ホントはオマエが大嫌いだったんだよぉぉぉ~!!@まとめ もしかしてその五

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あの日まで、世界はすべて、僕のものだった

ちょっとこわいけど、なんでもできるお父さん、
かなり大ボケだけど、とてもやさしいお母さん、
生まれたばかりのかわいい弟。
友達もたくさんいた。
欲しいと思うものは何でも手に入った。
ピアノが好きで、絵を描くのが得意で、まだ十五だった。


あの日突然に、僕の世界が崩壊した・・・
そう、あの日から。
僕があの日あんなに泣いたのは、痛かったからじゃない。
また傷痕一つなかった僕の体(と心)に、
初めて傷がついたことが、悲しかったのだ。

世界は・・・もはや僕のものではない。
魔法も使えない、僕の願いを叶えてくれる神様もいない。


気がついたら、僕は子供の頃の僕になっていた。
でも、別に不思議には思わなかった。
そして夢の中で・・・また僕は先生に会った。

「キミ、逃げてるだけ・・・でしょ?」
・・・・・あのさ、あなた誰?

「逃げてるだけ、だよね」
・・・・・僕は逃げてなんかいないよ。ちゃんと、やるべきことはやってるよ。

「そうかな。ホントにそうかな?」
・・・・・だいたいさ、逃げちゃダメだなんて、公共の電波使って言うことじゃないよね。

「キミは自分の心に、嘘ついてる。世界から逃げてるだけでしょ?」
・・・・・だから!僕は自分が何が出来るか考えて、ちゃんとやってるよ!

「ちゃんと出来てたら、いいの?」
・・・・・僕はそれでいいと思ってるよ。

「魔法は、使えないと思ったら使えないよ」
・・・・・別に使わなくたって、生活できるだろ?

「神様は、信じなくちゃ答えてくれないよ」
・・・・・別にいいよ、叶えて欲しい望みなんてない。

「そうかな。ホントにそうかな?」
・・・・・そんなこと、キミには関係ないだろ!?

「会いに行ってみたら?」
・・・・・え?なんのこと?

「会えるよ、もうすぐ、会えるから」
・・・・・ちょ、ちょっと待って!


「オイ、着いたぞ起きろよ」
石坂に揺り起こされて、僕はようやく目を覚ました。
僕はバスの中で、眠ってしまっていたらしい。
眩しくて、目がよく開けられないまま、僕は慌てて立ち上がった。


続く
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