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ルーク「じゃあ行ってくるよ」 ティア「えぇ、行ってらっしゃい」 姉「おはようございます。母上」(注10歳です) ティア「あら、おはよう。ご飯できてるわよ」 姉「その前に顔洗ってきますね。でわ」 ティア(・・・あの子は本当にいい子に育ったわ・・・)注親バカ 弟「母上!おはようございます!」(注8歳です) ティア「おはよう。冷めないうちにご飯食べなさい」 弟「わかりました!」 ティア(この子もルークにそっくりでかわいい子になったわ・・・)注親バカ 姉「ふぅ・・・・・・・・・あれ?母上。父上は?」 ティア「今日はベルケンドに視察で早く行くって昨日言ったでしょ」 姉「あ・・・そうでした。・・・お見送りが出来ず残念です」 ティア「起こしてあげたほうが良かったかしら?」 姉「あ、いえ。それよりご飯を・・・ってあぁ!?」 弟「うるさいなぁ・・・」 姉「うるさいじゃない!私がベーコン好きなの知ってるくせに!全部食べちゃうなんて!」 弟「あれ~・・・姉上はもうご飯を済ませたのかと思ったから食べちゃった」 ティア(この子達もこれさえなければねぇ・・・) 姉「・・・そうか・・・ならしかたない・・・」 弟「・・・・・・・・・・・・・・・?」 ティア「・・・?(変ねえ・・・いつもならこの後口論になるのに) 姉「・・・・・・はぁ・・・・・・」 ティア「どうかしたの?」 姉「あ・・・母上。いえ、その別に・・・」 ティア「心配事があるなら何でもいいからはなしてごらん?」 姉「・・・・・・はい・・・・・・。実は最近体に異変がありまして・・」 ティア「!?どうしたの?怪我でもした?病気か何か?」 姉「あ、いえその・・・胸が大きくなってきたことでして・・・」 ティア「・・・・・・は?」 姉「どうも運動の妨げになるのでいまいちやる気が出なくて・・・ガイラルディア様に 稽古をつけていただいている際にも邪魔で邪魔で・・・」 ティア「・・・まあ・・・女性なら当たり前のことよ」 姉「母上の胸は大きいですが、大きい方がいいのですか?」 ティア「え!?・・・え・・・ええっと・・・そ、そうね。ないよりはあったほうが・・・」 姉「ふぅむ・・・胸が大きい女性の方が男性は好きなのですか?」 ティア「ぁえ!?・・・ぜ、全員がそうってわけじゃないけど大抵の 男性はあるほうがいいんじゃないかしら・・・」 姉「そうですか・・・では父上も母上の胸が大きいから結婚したのですか?」 ティア「・・・・・・・・・・・・・・・仮にそうだとしたら、どうするの?」 姉「私は父上のような男の方が理想であるので・・・その・・・胸は大きいほうがいいと 解釈します」 ティア「・・・・・・(う~ん・・・この子・・・赤ちゃんの時からルークになついていたけど・・・ ・・・・・・これじゃファザコンよね・・・)・・・・・・そうね。まああの人もそれを含めているとは思うわ」 姉「じゃあこれで悩みはなくなりました!女は胸があって当たり前なのですね!」 ティア「そ、そうよ(この子ちょっとナタリアみたいな天然なところがあるわ・・・) 弟「あぁ~暇で暇でしかたがないな・・・だいたいこんなに家が広いと逆にさびしいっての・・・」 がちゃ! アニス「やっほー!遊びに来てやったぞー!・・・お、ルークジュニアやっほー」 弟「なんだ・・・アニスおばさんか・・・」 アニス「ちょ、ちょっとね!いつもいってるでしょ!私はまだ26よ26!お姉さんっていいなさいよ!」 弟「え~・・・・・・じゃあアニスおばちゃん」 アニス「・・・糞ガキがぁぁぁ!」 弟「うわああああああああああ!」 ティア「ちょっとどうしたの!?・・・あらアニス」 アニス「ちょっとティア聞いてよ~こいつ私のことおばさんって言った~」 弟「へ!おばさんにおばんさんって言って何が悪い!」 アニス「なによ!あんたのオムツとか変えてやったの私よ!」 弟「頼んでませ~~ん」 アニス「むっかーあんたやっぱルークの息子ね!」 ティア「もぅ・・・アニスに謝りなさい」 弟「でも母上・・・」 ティア「大人に対して言葉使いがなってないわよ。もう」 弟「う~~~母上以外に敬語使うのやなんだよ~」 アニス「はっ・・・このマザコン」 弟「なんだと!」 ティア「・・・・・・・・・呆れた」 姉「さきほどから何を騒いで・・・これはアニス殿。こんにちわ」 アニス「やっほ~・・・まったく姉弟でここまで差が出るのかしらね~」 弟「だいたい姉上は口調が固いんだよ!もっと女の子らしくしろよ!」 姉「貴族たるもの外交関係が重要になる身。普段から敬語は至極当然だ」 アニス「なんだかな~真面目すぎだよね・・・まあとにかく。これおみやげ!」 ティア「ブウサギの赤ちゃんぬいぐるみ!?かわ・・・」 姉「かわいい!!!いいなぁ~かわいい~」 アニス「いや、あの、それはティアに・・・」 姉「母上!この人形私にください・・・かわいい・・・」 ティア「・・・えぇ・・・いいわよ・・・(しょんぼり) 姉「やった~ありがとうございます!アニス殿、母上!」 弟「うるせ~な・・・」 アニス「・・・根本的なところはティアと同じなんだね・・・」 ティア「・・・わ、悪かったわね」 弟「なぁ~俺には?」 アニス「あぁあ?誰がやるか!」 弟「けち!だからおばさんなんだよ!」 アニス「・・・(ぶちっ)・・・」 ルーク「ただいまぁ~」 ティア「おかえりなさい」 姉「おかえりなさい父上!」 弟「・・・・・・・・・・」 姉「貴様!父上がご帰宅なのだから挨拶をしろばか者!」 弟「・・・する気力もないよ・・・」 ルーク「お前・・・その怪我どうしたんだ・・・?」 姉「昼頃にアニス殿が参られてアニス殿のお怒りに触れて叩きのめされました」 ティア「私が止めに入ったときはもう全身打撲で・・・」 ルーク「・・・・・・・・・」 姉「まったくもって馬鹿な弟です。それより父上!お聞きしたいことが」 ルーク「なんだ?」 姉「父上はその・・・母上の胸が大きいから結婚したのですか?」 ルーク「ぶっほぁお!!!な、なに言ってんだいきなり!」 姉「男性は皆が大きい女性が好きだと聞いたので」 ティア「ち、ちょっと!お父さんに聞くことじゃないでしょ!」 姉「しかし本人に聞くのがより確実な答えが・・・」 ルーク「・・・あのなぁ・・・確かにティアの魅力は胸にある」 ティア「ば、ばか!子供の前で変なこと言わないの!」 ルーク「だけど、俺は胸の大きさ関係なしに・・・ティアのこと好きだし・・・」 ティア「ル、ルーク・・・?」 ルーク「ティアのいいところはたくさんあって胸はそのうちの中の一つ、 だから俺がティアと結婚したのはティアだからだよ」 ティア「ルーク・・・・・・・・・・・・・(うれしいけど子供に言うと恥ずかしい・・・ 姉「やっぱり・・・愛ですか?」 ルーク「・・・そ、そうだけど・・・そんな言葉いつ覚えたんだ?」 姉「この前ナタリア様に「あの二人は旅の途中も周りが嫌というほどいちゃいちゃしていましたが それは愛故にだったのです。それであなたが生まれたのですよ」と言ってましたので・・・」 ルーク「・・・ははは・・・そうかい」 ティア「・・・(いちゃいちゃしてたつもりないんだけど・・・) 姉「アニス殿が「男は財力で選べ」とおっしゃってましたがそれも参考に・・・」 ルーク「そ、それはするな・・・絶対に・・・」 がちゃっ ティア「どうしたの?・・・眠れないの?」 姉「・・・母上。・・・恋愛について少し考えてました」 ティア「・・・そう。女の子だものね」 姉「母上は、父上と結婚してよかったと思ってますか?」 ティア「・・・ええ。後悔したことは一度もないわ」 姉「そうですか・・・結婚する相手は・・・本気で愛している人でが一番幸せなのですね」 ティア「そうよ。だから私は今幸せよ」 姉「私にも・・・そんな人が見つけられるのかな・・・」 ティア「・・・仮にね、そんな人がいたとしたらあなたは待っていられる?」 姉「え・・・?」 ティア「・・・必ず帰ってくるって約束を相手にされて・・・いつ帰ってくるかわからなくて・・・ だけどその人のことを思ってずっと待っていられるかしら?」 姉「・・・・・・・・・私がそこまでしてあげたい殿方にお会いしたいものです」 ティア「身分や地位、生まれなんてどうでもいいわ。そういう相手と結ばれてほしいのよ」 姉「・・・・・・はい!」 ティア「・・・・・・今日はもう遅いから、もう寝なさい」 姉「はい!おやすみなさい母上」 ティア「おやすみ」 ばたん ティア「・・・あらルーク。どうしたの?」 ルーク「・・・話してるの聞いちゃってさ」 ティア「そう・・・あの子も大人になってきているのね」 ルーク「ああ・・・本当にいい子だよ。そんな子供がいて、ティアがいて、俺も今幸せだよ」 ティア「・・・最初から聞いてたのかしら?」 ルーク「な、なんで?」 ティア「俺も・・・っていったから」 ルーク「はは・・・うん。聞いてた」 ティア「昔も言ったけど・・・立ち聞きは良くないわ。しかも女同士の会話を」 ルーク「悪いな・・・気になってさ」 ティア「別にいいわよ。だって家族じゃない」 ルーク「ああ。・・・あのさティア」 ティア「どうしたの?」 ルーク「今更だけど・・・ごめんな」 ティア「どうしたの突然?」 ルーク「ずっと・・・ずっと待っててくれて・・・」 ティア「・・・約束を守ってくれたあなたが謝るなんておかしいわよ」 ルーク「・・・でも」 ティア「・・・それにあなたはあの時だって私に謝ったわ。もういいのよ」 ルーク「でも!さっきの話し方からして・・・ティアは今だってあの時は辛いって思ってただろ・・・?」 ティア「・・・・・・ええ。辛かった。過ぎてしまえばあっというまだけど・・・あの時間は無限に感じたわ」 ルーク「・・・・・・・・・」 ティア「・・・あなたのいない日常は耐えがたかった。死にたくもなった」 ルーク「・・・・・・・・・」 ティア「だけど死ねなかった。いえ・・・死ぬわけにはいかなかったわ」 ルーク「・・・・・・・・・なんで・・・?」 ティア「あなたは帰ってくるって・・・約束したから」 ルーク「・・・・・・・・・」 ティア「ちゃんと帰って来たあなたを見て思ったわ。信じてよかった。待っててよかった・・・って」 ルーク「あれだけの時間待てるなんてやっぱすげえよ・・・そうさせた俺は・・・なんて言っていいか・・・」 ティア「何言ってるのよ。あなたは私にとって、それほど価値のある人なのよ」 ルーク「・・・・・・っ・・・うん・・・」 ティア「だからあの子にもそういう相手に・・・泣いてるのルーク?」 ルーク「・・・・・・はは・・・やっぱ俺は・・・幸せ者だよ」 ティア「・・・・・・そうよ。私もあなたも幸せ者よ・・・」 ルーク「・・・ありがとな。ティア」 ティア「・・・ええ」 ぎゅっ ルーク「・・・ティア?」 ティア「このまま・・・もう少し・・・」 ルーク「・・・うん」 弟「母上~おしっこ~」 がばっ! ティア「お、おしっこ?も~・・・8歳なんだから一人で行けるじゃない」 弟「暗くて怖いよ~」 ティア「・・・わかったわ。行きましょう」 ルーク「・・・俺先に寝てるな」 ティア「ええ」 弟「・・・すっきりした・・・・・・母上・・・?」 ティア「あ、終わった?じゃあもう寝ましょうね」 弟「・・・泣いてるの?」 ティア「え・・・やだ・・・」 弟「・・・お腹痛いの?風邪?」 ティア「大丈夫、眠たくてあくびしただけよ。さあ行きましょう」 弟「・・・うん」 がちゃ ティア「・・・(明かりがついてない・・・)ルークはもう寝たのかしら」 ごそっごそ ルーク「・・・・・・・・・」 ティア「・・・寝てるみたいね・・・私ももう寝ようかしら」 ティア「・・・・・・(なんでかしら・・・寝れないわ) ルーク「・・・ティア・・・起きてる?」 ティア「ルーク?・・・起きてたの?」 ルーク「・・・なんか隣でティアが寝てないと・・・不安でさ」 ティア「・・・くすっ」 ルーク「な、なんだよ?」 ティア「親子揃って甘えん坊なのね」 ルーク「・・・かもな」 ティア「ルーク・・・その・・・またいいかしら?」 ルーク「え?」 ぎゅっ ティア「このまま・・・寝かせて・・・」 ルーク「・・・ティアも甘えん坊だな・・・でも暖かいな」 ティア「・・・ええ」 ルーク「やっぱティアといると落ち着くな。・・・眠たくなってきた」 ティア「私も・・・」 ルーク「・・・おやすみ、ティア」 ティア「おやすみなさい・・・ルーク」 ルーク(昔の俺なら、何も感じなかっただろうな。 幸せがどういうものなのかも、わからなかった。 だけどティアとの出会いが、今の俺に変えてくれた。 俺はティアに感謝してる。そして何より愛してる。 そして、子供もできて・・・やっと幸せが何かわかった。 この幸せが続くなら、どんなことも耐えていきたい・・・ かつてティアが・・・俺を待っててくれていたみたいに・・・・・・・・・ ---- - うはっ!&br() -- 瑠紅 (2006-09-23 10:06:27) - 砂糖吐いたwwwGJ!! -- 名無しさん (2008-04-09 17:44:56) - 姉と弟の名前を考えました。 &br()姉は「セティリア」、セレニアとティアとリグレットからとりました。 &br()弟は「ルーシュ」、ルークとアッシュからとりました。 &br()どうでしょうか? -- シン (2008-10-14 22:34:45) - ほのぼのして、和むね~~。 -- 名無しさん (2009-08-25 11:48:26) - 弟おもしろ!打撲て!ルークもティア好きすぎ -- うあああ (2009-09-12 00:48:55) #comment(vsize=2,nsize=20,size=40)
ルーク「じゃあ行ってくるよ」 ティア「えぇ、行ってらっしゃい」 姉「おはようございます。母上」(注10歳です) ティア「あら、おはよう。ご飯できてるわよ」 姉「その前に顔洗ってきますね。でわ」 ティア(・・・あの子は本当にいい子に育ったわ・・・)注親バカ 弟「母上!おはようございます!」(注8歳です) ティア「おはよう。冷めないうちにご飯食べなさい」 弟「わかりました!」 ティア(この子もルークにそっくりでかわいい子になったわ・・・)注親バカ 姉「ふぅ・・・・・・・・・あれ?母上。父上は?」 ティア「今日はベルケンドに視察で早く行くって昨日言ったでしょ」 姉「あ・・・そうでした。・・・お見送りが出来ず残念です」 ティア「起こしてあげたほうが良かったかしら?」 姉「あ、いえ。それよりご飯を・・・ってあぁ!?」 弟「うるさいなぁ・・・」 姉「うるさいじゃない!私がベーコン好きなの知ってるくせに!全部食べちゃうなんて!」 弟「あれ~・・・姉上はもうご飯を済ませたのかと思ったから食べちゃった」 ティア(この子達もこれさえなければねぇ・・・) 姉「・・・そうか・・・ならしかたない・・・」 弟「・・・・・・・・・・・・・・・?」 ティア「・・・?(変ねえ・・・いつもならこの後口論になるのに) 姉「・・・・・・はぁ・・・・・・」 ティア「どうかしたの?」 姉「あ・・・母上。いえ、その別に・・・」 ティア「心配事があるなら何でもいいからはなしてごらん?」 姉「・・・・・・はい・・・・・・。実は最近体に異変がありまして・・」 ティア「!?どうしたの?怪我でもした?病気か何か?」 姉「あ、いえその・・・胸が大きくなってきたことでして・・・」 ティア「・・・・・・は?」 姉「どうも運動の妨げになるのでいまいちやる気が出なくて・・・ガイラルディア様に 稽古をつけていただいている際にも邪魔で邪魔で・・・」 ティア「・・・まあ・・・女性なら当たり前のことよ」 姉「母上の胸は大きいですが、大きい方がいいのですか?」 ティア「え!?・・・え・・・ええっと・・・そ、そうね。ないよりはあったほうが・・・」 姉「ふぅむ・・・胸が大きい女性の方が男性は好きなのですか?」 ティア「ぁえ!?・・・ぜ、全員がそうってわけじゃないけど大抵の 男性はあるほうがいいんじゃないかしら・・・」 姉「そうですか・・・では父上も母上の胸が大きいから結婚したのですか?」 ティア「・・・・・・・・・・・・・・・仮にそうだとしたら、どうするの?」 姉「私は父上のような男の方が理想であるので・・・その・・・胸は大きいほうがいいと 解釈します」 ティア「・・・・・・(う~ん・・・この子・・・赤ちゃんの時からルークになついていたけど・・・ ・・・・・・これじゃファザコンよね・・・)・・・・・・そうね。まああの人もそれを含めているとは思うわ」 姉「じゃあこれで悩みはなくなりました!女は胸があって当たり前なのですね!」 ティア「そ、そうよ(この子ちょっとナタリアみたいな天然なところがあるわ・・・) 弟「あぁ~暇で暇でしかたがないな・・・だいたいこんなに家が広いと逆にさびしいっての・・・」 がちゃ! アニス「やっほー!遊びに来てやったぞー!・・・お、ルークジュニアやっほー」 弟「なんだ・・・アニスおばさんか・・・」 アニス「ちょ、ちょっとね!いつもいってるでしょ!私はまだ26よ26!お姉さんっていいなさいよ!」 弟「え~・・・・・・じゃあアニスおばちゃん」 アニス「・・・糞ガキがぁぁぁ!」 弟「うわああああああああああ!」 ティア「ちょっとどうしたの!?・・・あらアニス」 アニス「ちょっとティア聞いてよ~こいつ私のことおばさんって言った~」 弟「へ!おばさんにおばんさんって言って何が悪い!」 アニス「なによ!あんたのオムツとか変えてやったの私よ!」 弟「頼んでませ~~ん」 アニス「むっかーあんたやっぱルークの息子ね!」 ティア「もぅ・・・アニスに謝りなさい」 弟「でも母上・・・」 ティア「大人に対して言葉使いがなってないわよ。もう」 弟「う~~~母上以外に敬語使うのやなんだよ~」 アニス「はっ・・・このマザコン」 弟「なんだと!」 ティア「・・・・・・・・・呆れた」 姉「さきほどから何を騒いで・・・これはアニス殿。こんにちわ」 アニス「やっほ~・・・まったく姉弟でここまで差が出るのかしらね~」 弟「だいたい姉上は口調が固いんだよ!もっと女の子らしくしろよ!」 姉「貴族たるもの外交関係が重要になる身。普段から敬語は至極当然だ」 アニス「なんだかな~真面目すぎだよね・・・まあとにかく。これおみやげ!」 ティア「ブウサギの赤ちゃんぬいぐるみ!?かわ・・・」 姉「かわいい!!!いいなぁ~かわいい~」 アニス「いや、あの、それはティアに・・・」 姉「母上!この人形私にください・・・かわいい・・・」 ティア「・・・えぇ・・・いいわよ・・・(しょんぼり) 姉「やった~ありがとうございます!アニス殿、母上!」 弟「うるせ~な・・・」 アニス「・・・根本的なところはティアと同じなんだね・・・」 ティア「・・・わ、悪かったわね」 弟「なぁ~俺には?」 アニス「あぁあ?誰がやるか!」 弟「けち!だからおばさんなんだよ!」 アニス「・・・(ぶちっ)・・・」 ルーク「ただいまぁ~」 ティア「おかえりなさい」 姉「おかえりなさい父上!」 弟「・・・・・・・・・・」 姉「貴様!父上がご帰宅なのだから挨拶をしろばか者!」 弟「・・・する気力もないよ・・・」 ルーク「お前・・・その怪我どうしたんだ・・・?」 姉「昼頃にアニス殿が参られてアニス殿のお怒りに触れて叩きのめされました」 ティア「私が止めに入ったときはもう全身打撲で・・・」 ルーク「・・・・・・・・・」 姉「まったくもって馬鹿な弟です。それより父上!お聞きしたいことが」 ルーク「なんだ?」 姉「父上はその・・・母上の胸が大きいから結婚したのですか?」 ルーク「ぶっほぁお!!!な、なに言ってんだいきなり!」 姉「男性は皆が大きい女性が好きだと聞いたので」 ティア「ち、ちょっと!お父さんに聞くことじゃないでしょ!」 姉「しかし本人に聞くのがより確実な答えが・・・」 ルーク「・・・あのなぁ・・・確かにティアの魅力は胸にある」 ティア「ば、ばか!子供の前で変なこと言わないの!」 ルーク「だけど、俺は胸の大きさ関係なしに・・・ティアのこと好きだし・・・」 ティア「ル、ルーク・・・?」 ルーク「ティアのいいところはたくさんあって胸はそのうちの中の一つ、 だから俺がティアと結婚したのはティアだからだよ」 ティア「ルーク・・・・・・・・・・・・・(うれしいけど子供に言うと恥ずかしい・・・ 姉「やっぱり・・・愛ですか?」 ルーク「・・・そ、そうだけど・・・そんな言葉いつ覚えたんだ?」 姉「この前ナタリア様に「あの二人は旅の途中も周りが嫌というほどいちゃいちゃしていましたが それは愛故にだったのです。それであなたが生まれたのですよ」と言ってましたので・・・」 ルーク「・・・ははは・・・そうかい」 ティア「・・・(いちゃいちゃしてたつもりないんだけど・・・) 姉「アニス殿が「男は財力で選べ」とおっしゃってましたがそれも参考に・・・」 ルーク「そ、それはするな・・・絶対に・・・」 がちゃっ ティア「どうしたの?・・・眠れないの?」 姉「・・・母上。・・・恋愛について少し考えてました」 ティア「・・・そう。女の子だものね」 姉「母上は、父上と結婚してよかったと思ってますか?」 ティア「・・・ええ。後悔したことは一度もないわ」 姉「そうですか・・・結婚する相手は・・・本気で愛している人でが一番幸せなのですね」 ティア「そうよ。だから私は今幸せよ」 姉「私にも・・・そんな人が見つけられるのかな・・・」 ティア「・・・仮にね、そんな人がいたとしたらあなたは待っていられる?」 姉「え・・・?」 ティア「・・・必ず帰ってくるって約束を相手にされて・・・いつ帰ってくるかわからなくて・・・ だけどその人のことを思ってずっと待っていられるかしら?」 姉「・・・・・・・・・私がそこまでしてあげたい殿方にお会いしたいものです」 ティア「身分や地位、生まれなんてどうでもいいわ。そういう相手と結ばれてほしいのよ」 姉「・・・・・・はい!」 ティア「・・・・・・今日はもう遅いから、もう寝なさい」 姉「はい!おやすみなさい母上」 ティア「おやすみ」 ばたん ティア「・・・あらルーク。どうしたの?」 ルーク「・・・話してるの聞いちゃってさ」 ティア「そう・・・あの子も大人になってきているのね」 ルーク「ああ・・・本当にいい子だよ。そんな子供がいて、ティアがいて、俺も今幸せだよ」 ティア「・・・最初から聞いてたのかしら?」 ルーク「な、なんで?」 ティア「俺も・・・っていったから」 ルーク「はは・・・うん。聞いてた」 ティア「昔も言ったけど・・・立ち聞きは良くないわ。しかも女同士の会話を」 ルーク「悪いな・・・気になってさ」 ティア「別にいいわよ。だって家族じゃない」 ルーク「ああ。・・・あのさティア」 ティア「どうしたの?」 ルーク「今更だけど・・・ごめんな」 ティア「どうしたの突然?」 ルーク「ずっと・・・ずっと待っててくれて・・・」 ティア「・・・約束を守ってくれたあなたが謝るなんておかしいわよ」 ルーク「・・・でも」 ティア「・・・それにあなたはあの時だって私に謝ったわ。もういいのよ」 ルーク「でも!さっきの話し方からして・・・ティアは今だってあの時は辛いって思ってただろ・・・?」 ティア「・・・・・・ええ。辛かった。過ぎてしまえばあっというまだけど・・・あの時間は無限に感じたわ」 ルーク「・・・・・・・・・」 ティア「・・・あなたのいない日常は耐えがたかった。死にたくもなった」 ルーク「・・・・・・・・・」 ティア「だけど死ねなかった。いえ・・・死ぬわけにはいかなかったわ」 ルーク「・・・・・・・・・なんで・・・?」 ティア「あなたは帰ってくるって・・・約束したから」 ルーク「・・・・・・・・・」 ティア「ちゃんと帰って来たあなたを見て思ったわ。信じてよかった。待っててよかった・・・って」 ルーク「あれだけの時間待てるなんてやっぱすげえよ・・・そうさせた俺は・・・なんて言っていいか・・・」 ティア「何言ってるのよ。あなたは私にとって、それほど価値のある人なのよ」 ルーク「・・・・・・っ・・・うん・・・」 ティア「だからあの子にもそういう相手に・・・泣いてるのルーク?」 ルーク「・・・・・・はは・・・やっぱ俺は・・・幸せ者だよ」 ティア「・・・・・・そうよ。私もあなたも幸せ者よ・・・」 ルーク「・・・ありがとな。ティア」 ティア「・・・ええ」 ぎゅっ ルーク「・・・ティア?」 ティア「このまま・・・もう少し・・・」 ルーク「・・・うん」 弟「母上~おしっこ~」 がばっ! ティア「お、おしっこ?も~・・・8歳なんだから一人で行けるじゃない」 弟「暗くて怖いよ~」 ティア「・・・わかったわ。行きましょう」 ルーク「・・・俺先に寝てるな」 ティア「ええ」 弟「・・・すっきりした・・・・・・母上・・・?」 ティア「あ、終わった?じゃあもう寝ましょうね」 弟「・・・泣いてるの?」 ティア「え・・・やだ・・・」 弟「・・・お腹痛いの?風邪?」 ティア「大丈夫、眠たくてあくびしただけよ。さあ行きましょう」 弟「・・・うん」 がちゃ ティア「・・・(明かりがついてない・・・)ルークはもう寝たのかしら」 ごそっごそ ルーク「・・・・・・・・・」 ティア「・・・寝てるみたいね・・・私ももう寝ようかしら」 ティア「・・・・・・(なんでかしら・・・寝れないわ) ルーク「・・・ティア・・・起きてる?」 ティア「ルーク?・・・起きてたの?」 ルーク「・・・なんか隣でティアが寝てないと・・・不安でさ」 ティア「・・・くすっ」 ルーク「な、なんだよ?」 ティア「親子揃って甘えん坊なのね」 ルーク「・・・かもな」 ティア「ルーク・・・その・・・またいいかしら?」 ルーク「え?」 ぎゅっ ティア「このまま・・・寝かせて・・・」 ルーク「・・・ティアも甘えん坊だな・・・でも暖かいな」 ティア「・・・ええ」 ルーク「やっぱティアといると落ち着くな。・・・眠たくなってきた」 ティア「私も・・・」 ルーク「・・・おやすみ、ティア」 ティア「おやすみなさい・・・ルーク」 ルーク(昔の俺なら、何も感じなかっただろうな。 幸せがどういうものなのかも、わからなかった。 だけどティアとの出会いが、今の俺に変えてくれた。 俺はティアに感謝してる。そして何より愛してる。 そして、子供もできて・・・やっと幸せが何かわかった。 この幸せが続くなら、どんなことも耐えていきたい・・・ かつてティアが・・・俺を待っててくれていたみたいに・・・・・・・・・ ---- - うはっ!&br() -- 瑠紅 (2006-09-23 10:06:27) - 砂糖吐いたwwwGJ!! -- 名無しさん (2008-04-09 17:44:56) - 姉と弟の名前を考えました。 &br()姉は「セティリア」、セレニアとティアとリグレットからとりました。 &br()弟は「ルーシュ」、ルークとアッシュからとりました。 &br()どうでしょうか? -- シン (2008-10-14 22:34:45) - ほのぼのして、和むね~~。 -- 名無しさん (2009-08-25 11:48:26) - 弟おもしろ!打撲て!ルークもティア好きすぎ -- うあああ (2009-09-12 00:48:55) - 弟の名前の「ルーシュ」は俺も考えていたけど、 &br()「セテェリア」は思いつかなかった。 &br() -- 無季 (2011-07-22 17:07:45) #comment(vsize=2,nsize=20,size=40)

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