蒼「ジュン君は…どんな子が好みなの…?やっぱり……可愛い顔した子?」
J「そりゃぁ……なぁ…好きになった子は可愛い子の方が…いいかな……」
蒼「……そう…じゃあやっぱり僕は駄目だね…可愛くないもん…水銀燈に色気なし…っていっつも言われてるし…」
J「……まぁ…そりゃあ蒼は…可愛いっていうよりは…綺麗系かな…?」
蒼「……慰めなんて要らないよ…」」
J「あ…悪かった…でもな、でもな…蒼の顔…」
J「俺が一番好きな顔……」
蒼「……(///)」
(制服の裾をきゅっと掴んで)
蒼「ばか……でもありがと……」
蒼「珍しいね、二人で映画でも見たいなんて」
ジュン「DVDだけどな。まあ、たまにはいいと思ってさ」
蒼「で、何を見るの……ジュ、ジュン君……これ……」
ジュン「いいだろ?男の部屋にはこんな物しかないんだよ」
蒼「でも、映画って……」
ジュン「映画は映画さ。さ、見ようぜ」
蒼「ちょ、ちょっと、もう……ばかぁ…」
ジュン「…………」
蒼「…………え?ちょ、ちょっと、ジュン君?あっ……」
ジュン「いいだろ?これ見てたら、さ……」
蒼「あなた、まさか最初からこのつもりで……あっ、あん、あっ……、らめぇ………」
ジュン「……嫌なのか?」
蒼「………んっ、んん……ジュン…くん…」
蒼「ジュン君……ジュン君!!何ニヤニヤしてるの!?気分でも悪いの?」
ジュン「うわっ!?あ、ご、ごめん……」
蒼「まったく、君がで呼び出したんだよ……」
ジュン「ご、ごめん…。で、DVDなんだけど……」
蒼「うん、僕が持ってきたよ」
「ジャック・ザ・リッパー」
蒼「そろそろ、布団を取り込まなきゃ(ジュン君もそろそ家に来るはずだし」
蒼「・・よいしょっと、それにしても、干したての布団は、魔物・・だよ・・zzz」
べ「そ、蒼嬢が縁側で寝てるだと!?萌えすwwww」
べ「フヒヒヒヒ、唇を奪ってやるぜ!ぬぉおりゃぁあああ!!!」
J「おーい、蒼星石ーいるかー?」
べ「くそ、又ジュンか!一旦隠れなくては!」
↓
J「あれ?寝てるのか、まあこの気候じゃしょうがないよな。なんか、俺も眠く・・隣、失礼するよ・・zzz」
べ「(な、何?蒼嬢の隣をキープしてるだと!?あの馬鹿野郎!)」
~30分後ぐらい~
蒼「あ、僕・・寝てたんだ・・ あれ?(何で隣でジュン君が?」
蒼「・・おーい、ジュン君起きてる?(寝てるよね?起きないよね?ホッペなら・・」
蒼「・・・チュッ(あああ、恥ずかしい、本当にしちゃった・・・///」
蒼「もうちょっと、一緒に寝させてもらおうかな・・」(ジュンをギュッっと抱きして寝出す
ベジータ「・・・後でジュンのホッペにキスして間接キスしてやるぜ!!!!」
ガランガランガラン
店「おめでーとーございます、4等のチャイナドレスです」
翠「あ、ありがとうです(中途半端な物を商品にするから、素直に喜べないですぅ・・」
↓
翠「今帰ったですよー。何だ、蒼星石はお出かけ中ですか、着て貰おうと思ったのに残念ですぅ」
翠「(あ、カメラも用意しないといけねーです!確か、2階に・・)」
蒼「ただいま・・ん?これは、チャイナドレス・・?ちょ、ちょとだけなら着ても良いかな?」
↓
蒼「うーん、着てみたは良いけど。何か足がスースーするし、スリットも腰まであるし、恥ずかしいな・・」
ガラッ
翠「まったく、カメラ如きがてこずらせやがってです!・・・あっ」
蒼「あっ、その、これは」
翠「凄く似合ってるですよ蒼星石!キャー可愛いですぅ!」パシャパシャパシャ
蒼「ちょと、翠星石?」
翠「いいからコッチに視線寄こせです!」パシャパシャパシャ
蒼「あ、うん。ごめんね(場に流されやすいな・・・」
J「やっぱり、蒼星石にチャイナは似合ってるよな!」
蒼「ねえジュンくん、コン○ームってなにか知ってる?」
JUM「ぶぅー!いっいきなり何言い出すんだよ!」
蒼「いや、さっき水銀燈が言ってたんだけど・・・まずいこと聞いたかな?」
JUM「いっいや、別にまずいわけじゃないけど・・・(水銀燈め)」
蒼「ねえ、水銀燈はコンビニに売ってるって言ってたけど食べ物かな?」
JUM「たっ食べ物ではないよ・・・その・・・なんていうか・・・割れにくい風船?みたいな」
蒼「風船なの?そうかぁ・・・じゃあ、雛苺が喜びそうだから買ってこようかな」
JUM「いや待て!蒼星石。風船とは似て非なるものっていうか・・・」
蒼「じゃあなに?」
JUM「それは・・・・えーと・・・・(水銀燈、覚えてろよ)」
水「うふふ・・おばかさぁん・・・・」
「つまり、 ココがこうなるから... そっか だから... 」
すらすらと問題解る。解ける。 これもきっと彼女のお蔭。
「うん、その通り。 よく出来たね。」
よかったと、彼女は微笑う。その顔を見るだけでやる気が沸いてくる。
「蒼星石のお蔭だよ。そうでもなきゃきっと解らないままだった。 ありが...」
礼を言おう開いた俺の唇を、彼女の人差し指が 塞ぐ。彼女はもう一度微笑って。
「僕はキミとこうしていられることを嬉しく思ってる。だから春になって、そう言ってくれると 嬉しいな。」
ね。と首を傾げ、俺の唇に手をやった人差し指を自分の唇へ合わせ。にこりと微笑う。
頬の赤くなった彼女の頭を撫でる。くすぐったそうにする彼女を見ていると、負ける気はしない。
さて、もうひと頑張り しようかな。
散々文句は言うが、別に買い物につき合わされるのが嫌な訳じゃない
確かにストレスは溜まるがやはり彼女と一緒にいれば楽しい
最も、今は彼女”達”なのだが
「それで?何を買うつもりなんだ?」
「…特に決めてないですぅ」
「あら?私の下僕を連れ出した割には無計画なのだわ」
「決めてないなら皆でうにゅー買いに行くのー」
いつの間にか真紅と雛苺が付いて来ている
授業の時に声が聞こえたのだろうか
だとすればとてつもない地獄耳だ
なんだか雛苺はうにゅーうにゅー言っている…
禁断症状でも起きたのだろうか…
「だから買い物なんか行きたくなかったんだよ…」
「五月蝿いのですちび人間!お前は黙って付いてくれば・・
「一応言っておくけどJUMは私の下僕よ」
「下僕下僕言うな」
「下僕に下僕と言って何が悪いの?
それよりくんくんが始まってしまうのだわ。早く帰るのよ」
「JUMは翠星石と買い物に来たのにまだ何も買ってないです」
「何を買うか決めてもいないのに?」
「う・・」
「僕も早く帰りたいからさっさと決めてくれ」
「えっ?」
同時に真紅と翠星石は驚いたがすぐに真紅は不機嫌そうな顔になり
翠星石からは笑みが零れた
……この笑顔を見ることができただけも買い物に付いて行った
甲斐があったと、そう思えた