軽井沢誘拐案内

軽井沢誘拐案内

part33-188~196,198~201


188 :軽井沢誘拐案内:2007/09/24(月) 12:03:56 ID:p2R8kISF0
◆プロローグ

*その夜、志郎(しろう:変更可)は、恋人・久美子が待つ彼女の別荘へ車を飛ばしていた。
志郎:「急がなきゃ・・・。そういえば彼女、妹と二人で来ているって言ってたっけな。
きっと妹が彼でも呼んだものだから自分も淋しくなって、俺に電話してきたんだろ。
あっ、あの別荘かな・・・?」
*別荘に到着。ドアを開ける。久美子が出てくる。
久美子:「わっ、あなた!! やっと来てくれたのね。うれしい。
今、ちょうど、妹のなぎさは買い物に行ってるのよ。
・・・どうしたの、そんなに見つめて?わたし、どこか変?そんなに見ないで・・・。恥ずかしいわ・・・」
志郎:「ごめん、遅くなっちゃって。道が混んでいたから・・・。」
久美子:「ウソ!! 他の女の人と会ってたんでしょ。・・・わかったわ。信じてあげる」
志郎:「それはそうと、なかなかいい別荘だね」
久美子:「死ぬ前にパパが買ったものよ。」
志郎:「そうだったね。キミの両親は・・・」
久美子:「やだ、急にしんみりしちゃって。気にしないで。それより、中に入ったら?」

*[中に入る]
久美子:「まぁ、楽にして」
志郎:「あっちの部屋も見せてくれない?」
久美子:「あっ、ダメ。散らかってるから・・・」
*[抱き寄せる]
志郎:「こっちへおいでよ」
久美子:「あなた・・・。会いたかったわ」
志郎:「なぎさちゃん、どこ行ったの?」
久美子:「駅前のスーパーへおしょうゆを買いに行ったのよ。でも、あの子、何やってるのかしら」
*それからしばらくして・・・
久美子:「あの子、まだ帰らないわ。ねえ、まさか誘拐なんてことないわよね?」
志郎:「まさか、考えすぎだよ」
久美子:「でも、もうこんなに遅くまで帰らないなんて・・・。あの子に何かあったんだわ。警察に電話しようかしら」

*[電話する]
志郎:「あっ、警察ですか?実は友達の妹が買い物に行ったまま戻らなくて・・・」
久美子:「ねっ、誘拐かもしれないって言って!!」
志郎:「で、もしかしたら誘拐じゃないかと・・・」
志郎:「すぐにここに来るそうだよ」
*それからしばらくして・・・
志郎:「警察みたいだね・・・」
*刑事が来る
刑事:「なるほど。だいたいの話はわかりました。しかしですね、特に脅迫電話があったわけでもないし、
それに聞けば妹さんには放浪癖があったらしい。妹さんは確か18歳でしたね。
まっ、今のところ事故の報告もないし、そのうち帰ってくるのでは?
あまり心配せぬことです。一応こちらでも探してみますが・・・。
また何かあったら知らせてください。では、わたしはこれで・・・」
*刑事帰る。電話が鳴る。
久美子:「あっ、電話よ!・・・はい、もしもし。高木ですが」
志郎:「どうしたの?」
久美子:「切れちゃったわ・・・」

*翌朝
志郎:「なぎさちゃんまだ帰ってないみたいだね」
久美子:「えっ? 一緒に妹を探そうですって?あなた、頼もしいわ!!
そうよ。警察なんて当てにできないんだから・・・。
ねっ、二人で探せばきっと見つかるわよね。今、出かける準備をするわ。ちょっと待っててね」


 
189 :軽井沢誘拐案内:2007/09/24(月) 12:04:50 ID:p2R8kISF0
◆なぎさはどこに

久美子:「志郎、お待たせ!さあ、これからどうしたらいいと思う?」
*なぎさの写真を用意し、久美子と一緒に行動開始。

久美子:「駅前のスーパーだわよ。レジに店員がいるわよ。ごめんくださいな!」
店員:「いらっしゃいませ!」
久美子:「この妹の写真を見てくれなくて。昨日、ここに、こなかったかしら?」
店員:「えーっと、この人ですか?確か、来ませんでした。こんな可愛い子なら、絶対に覚えていますよ」

久美子:「フィラテニスクラブに着いたわ。なぎさ、よくここに来てるみたい。
あっ、よーこがいるわ。わたしの友達なのよ。ハーイ、よーこ!」
よーこ:「なんだ、久美じゃない。あっ、隣にいる人が、いつも話してる彼の志郎さんね。こんにちわ」
久美子:「妹が、昨日、ここに来なかったかしら?」
よーこ:「聞きたいのはこっちよ。最近、全然来なくて・・・」
久美子:「えっ、一昨日もここに行くって出かけたのよ」
よーこ:「うっそー。来てなくてよ」

久美子:「乗馬クラブに着いたわ。なぎさはここの会員だったのよ。あら、ジョッキーの西村さんがいるわ。
彼、なぎさの先生。西村さん、こんにちわ」
西村:「あ、これは、高木のお嬢さん」
久美子:「妹が、昨日、ここに来なかったかしら」
西村:「いえ、全然来られなくて、とても寂しい思いをしていたんですよ」

*久美子の別荘の裏辺り
久美子:「裏山だわよ」
志郎:「草むらを調べてみようよ」
久美子:「いろんな草が生えてるわよ。あれ?これ、大麻(たいま)みたいだけど、
まさか、こんな所に野生の大麻が・・・違うよね、きっと」

久美子:「ペウロ協会に着いたわ。綺麗な建物でしょ。あっ、神父さんがいるわ。
こんにちわ、神父さん。相変わらずお元気そうですね」
神父:「神の御心のお陰です。しかし、この度は、ご両親がとんだことに・・・。
あんなにお元気そうだったのに、交通事故でお亡くなりになるとは・・・」
久美子:「あら、そんな言い方すると、パパとママが死んだのも、神の御心みたい」
神父:「おや、私としたことが」

*山道
久美子:「山道だわよ。草の茂みに財布が落ちてるわ・・・あっ、これ、なぎさの財布だわ。どうしてこんな所に・・・」
志郎:「財布を調べてみようよ」
久美子:「えっと、お金と・・・あっ、カードが入ってる。タロットカードみたいだけど。死神の絵が描いてあるわ」

久美子:ヴィラホテルに着いたわ。大きなホテルでしょ。よくここへパパと食事しに来たわ・・・。
あら、支配人の関谷さんがいるわ。関谷さん、お久しぶりです」
関谷:「これは、久美子様。おや、お友達連れですか?」
久美子:「素敵な人でしょ。わたしの彼よ。妹が、昨日、ここに来なかったかしら?」
関谷:「お父上が亡くなられてから、こちらにはお見えになっておりませんが」
久美子:「このカードを見てくれなくて」
関谷:「こ、これは・・・。いったい、お嬢様がどうしてこのようなものを?
詳しいことは知りませんが、一度怪しげなパーティーに誘われたことがございます。秘密クラブめいたもので、
このカードは、そこの会員証に似ているような・・・。実際行ったわけではございませんが、なんでも、
地蔵ヶ原(じぞうがはら)辺りの別荘で行われているとか」

久美子:「ドライブインの中だわよ。マスターが暇そうにしてるわ。マスター、相変わらず暇そうね」
マスター:「ああ、おかげさまでね」
久美子:「妹が、昨日、ここに来なかったかしら?」
マスター:「昨日ねぇ・・・昨日は来なかったけど、一昨日来たかなあ。確か、男の人と一緒だったな」
久美子:「なぎさが一緒だった男のことを聞かせて」
マスター:「よく顔は見なかったけど、なぎさちゃん、その男から、お金をもらってたみたいだったな」

 
190 :軽井沢誘拐案内:2007/09/24(月) 12:05:52 ID:p2R8kISF0
久美子:「ここは、大きな家の前だわよ。垣根に綺麗なアジサイが咲いているわ。素敵ね。
表札が掛かってるわ。『花山』・・・どこかで聞いたような名前ね。もしかして、知ってる人かも。入ってみるね。ごめんくださいな」
花山:「これはこれは、久美お嬢さん、まぁ、上がっていきなされ」
*ここは、久美子の父親の部下の、花山の別荘だった。
久美子:「でも、花山さんが、こんな近くに別荘を買っているなんて、知らなかったですわ」
花山:「いやいや、お恥ずかしい・・・」
久美子:「この家の垣根、アジサイですね」
花山:「ええ、とても美しいピンクの花が咲いていたでしょう」
久美子:「あら、ブルーのもあったみたいですよ」
花山:「おや、そうでしたかな」
久美子:「妹が、昨日、ここに来なかったかしら?」
花山:「ほう、妹さんもこちらに?いえ、お見かけしておりませんが」
久美子:「このカードを見てくれなくて」
花山:「わっはは。久美子さんも、冗談がお好きだ。いやー、まいった、まいった」
久美子:「これは、どういうカードか教えてくれます?」
花山:「またまた、おとぼけを・・・。こりゃ、一本取られましたな」

*久美子の別荘に戻る
久美子:「うーん、とりあえず戻ったけど、これからどうする?」
*なぎさの部屋に入る
志郎:「引き出しを調べてみようよ」
久美子:「気がとがめるわね・・・。あっ、アドレス帳があるわ」
志郎:「アドレス帳を調べてみようよ」
久美子:「友達の住所が書いてあるわ。水城麻美(みずき あさみ)・・・あら、駅の近くの子よ。陸橋から南に行った家だわ」

*麻美の家に入る。麻美が刺激的な格好をしている。
久美子:「麻美の部屋だわよ。最近の高校生ったら・・・。そんなに見つめて、志郎、あなた、いやらしいわよ。
あなた、その格好どうにかならないの」
麻美:「余計なお世話よ。家でどんなカッコしてようと、あたしの勝手でしょ。
そういえば、なぎさもしょっちゅう言ってたっけ。久美子お姉さまがとてもうるさいって」
久美子:「・・・・・・」
麻美:「ところで、お姉さまの隣にいるあんたは誰」
久美子:「志郎さんよ」
麻美:「お姉さまには聞いてないんだけどなー」
久美子:「もう、なんて子なの!志郎、あなたに任せるわ」
志郎:「麻美ちゃんだったね。いい子だから、話してくれないか」
麻美:「わかったわ。あんた、いい男だから教えてあげる。なぎさの何を聞きたいの?」
志郎:「教えて欲しい。なぎさちゃんが、今どこにいるのか、付き合ってた男のことでもいい」
麻美:「どこにいるかはわからないわ。ほんとよっ!」
志郎:「このカードを見てくれないか」
麻美:「ふーん。そのカードを持ってるの?だったら行けばいいわ。今ごろならパーティーやってるかもよ」

*久美子に連れられて地蔵ヶ原へ
久美子:「別荘の中だわよ。なんか、怪しげな雰囲気だわ。お話してもいいかしら?」
男:「あんた、前にもここに来なかった?気のせいかなぁ。いや、前にあんたとよく似た子を見たような気がして」
久美子:「この妹の写真を見てくれなくて」
男:「あっ、この子?思い出した。確か、石田のやつの仲良くなって・・・。あれ、ほんとにあんたじゃなかった?
大きな声じゃ言えないけど、石田はチンピラヤクザさ。あんな可愛い子が、なんで石田なんかとって。
すごく腹がたったの覚えてる。七日ぐらい前だったなぁ。えっ、石田?そういや、今日は来てないみたいだったな。来たら教えてあげようか」
久美子:「お願いするわ。わたしの電話は、このメモよ」
男:「わかった」
久美子:「ね、志郎。一度戻って出直さない?もしかしたら、あの子、戻ってるかも知れないし」

*久美子の別荘に戻る
久美子:「やっぱり帰ってないわね、あの子。でも、こんなに探したのに、いないなんて・・・。
また放浪癖が出て、旅行にでも行ったのかしら・・・。あら、電話よ。もしもし、高木ですが・・・」
志郎:「どうしたの?」
久美子:「な、なんでもないわ。間違い電話よ」


 
191 :軽井沢誘拐案内:2007/09/24(月) 12:06:39 ID:p2R8kISF0
◆久美子の謎

久美子:「いろいろ付き合ってもらったけど、あの子、きっと旅行にでも行ったんだわ。うん、そうよね・・・。
だから心配するのもうよしましょっ。ほんとあの子風来坊なんだから・・・。心配して損しちゃったわね」

志郎:「キミの両親のことを、話してほしい」
久美子:「去年の秋だったわ。こっちから東京に帰る途中で事故にあって。今でも信じられないわ・・・。
これ以上話させないで。せっかく忘れかけてるんだから。ごめんね」
志郎:「なぎさちゃんのことほんとに心配しなくていいの?」
久美子:「わかったわ、言うわ。わたしには妹なんていなかった。
ううん、いなかったっていうのは嘘ね。いたわよ。でもずっと前に死んだの。
あの子が12歳のときだったわね。元々病気がちな子で、ママはいつも妹の心配ばかりしてたの覚えてる。
妹が死んだとき、ママはその事実を受け入れなかったみたい。それでノイローゼになっちゃって・・・。
それからね。わたしが妹との二役をやるようになったのは。ママを治すために・・・。
でももうそれもおしまい。わたしはわたしだけに戻るわ。
あなたに付き合ってもらったのは、妹がいなくなったことを、みんなに分からせるため。
だましてて本当にごめんなさいね」
志郎:「じゃあ、妹なんて?」
久美子:「わたしも辛かったわよ。でも、ママのためにそうするしかなかったの。だからもう聞かないで」
志郎:「・・・・・・」
*[場所移動]
久美子:「そうなの。だましたから怒っているわね。出て行くって言うならわたしもう止めないわ。
でもこれっきりなんて言わないわよね。わたし待ってるわ・・・」


 
192 :軽井沢誘拐案内:2007/09/24(月) 12:08:07 ID:p2R8kISF0
◆雨上がりの町

志郎:「さーて、これからどうするか・・・」
*一人で行動開始。

志郎:「おっと、裏山に来ちゃったぜ。草むらを調べてみるかな。
おかしいな。久美が、ここに野生の大麻に似た草があると言ってたが、そんな草はないぞ」

志郎:「ドライブインについたな。こんにちわ」
マスター:「あっ、いらっしゃい。久美ちゃんは、一緒じゃないの?
あ、そうだ、この前話した、なぎさちゃんが連れてた人ね、さっき見たよ。
駅の向こうで見たんだ。40歳くらいの男なんだけど、確か、大きな家の前だったな」
志郎:「昨夜(ゆうべ)はどこにいたか、聞かせて欲しいんだけど」
マスター:「昨日ねぇ。確か、飲みに行ったけど、どうしてそんなこと聞くんだい?」
*[電話する]
志郎:「よし、久美に電話してやろう」
久美子:「もしもし、高木ですが。あっ、あなたなの?今どこに?
ねっ、わたし、今からそこに行っていいでしょ。話したいことがあるの。着替えたらすぐに行くわ。
だから待っててよね。きっとよ!」

*久美子の別荘に移動
志郎:「やっぱり久美はいない。どうしたんだろう・・・。
ベッドの下に本が落ちてる。植物図鑑だが、栞が挟んである。えーと、
アジサイは、土に鉄分があると、ブルーの花を咲かせる、か。そう言えば、今はアジサイの季節だなあ」
*電話が鳴る
志郎:「おっと、電話だ。はい、高木ですが」
男:「あんた、志郎さんだね。悪いことは言わない。このまま、東京に帰って、何もかも忘れるんだ。いいな!」
志郎:「あ、あんたはっ?」
男:「じゃあな」
志郎:「もしっ、もしもし!・・・切れてしまったか。しかし、これはいったい?」
*なぎさの部屋に入る
志郎:「気のせいかも知れないけど、今、さっきまで人がいたような、そんな気がする。
引き出しを調べてみるかな。ん?麻美の住所が書かれたアドレス帳がなくなってる。まさか、麻美まで危ないとか・・・。
おや、ベッドの足元に、漫画の本が落ちてる。あれ、さっき、妹がいないと言ってた話は、この漫画に似てるなあ。
もしや、久美はこれを読んで、あんなことを・・・。しかし、何故?久美にも、脅しの電話が?」

志郎:「ヴィラホテルのラウンジだぜ。こんにちわ」
関谷:「あっ、確か、久美子様の・・・。よくいらっしゃいました」
志郎:「たびたび悪いですね」
関谷:「なーに、構わんですよ。こんなホテルでいいなら、いつでも来てください」
志郎:「久美子のことを話して欲しいんですが」
関谷:「久美子様は、あのような人だから、お顔には出しませんが、ご両親のことは、さぞ堪えたでしょうね」
志郎:「久美子の両親のことだけど・・・」
関谷:「こんなことを言っていいのか・・・。実は、お父上は、花山とか言う部下と、対立することが多くて。
しかし、まさか、そのようなことが・・・」

志郎:「乗馬クラブに着いたな。こんにちわ。西村さんでしたね」
西村:「おお、そう言うあなたは、確か、久美子お嬢さんと一緒だった人・・・」
志郎:「久美子のことを話して欲しいんですが」
西村:「妹思いのいいお嬢さんで、ご両親があんなことになった後も、よく妹の面倒を見て・・・」
志郎:「久美子の両親のことだけど・・・」
西村:「ええ、なんでも、ブレーキミッションのボルトが緩んでいたのか、はずれていたそうで。
人間なんて、あっけないものですね」
志郎:「それはそうと、なぎさちゃんのことだけど・・・」
西村:「全然関係無いかもしれませんが、なぎさちゃんのテニスクラブのお友達と、
ドライブインのマスターが一緒に歩いてたのを見たことがあります」

志郎:「山道だぜ。おや、ライターが落ちてる。・・・と、一応、持っておくか。
ライターを調べてみるかな。『H』とイニシャルが入ってる。誰のものだろう」

 
193 :軽井沢誘拐案内:2007/09/24(月) 12:10:04 ID:p2R8kISF0
志郎:「ドライブインの中だぜ。こんにちわ」
マスター:「しかし、おたくもヒマだねー」
志郎:「このライターに心当たりは?」
マスター:「んー。いや、見覚えがないな」
志郎:「よーこちゃんと歩いてたって話を聞いたんだけど」
マスター:「さあ。そんなことがあったかも知れないね。これでなかなかもてるから。あはは」
志郎:「ところで昨夜のことだけど・・・」
マスター:「うーん、家でテレビを見てたな」
*[締め上げる]
志郎:「昨日は家にいたって?飲みに行ってたんじゃ?さあ、言え!」
マスター:「あっ、そうだった。飲みに行ったんだ。そこにテレビがあったもんだからね。いやー、ごめんごめん」

志郎:「フィラテニスクラブに着いたな。やあ、よーこちゃんだったね」
よーこ:「あら、志郎さん。一人だけど、久美と喧嘩でもしたの?」
志郎:「マスターと歩いていたそうだね」
よーこ:「なんでそんなこと言うの?わたしにやきもち焼くことないと思うけどな」
志郎:「このライターに心当たりは?」
よーこ:「あら、素敵なライター。どこで拾ったの?」
*[締め上げる]
志郎:「さあ、いい子だから言うんだ。どうしてこのライターが拾ったものだとわかったんだい?」
よーこ:「そ、それは、女のカンよ。それより、いいこと教えてあげる。どこに行っても、もう何も出なくて、
誰に会っても同じことしか言わなくなったら、神父さんのところに行けばいいわ。何か教えてくれるかもよ」

 
194 :軽井沢誘拐案内:2007/09/24(月) 12:10:47 ID:p2R8kISF0

志郎:「ん、レマン湖だな。レマン湖の中の島だぜ。ベンチが置いてある。
ん?ベンチの後ろにスコップが落ちてる。一応、持っておくか」

志郎:「ペウロ教会に着いたな。どうも、またお会いしましたね」
神父:「おお、久美子様のお友達でしたか」
志郎:「久美子の両親のことだけど・・・」
神父:「ちょうど東京に帰られるとき、事故に遭われたとか。本当にいい人でございましたのに」
*[場所移動]
神父:「待ちなされ、今、神のお告げがあった。『Hのキーを押すことじゃ。持っているスコップで、
一度だけ好きなところを掘ることが出来よう』。では、行きなされ」

志郎:「花山さんの別荘の前だぜ」
*Hキー(携帯アプリでは*ボタン)を押す
志郎:「よし、ここで掘ってみよう。・・・やっぱりだ。青いアジサイの根本から何か出てきたぞ。
こ、これは、ボルトのようだが・・・。これのために、アジサイが色を変えたんだな。よくはわからないが、これが車のボルトだとしたら・・・」

*[中に入る]
志郎:「花山さんの部屋だぜ。この人は、久美の親父の部下だったが、今は社長か・・・。どうも、突然お邪魔して悪いですね」
花山:「ああ、君は志郎くんだったですね。何か用ですか?」
志郎:「このライターに心当たりは?」
花山:「Hは確かに私のイニシャルだが、とんと見覚えがないね。第一、私は煙草を吸わない」
志郎:「このボルトを見て欲しいんだけど」
花山:「さあ・・・」
*[締め上げる]
志郎:「とぼけるのもいい加減にしろ!自分が社長になりたくて、久美子の両親を事故死させたんだろう」
花山:「まさか・・・」
志郎:「じゃあ、このボルトは何だ?この家の垣根から出てきたんだぜ」
花山:「な、なんと・・・。そうですか、では」
志郎:「わーっ、この煙は何だっ!」
花山:「わーはっはっは。またどこかでお会いしましょう。さらばじゃ」
志郎:「待て!汚いぞ!・・・行ってしまった。しかし、シリアスな話だと思ってたのに、なんてことだっ!」
*花山は煙とともに消えてしまった
志郎:「おや、花瓶の後ろに手紙がある。差出人は高木正夫。久美の親父が花山に出したものだな。消印は去年の秋。亡くなる前に出したものか。
えー、なになに・・・。『私に万一のことがあったら、くれぐれも娘たちのことを頼む』。こ、この手紙は、いったい!」

志郎:「麻美の部屋だぜ。麻美ちゃんは相変わらず刺激的な格好だぜ。よう!」
麻美:「一人で来てくれて、麻美とってもうれしいわ」
志郎:「なぎさちゃんのことを教えて欲しいんだけど」
麻美:「いーわ、教えてあげる。あの子、両親の事故のことで何か調べてたみたい。
詳しくは知らないけど、地蔵ヶ原のクラブには、そのために行ってたみたいよ」
志郎:「久美子のことを話して欲しいんだけど」
麻美:「あっ、そうそう、久美お姉さんの友達とかいう女の人に頼まれて、
植物図鑑を久美お姉さんに届けたんだよ。えっ、その女の人?
あの人確か、地蔵ヶ原のほうに歩いていったよ」
*[抱き寄せる]
麻美:「ねっ、久美お姉さんもいないし、もっと激しく愛し合わない?」
志郎:「悪いが子供の遊びに付き合っている暇はないんだ」
麻美:「やっぱり、久美お姉さんを愛しているのね。わかったわ。あたしも探すの手伝ってあげる。
ねっ、これから、地蔵ヶ原に行ってみようよ。大丈夫。道はあたしが知ってるから」
志郎:「じゃあ、行くかっ!」


 
195 :軽井沢誘拐案内:2007/09/24(月) 12:12:28 ID:p2R8kISF0
◆麻美にハートイン

*地蔵ヶ原のマップを移動することになる。
麻美:「地蔵ヶ原に来たよ。パーティーやってる別荘は、確かこの辺だと思ったけどなぁ」

*それらしい別荘の西側へ移動
麻美:「家の横だよ。カーテンの閉まってる窓があるよ。あ、窓がぐらぐらし始めたよ」
志郎:「俺が窓を取ろう。ちょっとどいててね。ぬおおおおっー!」
麻美:「キャー、すごい!窓を外しちゃった」

*別荘の中の部屋。誰かの寝室のようだ。
麻美:「あれ、写真がある。40歳くらいのおじさんと、子供が写ってる。わかんないけど、もらっとくね」
志郎:「麻美ちゃん、たんすの上を調べてみようよ」
麻美:「なにこれ?古い新聞があるよ。なになに?『業務上横領で会社をクビになり、自殺』。やだー、暗いなー。
あれ?この人、なぎさの会社の人だったのね。ほら、『高木産業元係長 広田勝男(ひろた かつお)』って出てるもん。
でも、なんで、こんな所にこんな新聞があるのかなー?」

*ペンションデュランに入る
麻美:「すみません」
織田:「おっ、麻美ちゃんじゃないか」
麻美:「あれー、織田さんのペンションだったのー」
織田:「うん、ちょっとね」
麻美:「ねー、織田さん、はしご無い?」
織田:「はしごならあるよ。貸してあげてもいいけど、一つだけ条件があるんだ」
麻美:「えっ、何?」
織田:「麻美ちゃんのパンティーを見せてくれるならいいよ」
*麻美のパンティーを見せると、はしごを貸してくれる。
*(携帯アプリだと何もせずにはしごを貸してくれる)

*ペンションデュランの外へ出る。文江がいる。
麻美:「あそこにいるの、ペンションの人かな。綺麗な人だけど、なんかクラそうな人ね。こんにちわ」
文江:「あ、いらっしゃいませ」
麻美:「あそこの大きな別荘のことを聞かせてほしいな」
文江:「ちょくちょく、神父さんがあそこに入っているのを見たことがあります」
麻美:「このライターに心当たりは?」
文江:「ああ、それ、ドライブインのマスターのでしょ。わたし、あの店にはよく行くから。
マスターがそのライターを持っていたのを見たことがあります」

*問題の別荘の東側からはしごを使い、2階の窓から部屋に入る。
麻美:「ここは、応接間みたい。ソファの隙間に鍵みっけ!もらっとくね」
*別荘の中を探索。煙草を発見、入手。
*大きな机が置いてある部屋
志郎:「あさみちゃん、戸棚を調べてみようよ」
麻美:「応接間で拾った鍵を使ったら、空いたわ。奥に、クラブの名簿みたいなのがある。取っておくね」
*さらに奥に進み、地下室へ。箱が置いてある。
志郎:「麻美ちゃん、箱を調べてみようよ」
麻美:「乾燥させた葉っぱがいっぱい入ってるわ。なんか、刻み煙草の素みたい。もらっとくね」
*壁を叩く
麻美:見て!壁が簡単に崩れたわ。中に入ってみる?

*中に入ると、そこは洞窟だった。洞窟を抜ける。
麻美:「ん!塀の中よ」
*塀の中に囲まれた家の中に入る。暖炉の上に額縁が掛けてある。
麻美:「額縁の裏が戸棚になってて、何か入っていたよ。なんだろ、これ?書類みたいね。もらっとこっと」
*[調べる]→[持ち物]→[名簿]
麻美:「誰のことを調べるの?」
*石田と入力
麻美:「あったよ、石田。えっと、ここからずーっと南の方だわ。でも、南に行く道なんか、あったかなあ」

 
196 :軽井沢誘拐案内:2007/09/24(月) 12:14:05 ID:p2R8kISF0
*洞窟を戻り、別荘から出て、ペンションデュランへ
麻美:「また来ちゃった」
織田:「ああ、いつでも大歓迎さ」
麻美:「あのね、この煙草、おかしいと思わない?」
織田:「お、ちょうど切らせてたんだ。悪いけど、一本もらうよ。・・・うん?変わった味の煙草だな」
麻美:「この書類、わかる?」
織田:「おっ、これは、ヴィラホテルの株券だな。名義は『高木正夫』。こりゃ、相当の金額になるはずだ」
麻美:「ねー、これ、何の葉っぱだと思う?」
織田:「ああ、野生の大麻の葉っぱだね。どこで見つけたんだい?」
麻美:「ねっ、この新聞見てくんない?」
織田:「なんだ、15年も昔の新聞じゃないか。広田勝男って人が、自殺ねえ。うん?広田・・・いや、まさか、そんな」
麻美:「ほら、この写真なんだけどさ」
織田:「思い出した。この子供は広田だ。15年ほど前、俺がまだ中学生の時、俺のクラスに転校してきた広田政勝(まさかつ)だ。
あいつ、卒業と同時に東京に行ったから、それ以来あってないけど、もういい年になったろうな。
ほら、隣にいるのが、あいつの妹の・・・えーと、よーこちゃんとか言ったかな。しかし、その新聞に載ってるのが、あの広田の親父とか・・・はは、まさか、ね」
麻美:「なぎさって子を知らない?」
織田:「いつだったか、麻美ちゃんと同い年くらいの子が、やっぱり、あの別荘のことを聞きに来て、
まあ大したことは教えてあげられなかたんだけど、あの子たしか、なぎさって名前だったなあ」

*洞窟に再び入る。湖の中の島に出る。鳥居が建っている。
麻美:「あんなところにお爺さんがいるよ」
神様:「わしは神様なんじゃよ。湖の南、山道の崖を叩きなされ。そこに道が開けるであろう」
麻美:「キャー、ほんと、ありがと、チュッ」

*洞窟から出て山道へ
麻美:「山道だわ」
志郎:「俺が叩こう。あたーっ!」
麻美:「やった!道ができたわ!うそみたい!」

*ゆうぼうの別荘
麻美:「別荘の中だわ。あのー・・・」
ゆうぼう:「やー。どうもどうも。ここまで来たら、後もう少しです。頑張ってくださいね」

*石田の家
麻美:「おげんこ?」
石田:「なんだ、お前ら?」
*[締め上げる]
志郎:「なぎさをどうした?さあ、言うんだ!」
石田:「ひっ、やめてくれ!わかった、言うよ、言うよ。あの子がかわいいから、俺はちょいと油断しちまってさ。
その隙にあの子、地下のマリファナ作りを見つけてしまったんだ。
あの子が何のために、あの別荘を嗅ぎまわっていたかなんて知らねえけどよ、
俺はミスタードラゴンにそのことを報告しただけだ。その後どうしたかは知らねえ。ほんとだ!」
志郎:「ミスタードラゴン?」
石田:「あの別荘の持ち主で、クラブのボスさ。いつも覆面をしていて、誰もボスの本当の名前は知らないんだ」
志郎:「ドラゴンねえ・・・。しかし、話はどんどん変な方向に進みだしたなあ。どうなるんだろ?」
麻美:「ねっ、こんなチンピラに構ってられないよ。ボスが誰か、手がかりを見つけないと、早くっ!」

*来た道を戻り、問題の別荘の応接間に入る
麻美:「待って、廊下から人の声がするわ」
男1:「では、あのことは?」
男2:「久美の恋人というのが嗅ぎまわっているみたいですが、なーに、久美もなぎさも、もう始末させたし、あの男だけじゃ、何も解りますまい」
男1:「しかし、突然お邪魔して悪かったですね」
男2:「なーに、構わんですよ。こんな別荘でよければ、いつでも来てください。では、行きますかな」
麻美:「今の男たち、もう行っちゃったみたいね」
志郎:「しかし、あの喋り方は・・・・・・?」
麻美:「えっ、何かわかったの?」
志郎:「・・・・・・。ミスタードラゴンか。何やら、話がとんでもないことになってきたな。とりあえず、駅まで戻ろう。心当たりがあるんだ」
麻美:「わかったわ」


 
198 :軽井沢誘拐案内:2007/09/24(月) 14:02:53 ID:p2R8kISF0
◆ドラゴンへの道

*軽井沢駅前
志郎:「どうやら、今回のことは、久美の両親の事故と関係があるらしいが、
それだけでもないらしい。よーく考えるんだ、志郎」

*これまでの情報を総括し、推理する
志郎:「別荘で見つけた、写真に写っている子供、広田政勝とは?」
*マスター
志郎:「そして、広田の妹は?」
*よーこ
志郎:「なぎさがお金をもらっていた男は?」
*花山
志郎:「命令を受け、なぎさを攫ったのは?」
*マスター
志郎:「さらに、二人の子供と、写真に写ってる男が、政勝やよーこの育ての親であろう。
その、育ての親とは?」
*関谷
志郎:「そして、己(おのれ)の欲望のために、久美の親父を恨みに思ってる政勝たちを利用し、
久美の両親を事故死させた人物は?それは、ミスタードラゴンこと、この人物だ!」
*関谷
志郎:「ヴィラホテルの株券を奪い取るためか。あるいは、裏山の大麻栽培が発覚しそうになったためか。
たぶん、この二つの理由のため、関谷ことミスタードラゴンは、
久美の両親を事故死させ、さらに、事故を不審に思って調べ始めたなぎさの存在が疎ましくなり、
政勝、つまりマスターに、なぎさを誘拐させた。
そして、なぎさに脅迫していたのが花山。ドラゴンは、政勝やよーこ、マリファナパーティーの常連客の神父まで使い、
全ての罪を花山に押し付けようとした。花山の家の垣根にボルトを埋めさせ、
わざとらしくスコップを目立つところに落としておいたのも、花山を犯人に見せるためだろう。
さらに、見つけやすくするため、久美に植物図鑑を届けさせた。麻美に、これを頼んだ女とは、たぶんよーこだろう。
事件の黒幕は、関谷こと、ドラゴン。そして、直接手を下していたのは、マスター。
彼は、父親が自殺に追い込まれ、久美の会社を恨みに思っていたはずだ。
マスターの妹・よーこも、これに協力し、神父までが加担したのは、きっと、マリファナ欲しさだろう。
よーし、わかったぞ。これで全て納得がいく」
麻美:「ねえ、さっきから何ぶつぶつ独り言いってんのよ。これから、どうするわけー?」
志郎:「急がないと、なぎさが危ない。もしかして、久美までがドラゴンの手に・・・」

 
199 :軽井沢誘拐案内:2007/09/24(月) 14:03:58 ID:p2R8kISF0
*駅前のスーパー
麻美:「男の人がいるよ。お客さんかな」
志郎:「うん?どこかで見たような。そうだ、刑事さんだ。ミスタードラゴンのこと、知ってますか?」
刑事:「その昔、ドラゴンと呼ばれる犯罪組織があった。しかし、もう、ン10年も前の話です。
確か、もう壊滅しているはずです。
探偵ごっこも結構ですが、おたくたち、警察をからかってはいけませんな。私は買い物で忙しいのです」

*フィラテニスクラブ
麻美:「誰もいないよ。もう帰っちゃったみたい」

*ペウロ協会
麻美:「神父さんがいるよ」
*[締め上げる]
志郎:「さあ、言えっ!ドラゴンはどこだっ!あんたが地蔵ヶ原の別荘に行ってるのは知ってるんだぜ」
神父:「うぐぐ・・・言います、言います。
私は、確かに神に仕える身でありながら、あのパーティーの常連でした。その弱みをつつかれ、
ドラゴンに協力したこともあります。しかし、大きなことはやっておりません。
あの人も、私のことを信用してないみたいで。だから、私はほとんど何も知らされていないのです」

*ヴィラホテル
志郎:「こんにちわ」
従業員:「いらっしゃいませ。あなたは志郎さんでしたね。すみません。関谷さんは今、不在です」
麻美:「ねえ、この写真を見てくんない?」
従業員:「おや、この男の人は、関谷さんのお若い頃では。どことなく、面影があります。
それに、この子供は、ドライブインのマスターでは・・・」
麻美:「マスターのことを話してほしいな」
従業員:「あの人は、小さい時、お父さんを亡くされましてね。
それで、関谷さんが、彼の面倒を見たという話を聞いたことがあります」
志郎:「ミスタードラゴンのこと、知ってますか?」
従業員:「ああ、その噂なら聞いたことがあります。軽井沢の影のボスと呼ばれ、
怪しげなパーティーをやっては、いろんな人を自分の組織に引き込んでいるとか。
なんでも、この軽井沢のどこかに、ドラゴンがアジトにする、隠れの里があるそうですが、
その話がどこまで本当なのか・・・」

*ドライブイン
麻美:「休みみたい。待って、誰か来たよ!」
*久美子が颯爽とバイクに乗って登場。
志郎:「久美!いったい、今までどこにっ!」
久美子:「詳しい話は後。この写真を見て」
志郎:「なぎさちゃんの写真がどうかしたの?」
久美子:「わたし、実を言うと、あれから襲われそうになって、花山さんにかくまってもらっていたのね。
あなたにも知らせなかったのは、これ以上あなたを巻き込みたくなかったから。
話は、花山さんから聞いたわ。彼、なぎさと一緒にパパたちを事故死させた犯人を探していたんですって。
でも、なぎさが攫われたりして・・・。
その写真はね、花山さんに手を引かせるため、犯人が花山さんに送ったものなの。
『なぎさは預かった。これ以上歯向かうと、この子の命は無い』とか言ってきて。
でも、その写真、手掛かりになると思わない?問題は、なぎさの後ろに写っている風景。
たぶん、なぎさはそこだわ。どこだと思う?」
*ここでパッケージ内に入っていた実物の写真を見る。(携帯アプリでは画像が表示される)
*「浅間山」と入力する。
久美子:「そうよ、これ。だって、左に教会の十字架が、右に牧場が見えるもん。
こんな風に見えるのは、あの場所だけだわ。浅間山に行ってみましょう」

 
200 :軽井沢誘拐案内:2007/09/24(月) 14:04:44 ID:p2R8kISF0
*浅間山の森に入る
久美子:「森を抜けるとこんな所に出たわ」
麻美:「わー、なんか怪しげな所じゃん」
*ここからは噂のRPGパートです
*初代ドラクエのようなマップ上に、敵シンボルが見えます。

麻美:「男の人がいるよ。こんにちわ」
男:「ここは隠れの里だ。よそ者は立ち去れい」

*[戦う]
久美子:「わたしは、どうすればいい?」
*[投げキッスをする]
麻美:「ねー、あたしは?」
*[パンティーを男に見せる](携帯アプリでは[ぱふぱふをする])
*戦闘開始っ!
久美子:「うっふん、チュッ!」
男:「クラクラ」
*男の戦闘意欲 マイナスX!
麻美:「ねえ、見て見てー」
男:「うぷっ!」
*男のディフェンス マイナスX!
志郎:「あたたたたっ!」
*男に Xポイントのダメージ!
男「ぬおおおおっー!」
*志郎はXポイントのダメージを受けた!

*※~※を繰り返して戦闘を行います。

*勝利時
男:「ひでぶっ!」
久美子:「きゃー、やったわ!」
麻美:「今ので、喧嘩の仕方が上手くなったんじゃない?」
志郎:「うん、自分でも強くなった気がする」
*志郎のパラメータが上昇する。

*敗北時
志郎:「うげっ」
久美子:「きゃー、あなたーっ!」
麻美:「うえーん、志郎が、志郎が・・・」
*RPGパートの最初からやり直し。

*男たちを倒しつつパラメータを上げ、落ちている宝箱を開け強化アイテムを入手していく。

*湖のほとりにいる男
麻美:「あのー」
男:「なんだ、俺は湖を見てるだけだ。ほっといてくれ」
*ある程度ダメージを与えた後
男:「俺が悪かった。許してくれ。その代わり、いいことを教えてやる。
二つの泉をよく調べてみろ」

*二つの泉
麻美:「あっ、パンティーが見つかったよ。でもこれ、はくのが恥ずかしいくらいセクシー。
だって、透けてるんだもん。いいや、これにはき替えちゃおっと」
*(携帯アプリだとバニースーツ)

*ラスボス戦
麻美:「ねぇ、見て!キャーっ、恥ずかしーっ!」
男:「じゅるん!うぷぷぷぷぷ・・・・!」
*ディフェンスを下げる効果が飛躍的に上がります。これがないとラスボスに勝てません。

 
201 :軽井沢誘拐案内:2007/09/24(月) 14:07:10 ID:p2R8kISF0
*ラスボスの背後にある穴に入る
麻美:「わー、階段だよ。何だか怖いなー。あっ、部屋があるよ」
*部屋の中には、関谷とマスターがいる。
関谷:「おや、皆さん、おそろいで」
志郎:「やっぱり、お前がドラゴンだったのか」
久美子:「なぎさはどこ!」
関谷:「しかし、久美さまもおいでとはね。とっくに始末させたと思っていたのに」
志郎:「さあ、言え!なぎさはどこだ!」
関谷:「残念ですが、遅かったようですな。あの子はもう、深い水の中です。さあ、もう終わりにしましょう。政勝、やっておしまいなさい!」
志郎:「そうか、やっぱりマスターが政勝なのか」
関谷:「どうしたのです、政勝。早く、この連中を・・・」
政勝:「親父さん、もう、やめましょう。俺は、俺は・・・。確かに、久美さんの親父さんを、俺はずっと憎んでいた。だから、あんたの言う通りに・・・。
しかし、もう、いい。親父さん、諦めが肝心だ。俺と一緒に・・・」
関谷:「政勝、何をする、政勝!」
政勝:「さあ、行くんだ!なぎさは死んでない。そこのドアを入ったところに・・・」
志郎:「わかった。ここのドアだな」
久美子:「あなた、なぎさをやっと連れて帰れるのね」
関谷:「待て!そうはさせるか!このピストルが見えないのか!」
志郎:「うっ・・・」
関谷:「わはは!みんな、死んでもらおう!」
刑事:「よーし、そこまでだ!」
関谷:「だ、誰だ!」
刑事:「あんなことを言いましたが、気になって、つけてきたのです。ドラゴン!今度こそ、これまでだな。この村は完全に包囲されてるぞ!」
関谷:「な、なんと・・・」
刑事:「さっ、あとは警官隊に任して、早く妹さんを助けてあげなさい」
久美子:「そ、そうだわ、あなた」
志郎:「うん」
久美子:「なぎさ!」
なぎさ:「お、おねえちゃん!」
麻美「良かったね。なぎさが無事で」
志郎:「うん。とにかく、めでたしめでたしだ」
*というわけで、4人は無事に久美の別荘に帰ったのでした。


◆エピローグ

*キッチンで食事の支度をしている麻美となぎさ
麻美:「でも、なぎさ、すごいよね。今度のことで、ドラゴンとかいう組織が壊滅したらしいけど、もともとは、なぎさのお陰だもんね」
なぎさ:「そ、そんなー。志郎さんのお陰よ!」
麻美:「ただ、ひとつだけ気になるんだけど、ドラゴンはどうしてマスターたちの面倒を見てたのかなあ?」
なぎさ:「よくわからないけど、人に恨みを持つ子を育てれば、その復讐心を利用して、
あとあと、悪いことをさせられると思ったのじゃないかしら」
麻美:「なるほどなあ・・・。ねえ、なぎさ、おしょうゆはどこ?」
なぎさ:「ほら、さっき、スーパーで買ったじゃない」
麻美:「あっ、そうか。よーし、味付けオッケー。あれ?久美お姉さんは?」
なぎさ:「あら?さっき、志郎さんとそっちの部屋に行ったと思ったけど」
麻美:「呼んじゃおっと。食事ができましたよー。ドア開けますよー」
*ラブシーンを展開している久美子と志郎。
志郎:「・・・・・・」
久美子:「・・・・・・」
麻美:「いやー。うそみたい!」
なぎさ:「えっ、なになに?キャッ」

*それから数日後・・・
久美子:「あなた、たいへん!なぎさが、こんなメモを置いてっ!」
「あたしも、お姉さんみたいに素敵な彼を見つけに、旅に出ます。
今度は探さないでね。         なぎさ」
志郎:「じょ、じょーだんっ!」

Fin
 
最終更新:2020年02月23日 20:42