《少女さとり》

No.1578 Command <第十六弾
NODE(6)/COST(3)
効果範囲:プレイヤー、手札、デッキ、冥界に及ぶ効果
発動期間:瞬間

【相手ターン1枚制限】

 〔このカード〕はあなたの場に「古明地 さとり」がいる場合のみプレイすることが出来る。〔あなたのデッキ〕を全て見て、スペルカード1枚を抜き出し、抜き出したカードをあなたがプレイしたものとして解決しても良い。その後、デッキをシャッフルする。

「さぁ、これからが本番よ!眠りを覚ます恐怖の記憶で眠るがいい!」

Illustration:双瀬聖

コメント


「古明地 さとり」のテーマソングにして専用カード。
デッキから好きなスペルカードをプレイできる。

「一定のコストで」「どんなスペルでもサーチして」「相手ターンに打てる」のがこのカードの利点。
しかし、「古明地 さとり」自体が重量級キャラクターであるため、さとりを立てつつ3コストのこのカードを打てるなら間違いなく直接術者を据えられる。
また、スペルカードにはより軽く汎用性の高い魔法研究というサーチ手段が存在するため、サーチ目的での採用にも厳しさが残る。
よって、相手ターンにスペルを使用できることが主な使用目的となる。

同弾で出た表象「弾幕パラノイア」に比べ、唱えるスペルに関わらず3コストを必要とするのが悩ましい。
しかし、このカードには【】付きのスペルを打てるという目立った長所がある。
黄泉の舟を打ったと思ったら結界「生と死の境界」が突然出てくる程度は序の口、想起「うろおぼえの金閣寺」を挟めばサイドボード内のスペルを全て相手ターン中に使用できる。
相手のサーチスペルに対応して想起「うろおぼえの金閣寺」経由で禁忌「フォービドゥンフルーツ」を使用して最もサーチしたかったであろうカードを除外する、殴ろうと思った瞬間に「ワイルドカーペット」で相手キャラクターを全て寝返らせる、追いつめたと思ったら「スカーレットディスティニー」で即死と、状況に応じて好きなだけやりたい放題できる。

打てさえすれば非常に強力なカードではあるが、最大の欠点としてこのカード自体が抵抗を持たないので無効化されやすい(古明地 さとり/12弾が立っていて相手の手札で是非曲直庁の威令がだぶついているのなら尚更)のと、同じく相手ターンにスペルカードを打つためのカードである逆転「リバースヒエラルキー」との噛み合いが著しく悪い点が挙げられる。
コマンドカードで場を持たせつつ想起「うろおぼえの金閣寺」などを一発叩きつけて一気にゲームを終わらせるデッキならば、このカードを最大限に活かすことができるだろう。

  • 14/08/21にテキスト修正を受け、抜き出すことが任意になった。
    • 恐ろしい波動などの前例と同じく、デッキ内にスペルカードがなかった場合の処理を簡略化する措置である。


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最終更新:2015年07月15日 16:55