TOAのティアタンはメロンカワイイ SS > スレ11 > 34-36

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ルーク「お腹、だいぶ目立つな」
ティア「そうね。もう七ヶ月だもの」
ルーク「辛くないか?」
ティア「大丈夫よ」
ルーク「うん。でも、きつかったらすぐに言えよ」
ティア「もう。心配しすぎよ」
ルーク「でも最初はお前、結構やばそうだったし」
ティア「お医者様も安定期に入ったって言ってたし、平気」
ルーク「……自分のお腹の中にもうひとつの命がいるって感覚は、男にはわかんねーからさ」
ティア「そうかもしれないわね……あ、今蹴った」
ルーク「ん?」
ティア「赤ん坊がお腹を蹴ったのよ。ほら、触ってみて」
ルーク「……ああ、ほんとだ。元気だな」
ティア「あなたに似てるのかもしれないわね。やんちゃだったりして」
ルーク「アニスは『ティアに似てくれた方が楽そう』って言ってたけどな」
ティア「でも私は泣き虫だったわ。元気すぎるくらいの方がいいわよ」
ルーク「そういや、そんなこと言ってたな。…………」
ティア「どうしたの?」
ルーク「俺、子供の時期がなかったから、さ」
ティア「あら、あなたと初めて会った時はすごく手の掛かる子供だったけど?」
ルーク「う、悪かったな」
ティア「冗談よ。……あなたは子供を作れたわ。他の人と何も変わらないのよ」
ルーク「……ありがとう、ティア」
ティア「どういたしまして」

ガイ「名前はもう決めたのか?」
ルーク「名前なんてどう付けたらいいかわかんないんだよな……男か女かもわからないし」
ガイ「まあ、前は預言で決められてたからなぁ」
アニス「とりあえず二人分用意しとけば? 男の子が生まれたら、次は女の子を作ればいいだけじゃん♪」
ルーク「お、お前なぁ……」
ガイ「ははは。それで? 候補もないのか?」
ルーク「ないことはないけど」
アニス「けど?」
ルーク「アッシュ」
ガイ「…………」
ルーク「って言ったら、ティアに怒られた」
アニス「そりゃそうだよ」
ルーク「今になって思えば、そりゃ駄目だよな」
ガイ「最初から気づいとけ」
ルーク「はは。まあ、だから困ってるんだよ」
ガイ「……ルークとティアで『ルーティ』なんてどうだ?」
アニス「響きは悪くないけど、安直すぎー。なんかどっかで聞いたような名前だし」
ルーク「つーか『ルーティ』じゃ二人目が出来たときに困るだろ?」
アニス「ほほぅ、一人目が生まれる前から子作り宣言?」
ルーク「ち、ちげーよ!」
ガイ「うーん、そうだな。二人から持ち合うとか、共通点って辺りから探すのがいいんじゃないか?」
アニス「そういうもん?」
ガイ「まあもちろん最終的に決めるのは二人さ。だけど候補を挙げるために、ね」
ルーク「共通点か……ユリアとローレライとか……」
アニス「……アッシュもだけど、それもさすがにどうかと思う」
ルーク「うーん」
アニス「前、二人でタタル渓谷に飛ばされたって言ってたよねぇ」
ルーク「あ、ああ。その後エンゲーブに行って、ジェイドに捕まったんだけど」
アニス「……あそこ、セレニアの花畑があったよね」
ガイ「なるほどな。セレニアか……女の子限定かな」
ルーク「ティアはあの花好きだから、いいかもしれないけど」
ガイ「さっきも言ったけど、決めるのはルーク達だろ。俺達は適当に言ってるだけだから、拘る事もないさ」
アニス「結構真剣に考えてたのに……」
ガイ「あ、ああ、これは失礼」
ルーク「セレニア、か」

ティア「セレニア?」
ルーク「女の子にしか使えないけど。どうかなと思って」
ティア「……仕事中に考えてたの?」
ルーク「ち、ちげーよ」
ティア「本当に?」
ルーク「う……いや、ちょっとは考えてたけど」
ティア「あれだけ上の空なルークを見てたら、ちょっととは思えないわね」
ルーク「ご、ごめん」
ティア「もう……。セレニア、ね」
ルーク「どうかな」
ティア「悪くはないけど……夜にしか咲かない、ちょっと寂しいイメージがあるから……」
ルーク「う、あ、そっか」
ティア「……それに、ユリアシティの兄さんの墓前に植えられてる花よ?」
ルーク「……うん、そうだよな。ごめんな」
ティア「どうして謝るの? 真剣に考えてくれたんでしょう?」
ルーク「そうだけど」
ティア「子供のことを真剣に思えるのはいいことだわ。……ほら、この子も動いてる」
ルーク「……本当だ」
ティア「赤ん坊はお腹の中にいても、外の世界のことが伝わるんですって」
ルーク「そうなのか?」
ティア「そうよ。きっとあなたが頑張って名前を考えてくれてるから、喜んでるんだわ」
ルーク「はぁー……ティアはすっかり母親だな……」
ティア「あ、あなただって父親よ。だから赤ん坊がここにいるんじゃない」
ルーク「いや、なんつーかさ。俺、父親らしくできんのかなって」
ティア「……あなたがどうあろうと、この子はあなたをお父さんだと思ってるはずよ。だから喜んでるの」
ルーク「……そっか。……俺、ちゃんと考えるから、元気に育ってくれよ……」
ティア「ふふ。「がんばって、おとうさん」って言ってる」
ルーク「はは。だといいな」
ティア「……でも、仕事もきちんとやってね」
ルーク「わ、わかってるよ」



  • セレニアっていい名前だと思うv -- 瑠紅 (2006-09-23 10:18:13)
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