薔薇と水のほのぼの学園生活シリーズ
演劇部の依頼で、ロミオとジュリエットのロミオをする事になった蒼星石。
演技の練習をするので、二人に相手役を頼んだのだが・・・。
蒼「薔薇水晶は、ジュリエットだからね。じゃあいくよ」
薔薇「・・・・・・・・・・・まかせて・・・」
蒼「ああ、ジュリエット、どうしてあなたはジュリエットなの?」
薔薇「・・・・・・・・背が低いから・・・・・」
蒼「・・・ジュリエット、そなたの美しさは、あの満天の星ですら敵いません」
薔薇「・・・・・・・・・・・よく言われる・・・・・」
蒼「・・・ジュリエット、そなたを愛しています。心の底から愛してます」
薔薇「・・・・・・・・・・照れるなぁ・・・」
蒼「あのね、薔薇水晶・・・アドリブも良いけど、ちゃんとしてよ・・・」
水銀燈にバトンタッチ。
蒼「ああ、ジュリエット、どうしてあなたはジュリエットなの?」
水「そんなの決まってるでしょぉ?美しいからよぉ」
蒼「・・・ジュリエット、そなたの美しさは、あの満天の星ですら敵いません」
水「星どころか、全宇宙どこを探したって、私に敵う奴なんていないわぁ」
蒼「・・・ジュリエット、そなたを愛しています。心の底から愛してます」
水「百年早いわぁ・・・。出直してきなさぁい」
蒼「・・・これじゃあ、ジュリエットがものすごい悪女みたいだよ・・・」
結局、二人は台詞と原作を完全無視するので、練習相手をクビにされました。
薔(・・・今日もカロリーメイト・・・)
銀「あらぁ?薔薇水晶のお昼って、それだけぇ?」
薔「あ・・・水銀燈・・・」
銀「あなた、料理造ってくれる人いないの?」
薔「・・・うん」
銀「~~~~~~~っ!しょうがないわねぇ、ちょっとだけ分けてあげる」
薔「・・・いらない」
銀「どうして?」
薔「水銀燈の分が・・・なくなるから」
銀「いいのよわたしは。最近ちょっとダイエットしなきゃって思ってたし」
薔「・・・」
銀「ほら、遠慮しないで受け取りなさい」
薔「・・・ありがとう。水銀燈、大好き」
銀「大げさねぇ・・・まったく」
薔薇と水のほのぼの学園生活シリーズ
外は寒く、吐く息は白い。もう、受験の季節か・・・。
水「私たちも来年受験ねぇ~。雛苺は美大に推薦入学狙ってるらしいけどぉ」
薔薇「・・・・・・・・・私まだ考えてない・・・・・」
水「私はどぉしようかしらぁ・・・。蒼星石と翠星石は同じ大学に行きたがってるらしけどぉ・・・」
薔薇「・・・・・・・・・・私・・水銀燈と同じが良い・・・」
水「・・・・私だってあんたと離れたくないわぁ・・・」
薔薇「・・・・・・・・・・・・・ずっと・・・一緒にいたいよ・・・」
その時、雪が降ってきた・・・。雪が降る空を眺めながらぽろりと呟く・・。
水「・・・来年・・・将来・・・どうなるのかなぁ・・・」
薔薇「・・・・・・・・・・大人になんて・・・なりたくないよ・・・・」
水「・・・でもいつか・・・私たちは大人になるんでしょうねぇ・・。自分でも知らないうちに・・」
ふいに、薔薇水晶は、水銀燈の手を握った。
薔薇「・・・・・・・だけど・・今はこうしていたい・・・・」
水「うん・・・。私もよ・・・」
大学、専門学校、就職。みんなの未来はそれぞれだけど・・・。きっとみんな明るいはずだよ・・・。
明日はセンター試験。このスレ見てる受験生に二人から応援メッセージ。
水「記念でも本気でも、悔いのないようにねぇ~。結果を気にしちゃ負けだぞぉ♪」
薔薇「・・・・・・・・・・・・ロト6するのと同じだよ・・・・・・ふぁいと」
薔薇と水のほのぼの学園生活シリーズ
いつも一緒の二人にも、家族がいる。水銀燈はめぐ
薔薇水晶はおじさんのラプラス兎。今回はそんな二人の家庭事情の話。
『朝の薔薇水晶』
兎「お嬢様、そろそろ起きてください」
薔薇「・・・・・・・・・・・・やだもん・・・・休む・・・」
兎「わがままは困ります。ご友人である水銀燈様も心配しますぞ」
薔薇「・・・・・・・・・じゃあ行く・・・・」
兎「お食事の準備は出来ていますので、食べてください」
薔薇「・・・・・・・・・・うぃ」
薔薇「・・・・・・ズルズルズルズル」
兎「・・・お嬢様、スープは音を立てて飲まないで下さい」
薔薇「・・・・・・・くちゃくちゃくちゃ」
兎「くちゃくちゃしながら食べないで下さい。わざとですか?」
薔薇「・・・・・・・くちゃくちゃくちゃ」
兎「・・・・・どうやらそのようですね。今月のお小遣いの件ですが、半額ですね」
薔薇「・・・・・・・・・・ごめんなさい」
薔薇水晶は食事を済ませ、学校に向かう。
薔薇と水のほのぼの学園生活シリーズ
二人の家庭事情
『夜の水銀燈』
めぐ「今日は学校でなにしてたの?」
水「えっとねぇ、薔薇水晶に勉強を教えてぇ、薔薇水晶をからかってぇ、薔薇水晶を・・・」
めぐ「うふふ。本当に二人は仲が良いのねぇ。さっきから薔薇ちゃんのことばっかりよ」
水「え?そうかなぁ。でも、本当にずっと一緒にいるかもぉ」
め「ふふ。それだけ仲が良いなら、大切にしないとね。ね、銀ちゃん」
水「うん。ていうか、その銀ちゃんっていうの子供みたいだよぉ・・・。恥ずかしい」
め「あらあら、ごめんなさいね、銀ちゃん」
水「またぁ。怒るよぉ」
就寝前、水銀燈はいつものように、めぐに親孝行をする。
水「・・・・肩こってるよ・・・。揉んであげるねぇ」
め「ありがとう・・・。上手ね、水銀燈・・・」
水「・・・・ねぇ・・最近、体の調子はどぉ?」
め「まあ・・・ぼちぼちかな・・・。あなたは心配せずに、一度きりの青春を楽しみなさい」
水「・・・・でも・・・やっぱり心配するよぉ」
め「心配いらないわ。それに、私がいなくても、しっかり者のあなたなら大丈夫でしょ?」
水「・・・・うん・・・平気・・だよ・・」
水(めぐに初めて嘘ついちゃった・・・。ほんとは平気なんかじゃ・・無いんだよ・・)
どんな人にも、大切な家族がいる。あなたにも・・・私にも・・・。家庭事情編・・完
薔薇と水のほのぼの学園生活シリーズ
遅刻寸前で、ギリギリセーフで学校に着いた水銀燈・・・。だけど・・・。
水「ふぅ・・間に合った・・・。あれ?なんか胸がスースーする・・・」
水「やばっ・・慌ててたからブラジャー着けるの忘れてたぁ・・」
水「どぉしよぉ・・・。このままばれずに済めば良いけどぉ・・・」
水「大丈夫かなぁ・・(でも・・・ちょっと気持ち良いかもぉ・・)」
一時間目が終了した。
水「やだぁ・・・。なんかジロジロ見られてる気がするわぁ・・」
薔薇「・・・・・・・・・どうしたの?・・・」
水「えっ!?べっ別になにもないわよぉ。(もしかしてばれちゃったぁ?)」
薔薇「・・・・・・・・・・胸に尖ったもの入れてる?・・・・」
水「えっ!?そっそんなの入れて無いけどぉ(やだぁ・・恥ずかしいよぉ)」
薔薇「・・・・・・・・・・もしかして・・ノーブラ?」
水「しぃぃぃ!はぁ・・ばれたらしょうがないわぁ・・・。そうよぉノーブラなの。秘密にしといてねぇ?」
薔薇「・・・・・・・・・・・どうして?・・」
水「そっ・・・・そんなの恥ずかしいからに決まってるでしょぉ?」
薔薇「・・・・・・・・・私いつもノーブラだよ?」
水「ちょっ・・・・ちゃんと着けなさい!」
薔薇「・・・・・・・??」
二人とも、下着はちゃんと着けようね♪
センター受けるの国語と英語だけだったから、明日は平気です。
水「明日もある人、大丈夫ぅ?帰ったら肩揉んであげるねぇ!」
薔薇「・・・・・・・・・・君の脳内にズキュン☆・・・」
晴れた日曜日、公園でとある特訓が行われていた・・・。
水「この年で、自転車にも乗れないなんてダサすぎるわぁ~」
薔薇「・・・・・・・・・うるさいなぁ・・・」
水「ほら、ちゃんと乗れるようになるまで教えてあげるから」
薔薇「・・・・・・・ちゃんと押さえといてよ・・・」
水「はいはい」
・・・・・・・・・ドタッ
薔薇「・・・・・・・・・押さえるって言った・・・・・」
水「押さえてたわよぉ?二秒ぐらいだけどぉ・・・クスクス」
薔薇「・・・・・・・・・・もうやだ・・・」
水「何言ってるのぉ?まだ始めたとこでしょぉ?」
薔薇「・・・・・・・・水銀燈が手本みせて・・・・」
水「・・・・私は自転車は乗れないけど、一輪車には乗れるのよぉ・・・。だから無理」
薔薇「・・・・・・・・・乗れねぇのかよ・・・」
薔「あ、あの・・・聞いて・・ほしいことが・・・・・・」
J「え?何?」
薔「一万年と二千年前から愛してる~♪」
J「(うはwwwwwwアクエリオンキタコレ)」
薔「~音楽は絶えない。」(タタタタ
J「いい歌だったなぁ・・・・ってかいきなりどうしたんだろ?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~^
薔「告白・・・・してきた・・・・・・・(/////)」
咲「どうだった?」(ワクワク)
薔「いいセンスだ・・・・・・(////)
雛「うわーい!雪なのー!真っ白ー!」
蒼「雛苺、走ると危ないよ!」
雛「だいじょーぶなのっ!蒼せ・・・キャッ!!」
銀「蒼星石の言う事はきちんと聞いた方がいいわよぉ。大丈夫?」
雛「うぃ~。大丈夫なのー。でもコート濡れちゃった・・・」
銀「乾かせば大丈夫よぉ。それより帰ったらお風呂入らないとねぇ。一緒に入る?」
雛「入るー!水銀燈の髪洗ったげるねー」
銀「ありがとぉ、雛苺」
薔「・・・・・・・・・・・・・・・」
ズベッ
銀「薔薇水晶!?大丈夫?」
薔「だ、大丈夫・・・。私もお風呂入ってもいい?」
銀「いいわよぉ。雛苺と仲良くしなさいよぉ?」
翠「・・・・・・・・(コイツわざと転んだですぅ・・・)」
蒼「執念て恐ろしいね。僕が助けようと思ったら睨まれたよ」
薔薇水晶と水銀燈の出会い(6話から)
薔薇水晶の攻撃
水「誰!」
??「誰?」
水「姿を見せなさい!」
??「姿を見せなさい…。」
薔薇水晶現る。
水「お前は!!」
薔薇「薔薇水晶…妖精の国からやってきた、ちょっとお茶目な女の子…。」
水「お茶目って…あんた何歳よ!!!」
完