《神術「吸血鬼幻想」》
No.117 Spell <
第二弾>
NODE(2)/COST(1) 術者:レミリア・スカーレット
効果範囲:その他
発動期間:世界呪符
【世界呪符】 維持コスト(2)
(自動γ):
〔このカード〕の維持コストを支払う場合、代わりに〔あなた〕のライフポイントから支払っても良い。
(自動α):
〔あなたの場のキャラクター〕の種族は「種族:吸血鬼」に変更され、「戦闘修正:+1/+1」を得る。
誇り高き吸血鬼のみが存在を許される、紅き世界。
(SP-08:紅魔館に棲むスカーレット家の当主、レミリア・スカーレット。彼女の前では世界が紅に染まる。)
コメント
レミリア・スカーレットの
スペルカード。
数少ないシンプルな全体強化カードであり、維持コストをライフで支払えるという特殊な性質も持った
世界呪符。
全体強化カードのお約束として、速攻系や中速のデッキには非常に相性が良い。
特にプリズムリバーのような複数のキャラクターによる展開型速攻デッキにおいて、全体強化はダメージの発生源の数だけダメージ増加に繋がる上に、それぞれのキャラクターの耐久力を強化する事が除去され辛さに繋がる。一体に掛けられる戦闘補正の水準が
鬼符『ミッシングパワー』等の「+3」のこのゲームにおいて、下手に一体を強化するよりずっと効率的にデッキの速度を上げる事が出来るわけである。
また維持コストをライフポイントから支払うことが出来る効果も、速攻デッキとの相性の良さを出している。
要はこちらのライフが削りきられるより前に相手を削り切れば良いわけで、そう考えれば1ターンに2ダメージ等それによって得られる効果から考えれば安すぎるぐらいだろう。そしてこのカード自体はノード2コスト1と非常に安価である事もあり、かなり早期から場に出してダメージの底上げを可能とするわけである。
もちろん速攻以外にも、複数のキャラクターを一度に強化出来るというアドバンテージはなかなかのものであり、特に術者である
レミリア・スカーレット/1弾とそれによって場に出た
サーヴァントフライヤーとは相性が良い。
シンプルな効果なだけに、それこそ様々な活用法が考えられるカードである。
そして逆に、相性の悪いカードは
幽鬼剣『妖童餓鬼の断食』、
疾風『風神少女』あたりだろうか。
全員の種族が
吸血鬼になってしまう為、どのキャラクターも対象になってしまう為だ。
特に後者は致命的で、低コストキャラクターでの速攻デッキを組んでいた場合
疾風『風神少女』で自分の場のキャラクターが全滅…なんてこともある。
もちろんこのカード自体が耐久+1であり、多少は除去によるダメージに耐性が付いているのだが、複数枚展開でもしない限り場のキャラクター全てを守りきるのは到底不可能であり、何らかの対策は必要となってくるだろう。
ちなみに、種族を吸血鬼に変えるという点から
神鬼『レミリアストーカー』との相性も良い。どちらも速攻デッキでこそ生きるカードであり、多少の博打っぽさは否めないが決まった時の爆発力は相当なものとなる。
- 複数枚場に出した場合、その枚数分だけ戦闘補正が発生する(2枚なら+2、3枚なら+3)。
- 「支払っても良い」なので、通常通りノードから払う事も出来る。もちろん維持コストを払わない事によって破棄する事も可能である。
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最終更新:2015年07月14日 02:03