《沓頬》

No.1481 Character <第十六弾
GRAZE(1)/NODE(1)/COST(1) 種族:なし

(自動α):
 〔このキャラクター〕は「戦闘修正:+X/+X」を得る。Xはこのキャラクターにセットされているコマンドカードの必要ノードの合計値に等しい。

(自動α):
 相手プレイヤーの冥界にこのキャラクターにセットされているコマンドカードと同名のカードがある場合、〔このキャラクター〕は「戦闘修正:+3/+3」と「種族:妖怪」を得る。

(自動β):
 〔このキャラクター〕がプレイされて場に出た場合、〔相手プレイヤーの冥界で一番下にあるコマンドカード1枚〕をこのキャラクターにセットする。

攻撃力(1)/耐久力(1)

「…ナニモノダ」

Illustration:CircleK

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「くつつら」。靴や冠から生まれた妖怪である。
その成り立ち通り相手のコマンドカードを媒介に誕生し、それに応じた戦闘力を得る。

非常に軽いノード帯のカードだが、その性質上出せる時に早々に出して活躍できるカードでもない。
戦闘力は相手から奪い取ったコマンドカードに依存するため、かなり不安定なキャラクターに見えるが、実際のポテンシャルは侮れない。
霞網でも4/4グレイズ1と中々の戦闘力、仮に陰謀論が奪えれば6/6グレイズ1とやりすぎなほどの戦闘力を得られる。

ただし、冥界の底のコマンド、すなわち最初に使ったコマンドを奪うという性質から、実戦では軽量カードをセットすることになりやすい。
グレイズ対効率の良さから、仙符「鳳凰卵」を採用したデッキに投入して、ノードからこぼれた重量級コマンドを奪うという使い方をしてもいいだろう。

奪えるカードは選べないので、もしもマナの生成が底に存在した場合はがっかりであるが、それでも2つめの(自動α)がハマれば4/4までは持ち直せる。
もちろんきちんとノードを持つカードでも(自動α)は起動するので、物理術級のカードでも6/6グレイズ1まで育つ可能性がある。
実質的にセットしたコマンドカードのプレイを躊躇させる効果もあると言えるだろう。
  • なお、種族:妖怪を得る効果は一長一短。魔鏡などの代替レースに関われるメリットもあれば、耐性:妖怪持ちで停止するようになるデメリットもある。何にせよ完全に相手依存の効果なので、このカードの妖怪化を頼りにした構築をするのはやめておくのが賢明である。

また、一風変わった使い方として、コマンドカードの装備呪符を自分からセットすると一気に戦闘力が跳ね上がる。
例えば魔人経巻なら8/8グレイズ1、先制貫通加護(3)耐性:妖怪と即フィニッシャー級の性能を得られる。ここにセットしたコマンドカードの戦闘力も上乗せされるのだからやってられない。
  • 反対に、相手の冥界から装備呪符を奪った場合にもその効果は適用される。うっかり疑惑の五芒星を奪ってしまって自爆、などということがないように。

初見の貧弱なイメージとは裏腹に、手間さえかけてやれば切り札にもなり得る優秀なキャラクターである。
とはいえ上手くかみ合わなければ単なる貧弱なキャラクターで終わってしまうので、山童/15弾で相手の冥界を調節する、前述のように装備などで自分から強化する、などのリカバー手段を備えた上で使用したい。

  • やりすぎの領域ではあるが「蓬莱の樹海」冥界を好き勝手に弄れば戦闘力を安定して伸ばせる。無論、「蓬莱の樹海」は単体でもゲームエンド級のカードなので、些かオーバーキルではあるのだが。




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最終更新:2015年07月15日 15:46