FM放送配線技術手順書
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- このページでは通常よりも限界ギリギリまで遠くに飛ばす配線方法を紹介いたします。
基本的な流れ
音声信号をアンテナまで持って行き、アンテナに
FMトランスミッターをくくり付け、出力をアンテナに送り、アンテナから輻射(電波を発射すること)します。
配線手順
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- ①アンテナを設置します
- ②ミキサーのステレオ出力からリミッターへ接続します
- ③リミッターの出力から15m~20mの両端にピンプラグの付いたケーブルを用いて、スタッフの邪魔にならないよう、御柱様(YAMAHAのトールボーイ型スピーカの通称)の上を通して機材棚の上を通してアンテナ付近までもっていきます
- ④アンテナにFMトランスミッターに単三乾電池を入れ、養生テープなどでくくり付けてから(このときにテープで接続口が隠れないようにする)、音声入力に接続します
- ⑤FMトランスミッターの出力端子はBNC端子でアンテナの入力端子はM端子なので、それにあった変換コネクター(MP-BNCP)を取り付けてアンテナに入力する
- ⑥ラジオチューナーの音声出力端子をオーディオアンプのチューナー入力に接続します。
- (これにより、実際にオーディオアンプのInputSelectをチューナーにすればOnAirされているラジオ音声を聞きながらミキシング作業が可能となる)
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- これで配線は完了です、引き続き実際に電波を発射して、レベル、変調度調整を行ってください。
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- (レベル調整、変調度調整)
- ①ミキサーから1K音だけを出力する。ただしこのときに1K音のフェーダーを"0"にする。もちろん両方のチャンネル(左側音声、右側音声)から鳴らす。
- ②ミキサーの1K音を入力しているチャンネルのゲインつまみを調整し、左右の音量レベルメーターがちょうど"0"となるようにセットする。
- ③ラジオチューナーをに電源を入れ、"87.0MHz"にあわせる
- ④FMトランスミッターの変調度調整つまみを徐々に上げていき、ラジオチューナーのFM信号レベルが赤が光り始めるくらいに調整する(この作業は一人はアンテナの変調度調整つまみを調整し、誰かにラジオチューナーの信号レベルメーターを見てもらうといい)。
これで完了です。
雑学:アンテナの長さってどれくらいあればいいの?
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- よく「アンテナの長さをもっと長くすればもっと遠くに飛ぶのでは?」と思う人がいるようですが、実際にアンテナを長くしたとしてもあまり意味がありません。電波の波長が3.4mなので、それと同じ長さにするか、それの1/2、1/4の長さにしてやると効率よく電波を発射できます。
最終更新:2007年04月16日 15:10