:mjGKS3iu
で、こいつらとニューコムの電波基地攻撃したりGRと共同訓練したりしているうちに
プレイヤーはだんだんとその腕前を認められていきます。
さて、ある日GRとの共同作戦でニューコムの基地を攻撃した訳ですが
その時にGRのちょいワル親父エース、“アビサル・ディジョン”から移籍への誘いを受けます。
ここで初めての分岐です。

とりあえず、ここでは移籍を断ったことで進めます。

移籍を断ったプレイヤー、何だかその間に停戦協定が結ばれたらしいけどあっさりと破られて
侵攻してくるGRの航空部隊を迎撃したりGRの秘密基地に偵察かけたり、例のレナ用に開発された機体が発見されて
レナが飛び出していくのをサポートしたり、テロリストの飛行船テロを阻止したりします。

で、クラークソン代表がもう一度停戦協定の交渉をするためにニューコムに向かうのを護衛するために
特別機の護衛任務につきます。やってくるのはGRの航空部隊。
そいつらをさくっと片付けると、UPEOの航空部隊司令である“ギルバート・パーク”通称“パーク”から
専用機の中にテロリストがいるから撃墜しろとの無茶な司令を受けます。意図が丸見えの命令です。
こんな命令をするのは小悪党と相場が決まっていますが、まさにこいつもご多聞に漏れずです。
この人、実は元GRの幹部で、GRからニューコムに科学者が大量に移籍した際その手引きをして
自分も一緒に移籍しようとしましたが、保身に走った科学者たちに阻止され、落ちぶれたところを
GRの上司であるナシメントに拾われ、UPEOに出向してきたという裏設定があります。
よって、UPEOに対する忠誠心は微塵もありません。あるのは権力欲のみ。
ついでに言えば、パークは漢字で“朴”と書きます。つまり、韓国系のアメリカ人です。

少し話が脱線しましたが、ともかく、ここで二度目の分岐です。
ここでは専用機を撃墜したことで進めます。
ちなみに、もう一方のルートに進むために撃墜するのはエリックの機体です。

713エースコンバット3sage2006/03/10(金) 10:32:44 ID:mjGKS3iu
あ、書き忘れましたが、専用機の中には護衛としてフィーも乗っています。
つまり、フィーと代表をぬっ殺すか、エリックをぬっ殺すかの二択です。


716エースコンバット3:UPEOルートsage2006/03/10(金) 17:46:09 ID:mjGKS3iu
さて、その後も最新鋭機を与えられてGRやニューコム部隊の相手に勤しんだり
極秘ユニットの奪取を阻止したりナノバイトとか言う超小型ロボットが暴走したんで除去しに行ったら
レナがナノバイトに犯されて精神汚染でイヤーンなのを何とかしたりで、大忙しの4人組です。

そんな折、パーク司令が「ニューコムから新しい戦闘機の供与を受けたからナシメントが死んで混乱しまくりの
GRが暴走しないようにちょっくら軍事工場に爆撃して来い」と言った趣旨のことを仰います
(UPEOは中立ちゃうんかという諸兄のために説明しておきますと、UPEO表向きは中立で兵器も独自開発ということになってますが
裏ではNUN内におけるGRとニューコムの鞘当て合戦の影響により、己の影響力を少しでも高めるべく両社は兵器提供を
ぼんぼん行っており、そいつをUPEO用にカラーリング等を改修してから使用する、といった手法がとられております。
作中でも言われますが、この辺りがUPEOの“張子の虎”としての事実を示す部分でしょう)。
ところがどっこい、こいつはどう見てもニューコム用のカラーリングのままです。
おまけに、よせばいいのにそのまま爆撃しちゃうもんだから両社は全面戦争に突入とあいなります。

で、その混乱に乗じてイカレ親父ディジョンが、クーデター組織“ウロボロス”を立ち上げて決起します。
彼らの要求は、全人類の“電脳化”(己の思考ロジックや記憶などのデータをソフトに落とし込み、生きた人工知能して
コンピュータ上で永久に生き続けること)。本拠地はどう見ても飛行船な空中空母です。でも相当強力みたい。
そのために必要な戦力ってことで、ディジョンはレナを攫って
レナ専用の機体“ナイトレーベン”に乗せます。
でも、乗せてもらった分際でレナは飛行船を攻撃して、あっさり撃墜されてしまいます。
そこで、エリックが怒り狂ってプレイヤーと一緒にウロボロスを攻撃。
何とか首魁のディジョンを倒してウロボロスを壊滅させると、ついでにUPEO基地にも攻撃をかけて
自分たちをハメたパーク司令も殺します。
そして、真っ暗闇の中、男二人というむさ苦しい編隊で当てもなく飛行していると
ふとレーダーに反応があります。
下を見ると、そこでは撃墜されたレナが残骸の上でこちらに向かって手を振っているではありませんか。

UPEO編はこれでエンド。
趣旨を短く纏めると、エリックはちょっとだけ成長し、
病気のせいで根暗だったレナは
仲間とのふれあいを通じて明るくなりましたとさ、ということです。

このゲーム、このエンディングが間違いなく一番爽やかな終わり方です。個人的にはこれを正史に押す。
もっとも、正史もへったくれもなくなるような事情があったりもします。
以上、その他ルートはまた後ほど。

721エースコンバット3:ゼネラルルートsage]2006/03/11(土) 00:45:56 ID:dMbcbRrM
さて、とりあえず次はGRルートです。
それまでの経過は>>712参照。

さくっと移籍したプレイヤー、早速“キース・ブライアン”とかいう黒人に絡まれます。
この時代に珍しいたたき上げのノンキャリアパイロットである彼ははディジョンとは長い付き合いらしく、
しょぼいUPEOの中で腕が立つってだけでいきなりぶっこ抜かれたプレイヤーのことがお気に召さない様子。
とは言え、キースとディジョンと一緒にシコシコと共同作戦をこなしているうちに認めてくれるようになるのはお約束。
仲良くなったところで、三人組は専用機を撃墜しに出撃します。ここでは分岐はありません。
なお、専用機を撃墜する際には護衛機としてエリックが出てきますが、別に落とさなくてもクリア可能です。

その後もシコシコと作戦をこなして行きますが、何だかディジョンの様子がおかしくなっていきます。
そいつはキースも感づいている様子。そして、ニューコムの潜水艦を破壊するという作戦を終了した後、
ディジョンは「クーデターを起こすからついて来い」という趣旨のことを言ってきます。ここで分岐です。
ここでは断ったことにして進めます。

その後は、とりあえずニューコムを叩いた後ウロボロス(>>716参照)と一戦交えます。
UPEOルートではろくすっぽ出番のなかったレナ、ここではナイトレーベンで颯爽と登場です。
この機体、速度周りと機動性がとんでもないです。おまけにレーザーもついてます。まさに黒い悪魔。
飛行船を痛めつけた後、レナとやりあう訳ですが、これが中々しぶといです。
ゲーム中にして、3ステージ分も生き残ります。
で、レナを撃墜するとディジョンが登場、こいつを倒すとウロボロスはやっぱり壊滅です。
そしてキースはディジョンの最後っ屁でシボンヌです。

紛争を終わらせてGRに戻ると、GRの攻撃で壊滅したはずのメガフロート(ニューコムの海上都市)から
ナイトレーベンそっくりの機体8機が出撃し、各地で暴れているとの情報が入ります。
そいつらがGRの本社に向かってきたため迎撃に出ます。
相手はナイトレーベンそっくりの機体だけあり、能力や兵装もそっくりです。
そんな奴らをまともに8機も相手にできるわけがありません。
しかし、その内の一機にある程度のダメージを与えると、その機体のコントロールを乗っ取ることが出来ます。
これで機体性能は対等です。後は全て撃墜したら終了です。
しかし、帰ってきた機体のコックピットには誰も乗っていません。ここでエンディングです。謎の残る結末です。

ネタバレをすると、この機体、名前を“ジオペリア”と言い、裏設定ではナイトレーベン設計に携わった技術者たちが
ニューコムに移籍したあと開発した無人機ということになっています。
つまり、まともな人間ではGや反応速度に耐えられない、使い勝手の悪い機体であるナイトレーベンを
AI駆動に対応させることにより専用パイロット育成の手間を排除し、使い勝手を格段に良くした
ニューコム製量産型ナイトレーベンと解釈してもらうと解り易いと思います。

そして、このルート最大の謎は、
“どうしてプレイヤーはそんな機体の操縦系統のハッキングを戦闘中に行えたのか”ということです。
ヒントは、
“ジオペリアは遠隔制御をされており、その性質上常にコントロールはニューコム専用ネットワークに開かれている”
>>709にも書いた“プレイヤーがいつも留守である”“超無口である”
です。

それでは、次はGRルートからのウロボロスルートに入ります。

722エースコンバット3:GRウロボロスルートsage2006/03/11(土) 01:22:49 ID:dMbcbRrM
さて、それではGRルートからのウロボロスルートです。
これまでの経過は>>721参照。

いい男に弱いプレイヤーは、誘われるままホイホイとウロボロスに参加してしまいました。
まあ、それは置いといてやることを簡潔に纏めますと、とりあえず、GRとニューコムとUPEOを潰します。
その間のイベントムービーで、ディジョンの過去が明かされます。
ちなみに、ここで女のメガネが出てくる訳ですが、昔々のディジョンさん、何やらその女メガネと恋人のようです。何気にこの事実は重要です。
そして実験台に横たわっています。頭には何やら怪しい装置。何かの実験を行っているようです。

実はこの実験、“電脳化”(>>716参照)の実験なのです。
頭につけてた装置は恐らく脳のデータをソフトに落とし込むためのものでしょう。
ともかく、これでディジョン君は電脳化されます。
やったやったと喜んでいたのも束の間、研究所は爆破されます。
この実験の成功に危機感を覚えたGRの保守派が事実を抹殺しようとした結果です。
その後、ナイトレーベンのプロジェクトも打ち切られ、
そんな組織の保守主義に嫌気の差した優秀で過激な科学者たちは、ニューコムにこぞって移籍していきます。
そうして、今のニューコムがあるわけです。

さて、肉のある方のディジョンさんはその際に女メガネともどもシボンヌです。
生き残ったのは、電脳化後のディジョンさん。でも、彼は自分が死んだ事実を認めようとはしません。
それでも、自分が電脳化された自分であるという事実は変わりません。彼の世界には当然、誰もいません。
寂しくなった彼は、「全世界の人間を電脳化すれば寂しくなくなる」ということを考え付きます。
はい、もうお解かりですね。これがウロボロス立ち上げの真相です。

話を戻しますと、これで世界はウロボロスのものと思いきや、その後、キースが出張ってきます。
ここで何故か、プレイヤーはウロボロスと敵対することになります。
その内キースがナイトレーベンに挟まるという珍妙な事態が起こります
(ナイトレーベンは特異なフォルムの全翼機であるので、翼と翼の間に機体が挟まる程度のスペースが存在します)。
ともかく、これでナイトレーベンご自慢の機動性はガタ落ちです。
キースは「俺に構わず撃て!」とお決まりの台詞を絶叫。
尊い犠牲を払ってナイトレーベンを撃ち落とします。
その後、飛行船を撃ち落とすとディジョンと一騎打ち。
ある程度ダメージを与えると“エレクトロスフィア”というネットワーク上の空間に部隊は移行します。
そして止めを刺すと、ディジョンとある人物の勝ち誇ったような嫌味を聞きながら爆死。そして終了です。

このルートの最大の謎は、“どうしてプレイヤーがエレクトロスフィアに入れたのか?”ということです。
電脳化されたディジョンはプログラム上の存在ですから、入ることは簡単です。
では、どうしてプレイヤーにもそのようなことができたのでしょうか?

では、次はニューコムルート行きます。

723エースコンバット3:ニューコムルートsage2006/03/11(土) 01:53:54 ID:dMbcbRrM
さて、次はニューコムルートです。
これまでの経過は>>712参照。
あらかじめ書いておきますと、このルートでは特に真相につながるような謎は提示されません。

エリックを撃墜したプレイヤー。
無事ニューコム勢力内にたどり着いたクラークソン代表はUPEOの裏切り行為に怒り心頭のようで
到着後の会見でニューコム移籍を宣言します。ちなみに、この人この後は一切出番なしです。

なし崩し的にニューコムに転籍となったフィーとプレイヤー。
フィーのほうは姉貴の“シンシア・フィッツジェラルド”と再会です。でも、感動の再会と言うには何だかぎこちない。
例のごとく色々ミッションをこなしているうちに、姉貴が狂信的なまでに電脳化を望んでおり、フィーはそれに
反発しているということが解ります。姉妹の軋轢の理由はそれのようです。
昔は仲の良かった姉妹のようでしたので、残念無念です。
そしていかにも暗そうなメガネのおっさん“サイモン・オレステス・コーエン”さんが初登場。
この人、プレイヤーに対して妙に上からものを言います。嫌味な野郎です。

まあ、ともかく、色々任務をこなしているうちにウロボロスが立ち上がり、シンシアから
「ウロボロスに参加するからお前もついて来い」と誘われます。ここでは断ります。

ニューコムに帰ると、シンシアは死んだものとして処理されます。姉との軋轢を埋められずにショボンヌのフィーさん。
で、ウロボロスの相手をしていく訳ですが、そこでシンシアさん再登場です。
もう話し合うチャンスはないと思っていたフィーは、ここぞとばかりに訴えかけますが、姉貴の方は終始無言で
あまつさえ攻撃を仕掛けてきます。仕方ないので撃ち落とすとシボンヌ。最後まで解りあえなかったことに絶叫するフィーさん。
で、その恨み晴らさんとばかりに姉貴を誑かしたウロボロスを猛攻撃です。
途中で元同僚のレナが出てきても、一言も言葉を交わさず攻撃しまくりなほどの怒りようです。
ともかく、飛行船を撃墜して、逃げたレナとディジョンを撃ち落とすと終了です。

フィーさんが暗い中、お家で一家揃った立体映像を見ていると、突然コンピュータが立ち上がります。
驚いて画面を見てみると、そこには電脳化された姉の姿が。
彼女は「打ち落としてくれてありがとさん。お前も電脳化されりゃいいのに」という趣旨のことを言って去っていきます。
フィーはその画面に立体映像器を投げつけ、枕に顔を埋めて泣き続けます。
しかし、地面に転がった立体映像器には、在りし日の仲のいい家族の姿が今も変わらず映し出されたままでした。

これでニューコムルートは終了です。
間違いなく、このエンディングが一番後味が悪いです。

では、最後にニューコムからのウロボロスルート行きます。

724エースコンバット3:ニューコムウロボロスルートsage2006/03/11(土) 02:15:56 ID:dMbcbRrM
さて、これで最後です。
これまでの経過は>>723参照。

いい女に弱いプレイヤーは(ryウロボロスに参加します。
すると、フィーさんが基地で(恐らくウロボロスの)テロにあってシボンヌというニュースが流れているではありませんか。
電脳化信者のシンシアさんもさすがに妹を死なせてまで電脳化したいとは思っていなかったようで、
その信念にちょっと揺らぎが生じます。
さて、まずはレナをUPEOから連れ去る訳ですが、連れ去った後のレナのUPEOルートとは打って変わった
生気のないディジョンの操り人形な姿を見てますますウロボロスの理念に疑問を抱くようになります。
なお、明示はされませんが、恐らくレナはUPEOルート以外ではみんなこんな状態です。死ぬし。
そこでシンシアはディジョンに問いかけます。「お前らは全ての人の進化を願う理想の集団なのか」と。
ディジョンは勿論それを否定。騙したなと詰め寄るシンシアに吼えます。
「騙されただと……。お前はお前の幼稚な夢を見ていただけのくせに……」

ウロボロスに愛想をつかした姉貴は裏切ります。何故かプレイヤーも巻き込まれます。
で、その後やることは例にもよって飛行船を落としてディジョンを倒してレナを打ち落として終わりです。
レナを打ち落とす際、サイモンが茶々を入れてきます。色々と訳ありのようです。

最後の最後に、超弩級のネタバレを書きます。
ここで初めて、サイモンがどうしてメガネ死ねと言われるのかという所以が明かされます。

725エースコンバット3:真相sage2006/03/11(土) 02:35:57 ID:dMbcbRrM
さて、全てのエンディングを見ると、いよいよ真相です。
一応行間を空けておきます。






最後のエンディングの後、唐突にサイモンが出てきます。
彼は言います。お前は私に作られた“AI”だったのだと。
そして、お前のいた世界は、お前が現実世界のあらゆる可能性において
ディジョンを確実に殺すためのシミュレータにしか過ぎないと。

このサイモン、実は>>722に出てきた女メガネの同僚で、彼女に横恋慕していました。
よって、彼女の恋人であるディジョンが憎くてたまらなかったようです。
また、彼女が死んでしまったことにも激しい怒りを覚えていました。
そこで、超高性能AIである“プレイヤー”を作り出し、電脳化したディジョンをぬっ殺すことで
積年の恨みを晴らそうという企みだったようです。
はい、そうです。AIだから姿がないのでいつも留守ですし、喋ることも当然出来ないので
超無口ですし、ある意味兄妹だからこそジオペリアのコントロールも乗っ取れたし、
プログラムだからこそエレクトロスフィアにも入り込めたと言うわけです。
つまり、プレイヤーはサイモンの掌の上で踊らされていただけだったのです。

そして、サイモンがキーボードをポチッと押すと、何やかやのプログラムローディング画面が出てきた後
ミッション選択モードが開いて今度こそ本当に終わりです。ありがとうございました。

ちなみに、電脳化された人間のコンピュータ上での画像イメージというものは、生前のものを使用しているようです。
しかし、生前もへったくれもないプレイヤーには姿なんてありません。
だから、映像を介してのコミュニケーションは不可能と言うわけです、はい。

このゲーム、真相につながるのは実質GRからの2ルートのみですね。
残りはおまけと言っても差し支えないでしょう。

補足1:
UPEOルートとニューコムルートの選択の時に、ニューコムを選択するときに落とすのはエリックではないです。
ムービーを見ていると、レナが登場するとき、一緒にR-101Uがついてきてます。ここで落とすのはこの機体でしょう。もしエリックを落とすのなら、ミサイルシーカーにERICHの文字が入るはずです。
補足2:
プレイヤーはあくまでシミュレータに過ぎません。つまり、実際には電脳化されたディジョンを消すのは別のプログラムと言うことになります。最後にサイモンがプログラムをいじっているのは、プログラムのデリート処理なんですね。哀れプレイヤーは存在そのものを消されてしまいしたとさ。


最終更新:2011年05月08日 15:50