キングダム ハーツII

詳しいまとめ:part22-609~613、part23-10~12、2010/04/19wiki直接編集

短めにまとめたもの:wiki直接編集


(オープニングムービー)
島での三人や、冒険中のソラ、ドナルド、グーフィー、離れ小島でアンセムに体を乗っ取られたリク、
COMのカギを握っていた少女、ナミネが絵を描き、それが具体化する様子や城の頂上でのマールーシャとの戦い、
ソラたち三人組とリク&王様がそれぞれ螺旋階段を上っていくシーン。

月も星も無い、暗い海岸。
漆黒のフードで顔を隠した男が、波打ち際の岩に背をあずけている。
突如としてゆがむ空間から、同じ服装の、小柄な人物が現れた。
会話をする二人。最初からいた男は、小柄な人物に意味深な言葉を告げる。
「彼にあってきた」「彼は君によく似ている」
小柄な人物は男に名を尋ねるが、男はそんなものに意味など無いと一蹴。
「君はどうだ?自分の本当の名前を覚えているのかね?」
「俺の、本当の名前は・・・」


THE 1st DAY

一人の少年と、その友達の大人びた少年と、茶髪の小柄な少女の三人が、南国風の島で遊んでいる。

薄明かりの差し込む部屋で、少年――ロクサスは目を覚ます。
「またあの夢か」と呟くロクサス。彼はこのところ、毎日のように不思議な夢を見ていた。
夢の中ではソラという少年が、ドナルド、グーフィーという仲間と共に
ハートレスという真っ黒な敵を倒しながら、友達であるリクとカイリを探しながら、
世界を旅する、というようなものだった。
訝しがるロクサスだが、思考を切り替えすぐに友人達との秘密の場所へと向かう。
ここは夏休みの終わりが近づく、夕暮れの町「トワイライトタウン」。

裏路地の「いつもの場所」に行く。
彼の仲間のハイネ、ピンツ、オレットの三人が、が苛立っている。
なんでも最近町で盗難事件が発生していて、町の風紀委員を自称しているサイファーたちが
自分たち(ロクサス)をその犯人扱いしているのだとか。
元々ロクサスたちとサイファーたちはあまり仲が良くないらしく、殴りこみに行きそうな勢いのハイネ。
ロクサスは真犯人を探して無実を証明することを提案。皆はその意見に賛成。
そんなとき、ピンツが大声を上げる。
「大変だ、僕達の―――もなくなってる!」
盗まれた「―――」。奇妙なことに、誰一人として盗まれたものの名前を口に出すことができなかった。
「―――だけじゃなくて、―――って名前まで盗まれたってこと?」
物だけでなく、名前まで一緒に盗んでしまう泥棒。これはただの事件じゃない。
四人は急いで泥棒を捕まえることにして、早速話を聞く為に広場へ向かう。

町の人々に調査をしていると、空き地でサイファー達と出会い、口論になる。
サイファーも「―――」を盗まれたらしい。
「お前達がやったんだろう」と断定的なサイファーに、ロクサスは反論、戦うことに。
地面に転がるストラグルバトル用の武器の一本(ストラグルブレード)を手に取り、応戦するロクサス。
結局、サイファーが地面に尻を付けることになった。記念とばかりにカメラを取り出し
撮影するピンツ。と、そこに何かが風のように横切り、ピンツのカメラをさらっていった。
さっきの影が犯人ではと、ロクサスは謎の人影らしきものを追い、町外れにある屋敷へ。
カメラを奪ったのは、見たことも無い、人の形をした奇妙な白い怪物。
それはロクサスに「迎えに参りました、我らが主人よ」と謎めいた言葉をかける。
混乱しながらも戦おうとするロクサスだが、それには何故か攻撃があたらない。
困り果てた彼の手の中に、突如としてストラグルブレードの代わりとばかりに不思議なものが現れる。
それは、夢の中の少年、ソラが持っていた武器、キーブレードだった。

訳も分からないままに白い怪物を撃退すると、キーブレードは消え、
白い怪物はカメラを残して消滅した。
カメラだけでなく今までに奪われていた、何枚かの写真も一緒に落ちている。
よく見てみると、すべてロクサスの写っていた写真ばかり。
ロクサスが犯人だと思われていたのは、そんな理由があったからだったらしい。
言葉の方(たぶん「思い出」)も戻ってきて、秘密の場所で話し合う四人組。
どうしてあの白い怪物はロクサスが写った写真ばかり盗んでいたのか。
犯人はロクサス自身を盗みたかった?
「こんなヤツ盗んだって役に立たない」というハイネのジョークで、この場はひとまず閉幕。
謎を残しつつも、泥棒事件は収拾した。

同時刻、近未来的な設備の前に佇む二人の人影。
一人は黒いコートにに全身を包み、フードで顔を隠した謎の男(以下フードの男と表記)。
もう一人は赤い服を身にまとい、覆面をつけた見るからに怪しい男
(KHCOMのリク編に出てきた謎の男。以下覆面男と表記)。
彼ら二人の敵がロクサスの存在に気がついたことは彼らにとってよろしくない自体らしい。
「ナミネを急がせるか」覆面男はそう呟いた。真意はまだ分からない。


THE 2nd DAY

不思議な夢は今日も続く。まるで傷んでしまったビデオテープを見ているような、不鮮明な風景と
不明瞭な声。あまり気にしないことにして残り少ない休みを楽しむ為に、町へ飛び出す。
(夢の内容は1のソラの冒険をなぞっていく形で毎日続く。時折「回復率○%」という声も聞こえる)

今日は皆でどこかに出かけよう、という話になる。
もう夏も終わるのにまだ海に行ってない。そんなハイネの言葉を受け、四人は海へ行くことに。
海へは電車に乗って行かないといけないし、海の家で焼きそばも食べたい。
皆はそれぞれにバイトをして、お小遣いをためることにする。
道中、一つののポスターを見かける四人。二日後、町の大きなイベントであるストラグルバトルが開催されるのだ。
ハイネとロクサスは二人で決勝を戦おう、商品は皆で山分けだ、と約束をする。

思い思いのバイトをして、駅前に集合した仲良し四人組。
皆のお金を集めて、オレットの手作りポーチにしまい、駅構内へ。
と、そのとき、フードの男がロクサスにぶつかってきた。つまづくロクサス。
彼はロクサスのことを乱暴に起こしながら、耳元で何かを囁き、去っていった。
辺りを見回してもすでに男はおらず、仲間の声に我に返り、駅に行く。
窓口で切符を買おうとする四人。ところが、先ほどしまったはずのお金の入ったポーチが無い。
「さっきの男だ!」ぶつかった時に盗まれたのだと考え、ロクサスは駅前へ戻ろうとする。
しかし仲間たちはは、そんな男いなかった、お前は何も無い所でこけたんだと返すばかり。
そんなバカな。混乱するロクサスをよそに海への列車は出発してしまい、四人は海に行けなかった。
フードの男はロクサスに「ソラを感じているか」と言っていた。
ソラ――夢の中の少年の名前と同じ。ロクサスはしばし呆然とする。

薄暗い部屋。モニターの光のみが室内を無機質に照らす。
ロクサスから盗んだポーチを弄びながら、フードの男は覆面男に眼を向ける。
「どうして海に行かしてやらなかった」とフードの男は尋ねた。
海を造れば敵が侵入しやすくなってしまうから、と覆面男は答えた。
理解しがたい内容の二人の会話。持ち去ったポーチとその中身の対処に戸惑うフードの男。
「シーソルトアイスでも買うか?」からかうように話す覆面男。
「あの町のものは現実世界に持ち込むな。処分しておけ」


THE 3rd DAY

お馴染みとなった夢。だが、今日はいつもと少し違う。
夢の終わりに、今まで見たことのない一人の少女が出てきたのだ。
眼を覚まし、部屋を見渡すロクサスの視界に飛び込んできたのは、夢で出てきたのと同じ
白いワンピースに金髪の少女。
驚いて再度少女のいた方へ目を向けるが、彼女はもういなかった。何かの見間違い?

普段着に着替え、いつもの場所へ。皆の姿はなく、ハイネからの手紙が置かれていた。
今日こそ海へ行こうという話らしい。ハイネには何か考えがあるようだ。
路地に出たところで、いきなり白いワンピースの少女が現れた。
「初めまして、ロクサス。どうしても、あなたに会っておきたかったの」
彼女は一方的に言葉を告げると、突然姿を消してしまった。
ロクサスは、少女を探すために走り出した。

少女を探すロクサスの前に、突然あの白い怪物が出てきた。しかも複数。
驚いたロクサスは空き地に逃げ込み、そこでサイファーたちに遭遇。
町の風紀を乱す奴は許さないと、白い奴らに食って掛かるサイファー一味。
ロクサスもそのうちの一匹と対峙するが、やはりストラグルブレードではダメージを与えられない。
困っているロクサスに声がかけられる。「キーブレードを使って!」
声の主は、ロクサスが追いかけていた少女だった。

気がつくと、ロクサスは不思議な場所にいた。
目の前の台座には、それぞれ力の象徴である剣、盾、杖が飾られている。
三つの力から、ロクサスは自分に一番必要だと感じた力を一つ手に取った。
力の象徴であるそれは彼の手の中でキーブレードへと変化し、同時に白い奴らが飛び掛ってくる。
そいつらを全て倒すと、彼を誘うように扉が出現する。
扉の向こうは、謎の白い部屋だった。中央にあの白いワンピースの少女が座っている。
少女はナミネと名乗った。
彼女がロクサスに本当の名前を覚えているか、と聞いたが、ロクサスには答えられなかった。

気が付くと、そこはいつもの空き地。サイファーが言うには、白い奴らは消えてしまったらしい。
さっきまでの出来事は夢だったんだろうか。
結局今日も海に行けなかった四人組。明日こそ海へ行こうと言うと、ハイネは約束があるから駄目だ、と返す。
明日はストラグルバトル開催日。
昨日の約束を思い出したロクサスは家に帰るハイネを黙って見送るのだった。

密談をする覆面男とフードの男。彼らはナミネを利用して、何かを企んでいるようだ。
ナミネの行動は勝手なもので、データを乗っ取ってしまったと語る覆面。
しかし、役目さえ果たすならどうでもいいらしく、あまり積極的には
ナミネの行動を抑制するつもりはないらしい。
目的さえ達成できれば、ロクサスがどうなろうと知ったことか。
無常に語る覆面に、フードの男は複雑な心境を抱くのだった。


THE 4th DAY

今日も例の夢を見る。が、ビックイベントの前なので気にしない。
いよいよストラグルバトル大会の当日がやってきた。町の空き地は大賑わい。
バトルはトーナメント制。予選を勝ち抜いた四人で行われる。
今年予選を勝ち抜いたのはサイファー、ビビ、ハイネ、ロクサスのある意味御馴染みメンバー。
ただ、サイファーの取り巻きで弱そうなビビが予選を勝ち抜いたのには少々違和感がある。

司会の男が予選進出メンバーを紹介していく。
全員の紹介をし終わった所で、前回のチャンピオンであるセッツァーが登場。黄色い声援が巻き起こる。
大会の優勝者はトロフィーとセッツァーへの挑戦権が手に入るとのこと。
それぞれの思いを胸に、大会が開催された。

初戦はハイネとロクサスの親友対決。
息を呑むような駆け引きの末、勝利を手にしたのはロクサスだった。
次はサイファーとビビ。サイファーにあこがれていた弱虫のビビがどうしてこんな大会に出場したのか。
不機嫌なサイファーに、いつもと違う様子でケタケタと笑い声を立てるビビ。
試合が開始すると、ビビは普段ではあり得ないアクロバティックな動きでサイファーを翻弄。
優勝候補のサイファーだったが、あっけなくビビにやられてしまう。
会場から立ち去るときに、サイファーはロクサスにこう囁いた。
「あれはビビじゃない。ぶっ倒せ」と。

決勝は、ロクサスとビビ。
サイファーの言葉どおり、ビビは普段と明らかに違う異様な態度で試合に臨んできた。
小さな体から繰り出される強烈な攻撃をかわしつつ、辛くも勝利を収めたそのとき。
急に周囲の動きが止まった。何事かと動転したロクサスの前で、ビビがあの白い怪物に変化する。
それにあわせたように、彼の武器もストラグルブレードからキーブレードへ。
誰も知らないところで、ロクサスの孤独な戦いが加速していく。

何度目かの敵の撃退を遂げたとき、不意に一人の男が声をかける。
「さすがだな、ロクサス。やるやる~」
その場にそぐわない明るい調子の声。男は何故かロクサスの名前を知っていた。
彼はアクセルと名乗った。黒いコートに身を包み、赤く燃えるような髪をしている。
アクセルは久しぶりだな、と話すのだがロクサスに覚えはない。
「ナンバー13、ロクサス。キーブレードに選ばれし男」
そんなアクセルの言葉の意味は、まだ分からない。
手荒な真似をしてでも連れ戻すと強引なアクセルに、ロクサスは必死の抵抗をみせる。
相手は戦い慣れしていたが、どうやら本気を出してはいないよう。
肩で息をするロクサスの前に、赤覆面の男が現れる。もちろんロクサスに見覚えはない。
「耳を貸すな、ロクサス!この男の言葉に意味など無い!」アクセルを牽制する覆面男に
「騙されるな、ロクサス!」とアクセルも対抗。
「ロクサス」「ロクサス!」
見たこともない、得体の知れない連中に名前を連呼され、混乱の極みに達したとき、止まった時が動き出した。
「勝者、ロクサス!」
ジャッジの声が空き地に響く。しかし、ロクサスは素直に喜ぶことなど出来なかった。

次はいよいよ前回チャンピオン、セッツァーとの対決だ。
誰も見ていないところで「負けてくれないか?」と問うセッツァー。
その言葉に反感を抱きつつ、舞台に足をかけるロクサス。最後の試合の行方は―――。
(この試合は勝っても負けても話が進む。トロフィー以外の商品の内容等が変わる)

大会終了後、駅の時計台の上に集まる四人。約束どおり、賞品を山分けすることにした。
トロフィーに飾られていた四つのクリスタルボール(大きなビー玉みたいなもの。全四色)を皆で分ける。
ロクサスは青いクリスタルボールを手にして、夕陽に透かして見た。
思わず見とれてしまい、身を乗り出す。ロクサスは足を踏み外し、下へ落ちていく――。

場面は変わり、ソラの故郷、ディスティニーアイランド。
学校帰りのカイリに「カイリねえちゃん」と親しげに近寄る、関西弁の少女セルフィ。
一年前まで遊び場にしていた離れ小島にカイリをさそう。
しかしカイリはそれを断る。
特に仲良く遊んでいた幼馴染、リクともう一人の少年との思い出の場所でもある、離れ小島。
しかし二人ともどこかに消えてしまい、少年の方に至っては人々の記憶からもいなくなってしまう。
カイリは少年達といつも一緒に遊んでいたのに、何故か少年のことが思い出せなくなってしまった。
そのことに心を痛めた彼女は、少年のことを思い出すまで小島に近づくつもりはないと言う。
そんなカイリの心に、一人の少年の声が届く。時計台から落下中のロクサスのものだった。
勘違いして「ナミネ?」と尋ねるロクサス。カイリは間違いを正し自分の名前を答える。
それを聞いたロクサスは思わず口にしていた。「知ってる、アイツの好きな子だ」
ロクサスの言う「アイツ」は自分の忘れてしまった少年のことだと確信したカイリ。
カイリはロクサスに彼の名前を教えて、と呼びかける。
次に聞こえたのは、他でもないあの少年自身の声。
「ひどいやカイリ、俺のこと忘れちゃったの?しょーがないなあ、じゃあ、ヒント!最初は、ソ!」
その言葉を最後に、カイリとロクサスとのコンタクトは途切れてしまう。
彼のことを思い出したカイリは海岸に行って、彼に宛てて書いたボトルメールを流す。
今は会えないけれど、いつか、また―――。
「最初はソ。そうだよね、ソラ!」

覆面たちの会話。ロクサスとナミネが干渉したことでロクサスとカイリの心が触れ合ったとは覆面男の言。
特殊な生まれ方をしたノーバディ、ナミネ。ソラとソラに関わる人物の記憶と心に干渉できる。
全てを知るかのような覆面男の言葉に、フードの男はナミネは誰のノーバディなのかと尋ねる。
「教えてもいいが、君の本当の名前を教えてくれないか?」
フードの男はそれまで隠していた顔を見せた。浅黒い肌に、後ろに撫で付けた長い銀髪。
「アンセムだ」と彼は答えた。
覆面男は笑い声を上げ、よろしくな、とフードの男に告げた。

ベッドの上で目を覚ましたロクサス。体には傷一つ無い。
本当に落ちたのなら無事ではすまないはずだ。昨日のことは夢だったのだと自分に言い聞かせる。
しかし、昨日の出来事が夢だとしたら、それは――。
「どこから、どこまで?」


THE 5th DAY

いつもの夢。
(1のエンディング)
アンセムを倒したソラたちは、開きかけた闇への扉を閉じようする。
そのとき、扉の向こう側にリクと王様が現れた。
「さぁ、ソラ、一緒に鍵をかけよう」
王様はそう言った。だが、このままでは、リクと王様は闇の世界に取り残されてしまう。
ソラはためらった。
「大丈夫さ、光の扉が、どこかにある」
ソラは王様を信じることして、うなずいた。
王様とソラは、扉の内側と外側でキーブレードをかざし、扉は閉ざされた。
「忘れないで、ソラ。光の扉を開くのは、キミなんだ」
最後に、王様はそう言い残した。
場面は変わって、どこまでも続く道を歩いているソラ、ドナルド、グーフィー。
「リクと王様を迎えに行かなくちゃ」
「でも、光への扉なんて、どこにあるのかな?」

いつもの場所に集まったロクサスたち。
いつものように、皆が大好きなシーソルトアイスを食べる。
夏休みも残りあと三日。宿題のグループ自由研究を片付けなければならない。
トワイライトタウンに伝わる七不思議をテーマにすることにした。
セントラルステーションから列車に乗ってサンセット住宅地へ。
列車内でロクサスはクリスタルボールを失くしたことに気づくが、仲間には黙っていた。
七不思議を一つ一つ調べていったが、真相はどれも取るに足らないことだった。
六番目の不思議は、誰も乗っていない列車がサンセットヒルの側を通る、というものだった。
真偽を確かめるべく、皆はサンセットヒルへ。
ロクサスは確かに、誰も乗っていない列車を見た。けれども、他の皆は見ていないと言う。
最後の不思議は、町外れの幽霊屋敷の二階の窓に、人影が見えるというもの。
幽霊屋敷の前に行ってみたが、やはり何もなさそうだった。
だが、ロクサスの目には、女の子――ナミネの姿が見えた。


THE 6th DAY

今日の夢は今までとは一味違っていた。
トワイライトタウンとはまた違う町で、ロクサスはアクセルに別れを告げて、去っていった。
場面は変わって、暗い海。そこでロクサスは黒いフードの男と話をした。

町へ飛び出したロクサス。だが、町には誰もいない。しかも、そこかしこは白い怪物だらけ。
ロクサスの目の前にアクセルが立ちはだかる。
「お前が戻らないなら消せってさ」
「やめてくれ。俺たち、親友だろ?」今朝の夢が本当のことだったら。
「そうだけど・・・」
アクセルはどうやら本気で襲ってくる気はないようだ。ロクサスは逃げた。
白い怪物を倒していくと、ロクサスの耳に謎の声が響く。
「ロクサス、屋敷へ来い。時は満ちた」

ロクサスは、幽霊屋敷にやってきた。閉ざされた屋敷の門をキーブレードで開ける。
一度来たことがある、謎の白い部屋にロクサスは入った。そこにはナミネがいた。
壁に貼ってある、ナミネの書いた何枚かの絵を見る。その中にはアクセルとロクサスが並んでいる絵もある。
「この人たちのこと、知ってるよね?」
ナミネは一枚の絵を指し示す。
「ああ、ソラ、ドナルド、グーフィー。夢に出てくるやつらだ」
ナミネは、バラバラになったソラの記憶の鎖を元に戻しているところだという。
「もうすぐソラの記憶が元通りになる。その影響があなたに出ているのよ。キミとソラはつながっているの」
ソラの夢を見るのもそのためらしい。
ナミネはロクサスに、ソラが元に戻るには、ロクサスが必要だと告げる。
「あなたが、ソラの半分を持っているから。あなたは存在してはいけないの。
ロクサス、私たちノーバディは人の半分。あなたは消えるんじゃない。元に戻るの」
「待てよ・・・!」
「また会えるよ。その時はいっぱいお話しよう。きっと、約束だよ」
そう言い残すと、ナミネの姿は消えてしまった。

屋敷の地下通路を進んでいくと、謎のコンピューターが置いてあった。
それを見てロクサスは、自分が何者かを思い出した。
自分はXIII機関(じゅうさんきかん)の一員で、ノーバディ。
同じくXIII機関のアクセルとは親友だった。
キーブレードに選ばれたロクサスは、どうして自分が選ばれたのか知るために、XIII機関を裏切って、出て行った。
闇の世界にいたときに、謎の黒フードの男に捕まり、トワイライトタウンに送り込まれた。
知りたかった自分がそんなものだったことにショックと怒りを隠せないロクサス。
力任せにコンピューターを壊した。
先へ進むと、カプセルが置いてある部屋に出た。ロクサスの前に覆面男、ディズが現れた。
「キーブレードに選ばれし者よ、よく来た」
ロクサスはディズに切りかかったがディズは消えてしまう。
ロクサスの目の前にあるカプセルが開き、中からソラが出てきた。
ロクサスはソラを見上げて言う。
「ソラ、うらやましいよ。俺の夏休み、終わっちゃった・・・」
ロクサスはソラに取り込まれ、ソラは目覚めた。

(操作キャラがソラに変わります)
何かを忘れているような気がするというソラ。
ジミニーに聞いてみたが、ジミニーも覚えていないと言う。
白紙のページばかりのジミニーメモには、「ナミネにお礼を言う」とだけ書かれていた。
ドナルドとグーフィーも同じく目を覚ました。
屋敷を出てトワイライトタウンに行き、いつもの場所へ。
ハイネたち三人はいるが、ロクサスの存在は皆から忘れられていた。
駅前広場で王様を見たというので、駅前広場へ。
そこには王様がいた。王様はソラに、お金がぎっしり入った手作りのポーチを渡した。
そして、駅から列車に乗れ、と指示した。
一緒に行こうとソラは言うが、今は行けないという王様。
王様がいるということは、リクもどこかにいるということ。ソラたちは希望を持った。

ハイネたちに見送られ、ソラたちは幽霊列車に乗り込んだ。
手作りのポーチを検めてみると、中にはお金の他に、青いクリスタルボールが入っていた。
幽霊列車はトンネルを抜けて、不思議な塔の前でソラたちを降ろすと、消えてしまった。
塔の前には、吊りズボンをはいた、ヤマネコのピートが待ち伏せていた。
(ピートはミッキーのライバルキャラとして多くの映画に出演している)
ピートはハートレスを率いて襲い掛かってきたが、ソラたちが倒すと、逃げていった。

不思議な塔の最上階には、イェン・シッドという、王様の師匠である魔法使いが住んでいた。
イェン・シッドはソラたちに、ノーバディについて説明した。
ノーバディとは、強い心を持った者がハートレスになったときに生まれる存在。
名前の通りに何者でもない、存在しない者であり、心がない。
特に強い心を持ったものがハートレスになると、
人であった頃の姿を残しながら、強力なノーバディになる。
XIII機関は、13人の強力なノーバディで構成されている、ノーバディを統括する組織だ。

ソラたちはグミシップを与えられた。
「キーブレードに選ばれし少年よ、そなたが光の扉を開くカギだ」
そう言って、イェン・シッドはソラを送り出した。
ソラたちは、各ワールドを巡りながら、リクと王様を探すことに。
キーブレードが放つ光にしたがってゲートを開けば、世界と世界をつなぐ道ができる。


ホロウバスティオン エピソード1

ソラたちはホロウバスティオンにやってきた。
魔法使いのマーリンの屋敷に住んでいる、レオンやエアリスたちと再会を果たす。
ホロウバスティオンは破壊されて廃墟のようになっていたが、
レオンたちが再建委員会を作って復興を進めていた。
「協力してくれるか、俺たちに」
「断ると思う?」
「・・・お前はそういう奴だったな」
レオンの申し出を快諾したソラだった。
エアリスの手からソラへ、再建委員会の会員証が贈られた。

レオンはソラに、ホロウバスティオンの現状を説明する。
相変わらずハートレスが出現して、町の再建を阻んでいる。
そこで再建委員会は、自動的にハートレスを攻撃してくれる防衛装置を作ったのだという。
さらに、最近はノーバディも出没するようになった。
そのとき、黒いコートの男が現れた。
「俺はXIII機関の一員だ」
「何しに来た?」
「俺たちがどんなに怖いか、思い出させてやろうってハナシ」
黒コートの男は軽い調子で言った。ソラは男を睨みつけた。
「そうそう、アイツもそんな目をしてたっけ」
アイツって誰だ?と首をかしげるソラ。
「いい子にしてろよ!」捨て台詞を吐いて、男は消えた。
惑わされることはない、俺は俺だ、と、会員証に書かれた自分の名前を見つめるソラだった。
会員証から光があふれる。ソラがキーブレードをかざすと、次のワールドへのゲートが開いた。


ザ・ランド・オブ・ドラゴン  -「ムーラン」の世界-

ソラたちが降りたところは中華風な場所だった。
少し離れたところで、兵士の格好の男と、小さな赤いドラゴンがひそひそ話をしていた。
そのドラゴンはムーシューという、一年前に召喚キャラとして一緒に戦った仲間だった。
ムーシューが言うには、この男は実は「ムーラン」という女性。
ファ家の娘であるムーランは、男装して兵士になり、家の名誉を守るのだという。
そしてムーシューは、ムーランの一族の守り神らしい。

ソラたちはムーランのサポートをすることになり、
一緒にフン族討伐隊の陣営まで行った。
そこでシャン隊長に入隊したいと申し出たが、ムーランは兵士としては頼りなさそうだったので、
入隊は出来なかった。
だが、ソラたちがなんとか取り成したお陰で入隊を許された。
討伐隊はフン族のボスであるシャン・ユーを追って山を登った。
中腹の村で待機ということになったが、功を焦ったムーランとソラたちは隊を離れてしまう。
結局大したことも出来ずに帰って来ると、村は襲撃を受けていて、隊長が倒れていた。
敵を追って山頂の方へ。そこには、シャン・ユーがいた。
シャン・ユーがけしかけてきたハートレスを蹴散らすソラ。
そしてムーランが機転を利かせた戦法でシャン・ユーを倒した。
隊長に褒められたムーランだったが、うっかりムーシューが口を滑らせて、女だということがバレてしまう。
「ムーラン?女だと?皇帝陛下の軍を侮辱した罪は重い。君たちを除隊処分にする」
ムーランたちを残して、討伐隊は都に帰って行った。

ムーランは結い上げていた髪をほどいて下ろし、兵士の鎧を脱いだ。
「いろいろどうもありがとう。うちに帰るわ」
山を下りる途中で、都に向かっているシャン・ユーの姿を見つけた。彼は死んではいなかったのだ。
ソラたちとムーランは、急いで山を下りて都へ。
シャン・ユーは剣を振りかざして皇帝に襲い掛かろうとしていたが、間一髪で隊長が皇帝を助けた。
ムーランはソラたちと協力し、シャン・ユーを倒した。

王宮の前の、高いところに皇帝が立っている。その前にムーランが跪いていた。
低いところには観衆が集まっていた。
「お前がファ家のムーランか。お前は女の身でありながら兵士となり、この国を救った」
皇帝がムーランに向かって頭を下げている。観衆は歓声を上げた。
隊長がシャン・ユーの剣をムーランに差し出す。
「それはお前が成し遂げた功績の証じゃ。受け取るが良い」
ムーランは剣を受け取った。隊長とムーランはなんだかいい雰囲気になっている。
と、シャン・ユーの剣から光が溢れた。ソラがキーブレードを向けると、ゲートが開いた。
「ムーランと仲良くね」とソラは隊長に言い残し、次の世界へ旅立った。


ポートロイヤル  -「パイレーツ・オブ・カリビアン」の世界-

ソラたちが降りたのは夜の港だった。
エリザベスという女性が、悪い海賊のバルボッサの船「ブラックパール号」に乗せられ、連れ去られてしまった。
ソラたちは、エリザベスの恋人であるウィル・ターナーに会って、協力することになった。
そこへ颯爽とジャック・スパロウが現れた。ジャックも何やらバルボッサと因縁があるらしい。
ともあれ、ジャックが用意した船にソラたちは乗り込み、エリザベスを助けに行くことに。

海賊バルボッサとその手下たちは、不死身になる呪いをかけられていた。
月の光を浴びると、正体が隠せなくなり、ゾンビのような姿を晒してしまう。
「死の島」の、とある宝箱に入っていた882枚の金貨。それは呪われた金貨だった。
バルボッサたちは金貨を持ち帰り使ってしまい、呪われた。
呪いを解くには、金貨を全て集めてもとの宝箱に戻し、そこに償いの血を注ぐこと。
これまでに881枚の金貨が集まった。そして、最後の一枚はエリザベスが持っていた。
償いの血はターナー家の者の血、らしい。
バルボッサたちは死の島に着いて、エリザベスの手をちょっと切った。
滲んだ血を最後の金貨につけ、それを箱に戻す。だが、呪いは解けなかったのでバルボッサは怒った。
エリザベスはウィルを守るために、ターナー家の者だと嘘をついたのだった。
そこへジャックとソラたちが乗り込んで、バルボッサを倒した。
ウィルはエリザベスを、そしてジャックはブラックパール号をバルボッサから取り戻した。


プライドランド  -「ライオン・キング」の世界-

そこはサバンナだった。そしてソラは、ライオンの姿になっていた。
ドナルドとグーフィーも動物の姿に。
しばらく進んでいると、ハートレスに襲われているメスライオンが。
ソラは口にキーブレードをくわえて、ハートレスを倒した。
メスライオンはナラと名乗った。彼女が住む「プライドロック」という岩場に送っていくことに。
プライドロックに着いたが、そこは何やら物々しい雰囲気だった。
以前、ライオンたちの王として慕われたムファサが死んだので、ムファサの弟のスカーが王になろうとしているが、
スカーはハイエナたちと組んで何やら悪いことをたくらんでいるらしい。
こんなとき、ムファサの息子のシンバがいてくれたら、とナラはため息をついた。
シンバは死んだらしいとのことだが、一年前、ソラは召喚キャラとしてシンバに会ったことがある。
きっと生きているに違いないと、ソラたちはシンバを探すことになった。

シンバがいるらしいオアシスに行ってみると、シンバは友達と一緒に遊んでいた。
シンバは、父親を死んだことで自分を責めて群れを飛び出し、友達と出会って
「ハクナ・マタタ(くよくよするな、という意味)」を教えられて、立ち直ったらしい。
とにかくシンバを説得し、一緒にプライドロックに帰ることに。
プライドロックに戻ると、スカーはハートレスと化していた。
実はムファサはスカーが暗殺したのだった。
シンバはソラたちと協力してスカーを倒し、ライオンたちの王として認められた。


タイムレスリバー  -「蒸気船ウィリー」の世界-

グミシップに乗り込むと、ディズニーキャッスルへのゲートが繋がっているのが見えた。
ソラたちは、ディズニーキャッスルへ向かった。
その頃、ディズニーキャッスルにいるミニー王妃は、大量のハートレスに追われて、書斎へ逃げ込んだ。
そこへソラたちが駆けつけてきた。
ここに王様がいるかと思ったが、まだ帰ってきていないとのこと。

ハートレスを蹴散らしながら謁見の間までミニー王妃を連れて行った。
玉座の下の隠し階段を降りていくと、地下室には「光の礎(いしずえ)」という
直径数メートルの輝く球体があった。
「変だわ。光の礎の力がなくなってる・・・」
ここに光の礎があったからこそ、ディズニーキャッスルは今まで闇の力から守られていたという。
マーリンなら何か知っているかも知れないと、ホロウバスティオンへ行き、彼を連れてくる。
光の礎を見たマーリンは、白い扉を呼び出し、ソラたちに中に入るよう命じる。
扉に入ろうとするソラたちに、扉の向こうで何を見、何を聞いても、
決して誘惑に負けてはいけない、とマーリンは忠告した。

扉の中はやけにレトロな白黒の世界。ソラたちの格好もレトロな感じに。
「こういうの、なんて言うんだっけ・・・『懐かしい』?」
丘の上には、光の礎が安置されていた。川のほとりに行ってみると、レトロな感じのピートがいた。
またハートレスを出してくるのかと思いきや、「ウィリー号を盗まれた!」とわめいて去っていった。
おまけに、一言もしゃべらないレトロな王様も出没する始末。(昔のミッキーだから)
丘に戻ってみると、光の礎が無くなっている!
目撃証言を頼りに船着場へ行くと、
蒸気船のウィリー号を使って、光の礎を持ち去ろうとしているもう一人のピートが。
そう、この世界は過去の世界で、最初に会ったピートは過去のピート、
そしてここにいるのは現在のピートだったのだ。
何度となくソラたちを倒そうとしたが、失敗ばかりしていたので、昔に帰りたいと強く願い、
その結果、過去に繋がる扉が開いたのでここに来た、と現在のピートは話す。
ソラたちは現在のピートを倒し、ウィリー号と光の礎を取り戻した。
現在のピートは、自分が来た扉から逃げ帰った。ソラはその扉にキーブレードで鍵をかけた。
ウィリー号を過去のピートに返すと、彼は大喜びでウィリー号を出航させた。
光の礎を元の場所に戻す。きっとこの丘の上にディズニーキャッスルが建てられるのだろう。
ここは過去の世界だから、歴史を変えることも出来る・・・。
誘惑に負けそうになるのをこらえて、ソラたちは元の世界に帰った。
過去での異変がなくなったので、光の礎の力は元に戻っていた。


トワイライトタウン エピソード1

デスティニーアイランドの海岸に立っているカイリ。
「きっと、待ってるだけじゃダメなんだ」とつぶやく。
いきなり闇の扉(ワープホール)が開いて、アクセルが現れた。
「その通り。まずは行動。人生の基本ルールだ。記憶したか?」
「あなたは?」
「俺はアクセル ソラのちょっとした知り合いさ。さぁ、ソラのところへ行こう」
アクセルはカイリを強引に連れて行こうとしたが、カイリは逃げた。
カイリは目の前に現れた闇の扉に飛び込んだ。
その先はトワイライトタウンだった。

ソラたちはトワイライトタウンに戻ってきた。
広場に行くと、ノーバディに襲われて困っているサイファーとその取り巻きたちがいた。
ソラたちがノーバディを倒すと、XIII機関の男が現れた。
「アクセルと言う男がここに来なかったか?」
どうやらアクセルはXIII機関を裏切ったらしい。
「仲間割れなんて、XIII機関も大したことないな」
余裕をかますソラに、男は言う。
「気をつけろよ。あいつはお前をハートレスにするためなら、どんな手でも使うだろう」
「親切に教えてくれてどうも」
「いいか、無茶はするな。リクのようになりたいのか?」
ソラがリクの名を聞いて驚いている隙に、男は消えた。
「この街で一番強い奴の証だ」
サイファーは、ソラにストラグルバトルの優勝トロフィーを渡して去っていった。

駅前広場にソラたちは集まった。
ハイネたちが言うには、少し前にカイリがここへ来たが、
すぐにアクセルらしき男が連れて行ってしまったとのことだ。
ソラは改めて、先ほどもらったトロフィーを見た。
トロフィーには四色のクリスタルボールがちゃんとついていた。
ソラはポケットから青いクリスタルボールを取り出し、夕陽に透かして見た。
かつて、ロクサスがやっていたように。
すると、クリスタルボールから光があふれて、ゲートが開いた。
「道が開いたんだ。カイリとリクに続く道」


ホロウバスティオン エピソード2

再びホロウバスティオンを訪れたソラたち。
アンセムが使っていたコンピューターが発見されたというので、見に行くことに。
アンセムの部屋を通って、コンピューターのある隠し部屋へ。
レオンがコンソールを操作すると、パスワードを入力する画面が出た。
何かパスワードのヒントがあるのでは?と、アンセムの部屋を探すことに。
アンセムの部屋には、大きな肖像画がかけてある。浅黒い肌に、後ろに撫でつけた銀髪の男。
その肖像画をどけたところに、落書きがあった。
「ほら、これ、ドア・トゥ・ダークネスって書いてある」
「ドア・トゥ・ダークネス。闇の扉だね」
懐かしい声が響く。ソラたちが振り向くと、そこには王様がいた。
パスワードの答えは、闇の扉を開く鍵だ。
七人のプリンセスの名前「シンデレラ・白雪姫・アリス・オーロラ・ジャスミン・ベル」、
そして「カイリ」をコンピューターに入力すると、データにアクセス可能となった。
ソラはたどたどしい指使いで、カイリやリクのことを検索してみるが、該当データは無し。
怒ったソラは、キーボードをメチャクチャに叩いた。
すると、画面に金髪の男の顔が表示された。
「これは、アンセムじゃないか!」
画面を見て王様はそう言った。
アンセムといえば、あの肖像画に描かれた銀髪の男ではないのか?
「キングダムハーツを手に入れようとした男、そして君たちが倒した男(1のラスボス)は、
確かにアンセムと名乗っていた。
正確に言うと、アンセムと名乗っていた誰かのハートレス、だね」
王様の言葉に、ソラたちは考え込んだ。
「本物の賢者アンセムはどうしたんだろう?」
「実は、僕が探しているのが、本物の賢者アンセムなんだ」
銀髪の男、偽アンセムがハートレスになったときに、ノーバディも生まれた。
そしてその偽アンセムのノーバディが、XIII機関のリーダーなのだ。

突然、地面が揺れた。アンセムの部屋から外に出てみると、
城下町が大量のハートレスに襲われているのが見えた。
ソラたちは急いで城下町に戻ることにした。
戻る途中で、XIII機関のNo.9、デミックスが現れた。
「あ、えーと、お前、ロクサス?」
デミックスは、自信なさそうにソラに問いかける。
「なんだ、それ?」
「あー、やっぱりダメか。仕方ない」
ソラがロクサスのことを何も思い出せないのを見て、肩を落としたデミックスは、ソラたちに襲い掛かってきた。
「やっぱり俺、向いてないよ、こういうの」
負けたデミックスは、そう言って消滅した。

レオンたち再建委員会の皆と協力して、ソラたちはハートレスを倒していく。
小高いところに、黒いコートの男が現れた。彼はフードを取った。
浅黒い肌に銀髪の顔が現れた。
「出たな、偽アンセム」
「そうか、そうだったのか。彼は、賢者アンセムの弟子のゼアノートだ」
偽アンセムの顔を見て、王様は言った。
「やいノーバディ!リクはどこだ!カイリはどこだ!」
「カイリなど知らぬ。リクのことは王に聞け」
そう言ってゼアノートのノーバディは姿を消した。
「まんまと罠にかかっちまったな」
代わってアクセルがソラの前に姿を現した。
「お前はXIII機関に利用されてるんだよ。お前にハートレスを倒させようってのがゼムナスの考え方だ」
ゼムナスとは誰かと、ソラはアクセルに尋ねる。
「ゼムナスはXIII機関のリーダーだよ。記憶したか?」
先ほど見たゼアノートのノーバディはゼムナスという名前らしい。アクセルの話は続く。
「キーブレードでハートレスを倒すと、心が飛び出すだろ。あの心がほしいんだ。XIII機関は心を集めてる」
「心を集めてどうするつもりだ?カイリはどこだ?教えてくれよ」
また新たなXIII機関のメンバー、No.7のサイクスが姿を現した。サイクスが来たのを見て、アクセルは逃げた。
「カイリのことなら心配するな。我々が丁重にもてなしている」
ソラはサイクスを睨んだ。
「心は闇に集い、キングダムハーツとなる。我らはキングダムハーツと共に、完全な存在となる。
その調子だソラ、頼んだぞ」
サイクスはソラたちにハートレスをけしかけて、去っていった。

ここでいつものようにハートレスを倒してしまうと、XIII機関の思惑通りになってしまう。
「俺たちがやってきたことは、無意味だったのかもしれない。
キーブレードが使えないなんて、どうしたらいいんだよ!」
キーブレードを使うのをためらっていると、突然、真っ暗な世界に飛ばされた。
「たぶん、ここが闇の世界なんだ」
出口はどこかと、しばらくさまようと、誰かが立っているのが見えた。
黒いコートを着て、フードにすっぽりと顔を覆った謎の男だった。
男は箱を置くと、姿を消した。箱を開いてみると、中には一枚の写真と、アイスが入っていた。
写真には、トワイライトタウンの屋敷の前で微笑む四人の少年たちが映っていた。
「ハイネ、ピンツ、オレット・・・そして、これは、ロクサス」
ロクサスの名前を口にするソラ。
「ロクサス?」
「そう思ったんだ」
ドナルドはアイスを手にとってなめた。甘くてしょっぱい味だった。
そして、アイスから光があふれて、ゲートが開いた。
気が付くとソラたちはグミシップの中にいた。
ソラは、たとえ利用されていたとしても、今まで通りキーブレードを使っていくことを決意した。


ビーストキャッスル  -「美女と野獣」の世界-

そこは美しいお城だった。中に入ってみたが、誰もいない。
部屋の一つに入ってみる。そこには、ドーム型のケースに入れられたバラの花があった。
そこにビーストが現れ、ソラたちには目もくれずにバラを持ち去った。
「僕たちのこと、忘れちゃったのかな?」
グーフィーが言う。ビーストは、一年前に一緒に戦った仲だったのに。
城の奥に行くと、ベルの部屋があった。そこでベルは途方に暮れていた。
「来てくれたのね、ソラ、ドナルド、グーフィー」
「何があったの?」
ビーストの様子がおかしいと、ベルは話した。
ベルは、ビーストが召使たちをを地下牢に閉じ込めてしまったので、助けてほしいとソラたちに頼んだ。

ソラたちは地下牢に行って、召使たちを助け出した。
召使たちは、魔女の呪いで姿を変えられていた。
時計に変えられた執事長、ポットのメイド長、燭台の給仕長。
召使たちは、呪いのことを話し始めた。
とても寒いある晩、一人のお婆さんが、一晩泊めてくださいとこの城を訪ねてきた。
お婆さんの姿があまりにもみすぼらしかったので、王子は頼みを断った。
実はそのお婆さんは魔女だった。魔女は冷たい心を持つ王子をビーストに変えてしまった。
そして、召使たちも。
呪いを解くには、あのケースに入ったバラが枯れる前に、
ビーストが誰かを愛し、愛されるようにならなければならないらしい。

ソラたちは召使を連れて、ビーストの部屋へ。
執事長が目覚まし時計を鳴らし、ビーストの正気を取り戻させた。
ある日XIII機関のNo.3、ザルディンが現れて、それ以来、ビーストは正気を失っていたらしい。
頭を抱えるビーストに、「直接会って話そうよ」とソラは言う。ビーストはベルの部屋に行く。
「ベル、私は正気を失っていたようだ。済まない」
「いつものあなたじゃないのは、わかっていたわ」と、ベルは怒っていない様子。
どうやらザルディンは、ビーストをハートレスにして、ノーバディを生み出させようと画策していたらしい。

ホッとしたのも束の間、ザルディンにバラを盗まれてしまう。
バラを探している途中で、ベルもザルディンにさらわれた。
「貴様! 私の城から出て行け!」ビーストはザルディンに怒鳴った。
「それもいいが、このままでは荷物が重い。ベルかバラか、どっちを置いていけばいい?」
意地悪な質問をするザルディン。
ソラたちはビーストと協力してザルディンを倒した。ザルディンの体は消滅した。
結局、バラもベルも無事だった。バラよりも、ベルが無事だったことがうれしいと、ビーストは言う。
そんなビーストの姿を見た召使たちは、呪いが解ける日はそう遠くないと思ったようだ。


スペースパラノイド  -「トロン」の世界-

またホロウバスティオンに戻ってきたソラたち。
ハートレスの数が激増し、防衛装置が暴走してソラに向かって攻撃をしかけてきていた。
マーリンの家に逃げ込むと、シドがコンソールとにらめっこしていた。
どうやら、アンセムのコンピューターが暴走しているらしい。
アンセムのコンピューターがある部屋の奥には隠し部屋があり、
そこにあるハートレス製造装置では、人工的にハートレスが作られていた。
製造装置を止めようと、アンセムのコンピューターをメチャクチャに操作するソラ。
「これ以上乱暴な操作を続けるなら、お前たちを逮捕する」
ソラは警告を無視。ソラたちの体はコンピューターから放たれる光に包まれた。

気がつくとそこは何やらサイバーな世界。ソラたちの格好もサイバーな感じになっている。
「ここはコンピュータプログラムの中だよ」
トロンと名乗る男は、ソラたちにそう言った。どうやらコンピューターの中に吸い込まれてしまったらしい。
トロンの正体はセキュリティプログラムで、それが人の形に具現化して見えているらしかった。
今、コンピューターが暴走しているのは、MCP(マスター・コントロール・プログラム)が
悪さをしているからだという。
ソラたちはトロンと協力してMCPを倒すことになった。

一方その頃。シドはマーリンの家で、「MCP除去プログラム」を作っていた。
後ろからマーリンがコンソールに魔法を放つ。
「できた!」マーリンの魔法をミックスして、プログラムは完成した。
プログラムが入ったディスクを、アンセムのコンピューターに入れるレオン。
「警告する。現在はユーザーによる操作は認めていない」
今度はエアリスがディスクを入れた。
「おだまり!たくさんお食べなさい」

エアリスが入れたプログラムは、トロンの元へと届いた。
「不思議なプログラムだ・・・」
トロンはパワーアップした。そして、ソラたちはMCPの元へ。
「トロン、まだわからないのか?プログラムが全てだ。
我々は、コンピューターの外のユーザーなど頼りにしなくともよい。
私の一部となり、共に世界を手に入れようではないか!」
MCPはそう言ったが、トロンは、ユーザーと協力するのがプログラムだと言い返した。
トロンと連携してMCPを倒し、デリートした。

ソラたちはコンピューターの外へ帰ってきた。
「こちらトロン。たった今、全システムを掌握した。これからもよろしくな」
コンピューターからトロンの声が聞こえてきた。
トロンは、助けてくれたお礼にと、この街ができた頃の景色を見せてくれるという。
それは、緑豊かで、美しい街だった。
エアリスがつぶやく。
「この街の本当の名前はね・・・『レイディアントガーデン』。
『輝ける庭』という意味」


トワイライトタウン エピソード2

謎の男からもらった写真を頼りにトワイライトタウンの屋敷前に行くと、
ハイネたちが倒れていた。
ハイネが言うには、カイリを探しに来たら、ノーバディに襲われたとのこと。
「この屋敷には怪しい奴らが出入りしてるってウワサなんだ」
つまり、この屋敷はもう一つのトワイライトタウンにつながっている、らしい。
「クリスタルボールを見せて」
青いクリスタルボールを取り出す。そしてハイネは、トロフィーを取り出した。
青いクリスタルボールは二つある。
「なぁ、どこで手に入れたんだ?」
ソラは腕組みして考えた。確か、王様からもらったポーチの中に入っていた。
「な?きっとこの町と同じ場所はもうひとつあるんだ。
クリスタルボールはそこから来た。そう考えれば、全部解決!」
「こっち側にないものは、あっち側に行っちゃったんだよ」
そう、カイリもたぶん、あっち側に行ってしまったのだ。

そこへ王様がやってきた。
「本物の賢者アンセムの居場所がわかったんだ。一人で13機関の本拠地に行ったんだって」
ソラたちは王様を、ポーチは誰からもらったのかと問い詰めた。
王様は言いにくそうにしていたが、どうやらリクからもらったらしいことがわかった。
「とにかく、行こう!」
みんなは屋敷の中に入った。

「どこかにコンピューターがあるはずだ」
ソラたちはコンピュータールームに着いた。ピンツがコンピューターを操作する。
「パスワードがないとこれ以上は・・・」
写真と一緒に箱に入っていたもの。それは、甘くてしょっぱいアイス。
「それだ!賢者アンセムは、アイスが大好きだった」
「シーソルトアイス」と打ち込むと、転送装置が起動した。
ハイネたちをその場に残し、ソラたちは転送装置に入る。
転送された場所は元の場所に似ていたが、そこにあったコンピューターは壊されていた。
「ここはもう一つのトワイライトタウン。ロクサスのトワイライトタウンだ」


存在しなかった世界

しばらく進むと、闇の世界への入り口があったので、飛び込む。
暗く、何も無い空間をさまよっていると、ノーバディの大群が現れた。
倒しても倒しても際限なく現れるノーバディ。
「立ち止まるな!闇に飲まれるぞ!」
アクセルが颯爽と現れて、ノーバディを蹴散らした。
「早く行け!」
「どうして・・・?」
行けと言われたが、立ち止まっているソラ。
「俺、カイリをさらったのに、逃げられちまった。そのあと、カイリはサイクスに捕まったらしい。
サイクスってのはXIII機関のメンバーだ。記憶したか?だから早く助けに行け!」
アクセスは必殺技を放った。ノーバディは全滅した。
「すごい!」
ソラが振り向くと、アクセルは倒れて、煙のようなものを出していた。
「お前、消えかかってるぞ」
「ま、俺の全存在をかけた攻撃だったからな。まぁ、気にしないで、カイリのところへ・・・」
ソラはそれには従わずに、アクセルに尋ねた。
「お前、何をするつもりだったんだ?」
「ロクサスに会いたかった。俺、あいつが好きだった。
あいつといると、俺にも心があるみたいな、そんな気になったんだ。
おまえにも感じる・・・。同じ・・・」
アクセルは消滅した。

何も無い空間を抜けると、そこは高層ビルの立ち並ぶ、ひと気の無い街だった。
「存在しなかった世界」と呼ばれている。
街を抜けたその先に、宙に浮かぶ城が見えた。カイリはあそこにいるはずだ。

場面は変わって、城の中で監禁されているカイリ。
カイリの背後で闇の扉が開き、ナミネが顔を出す。
「こっちへ来て!」
「誰?」初めて見るナミネに、カイリは警戒している。
「自分を信じて、さぁ、急いで!」
カイリは勇気を出して、ナミネの手を取った。
二人は走って逃げた。サイクスが二人の前に立ちはだかった。
そこへ黒フードの男が現れた。
「貴様、ロクサスに倒されたのではなかったか!」
サイクスは男を見て驚いている。男がサイクスを痛めつけると、サイクスは去っていった。
「リク!会いたかった!」カイリは男に近寄り、フードを取った。フードの中から現れたのは、
浅黒い肌に、後ろに撫でつけた銀髪・・・そう、ゼアノート(偽アンセム)の顔だった。

城の中に入って、カイリを探すソラたち。
「ソラ、元気そうだな」サイクスが現れた。
「カイリはどこだ」
「さぁね。それより、あれを見るがいい。我らがキングダムハーツ」
虚空にハート型の月が浮かんでいる。あれがキングダムハーツ?
「おまえのおかげで心をたっぷり吸い込んだ。さぁ、最後の仕上げに腹一杯心を食わせてやってくれ!」
サイクスはソラたちに、ハートレスをけしかけて去っていった。
ソラが戦うのをためらっていると、魔弾が飛んできて、ハートレスを倒した。
「いい子にしていたか、ロクサス?いや、いい子ではなかったな」
XIII機関のNo.2、ジグバールが現れた。いつか、ホロウバスティオンで会った奴だ。
「ロクサス?あいつ、俺のことロクサスって呼んだ?」
首をかしげるソラを無視して、ジグバールは話し続ける。
「我々XIII機関をここまで追い詰めるとはな。さすがはキーブレードに選ばれし者と呼ばれるだけはある。
とにかく、裏切り者は消えろってハナシだ!」
彼が放つ魔弾を避けながら、ソラはシグバールに斬りつけた。地面に膝をつくシグバール。
「どうして俺がロクサスなんだよ!」
「へへへ・・・混乱してろ・・・」
シグバールは消滅した。

キングダムハーツに心が吸い込まれていく様を、ゼムナスは見つめていた。
「おお、キングダムハーツよ、我らの捧げものを喰らうがよい!
この無の世界を鈍く照らし、我らノーバディの力となれ!」

その頃、ソラはカイリ達がいる場所にたどり着く。
カイリはソラに抱きついた。
「夢じゃない」ソラもカイリを抱きしめる。
その光景を見ていたリクは去っていこうとする。
それに気づいたソラは、カイリを離す。
「待てよアンセム!いや、ゼアノートのハートレス!
おまえとまた会うことになるとは、思ってもみなかったけど・・・。
でも、カイリを助けてくれたんだよな。ありがとう」
リクにカイリが走りより、腕をつかむ。
「行かないで リク!」
驚く一同。
「俺は誰でもない。ただの闇の住人だ」偽アンセムの姿をしたリクは言った。
混乱しているソラ。カイリはソラの手を取って、リクの手の上に乗せた。
「ほら、こうすればわかるよ。目を閉じて」
言われたとおりにすると、ソラにもリクの存在が感じられた。
「リクだ!リクがいる!・・・探したんだぞ」ソラは泣き出した。
「泣くなよ 情けないぞ、ソラ」
「どうして無事だって教えてくれなかったんだよ!」
「こんな姿で 会いたくなかった。
俺の中に入り込んだアンセム・・・いや ゼアノートの心になんとか打ち勝ったけど、
闇の力を使うには、アンセムになりきるしかなかったんだ」
「どんな姿でもリクはリクだ」

その頃、王様は、ディズがノーバディに襲われている場面に遭遇していた。
王様は、ノーバディを倒して、ディズを助けた。ディズは覆面を取る。金髪の男の顔が現れた。
「久しぶりだな 王よ」
「賢者アンセム!リクはどこ?」
「友達のところではないかな」
「でも、どうして今、あんな姿なんだろう?心はリクのままなのに・・・」
「私のせいだ。私がリクと出会ったとき、彼は少年の姿だった。
強い心を持っていたおかげだろうな。
そのリクに、私はXIII機関のロクサスという男を連れてくるように言った。
眠るソラを目覚めさせるためだと言ったら、何も聞かずに出て行った。
そして、どうやらロクサスと戦い、負けたようだ。
その後、闇の世界で戦うには、闇に身を染める必要があると考えたのだろう。
それを実行に移した結果が・・・あれだ。
ロクサスを連れて帰ってきたとき、彼は自分をアンセムだと名乗った。
心が痛んだ。笑ってごまかすしかなかった」
賢者アンセムは傍らの謎の機械を持って歩き出し、しばらく歩いてから、立ち止まった。
「ここでいいだろう」
アンセムは手に持っていた機械を立て、浮かぶキングダムハーツに向ける。
「この機械は何かな?」
「あのキングダムハーツを、この機械で吸い取りデータ化してしまう」
機械から放たれた光は、キングダムハーツに届いた。

その頃、ソラたちは「存在の証」という小部屋に来ていた。
そこにはXIII機関一人一人に対応した、13の墓のようなものがある部屋だった。
それを見ると、残っているXIII機関はあと三人であることがわかる。
墓のようなものに触れて、ワープする。
まず、No.10のルクソードの元へ。
呼び出された巨大なカードと一緒に、ソラはキーブレードでルクソードの身体を斬った。
「ひどいな、ロクサス・・・」
そう言い残してルクソードは消滅した。
次に、サイクスの元へ。
「ここまで来るとはな。さすがロクサスだ」
「またロクサスかよ!」
ソラはサイクスを倒した。
「まだか、キングダムハーツよ、俺に心を・・・」
サイクスはキングダムハーツに向かって手を伸ばした。
そのポーズのまま、サイクスは消滅した。

「なあ、どうしてみんな、俺をロクサスって呼ぶんだ?」
「ロクサスは、おまえのノーバディだ」
リクの言葉に、目を丸くして驚くソラ。
「だって俺 ハートレスになんか・・・あ、なった」
一年前、カイリを助けようとして、ソラはハートレスになったことがあるのだ。
「ロクサスは、お前のノーバディだから、キーブレードを使えたんだ。
でも、結局、XIII機関を裏切った」
そんなロクサスと俺は戦った。ソラ、おまえを目覚めさせるためにな。
一度は負けたが、二度目は勝った」
「ロクサス・・・会いたいな」沈んだ顔をするソラ。
リクは、ソラの胸を、そっと指差した。ソラはその意味が理解できていないようだった。
「さぁ、行こう」
皆は歩き出す。

一方その頃。キングダムハーツに光を当て続ける賢者アンセムと、その傍らにいる王様。
ふいにアンセムは笑い出した。
「王よ、私は長年、心に関する研究をしてきたが、結局何もわかっていなかったようだ」
「どういう意味?」
「心のデータ化は計算どおりにはいかない。私が用意したトワイライトタウンの住人は、
実物の心をデータ化した存在だった。
こちらが思い描いたとおりに動いていると考えていたが、まったくの間違いだった。
心がシステムを越えていたのだ。ロクサスとカイリが通じ合った時、それがわかった。
ソラを復活させようとしている最中には、さまざまな計画があった。
しかし、ソラが動き出したら、全て無駄になった。
私の研究も計画も、ソラという少年の心にはかなわない」
装置から煙が出始める。
「アンセム 装置が!」
「これもまた、心はデータ化不可能という証明だ。逃げろ、爆発するぞ!何が起こるか保証できない」
「そんな・・・」
そこへ、ソラたちが到着した。
「ソラ、あとは頼んだぞ。もはや聞こえはしないだろうが、ロクサス、済まなかった・・・」
アンセムはソラに向かって言った。
「アンセム!」
そこへゼムナスが姿を現した。
「私のキングダムハーツに勝手なマネをするのは誰かと思えば・・・一同勢ぞろいか。
これは都合がいい。それにしても賢者アンセム・・・情けない姿だ」
「笑うがよい。愚かな弟子の本性を、見抜けなかった罰だ」
「弟子は師に似るもの。貴方の弟子が愚か者なのは当然のこと。
貴方こそが全てのハートレスの起源なのです。あなたの研究があったから、私の野心は目覚めた」
「ゼアノート、私と等しく愚かな弟子よ。我々は今もって、心のことなど、何もわかってはいない。
何を説明できたとて、本質には手が届いていないのだ。
もはやこれまで!リク、あとはまかせるぞ!王よ、愚かな私を許してくれ!さらばだ!」
機械は激しい光を放ちながら爆発する。爆発に巻き込まれて、賢者アンセムの体は吹き飛んだ。
あまりのまぶしさに、ソラは目を閉じた。

ソラが目を開くと・・・リクの姿が、元に戻っている!
「リク!?」
リクに走りよるソラ。
「何が起こるか保障できない・・・か」王様がつぶやいた。
「さぁ、ゼムナスを倒そう!XIII機関はあいつしか残っていない」
リクは黒コートを脱ぎ捨てて、ソラたちをうながした。

ソラたちは、ゼムナスの居場所までやってきた。
「私のキングダムハーツが・・・」
キングダムハーツは、アンセムの機械が爆発したせいで、壊れていた。
「大いなるキングダムハーツよ、またやり直しだ。私は何度でもおまえに心を捧げよう。
聞くがよい。お前は私なくしては完成しない。私もお前なくしては完成しない。
愚かなるアンセムは、心の本質を知らぬと言った。
だが、私は知っている。心こそが力を生み出すのだ!」
ゼムナスの姿が消えた。
「どこへ行った?ゼムナス!」
「あれを見て!」
巨大な扉が出現した。
「これは世界がくれた扉だ。世界は僕たちに運命を委ねた」
王様が言った。
「行こう。ゼムナスはこの先ににいる」

王様、ソラ、リクの三人が三本のキーブレードで扉を開き、皆は中へ入る。
「ほう、消えて無くなりたいと見える。心に忠実なのも考えものだな」
王様とカイリは外に閉め出され、ソラとリクだけがゼムナスの前に残った。
「俺達だけでもやるぞ!」
ゼムナスの攻撃を避けながら、倒す。
「怒りが足りない、心が足りない!」ゼムナスは頭を抱えて苦しんでいる。
「ゼムナス!心は怒りや憎しみだけじゃない。色んなものが詰まっているんだ 忘れちゃったのか?」
「ああ、残念ながらな」
ソラが優しくかけた言葉を突っぱねると、ゼムナスは消えた。

「みんなご苦労様!」王様とカイリがやってきた。
ふいに、闇の扉が開き、ナミネが姿を現す。
「ありがとう、ナミネ」
結局何も思い出せなかったソラに変わって、カイリがナミネにお礼を言った。
「ね、約束通り会えたでしょ?」ナミネはソラに向かって微笑む。
呆然としているソラの体から、ロクサスが飛び出して、ナミネに答えた。
「うん、そうだね」
「不思議・・・。ノーバディは闇に消える運命だと思っていたけど・・・」
「俺達は、元の存在と会う事ができた。だから消えなかったのかな」
「じゃあ、また会えるんだ」
「うん、ソラとカイリが会う時は、いつでも」
「毎日会えるよね?ソラ?」カイリはうれしそうにソラに向かって言った。
「お、おう!」ソラは動揺しながらも、そう答えた。
カイリとナミネは握手を交わし、ナミネはカイリの中に帰った。
ロクサスもソラの中に帰った。ソラは戸惑った様子をしている。
「心配するな、全部お前だ」
リクがソラを安心させるように、そう言った。

「さぁ、帰ろう」
皆は歩き出した。と、少し遅れたソラとリクは、闇の中に取り残されてしまった。
「光の世界の勇者たちよ。まだ終わるわけにはいかない。
光と闇が永遠ならば、我ら虚無という存在もまた、永遠」
復活したゼムナスが言った。
「そう、光も闇も永遠だ。虚無もまた永遠だと認めてもいい。けれどゼムナス・・・」
「あんたが永遠ってわけじゃない!」
ソラとリクは協力しあってゼムナスを倒した。

リクとソラは光の扉を見つけ、飛び込む。その先は、リクがロクサスと出会った海岸だった。
月も星も無い、暗い闇の世界。
「これが今の俺にふさわしい世界なのか?もしそうなら、ここで闇に溶けてしまうのもいいかもな。
世界は光と闇でできている。俺たちは闇になるのさ」
リクが自嘲気味に言った。
「そうだな。光の世界はもう大丈夫だもんな。カイリや王様たちがいるし」
ソラは答えた。二人はしばらく波の音を聞いていた。
波打ち際に行ったリクは、ボトルメールが流れ着いているのを見つけた。
ビンを拾ってソラに渡す。
「たぶん、お前宛だ」

ソラは手紙を読んだ。
「この世界のどこかにいるあなたへ
 すべての悲しみが消えるようにとか
 すべての心がつながるようにとか
 願いだけでは届かない想いを叶えるために
 私は進もうと思っています
 新しい旅立ちは 意外に簡単なことかもしれない
 もしかしたらそれは もう始まっているのかもしれない
 この空がつなぐ世界で
 たどり着く場所は一緒だと信じています」
読み終わって顔を上げると、光への扉が開いているのが見えた。
「一緒に行こう」「ああ」
ソラとリクは、扉へ飛び込んだ。

扉の先はデスティニーアイランドだった。
「ただいま」「おかえり」
カイリや王様たちと再会を喜び合った。
しばらくの後、ソラ、リク、カイリの三人は、デスティニーアイランドの離れ小島にいた。
この場所は、あのときと何も変わっていない。
「でさ、結局、光への扉って、何だったんだろう?」
首をかしげるソラ。リクはそっと、ソラの胸を指し示した。
「ここ?」
「ああ、どこにでもあるってことだよ」

(その後、デスティニーアイランドに王様からのボトルメールが流れ着いて――次回作に続く?)

THE END


(短いまとめ)
オープニング

KH1、KHCOMのダイジェストムービーが流れる。
もちろん昔のそのままではなく、新たにつくりこんだもの。

黒フード二人が暗い海のような所で何かを話している。
誰かと会ってきたと話すフード大。フード小は大の会った人物に似ているらしい。
フード小、大の名を尋ねるが大は聞いてくれない。
大が小に本当の名を覚えているかと言ったところで会話終了。
大の声はアナゴさん。小はボイスなし。


ロクサス編

夏の終わりの近づくトワイライトタウン。
そこに住む少年ロクサスは様々な怪事件に遭遇する。
初めは以前からの主人公、ソラの夢を見て、不思議がっているところから始まり
自分の移った写真が盗まれたり、海に行こうとして邪魔が入ったり、
13機関とノーバディに襲われたりなど。
(13機関はCOMから登場の敵組織。ノーバディは13機関のショッカーみたいなのと
思ってくれればいいかと)

実は彼はノーバディと呼ばれる存在で、ソラの半身。
1でソラがハートレス化したときに生まれた存在。
KHCOMで作り変えられた記憶を元に戻す為に眠るソラを目覚めさせる為に
記憶を封じ込めて仮想世界のトワイライトタウンに閉じ込めた連中と
ソラの半身なのでキーブレードを扱えるロクサスを連れ戻そうとする
13機関のせめぎ合いが怪事件の正体。
COMから出ている少女、ナミネはカイリのノーバディで
ロクサス自身に好意を持っているらしく
ソラを起こしたいがロクサスのことも助けたいみたいで勝手に介入。
そのせいで事態を余計に複雑にしている。

結局、ロクサスはソラを目覚めさせるためにソラと一つになる(≒消える)ことに。
哀愁を感じさせるロクサスのセリフでロクサス編(ほぼ導入部)は終了。

一応注釈
ハートレス 人の心が闇に染まると心は体から離れ、ハートレスという魔物に変わる。
ノーバディ 強い心を持った者がハートレスになると
体が意思を持って勝手に動き出すことがある。
そういった「心の無い人間」の総称がノーバディ。
強ければ強いほど人であった頃の姿に近い格好らしい。
ロクサスとナミネは発生原因が特殊なので、他のノーバディとは少し違う。


本編

ロクサスと一つになり目覚めたソラ。
だがCOMでのことやロクサスとしての記憶は残っていない。
同じく眠っていたドナルド、グーフィーと再開するも
これからどうしていいものか分からない一行。
そんなときにノーバディの襲撃にあうソラ。どこからともなく現れた王様に助けられ、
導かれながら事情通の王の師匠の所で詳しい話を聞く。
ハートレスは完全には消えず、ノーバディという新たな敵も出現して
前々平和になっていない世界の状況を知るソラ達。
三人はリク探しと世界を守るために気持ちも新たに、旅を続けることに。

世界をまたに駆けた旅をするうち、13機関の目的が判明。
彼らは心を集めて「キングダムハーツ」を作り
心を手に入れて完全な存在になるつもりとのこと。
心を奪われた人間は消滅するので、そんな危ない奴らを無視するわけにはいかない。
途中カイリが13機関にさらわれるが、仲間がカイリを探してくれるということもあり
無事と再開を信じてソラは世界を飛び回る。

そんなこんなで、敵の本拠地が判明。ソラ達は王様と一緒に機関の根城へ飛び込む。
機関の城で捕まっていたカイリと、カイリを助けに来たリクと
二人の幼馴染達との再会も果たす。
仲間達と一緒に機関のボス、ゼムナスに勝負を挑むが
途中でソラとリクの二人は仲間達と引き裂かれ、二人だけで勝負を挑むことに。
苦戦を強いられるが、二人は親友ならではのコンビネーションでゼムナスを撃退。
しかし脱出に間に合わず闇の世界に閉じ込められる。

闇の世界の波打ち際で、今まで言えなかった事を話し合う二人。
そんな二人の前に一つのボトルメールが流れ着く。書いたのは―――カイリ。
ソラを探しに行く前、遠い世界のどこかにいるはずのソラに向けて
彼女が故郷の海から流したものだった。
ソラが手紙を読み上げると、海の真ん中に突如として光る扉が出現する。
扉をくぐりぬけ、故郷の島に帰る二人。
二人は帰りを待つカイリ、ドナルド、グーフィー、王様の目の前で
空から009よろしく流星の如く振ってくる。海に落ち、そこから泳いで海岸へ。
仲間達は、皆で無事に帰ってこれたことを喜びあう。
ソラとカイリのノーバディ、ロクサスとナミネも元の人間と一つになったからなのか
消滅せずにすんだという。(といっても、ソラの中にロクサスがいて、
カイリの中にナミネがいる、といった感じで二人が独立して生きているわけではない)
そんなハッピーエンドの雰囲気の中で、エンディングテロップへ。

それからしばらくして、島のいつもの場所で雑談しているソラとリク。
そこへカイリが手紙を持ってやってくる。
手紙に刻印されていたのは、王様のマーク。
「王様からの手紙だ!」
嬉々として手紙を開く三人。そこに書かれていたのは―――。

KH2 完(手紙の内容は明かされないまま)

 






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