《三稜鏡》

No.129 Command <第二弾
NODE(2)/COST(1)
効果範囲:目標のカードに及ぶ効果
発動期間:装備

【装備】

(自分ターン)(S):
 〔あなたの冥界の上のカード1枚〕を、裏向きにしてあなたの場にアクティブ状態でセットする。以後、このカードはキャラクター「幻影(GRAZE0、0/1、種族:なし)」として扱う。

攻撃力(-2)/耐久力(-2)

「三稜鏡は光を通すと虹を作り出す。それを利用して風に色を塗ることが出来るんだ」

Illustration:たまきふゆ

コメント

セットしたキャラクターをスリープする事で場に幻影を作り出す装備

毎ターン小型キャラクターを展開するカードで、後に登場するレイラ・プリズムリバー怪奇『釣瓶落としの怪』などの元祖とも言えるカード。

これらと比べると、キャラクターと組み合わせる必要があるとは言えそれ以外に必要な特定のカードが無い為、コンボに比較的自由度が高いという利点がある。
しかし、-2/-2という馬鹿に出来ないマイナス補正を持つ為、結局はセットするキャラクターの選択に難儀する事になる。

また生み出される幻影が攻撃力0という点もネックで、これだけではいくら大量に展開してもブロッカーに当てる事しか出来ない。
先の二枚の場合も結局は神術『吸血鬼幻想』のような全体強化と組み合わせる事が多くなるのでこれが致命的な欠点とまでは言えないものの、やはり「単体では何も出来ない」のとそうでないのとではプレッシャーが異なる。

それでも敢えてこのカードを使うならば、是非とも彩符『彩光乱舞』と組み合わせて大量展開を狙いたい所。追加のアクティブフェイズで起き上がったキャラクターを再びエンドフェイズなどでスリープさせる事で、1ターンに2体展開が可能となる。
冥界のカードが存在する限りいくらでも場に出せる為、それをアクティブ効果で加速させて最大限に活用する。これは、先の二枚には出来ないこのカード独自の芸当である。

そうやって大量に展開した幻影を、全体強化で攻撃力を持たせて総攻撃を掛けるか、大妖怪降臨の餌にするなどに活用するかは自由である。
間違っても疾風『風神少女』を使われて苦労して揃えたキャラクターを一掃される、などという事は無いようにしたい。

  • 冥界のカードを幻影として場に出す為、小さな脱出劇白玉楼の幻闘等で回収すると実質的に冥界のカードを手札に戻した事になる。
  • 読みは「さんりょうきょう」。要するにプリズムの事。


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最終更新:2015年07月14日 02:06