TOAのティアタンはメロンカワイイ SS > スレ14 > 857-868

※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

「『約束』してたからな‥」

そう言ってルークは帰って来た
セレニアの花が綺麗に咲くあの渓谷に‥あの夜に‥


あれからもうすぐ1ヶ月が過ぎようとしている‥


「Σえぇ~~!ティア達ってば、まだ付き合ってなかったのぉ~!?」
「ちょっ‥ア、アニス‥声が大きいわよ///」
「だってぇ~‥ルークが帰って来て、もう1ヶ月だよ?」
「そうですわよねぇ‥でも、何度か2人で会ったりはしたのでしょう?」

ここはバチカルにあるカフェ
久しぶりに会った3人だが、話題はルークとティアの事に‥

「そ、それは‥まぁ///‥でも、最近ルークも忙しいみたいだし‥それにね、この間なんて…」

ティアはこの前起きた出来事を話しだす
      ・
      ・
      ・
「はぁ‥久しぶりにのんびりできるぜ~」
「仕事忙しいの?」
「ん?まぁな…あそこで無邪気に遊んでいる子供が羨ましいよ~」
「ふふっ、可愛いわね。子供かぁ‥私も早く欲しいなぁ」
「だったらさぁ、俺が作ってやるよ(素)」
「えっ!?な、な、な、な‥何言ってるのよっ!!!‥‥もぅ///(‥ばか‥)」
「///あっ‥や‥そ、その‥‥ほ、ほら‥そうでもしないと、一生子供なんて出来ねぇだろ?」
「……」
「ティ、ティア?」
「……あなたなんかに心配してもらわなくても……けっこうよっ!!!」
      ・
      ・
      ・
「……っていう訳なの!!」

ティアは勢いよくテーブルを叩く

「あ、あの、ティア?それは私達に、『のろけ話』を聞かせたかったって事かしら?」
「結局、2人は『ラブ☆ラブ』って事じゃん‥(ちっ!いちゃつきおってからに!!)」

2人は冷ややかな視線をティアに送る



「///そ、そういう事じゃなくて‥ルークってば、肝心な時にごまかすから‥」
「あ~、わかる!わかる!!ルークってば、超~~『へたれ』だもんねっ☆」
「そうですわよねぇ‥度胸がないというか、男らしくないというか」

散々な言われようである

「と、とにかく、ルークの気持ちがよくわからないの‥」
「でしたら、ティアの方から聞いてみてはよろしいんじゃなくて?」
「///そ、そんな事できるわけないじゃない!!」
「はぁ‥これじゃあ全然進展しないわけだよ」


一方、渦中のルークはというと


「なんだ?お前達、まだちゃんと付き合ってなかったのか」
「だ、だってよ~‥ティアのやつが‥」
「おやおや‥また人のせいにする気ですか?」

ここはジェイドの私室
ルークは視察のためグランコクマを訪れていた

「だぁ~!そうじゃなくって!!聞いてくれよ~‥この間なんてさぁ…」

そう言って、ルークも最近起きた出来事を話しだした
      ・
      ・
      ・
「ルークのお屋敷に来るの久しぶりだわ」
「そうか?それじゃぁ、ひとまず俺の部屋に‥」
「ティアさん、おひさしぶりですの!」
「ミュウ!会いたかったわ」
「ぼくもですの!!」
「ほんとぅ?うれしい///」
「‥あ、あの、ティア?俺の部屋に‥」
「それにしても元気そうね?良かったわ」
「ぼくはいつも元気ですの!!」
「はぁ~‥やっぱりかわいぃ///」
「ティ、ティア?‥俺の‥」
「ミュウ、あっちで一緒に遊びましょう♪」
「はいですの!」
「あの、ティ‥」
「ちょっとルーク!さっきから、一人でぶつぶつとうるさいわよっ!!」
「……」
      ・
      ・
      ・
「……って訳なんだよ~!」

ルークは今にも泣きそうだ

「そ、それは‥まぁ‥その‥彼女らしいというか、何というか‥」
「あなたよりミュウの方が大事なんでしょう!」
「お、おいジェイド‥ルークが可愛そうだろぅ‥」

ガイがルークをかばう

「‥はぁ‥俺はティアの気持ちがわかんねぇ‥」
「お前から聞いてみたらいいじゃないか」
「ばっ///そ、そんな事できるわけねぇだろ!!」
「まったく‥そういうところは相変わらずですねぇ」


― 数日後 ―


「‥でね、ここは私達が何とかしてあげるべきだと思うわけよっ!」
「何とかって‥例えばどういう事ですの?」
「自白剤でも飲ませますか」
「おいおい‥それは流石にヤバイだろ‥」

なにやら密談中のようである

「あのね、告白にはムードが大事だと思うわけ!だから、それを私達で作ってあげるの♪」
「なるほど!すばらしい考えですわ」
「それは面白そうですねぇ」
「‥そう上手くいくのか?」


― 作戦1 ―


「ルークってば、突然こんな所に呼び出したりして‥‥‥も、もしかして‥///」


時は夜7時。どうやら、ティアはルークを待っているようだ


「いる♪いる♪ルークから『大事な話』があるからって、ティアを呼び出したんだよねぇ」
「ティアってば、そわそわしてますわね。ところで‥ルークの方はどうなっていますの?」
「そっちは大佐に任せたから、大丈夫♪」


― 1時間後 ―


「‥どうしたのかしらルーク‥もしかして、何かあったんじゃぁ‥」


時は夜8時。ルークは来る気配がない


「ちょ、ちょっと~‥どうしてルークは来ないわけ?」
「さ、さぁ?私に言われましても‥そういえば、ガイ達も来ませんわね?」


― 2時間後 ―


「お~い!ティア~!!‥わりぃ、わりぃ、待たせちまったか~?」
「……」


時は夜9時。ようやくルークがやって来た


「何だ?お前達もう来てたのか」
「2人とも張りきっていますねぇ」

その時ちょうど、ガイ&ジェイドも現れた

「ちょっと!一体どういうこと!!今何時だと思ってるのっ!!!」
「?何怒ってるんだよアニス。約束した『9時』より、まだ少し早いだろ?」
「何を言っていますの!約束したのは『7時』ですわ!!」
「おやおや~、私としたことが勘違いしてしまったようですねぇ~(笑)」
「「「‥(わざとだ)‥」」」


だが、そんな事は何一つ知らない2人はというと・・


「‥ティア?何黙りこくってんだよ」
「……ルーク……何か私に言う事はないの……」
「はっ?言う事があるのはお前の方だろ?」
「……人を散々待たせておいて、その態度はどうかと思うわよ……」
「まだ9時になってねぇだろ!」
「『まだ』ですって!!?」

なにやら雲行があやしい

「何なんだよっ!訳わかんねぇっつぅの!!」
「それはこっちの台詞だわっ!!」
「お前が来いって言うから来てやったんだろ!!」
「呼び出したのはそっちでしょう!!」

喧嘩はだんだんエスカレートしていく

「お前が『大事な話』があるって言ったんだろ!!」
「『大事な話』があるのはそっちじゃない!!」
「どうして俺がお前に『大事な話』なんてしなきゃいけねぇんだよっ!!!」
「それもこっちの台詞だわっ!!!」

事態は最悪である

「本っ当~~に訳わかんねぇ!俺、もう帰る!!」
「私だって帰るわよっ!全く時間の無駄だった!!」

そう言うと、2人は目も合わせずにその場を去って行った


「はゎゎゎ~‥2人とも帰っちゃたよぉ~」
「ど、どうすればよろしいのでしょうか‥」
「最悪の展開だな‥」
「はははは、喧嘩してしまいましたねぇ~」
「「「‥(笑ってるよ)‥」」」


― さらに数日後 ―


「‥でね、この間はちょ~っと失敗しちゃったけど、今度こそ何とかしてあげようと思うわけ!」
「名誉挽回ですわねっ!」
「私も頑張りますよ~!」
「‥うそくさいなぁ‥」

またまた密談中のようである

「あのね‥直接告白するのが無理なら、間接的にすればいいと思うのよ!」
「よくわかりませんけど‥私、なんでも協力いたしますわ」
「もちろん私もです」
「‥ほんとかよ‥」


― 作戦2 ―


「‥ちょ、ちょっと2人とも!一体どこに連れて行くつもりなの?」
「いいから♪いいから♪」
「そうですわ。行けばわかります」

そして、着いた場所とは・・

「こ、ここはルークの‥‥私、行きたくない‥」
「もぅ!ティアはルークの気持ちが知りたいんでしょ?」
「だったら行くべきですわ」

そう言って、ルークの部屋の前まで連れていく
中からは話声が・・

「いい?ここで静かにしててよ‥」
「ちょっ‥ア、アニス‥盗み聞きなんて私‥」
「しっ!静かになさって」


一方、部屋の中は・・


「‥で?いきなり押し掛けて来て、何の用なんだよ」
「ん?いや~、まぁ‥(おっ!ティア達が来たな)‥あのな、ルークお前‥」
「あなたはティアの事をどう思っているのですか?」
「‥(こ、このおっさん直球だな)‥」

ジェイドが唐突に話をきりだす

「ぶほっ…///お、お前いきなり何言い出すんだよっ!!」
「ですから、あなたの気持ちが知りたいのです」

ルークは飲んでいたお茶を吹き出した


「な、何でそんな事言わなきゃなんねぇんだよっ!」
「あのなぁルーク‥お前は相手の気持ちばかり知りたがっているが、肝心なお前の気持ちはどうなんだ?」
「そうですよ。自分の気持ちもハッキリしないのに、相手にそれを求めるのは感心しませんねぇ」
「うっ‥‥‥お、俺は‥ティアのこと‥」


核心に迫ってきた


「はぅぁ!アニスちゃん、ドキ☆ドキしちゃう♪」
「いよいよですわよ!ねっ、ティア?」
「///わ、私は‥別に‥(や、やだ‥どうしよぅ‥)」


3人は、さらに聞耳をたてる


「‥俺はティアのことが‥‥‥ん?‥‥ティア?‥そうだよ!ティアだよ!お前ら聞いてくれよ!!この間ティアのやつがさぁ!!」

何やら、話の焦点が逸れはじめたようである

「ティアがどうかしたのですか?」
「ほらっ、この間『大事な話』があるって言うから、ティアの所へ行ったじゃん?そしたらあいつ、いきなり怒りだしてさぁ!」
「それはまた何故」
「知らねぇよっ!『待ちくたびれた』だの、『俺が呼び出した』だの‥あいつ、本っ当~にわけわかんねぇ!!」
「‥ル、ルーク‥そのぐらいで‥」


ガイが止めに入る


「ちょ、ちょっと~‥何か雰囲気ヤバくない?」
「そ、そうですわね‥あ、あの‥ティア?」
「・・・」
「「‥(こ、こわい)‥」」


しかし、ルークの口は止まる事を知らない


「しかもさぁ!散々言いたい放題言った後、とっとと帰っちまうし!!」
「それはいけませんねぇ」
「お、おい‥ジェイド!」
「だろ?もっと素直になれっつぅの!!」
「全くその通りです!」
「‥2人とも‥頼むから、もう止めてくれ‥」

ガイは必死だ。その時・・


― バタン ―


「ちょっとルーク!あんたねぇ~、いい加減にしなさいよ!!もっと気のきいたセリフが言えないわけ!!!」
「まったくですわ!陰口を叩くなんて見損ないました!!ティアが可哀想じゃありませんか!!!」

勢いよく部屋の扉を開けて、2人が乗り込んできた

「!?うっわ‥び、びっくりしたぁ~!!‥お前ら、何でここに居るん………ティ、ティア……さんも……どうしてここに…い、いらっしゃるんですか…」

ルークの顔はみるみる青くなっていく

「……よくわかったから…」
「へっ?」
「あなたが私のことどう思っているのか‥よくわかりましたっ!!!」
「ち、違うんだよティア‥今のは‥」
「‥素直じゃないのはどっちなのよ‥‥ルークのばか‥ルークなんて‥『大っ嫌い』!!」

そう言い放つと、ティアはその場から走り去って行った

「ちょ、ちょとルーク!早く追い駆けて!!」
「そうですわ!今ならまだ間に合います」
「謝るんだ!ルーク」

しかし、当の本人はというと

「‥(大嫌い‥大嫌い‥大嫌い‥大嫌い‥大嫌い‥)‥」

固まっている

「はははは、今回は私のせいではありませんよ~」
「「「‥(こ、こいつ)‥」」」


― またまた数日後 ―


「‥こうなったら、最後の手段をとるしかないようねっ!」
「そ、それは、どういう意味ですの‥」
「なるほど!そういう事ですか!!」
「‥まだ何も言ってないだろ‥」

懲りずに密談中である

「2人がなかなか進展しないのは、『危機感』が足りないからだと思うわけ!お互い今の関係に安心しきってるところもあるし‥」
「‥その関係を壊す‥という事ですの?」
「壊すのは得意です!」
「‥なぁ‥もうそっとしておいてやらないか‥」


― 作戦3 ―


「ナタリア、私に話したい事って何なの?」
「実は…ティアには言いにくいのですけど‥私とルークの結婚の日取りが、正式に決定いたしました」
「‥‥えっ?‥‥そ、そんな‥うそ‥でしょ?‥」

もちろん嘘である

「どうやら本当らしいよ~。ルークも、何か納得してるみたいだしぃ~」
「ティア‥よろしいんですの?」
「‥ルークが‥それでいいなら‥」
「そうではなくて‥あなたの気持ちはどうなのです?」

ナタリアが問う

「わ、私は‥‥私には、関係ないわ‥」
「ティア‥本当にそう思ってるの?」
「関係ないなら、どうして2年も彼を待ち続けたのです?」
「そ、それは‥『約束』してたから‥」
「ですから‥何故、その『約束』を信じ続ける事ができたのですか?」

さらに問いつめていく

「そ、それは‥‥それは‥私がルークのこと‥‥」
「‥でしたら、その気持ちを彼に伝えるべきですわ」
「そうだよティア。自分の気持ちに素直にならないと、後悔しちゃうよ!」
「で、でも‥それじゃぁ、ナタリアが‥」
「私のことは気になさらないで。2人には幸せになってもらいたいのです‥」

完璧な演出だ

「もうすぐここにルークが来る事になってるから!」
「ティア‥頑張って下さい」


そう言って、2人はユリアシティを後にした・・・ように見せかけて


「ちょっと☆ちょっと~♪アニスちゃんの作戦ってば、超~~完璧じゃない?」
「そうですわね。ティアも、ようやく自分の気持ちと向き合う気になったようですし」
「後はルークを待つばかり、だねっ☆」


一方、ルークの方は・・


「‥で、俺に話って何?」
「実は‥言いにくいのですが、ティアのことを好きだと言う人がいるのです『ここに』‥そうですね?ガイ」
「お、俺か!?」
「‥な、なんでガイが‥うそ‥だろ?‥」

もちろん嘘だ

「いいえ!事実です。しかも、ティアの方もまんざらではないようですよ‥そうですね?ガイ」
「はっ?‥やっ‥そ、その‥ああ‥」
「‥だそうです。どうするんですか?ルーク」

ジェイドが問う

「‥よ、よかったじゃないか、ガイ‥女性恐怖症が治ったみたいでさ‥」
「お前なぁ‥本っ当にそう思ってるのか?」
「だ、だって‥ティアもその気なんだろ?‥だったら俺には‥」
「ルーク、ティアが2年もの間待ち続けたのは誰ですか?‥『あなた』なんですよ」

たまにはいい事を言う

「‥それは‥すごく嬉しかった‥ティアが俺のために泣いてくれて‥俺、本当に嬉しかったんだ。大事にしてやりたいって、心の底から思った‥」
「‥だったら、その気持ちを伝えるんだ!いつまでも、ティアが待っていてくれると思ったら大間違いだぞ!」
「そうですよ。言葉は声に出さないと相手に伝わりません」
「で、でも‥それじゃぁガイが‥」
「俺は‥お前が幸せならそれでいい‥」

どうやら本音のようだ

「ユリアシティでティアが待っていますよ」
「ルーク‥しっかりな!」


そう言って、ルーク邸を後にした・・・ように見せかけて


「ルークが出て来ましたよ。さぁ、後をつけましょう」
「あ、ああ‥それにしても、ジェイドがいつになく真剣なんでびっくりしたよ」
「おかしいですねぇ~‥私はいつでも、何をするにも真剣なはずなんですがねぇ」


― 数時間後 ―


ここはティアの部屋。周りにはセレニアの花が咲いている


「ティア、俺の話を聞いてほしい。伝えたい事があるんだ‥俺‥俺‥」
「いいの!わかってるから‥ナタリアのことでしょ?」
「はっ?‥どうしてそこでナタリアが出てくるんだ??」
「‥ナタリアと‥結婚するんでしょ‥」
「はぁ???‥お前何言って……って、ティア!?」

ティアの瞳には涙が滲んでいた

「私‥安心してた。あなたが帰って来てくれて、ずっと私の側にいてくれるって‥そう思ってたから‥だから‥自分の気持ち、ちゃんとあなたに伝えなかった‥」
「ティア‥」
「あなたが‥ナタリアとのこと、納得してるって分かってる。でも‥わたしはいや!あなたが他の人のものになるなんて‥そんなの‥そんなの絶対に嫌だからっ!」

ティアは思いを伝える

「ティア‥俺だって‥俺だって嫌だよ!お前が、ガイのものになっちまうなんて‥そんなの絶対に嫌だっ!!」
「ル、ルーク?言ってる意味がよく‥」
「隠すなよ‥ガイに‥告白されたんだろ?」
「えっ???」

お互いにウソを鵜呑みにしているようだ

「ごめん。俺が自分の気持ち、ちゃんとティアに伝えなかったから‥だから‥ティアを不安にさせちまった‥」
「ルーク‥」
「俺も、どこかで安心してたんだと思う。ティアは絶対に俺から離れていかないって‥うぬぼれてた‥」

ルークも思いの全てをティアにぶつける

「でも‥ジェイドに言われたよ。言葉は声に出さないと伝わらないって‥」

ルークはティアを見つめる

「ティア‥好きだよ‥ずっと俺の側にいてほしい」
「ほ、ほんとぅ‥に‥?」
「ばっ///‥こんなことでウソなんかつかねえっつぅの!」
「‥ルーク‥私もあなたのことが好き。ずっと‥側にいて下さい」

2人は強く抱きしめあう

その光景を温かく見守る(覗き見る)4人


「は、はぅぁ~‥アニスちゃん感激~♪…って、2人とも泣いてるし」
「ぐすっ‥愛ってすばらしいですわ!」
「ルーク‥お前も大人になったんだな‥(泣)」
「これで私の努力も報われますよ」


互いに祝福し合う。

しかし・・


「ティア‥(お前が何勘違いしてるのか知らねぇが)‥俺は、ナタリアなんかと結婚なんて、『どんな事があっても』しないから!」
「ルーク‥(あなたの言っている意味がよく分からないけど)‥私も、ガイとだなんて‥そんなの『絶対に有り得ない』から!」


まさに2人だけの世界


「な、なんだか‥言い方がムカつくのは気のせいでしょうか‥」
「‥微妙に傷付くよな‥」
「ま、まぁまぁ‥2人とも落ち着いて」
「そうですよ!本当の事なのですから」

ジェイドがつっこむ

「……もう堪忍袋の尾が切れましたわっ!ジェイド‥あなた、この間から一体何なのです!!人を馬鹿にするのも大概になさい!!!」
「ちょ、ちょっと、ナタリア‥声がっ」
「そうだぞジェイド!悪ふざけにも限度ってものがあるんだ!!いい加減にしろよっ!!!」
「ちょ‥ガイまで‥お願いだから静かにしてっ!」
「そうですよ。そんなに大きな声を出していたら見付かってしまいますよ~。‥もう遅いですけど」


振り向くと、そこにはすごい形相をした2人の姿が・・


「お~ま~え~らぁ~!!」
「あ~な~た~た~ちぃ~!!」

      ・
      ・
      ・

「…何かおかしいと思ってたんだよな!この間からさぁっ!!」
「…全部あなた達が仕組んだ事だったのねっ!!」

ようやく気付いたようである

「だ、だってぇ~‥2人がなかなかくっつこうとしないからぁ‥」
「見ていてもどかしかったのですわ‥」
「何とか力になってやりたかったんだよ‥」
「3人ともこう言っていますし、許してやって下さい」

諸悪の根元が何を言う

「だ、だからってなぁ‥」
「ルーク、もういいじゃない。みんな‥ありがとう‥」
「ティ、ティア、どうしたんだよ?」
「‥だって‥私うれしいの。みんなにこんなに気に掛けてもらえて。それに、そのおかげでルークの本当の気持ち‥聞く事ができたし‥///」
「///そ、そうだな‥そうだよな。みんな、ありがとう!」

2人は笑顔でお礼を言う

「うん!うん!それにしても、ルークってば‥『ずっと側にいてほしい』なんて…きゃわ~ん☆アニスちゃんも、そんな事言われてみたいなぁ♪」
「ばっ///‥そ、それは‥」
「ティアも‥ルークの前では、あんなに甘えた顔をしますのね。可愛いかったですわよっ」
「そ、そんなこと‥///」
「2人とも♪照れない☆照れない」
「「ち、ちがうの(っつぅの)!!」」

2人は同時に言葉を発する

「お、おいティア!違うって一体どういう事なんだよ!!」
「あ、あなたこそ!さっき言った台詞は全部うそだったの!!」

またまた口論になる2人

「はい!はい!そ・こ・ま・で!『痴話喧嘩』はよそでやってよねぇ~☆」
「まったく!妬けますわね」
「熱いなっ!お二人さん」
「ご馳走様です」
「お、おまえらなぁ‥///」
「も、もぅ‥///」

2人は気恥ずかしそうに顔を見合わせる

「ははっ‥俺達って、喧嘩してばっかだな///」
「ふふっ‥そうね。でも‥すごく幸せ‥」



セレニアの花が風に揺れる


それはまるで‥


これからの2人を祝福しているかのように‥‥




名前:
コメント: