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「ふむ…今度は逆でも面白そうですねぇ」 「大佐?どうしたんですか?」 「…あはっ。私、大佐が考えてること分かっちゃった♪」 殺劇舞荒拳でルークを殺さない程度に痛めつけた後のアニスは、 ふとつぶやいたジェイドの言葉を聞きすぐに意味を理解していた。 「?アニス、何が?どうしたの?」 「で?大佐、ルークを縮めたのは大佐なんですよね〜?」 「はは、流石にバレていましたか」 「分かりますよぉ。そんな悪趣味なこと大佐くらいしか出来ないですもん」 「悪趣味とは心外ですね。二人の仲を深めようとしてあげただけですよ」 「で、今度はティアを小さくするんですよね〜。面白そうだなっ☆」 「二人とも、何をこそこそと話しているんですか!?」 「内緒だよ〜。 …で、大佐、協力してあげないこともないですよっ♪」 「助かりますね〜♪協力してくれるならお願いしますよ…ひそひそ…」 「ふむふむ…了解☆」 「二人して何なんですか!もう!ルークの様子見てきますね」 ジェイドとアニスからニヤニヤとした視線を浴びながら、半殺しにされている ルークが居る部屋へティアは入っていった。 「ルーク…大丈夫かしら?」 アニスの打撃を直に受けたルークは、とても痛々しい姿だった。 安静にしていればすぐ回復するということだが、 見ていて辛かったのでもちろん気休めに過ぎないがティアは回復術をかけた。 「…ファーストエイド!」 気絶しているルークの顔が少し和らいでいった気がした。 「ふぅ…それにしても小さいルークは可愛かったな…」 「私とルークの間に生まれる子供はあんな感じなののかしら…///」 「にしても…一緒にお風呂に入っちゃったなんて…///」 「…ん……ティア?」 さっきの回復の効果もあってか、ティアの独り言にルークは目を覚ました。 「!!/// ルーク!大丈夫?」 「あぁ…ていうか…記憶がねぇんだけど…何で俺こんなになってんの?」 どうやら、アニスの攻撃、もしくは体に起こった著しい変化のせいなのか、 記憶が飛んでいるようだった。ティアにとってはラッキーなのかもしれない。 「えっ!?えぇ…えっと…魔物に襲われて、気を失ってたのよ、あなた」 ルークが幼児になって、一緒にお風呂に入ったことなんてとてもじゃないが 言うことが出来なかったティアは、適当な嘘を付いた。 「ふーん…そうなのか…どうりで体中痛むはずだ」 「だ、大丈夫!きっとすぐ治るわ」 と、そのとき、部屋の扉が開き、アニスを含むメンバー全員が心配そうな顔で入ってきた。 「あ〜っ!ルーク、目、覚めたんだ!だいじょぶ〜?」 「あ、ああ。迷惑かけて、ごめんな」 「それよりティア、疲れたでしょ〜?アニスちゃん特製ジュースあげる!」 「え?あ、ありがとう、アニス」 例の薬が入った飲料を、ティアは受け取った。 「(…あれ?どこかで見たような気が…。)ティアばっかりずり〜!俺にも飲ませろ!」 「きゃっ!ルーク!乱暴に取らないで!」 ティアの手からルークは無理やりに「アニスちゃん特製ジュース」を奪い取った為、 そのほとんどがこぼれてしまった。 「ああ〜!!ルーク、何やってんの〜!?ちょ〜ありえねぇっ!(チッ!作戦が…)」 「…ああっ!!この飲み物…確か…!!」 「る、ルーク、記憶が戻ったの…?///」 「ま、今回は失敗ですね」 「大佐〜。そんな白々といいんですか〜?!つまらな〜い!」 「何だか私たち置いてけぼりですわね」 「はは、そうだな」 (小さいティア見たかった…俺って馬鹿だな…) (飲まなくてよかったわ…ルーク、ありがとう) ---- #comment(vsize=2,nsize=20,size=40)
「ふむ…今度は逆でも面白そうですねぇ」 「大佐?どうしたんですか?」 「…あはっ。私、大佐が考えてること分かっちゃった♪」 殺劇舞荒拳でルークを殺さない程度に痛めつけた後のアニスは、 ふとつぶやいたジェイドの言葉を聞きすぐに意味を理解していた。 「?アニス、何が?どうしたの?」 「で?大佐、ルークを縮めたのは大佐なんですよね〜?」 「はは、流石にバレていましたか」 「分かりますよぉ。そんな悪趣味なこと大佐くらいしか出来ないですもん」 「悪趣味とは心外ですね。二人の仲を深めようとしてあげただけですよ」 「で、今度はティアを小さくするんですよね〜。面白そうだなっ☆」 「二人とも、何をこそこそと話しているんですか!?」 「内緒だよ〜。 …で、大佐、協力してあげないこともないですよっ♪」 「助かりますね〜♪協力してくれるならお願いしますよ…ひそひそ…」 「ふむふむ…了解☆」 「二人して何なんですか!もう!ルークの様子見てきますね」 ジェイドとアニスからニヤニヤとした視線を浴びながら、半殺しにされている ルークが居る部屋へティアは入っていった。 「ルーク…大丈夫かしら?」 アニスの打撃を直に受けたルークは、とても痛々しい姿だった。 安静にしていればすぐ回復するということだが、 見ていて辛かったのでもちろん気休めに過ぎないがティアは回復術をかけた。 「…ファーストエイド!」 気絶しているルークの顔が少し和らいでいった気がした。 「ふぅ…それにしても小さいルークは可愛かったな…」 「私とルークの間に生まれる子供はあんな感じなののかしら…///」 「にしても…一緒にお風呂に入っちゃったなんて…///」 「…ん……ティア?」 さっきの回復の効果もあってか、ティアの独り言にルークは目を覚ました。 「!!/// ルーク!大丈夫?」 「あぁ…ていうか…記憶がねぇんだけど…何で俺こんなになってんの?」 どうやら、アニスの攻撃、もしくは体に起こった著しい変化のせいなのか、 記憶が飛んでいるようだった。ティアにとってはラッキーなのかもしれない。 「えっ!?えぇ…えっと…魔物に襲われて、気を失ってたのよ、あなた」 ルークが幼児になって、一緒にお風呂に入ったことなんてとてもじゃないが 言うことが出来なかったティアは、適当な嘘を付いた。 「ふーん…そうなのか…どうりで体中痛むはずだ」 「だ、大丈夫!きっとすぐ治るわ」 と、そのとき、部屋の扉が開き、アニスを含むメンバー全員が心配そうな顔で入ってきた。 「あ〜っ!ルーク、目、覚めたんだ!だいじょぶ〜?」 「あ、ああ。迷惑かけて、ごめんな」 「それよりティア、疲れたでしょ〜?アニスちゃん特製ジュースあげる!」 「え?あ、ありがとう、アニス」 例の薬が入った飲料を、ティアは受け取った。 「(…あれ?どこかで見たような気が…。)ティアばっかりずり〜!俺にも飲ませろ!」 「きゃっ!ルーク!乱暴に取らないで!」 ティアの手からルークは無理やりに「アニスちゃん特製ジュース」を奪い取った為、 そのほとんどがこぼれてしまった。 「ああ〜!!ルーク、何やってんの〜!?ちょ〜ありえねぇっ!(チッ!作戦が…)」 「…ああっ!!この飲み物…確か…!!」 「る、ルーク、記憶が戻ったの…?///」 「ま、今回は失敗ですね」 「大佐〜。そんな白々といいんですか〜?!つまらな〜い!」 「何だか私たち置いてけぼりですわね」 「はは、そうだな」 (小さいティア見たかった…俺って馬鹿だな…) (飲まなくてよかったわ…ルーク、ありがとう)

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