TOAのティアタンはメロンカワイイ

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匿名ユーザー

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『ルーク…?な…の?』
突然現れた、彼。それは幻ではない。確かに彼だった。
頬をつたう涙を拭った後、静かに、けれど次第に足取りを早くして最愛の人に近付いて行く。
だが
『…ルーク…?』
側に近寄り、声をかけても彼は何も言わず、ただ何かを伝えなくてはいけない、
そんな深刻な顔をでティアを見ていた。
なに…?何で何も言わないの?なにか言ってよ…ねぇ、ルーク…
『…すまない。』
…なんで謝るの?
『オレは…』
…まさか…そんなはずはない、そんなはずは…
必死に頭の中を整理して、けれど全然追いつけない早さで考えが一つの答えに、もう一つの可能性であった答えに集束していく。
それが限界に達しようとした時、それとほぼ同時に、
苦渋を噛み締めた顔で、ほんの数秒間を置いた後、彼は…言ってしまった。
『…オレはアッシュなんだ。』
『…ティア。』
ティアが落ち着くのを見守ってから、ルーク…いや、『ルーク』の成りをしたアッシュが、口を開いた。
『ここは思い出深い場所だな…。あの時はお前に本当に迷惑をかけてしまった。』
…え?
まだ目が赤いをティアを優しげな目で見つめながら、続けた。
『あいつは…ルークは、死んだわけじゃない。オレの中で、今も生き続けている。
気休めにしかならないかも知れない。
お前を悲しませるだけかも知れない。けど…。』
波の音が聞こえた。月夜に照らされたこの場所は、私と彼の始まりの場所。
そう思うと自然と、懐かしい風に包まれた気がした。
『あいつの『記憶』は…、お前が、幸せになることを望んでいた。
オレはそれを伝えるために、ここに来た。ルークとの…約束だ。』
それを聞き終えると同時に、また涙が、溢れ出した。
今度は何の涙だろう?喜びか悲しみか、それとはまた違った別の感情なのか。
目の前にいるのは、アッシュ。でもルークは…?
現れた『彼』がアッシュだと分かった時から、
ずっとそれが胸に突掛かっていた。
彼はもういないんだ、彼の笑い声、私を心配してくれた優しい声は、
もう聞くことはできないんだと思っていた。
でも、そうじゃない…あなたはアッシュの中にいるのよね。
きっと、私の中にも…
『記憶しか残らない、か…。どうやら記憶以外にも残るものがあったようですね…。』
『…何か言ったか?ジェイド。』
『いえ、独り言です。気にしないで下さい。』
夜の静けさが漂う渓谷は、このジェイドとガイのやりとりもよく響く。
二人は結ばれることはなかったが、
二人が過ごした互いの記憶は、いつまでも、
星の記憶として残っていくことだろう。




  • いやーーーーーーーーーーーーー、こういうの嫌いーーーーーーーーーーーー -- iou (2006-05-14 11:37:37)
  • また泣いちゃいました・・・・
    切なすぎよ・・・・。
    -- 瑠紅 (2006-09-17 15:13:22)
  • こういうのもいいと思います -- 腑者 (2006-09-29 22:43:52)
  • せづねぇなあ -- あ (2006-09-30 11:36:20)
  • 本編でも可能性はあるねこのED -- 名無しさん (2008-04-08 05:42:28)
  • なんか、へんなかんじ~?
    EDではルークが帰ってきたのに。
    アッシュファンには失礼だけど、
    アッシュが帰ってくるな~。 -- シン (2008-10-10 23:38:32)
  • ありそーで怖いなーーー -- なかしょ~ (2009-01-09 17:49:53)
  • ルクティアファンにはきついED・・
    うちもこのEDは嫌・・
    ティアの幸せのためにもルークは帰って来るべきだ
    もちろんルーク自身のためにも・・仲間のためにもね -- 名無しさん (2009-03-13 01:11:26)
  • こんなの・・・こんなの・・・こんなの認めない!! -- ナイト  (2011-04-08 17:24:42)
  • アッシュ帰ってくるな~~~~~~~~~! -- ティア (2011-10-16 13:36:19)
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