七ツ風の島物語

七ツ風の島物語
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13 七ツ風の島物語1 sage 2005/08/23(火) 22:34:10ID:yRLtKy4g
私達とは異なる世界にある七ツ風の島。
ここでは数多くの生き物が力強く暮らしている。
七ツ風の島物語は、あなたが紡いでいく新たな物語

島の住民の一生は、「前身年」、「後身年」という区切りがある。
あたかも芋虫が蝶に変わるように、
前身年を終えたものはサナギの状態をへて、新しい生き物へと生まれ変わるのだ。
さて、島の上空に浮かぶ小さな浮島で、新たに後身年を迎えるものがいた。

【序章 風岩】
サナギから出てきたのはちょっと太った竜人。
一人ぼっちの竜人が辺りを見回すと、「黒いハネ」が落ちていた。
どこかなつかしい「黒いハネ」の匂いに浸っていると、
黒い風が吹いてきて竜人を吹き飛ばしてしまう。
落ちた先は七ツ風の島。竜人のカバンに木の実が入る。
木の実を植えると、立派な木の家になった。
木の家の中で、扉の顔に自己紹介。
竜人が今も昔も変わらずに大好きなもの。
竜人が昔からどうしてもキライなもの。
そして、竜人の名前。
扉の顔は、竜人を木の家の主として認めた。
知恵ある竜人の名前はガープ。新しい物語を紡ぐもの。

14 名無しさん@お腹いっぱい。sage 2005/08/23(火) 22:36:09 ID:yRLtKy4g
【第1章 はじめてのトモダチ】
チョキチョキという、草を切る音に気付いたガープ。
外にはハサミネズミのコドモがいた。彼を追いかけて島を探検。
名前を集めているクサネズミのニーフ。名前をつけると「角笛」をくれた。
虫を集めている大グモのタム婆。もらった「虫とり器」で虫を捕まえると「青い角笛」をくれた。
「青い角笛」を吹くとハサミネズミのコドモが戻ってきた。
名前をほしがる彼に、キスケという名前をつけるガープ。
ハサミネズミのキスケ。ガープのはじめてのトモダチ。

【第2章 カンゾウ、あらわる!】
島一番の暴れん坊、ヨロイペンギンのカンゾウがやってきた。
木の家を欲しがるカンゾウは、ガープに何かと勝負を挑んできた。
力比べ、ジャンプ比べ、勝負はガープの勝ち。
負けたカンゾウは、連れてたプロペラウサギのコドモにウサ晴らし。
プロペラウサギは何か言いたげだったけど、カンゾウと共に去っていった。
キスケと共に島を散歩。アゲハダマのイールたちや、カタツムリのソウルとの出会い。
またまたカンゾウ、今度は羽ばたき勝負。ガープは不利だ。
勝ったカンゾウもう一度、するとプロペラウサギがガープを掴み、飛び上がった。
ガープの勝ち。カンゾウは怒ってプロペラウサギを追いかける。
腹いせに縛られたプロペラウサギ。キスケのハサミで縄を切る。
クリオンと名づけるガープ。クリオンは二人目のトモダチになった。

15 七ツ風の島物語3 sage 2005/08/23(火) 22:39:06ID:yRLtKy4g
【第3章 空飛ぶ木の実】
木の家が木の実を産んだ。ある石の下の土が好きだと木の実。
石のそばではフクロガエルのコドモが寝ていた。
起こしてみると大あくび、大きな声に光る石も砕けた。
実を植えると小さな芽を出す。フクロガエルも興味深深。
風使い、風ライオンに会うガープ。彼のおこした不思議な風で木の芽は急成長。
ガープは葉っぱを押さえる枝を切り、害虫も追っ払う。
木は翼のような葉を広げて飛んでいく。木にとびつくフクロガエル。
木の根っこが落ちてきた。フクロガエルも落ちてきた。頭をうって名前を忘れた。
大変大変、名前がないと皆に忘れられてしまう。
ロクゾウと名前をつけるガープ。ロクゾウは三人目のトモダチになった。

【第4章 風をつかうモノ】
シロガラスのヒューがやってきた。風ライオンの伝言から、風石を見つけるガープ。
風石に認められたガープ、風使いの素質があると風ライオン。
風ライオンは空飛ぶ木の根っこから、七色のムチを作った。
風岩に乗ってムチを振るガープ。草を揺らすキミドリの風を覚えた。
ガープは島で三番目の風使いになった。


16 七ツ風の島物語4 sage 2005/08/23(火) 22:40:44ID:yRLtKy4g
【第5章 羽の泉】
ガープが聞いた、知らない風が吹き荒れる音。
風ライオンにもわからない。手掛かりは前身年にある?
羽の泉では、懐かしいものがあれば前身年の夢を見れるという。
見えないものが見えるムラサキの風を覚えたガープ。
緑の中の大きな顔、隠れていた島人のグリンに会う。
怯えるグリンをキミドリの風で癒すと、羽の泉への道を開いてくれた。
羽の泉、先客はスズウサギのリムル。満足げなリムルだけど、黒い風が吹いてきた。
黒い風に吹かれたリムルはヌケガラになってしまった。
風ライオンも黒い風のことはわからない。
忘れられたスズウサギの心を発見。リムルという名前を思い出させると、元に戻った。
「黒いハネ」のナツカシイ匂い。ガープは羽の泉にある水球に包まれ、夢を見る。

夢を見た。
黒いカラダに大きな目。黒いコドモは、じっとこっちを見ていた。

【第6章 石の雨】
ガープのところに、傷ついた大グナイのクーポがやってきた。
石の雨にやられたというので、ガープは代わりにリムルへの届け物を運ぶ。
ガープに会えて喜ぶリムル。リムルはクーポの治療を頼む。
向かったのは岩人の住処。石の雨の正体は、泣いている岩人の赤ん坊だった。
ヒューの子守唄で、なんとか赤ん坊を眠らせるガープ。
その先にあった風岩で、傷をいやすオレンジの風を覚える。
オレンジの風でクーポの傷を治すと、クーポは空で見つけたという「黒いヒゲ」をくれた。
「黒いヒゲ」はガープと同じ匂いがするらしい。

17 七ツ風の島物語5 sage 2005/08/23(火) 22:43:40ID:yRLtKy4g
夢を見た。
黒いコドモと、竜人が生まれたサナギ。
雨に打たれ、氷の雨に降られ、害虫を追い払う黒いコドモ。
黒いコドモは、ずっとサナギのそばにいた。

【第7章 いろんなヒミツ】
トモダチの様子がおかしい。ガープに何か隠し事。
住民の様子もおかしい。だれもかれもが怯えている。
トモダチの前で悩むガープ。そこにヘンなヤツ、マキオがやってきた。
マキオはトモダチを飲み込んで消えてしまった。
住民はマキオに怯えてた。怯えるグリンをいやすと、グリンの左手と右手が目覚めた。
左手に右手の欠片を、右手に左手の欠片をわたすと、さらに先へ進めるようになった。
島の広場の風車の前で、マキオと対決するガープ。
飲み込まれたガープはマキオの嫌いな木の実を使い、トモダチと脱出。
「黒いウロコ」を吐き出し、逃げていったマキオ。
無事だったトモダチは、ガープに三人で作っていた「竜人の像」を送った。
自分そっくりの像に喜ぶガープ。トモダチも喜んだ。

夢を見た。
黒いコドモと、大きな竜。
何か話をする二人。そして一緒に空を飛ぶ二人。
曖昧でバラバラだけど、とても懐かしい夢だった。

29 七ツ風の島物語6 sage 2005/08/24(水) 19:44:45ID:z5iBy1WS
【第8章 ウマムカデレース】
発明家のセルベットがやってきた。ガープに何か頼みゴト。
小さくなれるミズイロの風を覚えたガープに、レースに出て欲しいとセルベット。
レースのためのクルマの材料、ウマ、車輪、帆を集めるガープ。
長い長いウマムカデの背を走るレースに、セルベットは連敗中。
相手は二番目の風使い、二番目の風使いはカンゾウだった。
木の家を賭けて、レース開始。
追いつけ追いこせ、ムチを振るうガープとカンゾウ。
レースはガープの勝ち。セルベットはお礼に「島の模型」をガープに送った。

【第9章 リュウナマズ ドンキル】
大きな地震に目を覚ましたガープ。
地震の原因は、島で一番大きな生き物、リュウナマズのドンキルにあるようだ。
ドンキルの背中が回す歯車が止まり、風車が止まって大問題。
背中にニオイをつけてもらい、用心深いドンキルの尻尾に会うガープ
尻尾は痛みを訴える。ガープはシビレさせるキイロの風を覚え、尻尾の痛みをマヒさせる。
ガープに自分のニオイをつけ、頭、前足、後ろ足を訪ねてほしいとドンキルの尻尾。
地面を掘るアカの風を覚え、地中のいたドンキルの前足、後ろ足にニオイをつけてもらう。
リュウくさくなったガープに、痛みに苛立つドンキルの頭も落ち着いて話す。
痛みは虫歯のせいだった。キイロの風で麻酔して、ロクゾウの大声で虫歯を壊す。
痛みが治まったドンキルの頭は、スヤスヤと寝息を立てた。

30 七ツ風の島物語7 sage 2005/08/24(水) 19:45:39ID:z5iBy1WS
【第10章 前身年の夢】
島の広場の大ホール。住民は集まり、「前身年の夢」を語り合っていた。
皆が気になるのはガープの前身年。でも見た夢はバラバラで上手く話せない。
しょんぼりするガープ。しょんぼりしていたクサネズミ。
クサネズミは最初にもらった名前を忘れてしまっていた。
竜人からもらった大事な名前。ガープが思い出させると、「黒いツメ」をくれた。
ガープにはとてもナツカシク、クサネズミにはかすかにナツカシイ匂いの黒いツメ。

吹いてきた黒い風。羽の泉では夢見るための水球がなくなっていた。
これじゃ夢が見られない。手掛かりを集めるガープ。
最初の水球は、「伝説の月人」が島人の心からつくったらしい。
グリンのココロは前身年の小さな木。
ココロは害虫の大ゼンマイに襲われた記憶に苦しんでいた。
大ゼンマイを撃退し、安心したグリンのココロから水球の元をもらう。
羽の泉に水球がもどり、ふたたび夢が見れるようになった。

夢を見た。
大きな体を横たえて眠っている大きな竜。
そこに黒くて小さな体のコドモがやってきた。
「キミは一人?ボクは一人なんだ。トモダチになってくれる?」
竜は飛び上がった。黒いコドモもついていった。
「ボクもつれてって。
 ホントにいいの? ありがとう」
二人はトモダチになった。二人は一緒に飛ぶようになった。

「ボクには、まだ名前がないんだ。
 よかったら、キミが名前をつけてほしい。
 キミが今も昔も変わらずに、いちばん好きなモノの名前を。」

31 名無しさん@お腹いっぱい。sage 2005/08/24(水) 19:49:01 ID:z5iBy1WS
そんな二人にも、前身年の終わりはやってくる。
悲しいけれど、後身年になると以前のことは忘れてしまう。
「でも、自分の名前と好きなもののことだけは覚えているんだって、
 キミがボクを忘れてしまっても、ボクの名前を教えれば、
 きっとキミはボクのコトを気に入ると思う。」
島の上空にある小さな浮島で、二人は並んでサナギになった。
月が優しく二人を照らしていた。

島の広場の大ホール。ガープはみんなの前で、前身年の話をした。
忘れてはいけないこと、ガープは今よりずっと立派な竜だった。
大きな竜のそばにはトモダチがいた。黒い小さなトモダチだった。

【第11章 小さくてキレイなもの】
アゲハダマのイールたちの前身年が終わるという。
その前に見たいものがあると、イールたちはガープの頭にくっついてしまう。
イールたちの見たいもの、小さくてキレイなもの。
岩人の長老たち、タム婆が集めた虫。
どれを見ても、意見がバラバラで満足しないイールたち。
ついには誰も見たことのない魚を探すことに。
伝説の魚タチサキウオ、尻尾についてた小さなリボン。
イールたちは満足し、それぞれのココロが一つになった。
イールたちが変わったサナギに、オレンジの風をあてるガープ。
サナギの中からは美しいカラスアゲハが生まれた。
でもガープのことは覚えていない。前身年のことは覚えていない。
哀しいけれど、誰もが同じ。もちろんガープもそうだった。


そして島中に黒い風が吹き荒れる。
黒い風が残した音。

 モウイチド キミニ アイタイ・・・

49 七ツ風の島物語9 sage 2005/08/25(木) 21:51:41ID:9BLgT/Ku

ボクハ ダレ? ダレモ ボクヲ シラナイ・・・

【終章 ワスレサラレタモノ】

木の家を出ると、誰もいなくなっていた。
草木も姿を消し、虫も魚もいない。
羽の泉へ行くと、そこは黒い霧で覆われていた。
風ライオンの最後の言葉から、伝説の月人ムーニーに会うガープ。
ムーニーはずっと空からガープを見ていた。
島を救う風使い、罪をせおった竜人。ムーニーはガープをそう呼んだ。
ムーニーは羽の泉と同じ水球をつくり、夜空で見つけた「黒いキバ」を渡す。
ガープのせおった罪、知らずに誰かを傷つけた罪。

夢を見た。
島の上空にある小さな浮島。二つ並んだサナギ。
サナギの中で、コワイ夢を見た大きな竜。
身震いした竜のサナギは、黒いサナギのほうへと倒れてしまう。
割れてしまった黒いサナギ。出てきたのは黒いコドモ。
「まだ、前のボクと同じカラダ・・・」


50 七ツ風の島物語10 sage 2005/08/25(木) 21:53:58ID:9BLgT/Ku
サナギのそばの黒いコドモに、シロガラスがやってきた。
シロガラスは楽しげに笛を吹き、そして最後にこう言った。
「可哀想だがそのサナギはもうダメだ。傾いていると死んでしまうからな。」
黒いコドモは、必死でサナギをまっすぐに直した。

サナギのそばの黒いコドモに、雲の顔が話しかける。
「もうすぐ氷の雨が降るよ。ここから逃げたほうがいい。」
黒いコドモはサナギのそばにいた。氷の雨が降ってきた。
大きな氷が頭にあたって、黒いコドモは倒れた。

竜のサナギは無事だった。気が付いた黒いコドモは、ふと頭をかかえた。
「う、わすれた。 名前、ボクの名前。
 キミがつけてくれた、ステキな名前・・・」
頭を打って、黒いコドモは自分の名前を忘れてしまった。
それでも黒いコドモはサナギのそばにいた。
雨に打たれ、大ゼンマイを追い払い、サナギを守っていた。

51 七ツ風の島物語11 sage 2005/08/25(木) 21:56:06ID:9BLgT/Ku
サナギのそばの黒いコドモに、クサネズミがやってきた。
「オレ、ニーフ。名前を集めてる。
 オマエの名前は?
 名前が無い?そいつは大変!
 みんながオマエのことを忘れたら、
 ワスレサラレタモノになっちゃうよ。」

サナギのそばの黒いコドモは、小さくうずくまっていた。
大きな竜が生まれ変われば、自分のことも忘れてしまう。
大好きだった大きな竜、そんな記憶も砕けて消えた。
黒いコドモとサナギに、静かに雪が積もっていく。

  ワスレタ。  ボクハ ダレ?
  ダレモ ボクヲ シラナイ
  ダカラ ワスレサラレタモノ

大きな竜が竜人へと変わるそばで、もうひとつの命も生まれ変わった。
ワスレサラレタモノ、その姿はまるで黒い風のようだった。

86 七ツ風の島物語12 sage 2005/08/28(日) 15:13:01ID:uTYsusME
ガープのせおった罪、知らずに誰かを傷つけた罪。
ムーニーは言った。全てのカタチあるものは、罪を忘れて前身年を終える。
ガープは忘れられた名前を呼んだ。今も昔も変わらず、いちばん好きなものの名前を。
ムーニーは竜人のコトバを欠片にして、月の欠片とともに渡した。
ガープはマボロシの風、闇を照らすシロの風を覚えた。

黒い霧に包まれた羽の泉、シロの風が霧を吹き飛ばす。
羽の泉はガラクタで埋め尽くされていた。
「オボエテル ミタクナイ ヨルノ ヒカリ。」
月の欠片の光が、硬く閉ざされた扉を開く。
「オボエテル コオルヨウニ アタタカイ オモイデ。」
月の光はココロの中まで届かない。ガープは暗闇へと踏み出した。

「ズット マッテタ。 キミノコト マッテタ。
 スキ。 ダケド キライ。 クルナ!
 ダケド アイタイ・・・」
中にはヌケガラになった住民たちがいた。
ひとりひとり、名前を思い出させていくガープ。

「フタリデ トンダコト オボエテル? イマ キミハ ダレト トブノ?」
クリオンはバラバラになって、消えた。

「ナンデ ボクハ ナマエ ワスレタ? クダキタイ ツメタイ コオリ。」
ロクゾウは氷の雨に押しつぶされ、消えた

「オボエテル アノヒノカゼ アノヒノクサ? キリサカレタ キオク。」
キスケは黒い草に切り裂かれ、消えた。

「イナクナッタ。 ダレモ イナクナッタ。」

87 七ツ風の島物語13 sage 2005/08/28(日) 15:16:27ID:uTYsusME
「キミモ一人 ボクモ一人 トモダチになってくれる?
 ボクノ ナマエ キミニ オシエル。 トモダチニ ナレル。
 デモ ワスレタ。 ワスレサラレタ。 」

最深部には、大きな怪物がいた。
ガラクタのカラダに、どの生き物ともいえないカラダ。
その姿は、自分が何なのか忘れたようだった。
ガープを責める怪物、自分を責める怪物。
ガープは七つの風を吹かせ、怪物のココロを癒していく。
最後に吹かせたシロの風が、怪物の黒い風を吹き飛ばした。

気付けば島の上空にある小さな浮島。
竜人が生まれ、黒い風が生まれた始まりの場所。
黒いコドモは硬いカラに包まれ、じっとうずくまっていた。
「ボクハ ダレ? ダレモ ボクヲ シラナイ・・・」

ガープはナマエの欠片をかざした。欠片の光が黒いコドモを包んでいく。

「ガープを、かんじる。
 ボクのコト、忘れていない!?
 おもいだしてくれた!おぼえていてくれた!
 ボクの名前!」

88 七ツ風の島物語14 sage 2005/08/28(日) 15:19:58ID:uTYsusME
ガープのキモチが、黒いコドモのココロに届いた。
殻を破って、黒いコドモが飛び出した。

長い時をへて、ガープと黒いコドモは再び出会った。
ガープの姿が変わっても、もう飛べなくなっても、二人はトモダチのままだった。

「でも・・・もう終わり。ボクはここにはいられない。
 ボクが最後にできるコト。
 ガープ、いつまでも、トモダチ。
 ボクは忘れない。キミのコト、忘れない。」

黒いコドモは、チリになって消えていった。
残ったのは3つのサナギ。
サナギの中から、キスケ、クリオン、ロクゾウ、消えたトモダチが飛び出した!

トモダチがいる トモダチが笑っている。
アヤマチは いつもココロにイタイ
そんなアヤマチをくりかえしそうになる
だから 忘れない 忘れてはいけない
心の中の 大切なもの
七ツ風の物語。それはあなたが作った物語。

89 名無しさん@お腹いっぱい。sage 2005/08/28(日) 15:20:58 ID:uTYsusME
以上、七ツ風の島物語でした。
クリア後は探索のみの【番外編 七ツ風の島物語】へと続きます。
最終更新:2006年12月19日 00:12