ティアの休息
最終決戦目前にしてジェイドがこんな提案をした
「せっかくですから、たまには休みも必要でしょう。」
と、いうわけでルーク達はケテルブルクに来ていた。
ルーク「じゃあ、後でホテルで待ち合わせな!」
ジェイド「ええ。自由時間は貴重なものです、みなさん楽しんでください」
アニス「大佐はなにを楽しむんですかぁ?」
ジェイド「やー、あなたに言える訳はないでしょう?」
アニス「ちぇーっ」
ナタリア「そうこうしているうちに時間が過ぎてしまいますわ。いきましょう、アニス、ティア」
ティア「ええ。」
ガイ「俺はちょっとカジノにでも行ってくるかな」
ルーク「時間は厳守だぞ?ガイ」
ガイ「分かってるさ」
ジェイド「では、私たちも行きましょうか」
ルーク「おう」
ナタリア「ティア…これなんかどうでしょう?」
やっぱり女性は買い物が好きらしく、3人で買い物を楽しんでいた
やっぱり女性は買い物が好きらしく、3人で買い物を楽しんでいた
ティア「えぇ。よく似合っているわ」
アニス「いいぬいぐるみないかなぁ~」
ティア「アニスにはトクナガがいるじゃない?」
アニス「甘いなぁティアは。トクナガもイイけど他のも欲しいの!」
ティア「そ、そうなの…」
ナタリア「ティアは何か買いませんの?」
ティア「わ、私はもう済んだのよ」
ティアの手には、買い物袋がぶら下がっていた。
実は店に付く途中で見つけた女性誌の表紙がきになって、2人に気づかれないようにこっそり買っていたのだ
実は店に付く途中で見つけた女性誌の表紙がきになって、2人に気づかれないようにこっそり買っていたのだ
ナタリア「そうですか。ーあら、もうこんな時間…いけませんわ。そろそろホテルに行きませんと」
ティア「そうね、遅れないように急ぎましょう。」
アニス「待ってよぅ~!」
ー ホテル一階ロビー ー
ルーク「お、来たな。ずいぶん楽しんでたみたいだな」
ルーク「お、来たな。ずいぶん楽しんでたみたいだな」
ナタリア「久しぶりに楽しめましたわ」
ティア「私、疲れちゃったわ。部屋に入りましょ」
ジェイド「どうやら部屋は隣同士のようですね」
アニス「なにかあったらすぐ連絡できるね~♪」
ガイ「どーいう意味だよ、それ…。」
アニス「ふふふ~」
ルーク「あ、じゃあオヤスミ」
ティア「おやすみなさい」
ジェイド「では、また明日」
そして男性陣、女性陣とそれぞれ2つの部屋に入っていった。
ー女性部屋ー
ティア「~♪」
ー女性部屋ー
ティア「~♪」
アニス「あれぇ~?ティア、何読んでんのぉ~?」
ティア「ぇ、あ…こ、これは…」
アニス「可愛い~っ!やっぱティアって、可愛いもの好きなんだねぇ」
ティア「アニス!ちょっと…私の背中にのっかんないでよ、見せるから、みせるからぁ~っ」
アニス「は~い♪」
ー同時刻・男性部屋ー
ジェイド「なにやらお隣はドタドタと元気ですねぇ」
ー同時刻・男性部屋ー
ジェイド「なにやらお隣はドタドタと元気ですねぇ」
ルーク「な、なにをやってるのかなんて、全然きになんねぇからな…!」
ジェイド「…いやぁ、面白いですねぇ…」
ルーク「なにかいったか?」
ジェイド「いえいえ、何も」
ルーク「それにしても…ガイ早く風呂からあがんねぇかな…」
ーそのころ、女性部屋ー
ティア「…っ…!!!!」
ーそのころ、女性部屋ー
ティア「…っ…!!!!」
アニス「どうしたのティア?」
ティア「ぅ…っ…あ…ちょ、ちょっと…足がしびれちゃったみたい…!」
アニス「もぉ~、ティアったらなにやってんの。しびれなんてね、こ~いうふうに…っ…うごかしてりゃ…いいの…っ!」
アニスがティアの足を揉みほぐし、しびれている足を刺激した
アニスがティアの足を揉みほぐし、しびれている足を刺激した
ティア「はぅっ!あぁ…っ!あ、アニス…やめてってば…ひゃぅ…っ!!自分でやるから…うごかさな…あうっ!!」
アニス「へへーん(おもしろぉい♪)」
ー男性部屋ー
ジェイド「なにやら変な声が聞こえてきましたねぇ。やれやれ、人間の声は通りやすくてすぐ分かってしまうというのに」
ジェイド「なにやら変な声が聞こえてきましたねぇ。やれやれ、人間の声は通りやすくてすぐ分かってしまうというのに」
ルーク「う…うぅ…な、なにをやってんだ…隣は…気になって眠れやしないぞ…」
ジェイド「やはりこの声は、ティアですかねぇ」
ルーク「く、くそ…だーもう!何してんだか…ちょっと行ってくる!」
これはおもしろい休日になりました、とジェイド。
バンッ!とドアを激しく開けるルーク
ティア「る、ルーク…」
ルークの目には、戯れているように見えるアニスとティアの姿が映った
ルーク「こ、これはだな…そ、その…変な声がきこえてきたから、なにかあったのかって…あの…だから…」
ティア「ルークぅ~…!」
パンッ
と、大きな音が部屋に響くと共に、ルークの頬には赤い平手の痕が残った。
ナタリア「ふぅ…良い湯加減でしたわ。あら?ルーク、その痕は…」
ルーク「な、なんでもないんだ!!」
ナタリア「?」
ナタリア「なにかありましたの?ティア」
ティア「ノックもなしに女性の部屋に入るなんて信じられないっ!最っ低だわ」
ルーク「ご、ごめん…」
とぼとぼと隣の部屋に戻るルークの背中は、哀愁を漂わせていた。
ガイ「お、どうしたルーク?」
ルーク「…」
ジェイド「しばらくはそのまま死んでいるようですから、そっとしておいてあげてください」
ガイ「うん…そうみたいだな」
ティア「(もう……ばか…。)」
こうして、夜は更けていった…。
- はははははははははっははははははは!!
-- 瑠紅 (2006-09-30 18:19:04) - いいですねぇ~いや~青春青春 -- ナイト (2011-04-07 17:17:42)