《反応「妖怪ポリグラフ」》

No.1535 Spell <第十六弾
NODE(5)/COST(3) 術者:古明地 こいし
効果範囲:プレイヤー、手札、デッキ、冥界に及ぶ効果
発動期間:瞬間

 〔あなた〕は手札のカード1枚を抜き出す。その後、〔相手プレイヤー〕はそのカードが「弾幕パラノイア」であるか、そうでないかを選択する。相手プレイヤーの選択が正しい場合、抜き出したカードを破棄する。相手プレイヤーが選択を間違えた場合、抜き出したカードを公開してから手札に戻す。あなたのデッキを全て見て、術者が「古明地 こいし」である、それぞれ異なる名称のスペルカードを3枚まで抜き出し、相手プレイヤーに見せてから手札に加えても良い。その後、デッキをシャッフルする。

嘘発見器。真実を見極める事が出来なければ、勝利を得る事は出来ないだろう。

Illustration:雨宮結鬼

コメント

古明地 こいしのスペルカード。
相手に手札のカードを当てさせるというユニークな効果を持つ。

対象である表象「弾幕パラノイア」は単体でも強力なカードであり、スペルカードを使うデッキなら投入は難しくない。
最悪の場合は投入しなくても使用自体はできるが、成功時の効果との兼ね合いからセットで投入して損はないだろう。

外れた場合のリスクは選択したカードの破棄であり、このカードと合わせて2枚分のアドバンテージを損失してしまう。
銀ナイフなどを抜き出せばアドバンテージ損はある程度緩和できるが、それでもできる限り成功させた方がいいだろう。

一方、成功した時のリターンはこいしのスペルカードを3枚サーチと、3コストのカードとしては破格のもの。
術者を据えればこのカードのコストもサーチしたカードのコストも踏み倒せるため、なるべくセットで運用したい。
こいしのスペルは「嫌われ者のフィロソフィ」によるドロー、抑制「スーパーエゴ」での除去、「ブランブリーローズガーデン」での引導火力と幅が広く、サーチが無意味となる場面はほぼない。
いざとなれば表象「弾幕パラノイア」から他者のスペルカードもサーチできるため、決まれば一気にアドバンテージを稼げるだろう。
また、この効果で反応「妖怪ポリグラフ」自身もサーチできるので、上手くいけば連鎖的にスペルをサーチすることができる。

決まれば強力なカードではあるが、最大の欠点はやはりギャンブル性だろうか。
魔法研究などで相手の思考を誘導することはできても、確実に成功させる手段は存在しないため、最後に頼れるのは己の駆け引きのみである。
カードパワーで勝つだけでは物足りないプレイヤーにお勧めできるカードである。


収録


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最終更新:2015年07月15日 16:37