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419 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/29(木) 11:38:21 ID:v2babEUc0
アリスがホラーゲーだと思ったら結構いい話で泣けた
ただひとつ気になるのはおじさんがシロウサギじゃないのにアリスって言ったのかがわからん
あとシロウサギがお母さん殺したってあるけど実際はアリスの別人格的なものなのか
それとも実体のある存在なのかがわからん
実体がありそうだけど親友の存在は他の人には見えなかったわけで…謎だ


猫はパパっぽいよなw

420 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/03/29(木) 14:48:51 ID:hPsMaRFy0
>419
それはエンディングで明らかになるんだぜ。>おじさんが
ウサギの存在については解釈が分かれるので自分の中で納得の行く答えでいいと思うんだぜ
あえて言うならファンタジーで片付けておいた方がいい。学校に残された服とか考えてはダメだ

まぁ書いてる人間じゃねぇから引っ込もう

474 :歪みの国のアリス Normal End 1:2007/03/31(土) 14:22:22 ID:hMsItpFZ0
(第三章、雪乃の誘い)

色々な事があり今日は疲れた。亜莉子は雪乃の誘いを断り一人家路に着いた。

家の前には白い車があった。
武村が来ているのだろうと思いドアを開けようとした亜莉子の腕を、後ろから誰かが掴む。
振り返れば、そこにはチェシャ猫がいた。ダメだよ、まだ早すぎると言って家に入るのを止めるチェシャ猫。
亜莉子はその手を振り払うと家に駆け込んだ。

玄関に入った亜莉子は思わず固まった。二人の人影が、灯りもつけずに立っていた。
おかえり、との声で母・由里と武村である事が分かる。
暗いので表情は見えないが、声の調子からどうやら笑っているようだ。
いぶかしみつつも灯りをつけようとした亜莉子を、笑い声の二人が止める。
見られたくない、恥ずかしいと笑い声で言う二人。
亜莉子は二人を振り切って灯りのスイッチを入れた。

電灯に照らされた二人は、血にまみれていた。
武村は胸をメッタ刺しにされ、包丁を胸から生やしている。
母の首はざっくりと裂かれ、そこから大量に出血していた。
どうして、と震える声で言う亜莉子に、君がこうしたんだと笑いながら答える武村。
見れば亜莉子の手は血で赤く染まっていた。
パニックに襲われ、思わず亜莉子は家を飛び出した。そのまま向かいの家に駆け込み、玄関を叩く。
血にまみれる戸を見てパニックを募らせていると、裏の庭から声がした。
駆け込んだ亜莉子が見たのは、物干し竿をわき腹に真横に貫通させ、物干し台に吊るされている主婦の姿だった。
御用はなあに?と笑う主婦。亜莉子は物も言わずそこから逃げ出した。

街の様子は一変していた。生きた人の姿は何処にもなく何処を見ても死体しかいない。
そんな街中を歩くうちに、亜莉子の胸中に寂しさと疑問が湧き上がってきた。
何故私だけ生きているんだろう、何故私だけ一人なんだろう・・・

気付くと亜莉子は公園に来ていた。
腹に風穴を開け臓物をぶら下げながらブランコをこぐ男を傍目に、亜莉子は顔を覆って芝生にしゃがみこんだ。
自分だけが仲間はずれだという想いが亜莉子を責め立てる。

その時自分の名を呼ぶ声がした。顔を上げると、そこに由里と武村がいた。
一緒においで、と言う二人。亜莉子はフラリと立ち上がると、武村に導かれその胸に刺さった包丁を引き抜く。
亜莉子はその包丁を首に当て、笑いながら思い切り横に引いた。


END 「仲間はずれ」

476 :歪みの国のアリス Normal End 2:2007/03/31(土) 14:24:07 ID:hMsItpFZ0
(第四章、公園の土管)

ずりずりと四つん這いで進んでいく。

あおーくなーれ・・・

何処からか声が聞こえた。

あおはしあわせ えいえんのいろ
あおーくなーれ・・・

その時、かちゃりと音を立てて亜莉子の手が何かを踏んだ。
手をどけてみると、そこにあったのは柄も刃も全てが青い、一振りのナイフだった。
何気なくナイフを拾い上げた亜莉子の手がぬるりと滑る。
見れば、手が血まみれになっていた。腕の傷が開いたのかと思い腕を見ると、腕は血で真っ赤に染まっていた。
思わず上げた悲鳴は、声にならず血泡になって消える。口からも血があふれ出ていた。
今や亜莉子の全身から血が出て行こうとしている。
呆然とする亜莉子の耳に、あの声が聞こえていた。

土管を這い出ると、もう日が高かった。辺りを見回すと、幼女が一人ブランコで泣いている。
亜莉子は彼女を脅かさないように近づき声をかけた。
自分を見上げる泣きはらした赤い目に、良くない色だと亜莉子は内心眉をひそめる。
ママが悪い事してないのにぶつの、と訴える女の子に、赤いから良くないんだわとひとりごちる亜莉子。
女の子の頬に触れ、命の暖かさに悲しみを覚える。

「・・・おねえちゃんはお顔、あおいよ。びょうき?」

お姉ちゃんは幸せだから青いの、と亜莉子は笑って答えた。

「あなたも幸せにしてあげようか?そしたらママにぶたれても悲しくないよ」

亜莉子の提案に女の子は目を輝かせる。
亜莉子は満ち足りた思いで微笑むと、後ろ手に握ったナイフの感触を確かめた。

「ね、青は好き・・・?」


END 「幸せのブルー」

497 :歪みの国のアリス Normal End 3-1:2007/04/01(日) 00:13:50 ID:Qbekfws/0
(第五章、大広間)

鎌が振り下ろされるより早く、亜莉子は身を翻して走った。
そのまま外への大扉に体当たりする。扉はわずかに動いたが、通れるほどではなかった。
もう一度と下がった亜莉子に女王が声をかける。

「お待ちなさい、アリス!だめよ、猫はあなたを・・・!!」

しかし亜莉子はそれに構わずもう一度扉に当たった。扉が人が通れるほどに開く。
亜莉子はそこに体をねじ込んだ。

城内の暗さに目が慣れていた亜莉子は、外の眩いばかりの明るさに目を細める。
その光の中、チェシャ猫がハッとした様に『真顔で』こちらを見た気がした。
思わずまばたきをすると、そこにあったのはいつものニンマリ顔だった。
お帰り、といつもの口調でチェシャ猫は言い、城内の事を尋ねてきた。
女王の首狩りのせいで時間くんの事が吹き飛んでいた亜莉子は慌てるが、
チェシャ猫は他にも手段はあるから公園に戻ろうと、いつになく断定的な口調で言った。
そんなチェシャ猫に何となく違和感を覚える亜莉子だったが他に術もなく、大人しくチェシャ猫に担がれる事にした。

公園に戻った二人を出迎えたのは、ネムリネズミと帽子屋の――死体だった。
思わず駆け寄る亜莉子だったが、二人は全身を切り裂かれ朱に染まっており、絶命しているのは明らかだった。
その場に崩れ落ちる亜莉子にチェシャ猫がシロウサギの仕業かもしれないとささやく。
シロウサギはアリスを食べたいんだよというチェシャ猫の言葉に、そんなはずはないととっさに思う亜莉子。
僕がシロウサギから守ってあげようと言うチェシャ猫の言葉に、再び違和感を覚える。
チェシャ猫がこんな風に意見をはっきり言うことなんて無かった・・・。

血を見て気分の悪くなった亜莉子をベンチに座らせると、チェシャ猫はティーカップ片手に水を汲みに行った。
呆然としている亜莉子に、アリスじゃないかと声がかかる。
声のした方、足元を見ると、体長が五センチほどしかない人間が緑の寝袋に入って横たわっていた。
芋虫だと名乗った声の主は、亜莉子に忠告した。猫は甘い言葉で欺くと。
頭の芯が冷える。思わず強い口調で芋虫の言葉を否定する亜莉子。

「だがネムリネズミと帽子屋はチェシャ猫に引き裂かれた」

芋虫の言葉で死体に眼が行く。全身を切り裂かれた死体。鋭い爪で引き裂かれたように――。
ぶちり、と小さな音がした。見れば猫がいつの間にか戻ってきていた。その足元に小さな赤いしみが広がっている。

「芋虫の話を聞いてはダメだよ。芋虫は人を惑わす害虫だ。」

奇しくも芋虫と同じ事を言うチェシャ猫。(*分岐あり)

498 :歪みの国のアリス Normal End 3-2:2007/04/01(日) 00:14:52 ID:Qbekfws/0
あなたがやったのかと亜莉子は震える声で尋ねた。
チェシャ猫は黙って答えない。思わず詰め寄る亜莉子に、僕らのアリスと一言呟くチェシャ猫。
否定しないその態度、その言葉に芋虫の言った事が真実であると亜莉子は悟った。
何故!?と問い詰める亜莉子。

「皆、邪魔だよ。アリス以外は必要ない」

背中に冷たいものが走る。
チェシャ猫が今まで姿を消したことは何度かあった。その時チェシャ猫は何を?
チェシャ猫は相変わらず笑っている。かすれた声でどうしてと呟くと、チェシャ猫は呟いた。

「アリス、僕らのアリス。だけど僕は僕だけのアリスが欲しくなった」

その真意を図りかねて再びどうしてと問う亜莉子。
チェシャ猫は笑って答えた。

「すぐそばにあるのに手に入らない辛さはアリスが一番良く分かってるだろう?」
「君はずっとオ――」
「やめて!」

チェシャ猫の言葉を亜莉子は遮った。そのまま耳を塞いでしゃがみこむ。
気付かないままなら良かったのにね、とチェシャ猫が優しく言い、その手を亜莉子ののど元に伸ばした。

「アリスの肉は甘くてとろける、この世に一つの極上の肉・・・」

何処かで聞いた言葉。亜莉子が身を引くより早く、チェシャ猫が亜莉子を引き寄せていた。
チェシャ猫がその大きな口を開く。公園に亜莉子の絶叫が響いた・・・。


夕暮れの住宅街を歩く雪乃の前に、一匹の灰色の猫が飛び出した。
妙に大きなその口から赤いしずくがこぼれる。
ねこ、と雪乃が呟くと、その猫は雪乃を見つめてニンマリと笑った。


END 「赤い猫」

504 :歪みの国のアリス Normal End 4:2007/04/01(日) 00:25:52 ID:Qbekfws/0
(第五章、上述から更に分岐)

芋虫の言葉に迷いが生じる亜莉子。
でも――チェシャ猫はずっと私の味方だったじゃない。
亜莉子は頭を振り、チェシャ猫への疑いを追い払った。
目を瞑り、言い切るように呟く。

「私はチェシャ猫を信じている、だからいいの――」



チェシャ猫は亜莉子を担ぎ上げると、歩き出した。
何処へ行くのと問いつつも自分を微塵も疑っていないその様子に、チェシャ猫は愛しさを募らせる。
シロウサギを追いかける事にこだわる亜莉子に、チェシャ猫は放っておきなさいと言い放った。
亜莉子は戸惑ったようだが、もう何も悪い事は起きない。
だからシロウサギのことは忘れなさいとチェシャ猫が言うと、少し考えた後で頷いた。
そんな亜莉子を見てチェシャ猫は思う。

本来なら僕はアリスの意思を超えることなど出来なかった。
しかし天理が崩れ僕の鎖は切れてしまった。
そうでなければ、僕は今でもアリスに忠実な猫でい続けたことだろう。
僕のアリス、君が望むなら僕は今まで通り忠実な猫を演じ続けよう。
そのためなら、僕は何でもする。
そう・・・何でも、ね。


END 「僕のアリス」

505 :歪みの国のアリス Normal End 5:2007/04/01(日) 00:27:26 ID:Qbekfws/0
(第五章、寝室地下の牢屋)

目覚まし時計を無視し、亜莉子は階段を上り始めた。
階段を上りながら時間くんのこと、チェシャ猫のことを考え――

亜莉子が階段に足をかけた瞬間、ベルの音が鳴り響いた。
跳ね上がった心臓を宥めつつ振り返ると、鉄格子の中で目覚まし時計が鳴っている。
既視感を覚えつつも目覚まし時計を無視し、亜莉子は階段を上り始めた。
階段を上りながら、亜莉子は自分が学校でテスト勉強をしていたことを思い出していた。
この調子だと次のテストはきっとダメだろうと思いつつ――

亜莉子が階段に足をかけた瞬間、ベルの音が鳴り響いた。
跳ね上がった心臓を宥めつつ振り返ると、鉄格子の中で目覚まし時計が鳴っている。
既視感を感じることに違和感を覚えつつも、目覚まし時計を無視し亜莉子は階段を上り始めた。
酷く体が重かった。すぐ息が上がる。まるで階段をずっと上っているかのような感覚に亜莉子が囚われ始めた時――

亜莉子が階段に足をかけた瞬間、ベルの音が鳴り響いた。
跳ね上がった心臓を宥めつつ振り返ると、鉄格子の中で目覚まし時計が鳴っている。
何かがおかしい。そう考える亜莉子だったが、目覚ましが鳴ったからどうだという考えもまた同時にあった。
早く時間くんを探さなければ。
目覚まし時計を無視し、亜莉子は階段を上り始めた。

入ってきたときのまま口をあけている鉄の扉から亜莉子は首を出した。
途端、首筋に冷たいものが当てられる。後ろの髪の毛が優しく持ち上げられた。

「こんな所にいたのね、アリス」

声の主を確認する間もなく、鎌が肉を裂き骨を断っていた。
自分の体が階段を滑り落ちる音を亜莉子は最期に聞いた気がした・・・。


END 「無視の代償」

506 :歪みの国のアリス Normal End 6:2007/04/01(日) 00:28:15 ID:Qbekfws/0
(第五章、城の前)

チェシャ猫の言葉も、亜莉子の好奇心を打ち負かすことは出来なかった。
亜莉子はチェシャ猫のフードをつまみあげ、中を覗き込んだ。


高校の朝の教室に、一人の女生徒が話題を持ち込んできた。
一ヶ月前に失踪した隣のクラスの女子が先日駅前で見つかったという。
良かったじゃんという感想を女生徒は否定する。
彼女は保護された時切断された猫の首を大事そうに抱えていたらしく、
正気を失っている様子だとの話に、教室中で悲鳴とも歓声ともつかない声が上がった・・・。


END 「フードの中」

507 :歪みの国のアリス Normal End 7:2007/04/01(日) 00:29:57 ID:Qbekfws/0
(第七章、病院の屋上)

私なんていなければ良かったのに、と口にする亜莉子。その言葉に亜莉子自身が閃くものがあった。
その思いつきに思わず笑みがこぼれる。
いい事考えちゃった、振り返ってそう言うと、亜莉子はチェシャ猫を拾い上げる。
ありがとう、ごめんなさい。そう呟くと、亜莉子は全力でチェシャ猫を抱きしめた。
首だけのチェシャ猫は何か言おうとするが、口と鼻を胸で塞がれているので何も出来ない。
こんな結末しか選べなくてごめんなさい。でも私、なかった事にしたいの。
私のせいで傷ついた人たちが、もう二度と私のせいで泣いたりしないように。
全部なかった事に。
亜莉子は心の中で謝りながら力を込め続けた。

やがてうめき声が消えた。亜莉子はチェシャ猫を解放する。
何処からかチャイムの音が流れてくる。亜莉子はチェシャ猫の首を抱いて赤い空を見上げた。


寿生が声をかけると、由里は静かに目を開けた。由里の頬に触れ、その暖かさに寿生は安堵する。
そう、由里だけでも生きている事に。
由里は嬉しそうに笑う。
赤ちゃん、女の子だったでしょう。名前も決めてあるの。早く会いたいわ、私の亜莉子・・・。


寿生は待合室の椅子に崩れるようにして座り込んだ。
経過は順調だった。なのに何故。
――しかも、生まれてきた赤ん坊は、黒く焦げていた。まるで焼け死んだかのように。

「これで良かったの」

可憐な声に寿生は顔を上げる。いつの間にか、すぐ傍に黒いドレスの少女が立っていた。
産科に似つかわしくない可憐なドレス。しかし黒いヴェールをつけたその姿は喪に服しているかのようだ。
これで良かったのと少女が再び呟く。

「笑って、あなたの赤ちゃんのために。それだけがアリスの願い」
「わたくしたちも行くわ、アリスと一緒に」

あっけに取られていた寿生だったが、その時少女の腕に抱かれているものに気付き息を呑んだ。
焼け焦げた嬰児の遺体。血とすすにまみれた、小さな、人になれなかった天使。
少女は暗い廊下へと去っていき、やがて闇に溶けた。
寿生はただ呆然と立ち尽くしていた。


END 「黒こげの天使」

508 :歪みの国のアリス Normal End 8:2007/04/01(日) 00:31:14 ID:Qbekfws/0
(最終章、病室の前)

亜莉子はとっさに目の前の給湯室に隠れた。
息を潜めていると、病室のドアをノックする音が聞こえた。ややあって、いつもと変わらぬ雪乃の声が亜莉子を呼ぶ。
悪態をつく雪乃の声は、いつもと変わらぬ調子。(*分岐あり)

急にばかばかしくなった。証拠は何も無い、自分が疑っているだけ。
亜莉子は給湯室から出ると雪乃に声をかける。
屈託の無い笑顔が返ってきた。
誰もいないから驚いたといつもと変わらぬ口調で言う雪乃に亜莉子は安堵する。
その時、バチンと音がして灯りが全て消えた。
突然の事に驚いていると、雪乃が不安そうに手を握ってくる。
私が守らなきゃ。亜莉子はその手を握り返すと、外へ出るべく階段へ向かった。

暗闇の中、手探りで慎重に階段を下りていく。先程から雪乃は言葉を発していない。
声をかけると、返事の変わりに握られた手に力が入る。
その時、何処からか声が聞こえた。思わず立ち止まって耳を澄ます。
――後ろの雪乃が鼻歌を歌っていた。
何を呑気な、と言いかけた亜莉子そのは歌詞を聴いて言葉を失った。

アシ アシ アシ♪アシはどこだろ♪アシがなくっちゃ♪僕と一緒に歩けない♪
クビ クビ クビ♪クビはどこだろ♪クビがなくっちゃ♪僕を見つめてもらえない♪

思わず離そうとした手がすごい力で掴まれた。そのまま引き寄せられ、がっちりと抱きすくめられる。
何とか逃れようと亜莉子はもがくが、その腕は全く動かない。

「イい、イノち」
「いノちがナクっちゃ」

耳元で声がした。雪乃の声ではない、もっと低い声。
そして、亜莉子の背骨が断末魔の悲鳴を上げた。


END 「暗闇の歌」

509 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/01(日) 00:32:09 ID:QDqfnM8H0
アリスの中の人キター!


ってかBADとNORMALの区別がつかない俺ガイル orz
救われないなぁ

510 :歪みの国のアリス Normal End 9:2007/04/01(日) 00:32:49 ID:Qbekfws/0
(最終章、上述から分岐)

亜莉子は迷った。雪乃はシロウサギではないのではないか。
しかし、どう考えてもおかしかった。人のいないこの世界に平然と佇む雪乃。武村に見えなかった雪乃。
亜莉子はそのまま息を潜め続ける事にする。
やがて雪乃は階段の方へと歩いていった。
亜莉子は傷む傷口を押さえ、階段と反対側のエレベーターへと向かった。

ボタンを押して壁に寄りかかり傷の痛みを堪えていると、エレベーターのつく音がした。
眼を開けると、ちょうど扉が開くところだった。
亜莉子はエレベーターに乗り込もうとしてギョッとする。
エレベーターには先客がいた。緋色のドレスをまとった、五体満足の人形。
背後から声がかかった。

「迎エにキたよ」

振り向くよりも早く背中に衝撃が走り、亜莉子の意識は闇に落ちていった。


裏口から、病院の女性職員の瑞枝がゴミを両手に抱えて出て来た。
ゴミ捨て場まで行くと、灰色の猫がゴミの山を引っかいているのが眼に入った。
赤い何かをくわえて必死に引っ張っている事から、残飯目当てではないらしい。
猫好きの瑞枝はゴミを置くと、猫を手伝う事にした。
ゴミの山をどけると、そこにあったのは体長30センチほどの、赤いエプロンドレスをまとった人形だった。
瑞枝が人形をつまみ上げると、猫が足元にまとわりついた。
踏まないようにと動かした足が運悪く猫の首に当たる。

猫の首が ごろりと落ちた。

瑞枝は悲鳴を上げ、人形を放り投げると一目散に病院に走り去っていった。
残された猫の体は力を失い横倒しになっている。
首だけが人形へと這い寄って行く。
人形の頬をなめると、猫の首はその場で静かに眼を閉じた。


END 「ヒトガタ」

511 :歪みの国のアリス Normal End 10:2007/04/01(日) 00:34:07 ID:Qbekfws/0
(最終章、解剖室)

もう誰かを傷つける事も、誰かに傷つけられる事も無い。
亜莉子はシロウサギの手を取った。
シロウサギの手が熱を帯び、亜莉子の腹の痛みが消える。同時に、シロウサギの顔が大きく歪んだ。
こんな風にしてあなたは私の歪みを吸い上げていたの、と亜莉子は理解する。
自分がいくら歪んでも、私が幸福であるように・・・。
亜莉子は立ち上がってシロウサギを抱きしめた。
耳元でシロウサギが呟く。

アリス 僕のアリス
君の腕を 足を 声を 命を 僕に下さい

亜莉子は頷いた。
あなたが守った私、あなたがいなければ歪んでいた私。ならばこれはご褒美。
私の血と肉は、あなただけのもの・・・。


患者の一人が行方不明になった事で病院内は非常にばたばたとしている。
おかげでただでさえ忙しい新人看護師の真由子は更に忙しくなっていた。
用事があり地階を歩く真由子だったが、今夜は妙な気味の悪さを感じていた。
その時かすかな物音が真由子の耳に届く。どうやら解剖室から聞こえるようだ。
人がいるとわかって何となく心強さを感じる真由子だったが、同時に疑問も覚えた。
今日は解剖の予定なんて無かった気がする。
それに――解剖にしては音が少しおかしい。
どうにも気になった真由子は解剖室のドアを静かに空けた。

解剖室の床にセーラー服の少女が座り込み、目の前の肉塊に何度も包丁を突き立てている。
思わず真由子が悲鳴を上げると、少女がグルリとこちらに振り向いた。
真っ白な顔、白目のない真っ赤な眼。
真由子は悲鳴を上げるとそこから逃げ出した。

階段にたどり着いた真由子の足が止まった。
そこにはさっきのセーラー服の少女が立っていた。全身を真っ赤に染めた赤い眼の少女。
硬直している真由子の口を、少女が掴んだ。顎の骨がきしむ。

「アナタノ・・・ウデヲ、アシヲ、クダサイ」
「ア、アリスア、リスアリアリアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」


END 「ご褒美」

512 :歪みの国のアリス True end 1:2007/04/01(日) 00:35:25 ID:Qbekfws/0
行ってきますと誰もいない家に言うと、亜莉子は玄関を出た。
旅行用のショルダーバックを下ろしポーチに座り込む。平日の昼間ということもあって外は静かだった。
亜莉子はボンヤリとチェシャ猫の事を想う。
いつの間にか消えてそれっきり、体は崩れたけど頭は大丈夫なのかな。
ニャア、と声がした。顔を上げると目の前に三毛猫がいる。
普通の猫であることにがっかりし、そんな自分がおかしくて亜莉子は少し笑った。
近づいても猫は猫は逃げようとしない。
かがみこんでなでながらチェシャ猫への悪態をついていると、後ろから聴きなれた声が聞こえた。

「アリス、それは食べても美味しくないよ」

突然の声に驚いたのか、三毛猫は逃げていく。
振り返ると、バッグの上にチェシャ猫の首が乗っていた。
思わず本物なのと尋ねる亜莉子に、二本足で歩く猫は僕しかいないと答えるチェシャ猫。
チェシャ猫を持ち上げると、首が熱を帯びた。同時に体からすうっと力が抜ける。
今までも何度かあったこの感覚。チェシャ猫に触られると落ち着くこれは、
チェシャ猫が自分の歪みを吸い上げていたからだ。そう気付いた亜莉子は手を離した。
シロウサギが砕け散った時の音が蘇る。
そんなことしないでと亜莉子はチェシャ猫に言った。でも、とチェシャ猫が言いかけるが、重ねるように言葉を続けた。
私はチェシャ猫が砕けるところは見たくない。
お願い、と言うと、チェシャ猫が困ったように言った。それじゃ僕らのいる意味が無い。
亜莉子は笑いながらチェシャ猫を持ち上げていった。

「そんなことないよ。あなたの存在は私が生きることを願ってる証でしょ?」

そう、私が心の奥で生きることを願っているなら、この先どんな困難でも乗り越えていける。
ありがとう、万感の思いを込めて亜莉子は言った。
そのまま家を見上げる。今まで過ごしてきたこの家。色々あったけど亜莉子の脳裏によぎるのは楽しかったことだけだ。

「私、結構幸せだったよね?これからも幸せだよね?」

チェシャ猫は喉を鳴らして答えた。

「僕らのアリス、君が望むなら」


END 「猫をつれて」

513 :歪みの国のアリス True end 2:2007/04/01(日) 00:36:28 ID:Qbekfws/0
病院のベッドの上で亜莉子を襲ったのは、遠い日の記憶とあの夜の惨劇が入り混じった悪夢だった。
亜莉子は悪夢に何度も溺れそうになったが、そのたびに左手の甲がズキリと痛み現実に引き戻される。
そんな事が繰り返し起こり、やがて亜莉子は悪夢を見なくなっていった。

両親を亡くした亜莉子は結局母方の祖母の家に引き取られる事になった。
祖母の家は二つ隣の県にあるため、高校も転校することになる。
しかし亜莉子に高校への執着は無かった。
あのような事件の後だという事もあったが、何よりもあそこにはもう雪乃はいないのだから。

亜莉子の家から祖母の家へ向かう車中で、ハンドルを握る康平が亜莉子の仕草を見て眉をひそめた。
無意識のうちに、亜莉子は左手の甲を撫でていた。
左手の甲には入院中にいつの間にかV字の火傷が出来ており、それが痕として残っている。
亜莉子はそれが自分を悪夢から救ってくれたものであると確信しており気にしていないが、康平には気になるようだ。
女の子だからなぁ、と康平は呟いた。見かけによらず心配性らしい。
亜莉子は笑って手の甲を康平に見せた。

「ほら、こうして見るとウサギみたいでしょ」

END 「ウサギのお守り」

514 :歪みの国のアリス True end 3:2007/04/01(日) 00:39:11 ID:Qbekfws/0
母の葬儀は、母方の祖母の菩提寺で営まれた。結局体は見つかっていない。
きっと見つかる事は無いのだろうと亜莉子は思う。
納骨式が終わり寺に戻ろうとした時、亜莉子の足元にトランプのカードが舞い落ちた。
立ち止まってそれを拾い上げる。祖母と康平は少し先を何事か話しながら歩いている。
それを確認してから亜莉子はカードをひっくり返した。ハートのクイーンのカード。
女王様?と亜莉子が呟くと、カードに赤い文字が浮かび上がった。

真実は ひとつにあらず

女王の言いたい事を図りかねた亜莉子は何気なく墓を振り返る。
すると、墓の上には先程までは無かったガラスの小箱が置かれていた。
思わず手を伸ばすと、小箱はバランスを崩して転げ落ち粉々になる。
箱の中からまばゆい光があふれ出し、視界を覆った。

亜莉子の目の前にあの夜の続きが繰り広げられていた。
腹にカッターを刺し眼を閉じる亜莉子を、母・由里が半狂乱で揺さぶっている。
その横には、二人を無感動に見比べるシロウサギの姿が。
由里はしばらく亜莉子を揺さぶっていたが、やがてシロウサギに気付きそちらを見上げた。

「亜莉子を・・・娘を助けて・・・私からこの子を守って・・・」

シロウサギはわずかに頷くと包丁を取り上げ、そのまま由里の首へと一閃した。
血の海に伏した由里の手が、弱々しく亜莉子の頬に触れる。

ごめんね・・・亜莉子

言葉にならなかったその声は、しかし確かに亜莉子の耳に届いた。
頭上からトランプが落ちてきて視界を真っ白に埋め尽くす。どこからともなく女王の声が聞こえた。

オカアサンはあなたを叩いた それは許されない事実
それでもオカアサンがアリスを愛していた事 それもまた真実

康平の声で亜莉子は我に返った。亜莉子は相変わらず墓の前に立っていて、康平が傍に来ていた。
母は母なりに私を愛していてくれたのかもしれない。
例え女王様の幻だとしても、それは幸福へと向かう私の力になる。
気付くと亜莉子は涙を流していた。

「泣くな。亜莉子は何も悪くないんだから」

康平の言葉にシロウサギの事が思い出される。
叔父さんが私の叔父さんで良かったと言うと、苗字でしか呼ばなかったくせにと康平は声を上げて笑った。
痛いところを突かれた亜莉子は顔が怖かったからだと誤魔化した。
いつもにやけているよりましだろうとの言葉に、今度はチェシャ猫の事が思い出された。
きっとまた会える気がする、私の猫。
前を歩きながら空を仰ぐ康平に倣って亜莉子も空を見上げた。
高く青い空が、どこまでも広がっていた。

END 「真実の横顔」

515 :歪みの国のアリス True end 4-1:2007/04/01(日) 00:42:15 ID:Qbekfws/0
かすかな芳香に記憶を刺激され、病院のロビーで康平は振り返った。
そばを通った女性が大きな白い花束を抱えている。
昔亜莉子が泣いた時に見に行った花に良く似ていた。それをきっかけに康平は昔の事を思い出す。

姉と自分は連れ子同士で六つも歳が離れていたが、仲は悪くなかった。
儚く優しいという印象であった彼女は、夫の死で壊れてしまった。
時折幼い娘に辛く当たり、そしてそんな自分を過剰に責めた。
昔気質の父はそんな由里を一方的に責め、やがて由里は亜莉子を連れて出て行った。

その日の事は鮮明に覚えている。その日、高校生だった康平は熱を出して寝込んでいた。
父は会社で、母は親戚の不幸で出かけており家には康平しかいなかった。
じゃあね、康ちゃん。そう言った由里は亜莉子の小さな手を引いていた。
お兄ちゃんにバイバイして。その言葉を康平は出かける挨拶と思っていた。
行ってらっしゃい。そう言って送り出した背中が、最後に見た由里の姿だった。
今となってみれば悔やんでも悔やみきれない。
どこか普通でない空気をまとった由里、あれは姉の悲鳴ではなかったのか。
そしてその一方で、泣きながら謝る亜莉子と、父の罵倒にうんざりしていた自分がいた事も康平は自覚していた。
――見捨てたと言われてもしょうがない。

物思いにふけっていた康平の背中を誰かが叩く。飛び上がった康平が振り返ると、そこには姪の姿があった。
康平は散歩していたと言う亜莉子と連れ立って病室へと歩き始める。
その道すがら、亜莉子が口を開いた。明後日に退院だと、康平が伝えた話を康平にする。
その不自然さに何か言いたい事があるのだと康平は感じた。
入院費のことか?と康平が聞き返すと、亜莉子は首を横に振る。
意図を図りかねて康平は立ち止まり口をつぐむ。亜莉子もうつむいて黙る。
――先に康平が切れた。

「何だ!言いたい事はちゃっちゃと言え!」
「お、叔父さんッ!!・・・って呼んでもいいのでしょうか?」

苗字で呼ばれるたびにあの日の事を責められてる気がしていた。
真っ赤になった亜莉子を見てそんなことを思いつつも、苗字で呼ぶほうがおかしいんだよと肯定の返事をする康平。
再び歩き出しながら俺の事信用してなかっただろうとからかうように言う。
色々事情があって仕方なかったの!叔父さんも悪いんだからね!とムキになった亜莉子の言葉に康平はドキリとした。

――あなたは私を見捨てたの それなのに叔父さん面するの?

516 :歪みの国のアリス True end 4-2:2007/04/01(日) 00:42:50 ID:Qbekfws/0
「私のことアリスって呼んだりするから!」
「はぁ!?そんなことなのか!?」

康平は深いため息をはきながら、亜莉子が昔自分の事をアリスと呼んでいた事を話す。
話しながら康平はその時の事を思い出していた。

そう、当時亜莉子はアリスと呼ばないと返事をしてくれない事すらあった。
あの頃、父と姉とのいさかいが始まると、康平は亜莉子の手を引いて近所の神社へ連れて行った。
地面に散らばる白い花びら。赤く腫れた亜莉子の頬。

――アリス、うさぎさんのお話しよう、お兄ちゃんに聞かせて。

そう言うと亜莉子は不思議と泣き止み、由里には内緒だといって色々な話をしてくれた。

ごめん、と意図せぬ言葉が口をついて出た。あの時力になれなくてごめん。
状況が分からずに慌てている亜莉子を見て、この事は当分黙っていようと康平は決めた。
世の中には知らなくていいこともあるの、と康平がとぼけて言うと、亜莉子は意外にもあっさりと頷いた。

「そうね、猫のフードの中みたいにね?」

は?思わず康平は変な声を出す。相変わらず不思議な事を言う姪っ子だ。
そんな康平を見て亜莉子は無邪気に笑った。

END 「思い出の匂い」

517 :歪みの国のアリス True end 5:2007/04/01(日) 00:45:10 ID:Qbekfws/0
退院の日を迎え、亜莉子は私服でベッドに腰掛けていた。
康平と祖母が迎えに来るまでにはまだ時間がある。亜莉子は少し考えて書置きを残し病室を出た。

ノックするとすぐに返事が返ってくる。
武村は元気そうだった。だが亜莉子より重傷だったことから、退院はもう少し先になるそうだ。
亜莉子は息を吸うと、何故慰謝料とかの請求をしないのとかねてからの疑問を口にした。
一気には無理でも少しずつ返すから、と言おうとした亜莉子を武村が遮る。

「僕は誰も恨んでいない。君のお母さんも、もちろん亜莉子ちゃんも。あれは不幸な事故だったんだ」

亜莉子は涙を堪えて礼を言った。
すると、今度は武村の方が話があると言ってきた。真剣な目つきで、僕の娘にならないかという。
元々家族になる予定だったんだからと続ける武村。予想だにしていなかった言葉に慌てる亜莉子。
返答に困っているとドアがノックされた。
武村が返事をすると、康平が少し険しい顔をして入ってくる。
祖母が待っていると告げ、早く行くよう促す康平。
立ち上がる亜莉子に、前向きに考えてと武村は声をかける。
武村に挨拶してから行くと言う康平を残し、亜莉子は病室を後にした。

武村が父となる事を喜ばしく思う一方で、祖母とは気が合うのも事実である。初めて会ったにもかかわらず、だ。
亜莉子は立ち止まって窓の外を見た。
曇りとも晴れともつかない優柔不断な空が広がっている。まるで亜莉子の心情を映すかのようだ。
長い悪夢から覚めた感じ、と亜莉子は思った。

悪夢から覚めても現実はさそれほど変わっていない。
けれど少しずつ新しい自分になっていけたらいい。
新しい家族と一緒に。
私にはそのための力が備わっていると、今なら信じる。

亜莉子の背中を見送った後で、康平は病室に戻った。
扉を閉めると武村に向かって頭を下げ謝罪の言葉を口にする。
亜莉子の家の財政事情を慮っての事だろう、武村は慰謝料も治療費すらも請求しなかった。
が、それに甘えるわけにはいかない。どうしても。
亜莉子の名を口にし、せめて治療費だけでもと言い募る。亜莉子の名に折れたのか、武村は苦笑しながら了承した。

部屋を出ようとした康平に、由里さんに弟さんがいたなんて聞いた事無かったよと武村が声をかける。
疎遠だったから、とそっけなく答える康平に、
そんな人達の所に亜莉子ちゃんを預けるのは不安だなと微笑を絶やさずに言う武村。
寿生の親戚とは没交渉になっているし、こちらが引き取るのが自然であると言うと、
武村は亜莉子と康平に血のつながりが無い事を指摘し、亜莉子は自分が引き取ると言い切った。
短い沈黙の後、今度は康平が口を開いた。

「・・・どうして姉と結婚しようと思ったんですか」
「好きになったからに決まってるだろう」
「・・・誰を、ですか」
「・・・おかしなことを聞くんだね」


END 「微笑む男」

518 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/01(日) 00:50:28 ID:Qbekfws/0
以上です。
なお、公式にはノーマルエンド、トゥルーエンドという呼称がされてますが、
内容を見るとノーマルエンドはどう見てもバッドエンドです、本当に(ry
そういう点では>>509の感覚は非常にまっとうなものかと。

>>419
シロウサギは影響を与えようとする人間の前にしか姿をあらわさない、と漏れは解釈しました。

521 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/01(日) 00:54:04 ID:Qbekfws/0
あとトゥルーエンドはマルチエンドという訳ではなく、後日談を分割しているものと思われ。
順番としては、

ウサギのお守り前半

思い出の匂い

微笑む男

真実の横顔

猫をつれて

ウサギのお守り後半

という感じになるかと。

522 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/01(日) 01:01:39 ID:kRaOiSnr0
ハッピーエンドなんだろうけど、True5はなんか後味悪いなw
ともあれ超乙

523 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/01(日) 01:08:18 ID:QDqfnM8H0
でも>>521のような時系列と考えると最後はばーちゃんとこ行くっぽいし大丈夫じゃないかな


武村んとこいったらまた歪みの国が復活しそうだもん orz
最初お腹が大丈夫?って猫に言われたときは武村に性的虐待受けてたんだと思ったんだけどな
ストレートに腹掻っ捌いててビビったわw

525 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/01(日) 01:27:07 ID:Qbekfws/0
>>523
あ、同じ事感じた人がいた。
本文だともう少しだけそれっぽい書き方になってます。

こんな文章でも興味を持ってもらえたなら、是非アプリ本体をダウンロードしてみて下さいな。
前後編で¥420ですが、一食ガマンしたと思えば。
何より終わる頃には製作者に金を払いたくてしょうがなくなっているでしょうから問題無しです。


464 :名無しさん@お腹いっぱい。:2006/11/28(火) 07:54:48 ID:comHmKNs0
主人公の亜莉子は幼い頃の火事で
亜莉子を助けるために父が死んだせいで、
ショックで精神を病んだ母から虐待を受けていた。
亜莉子は無意識のうちに作り上げた
「不思議の国のアリス」のような空想の世界に逃避することで
虐待に耐えていたが、その空想も母が嫌がったため心の奥に封じ込め
やがて成長するとともに忘れてしまっていた。
ただその世界の住人のひとり「シロウサギ」だけは亜莉子も知らないまま、
不安や憎しみといった負の感情を亜莉子の代わりに受け止め続けていた。

しかし、ある日母が再婚相手の武村を刺し、
さらに亜莉子をも殺そうとしたことがきっかけで空想の世界がよみがえり、
さらに暴走した「シロウサギ」は母を殺し、亜莉子の命を狙う。
色々あって亜莉子は「シロウサギ」を倒し、空想の世界と決別した。

ここからがそのエンディング。
かろうじて一命をとりとめた武村は慰謝料も治療費も請求せず、
それどころか亜莉子に自分の娘にならないか、ともちかける。
と、ここまで聞くと武村がすごくいい人のように思えるんだけど、
最後の最後、亜莉子の叔父と武村との会話で、
武村が好きなのは亜莉子、つまり武村が亜莉子の母と結婚しようとしたのは
亜莉子を手に入れるためだったのではないか…と匂わせる描写がある。

あくまで匂わす程度ではっきりとは書かれてないんだけど
そう考えると、母が武村を刺した理由も
武村が慰謝料も何も請求せず、また亜莉子の母が死んでるのに
たいしてショックを受けてなさそうな理由も全部つじつまが合ってしまう。
亜莉子はそんなこと思いもよらず単純にお父さんができるかも、って
喜んでる






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