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少佐&アーチャー ◆Jnb5qDKD06


「諸君、私は戦争が好きだ」 

 その一言でミスカトニック大学の講義室に満ちていた声はなりをひそめた。
 講義自体が静粛を強要しているわけではない。
 むしろ逆。あるテーマに沿ってディベートを行う講義であったため学生達の声は講義室に満ちていた。
 その原因は講義の内容ではなく、講師をしていた教授の豹変によるものであり、さらに言えば生徒全員が呆然としたため静まったのだ。

「諸君、私は戦争が好きだ」

 眼鏡をかけた肥満体質の教授。
 穏和で、優しくて、平和主義だった彼がいやらしい笑みを浮かべて戦争を肯定したのだ。

「諸君、私は戦争が大好きだ」


   *   *   *


 ある男の話をしよう。
 男は軍人だった。世界に喧嘩を売ったドイツ第三帝国の軍人だった。

 男は戦士として無能だった。銃を持たせても子どもでも当てられるような距離から外し、肥満(デブ)であるため動きが遅い。
 しかし、最強の兵士が最高の指揮官になれるわけではないように、最低の兵士が最高の指揮官になれないわけではない。
 結論から言おう。男は指揮官としての才能は高かった。
 武装親衛隊に入隊し、その才能を以て少佐の地位まで登り詰める。

 軍の本懐は侵略と護国である。
 特にファシズムに浸かりきった当時の第三帝国は偉大なる総統閣下の命の下、次なる領土拡大のための兵器を求めていた。

 戦車、砲台、魔術、錬金術、そして“とある化物”に目をつける。
 それが吸血鬼。ブラム・ストーカーの小説の元となった伯爵だ。
 あろうことか当時の第三帝国は兵士を吸血鬼に変えるという荒唐無稽な計画を男に指示し、そして男は夢想の域にあるその計画を実現してしまう。

 しかし、遅すぎた。
 祖国を中心に火を着けた油のように世界に燃え広がる戦火はついに祖国を燃やし尽くした。

 ──打ち倒そうとする者は打ち倒されなければならない──

 遂に男は打ち倒される。

 敗死の寸前。
 延命と引き換えに魂を求める悪魔の契約。
 人造ではない。天然の、本物の吸血鬼化のチャンスがもたらされる。

 血の共有による不死身を、人智を超える異能を得る資格が目の前にあった。
 無限永久に生きて、無限永久戦い続けられれる資格が目の前にあった。
 それを彼は────

「失せろ」

 それら一切を拒み、そして人間のまま生存する。

 しかし、生き残ったところでどうだというのか。
 祖国は敗れた。
 世界中の全ての人間が忘れようとしている。
 私を、我々を、私と「最後の大隊」を忘却の彼方へ追いやろうとしている。

「ただ死ぬのは真っ平御免なんだ。私達が死ぬには何かが必要だ」

 まだ戦える場所があるはずだ。
 まだ戦える敵がいるはずだ。

 もっと! もっと!! もっと!!!

 彼と彼に率いられた一千人の吸血鬼の戦闘団(カンプグルッペ)は死ぬべき場所を求める。求め続ける。熱烈に。


   *   *   *



「戦争をしよう。糞のような戦争をしよう。地獄のような戦争をしよう。
 たった数騎、数十騎、数百騎の聖杯戦争ではもはや足りない」

 そう、足りないのだ。
 私が死ぬ甲斐のある敵はいても、たったこれだけでは死ぬ甲斐のある戦場(いくさば)足り得ない。

「大戦争を。一心不乱の聖杯大戦争を」

 数千騎、数万騎、否! 数億騎で行われる聖杯大戦争に変えてやる。
 聖杯戦争に勝利して次の聖杯大戦争を望み、その戦争にも勝利して次の聖杯大々戦争を。

 男は望む。
 ただ死ぬためだけに。
 打ち倒すために。
 打ち倒されるために。

 故に呼び出されるサーヴァントは間違いなく暴虐と血に酔うモノとなる。


   *   *   *


「ハ、ハハハ、アッハハハハハハハッ」

 耽美と狂喜をもってこの世に顕現しようとする魂。
 その属性は混沌。その性質は悪。
 暴虐を以て英霊となった故に、呼び出されればアーカムに殺劇と破壊をもたらす反英雄。
 噎せ返るほどのアルコールと硝煙と血の匂いこそがその正体、窮極の門の彼方から最低最悪の悪女が召喚される。

「あたしを召喚する奴がいるだって?
 いいぜ。ノッてやるよ」

 血と暴力を求めるならば応えてやろう。望み通りの展開にしてやるよ。
 ああ、勘違いするなよマスター。お前も最後に殺す。あたしを見下すな。


   *   *   *


 召喚され実体化した瞬間、講義を受けていた学生百名近くは物言わぬ死体となった。
 何が起きたか知覚すらできなかっただろう。
 それほどまでに呼び出された英霊は凄まじい。
 それほどまでに呼び出された英霊に秘められた暴力の密度は桁違いだった。
 男が指揮していた「最後の大隊」幹部クラスかそれ以上。

「見事なお手並みだ。魔法少女(フロイライン)」

 理由もなしに無辜の民を鏖殺させて掛け値なしの賞賛を贈る少佐。
 戦争の火種を生み出すために呼び出されたサーヴァントの正体は『カラミティ・メアリ』。
 ある時空において虐殺をおこなった魔法少女。
 その少女から溢れ出るマスターへの殺意は実に素晴らしいと少佐はさらに賞賛した。

「おい、デブ。あんたがあたしをよんだマスターか」
「そうだよ。私が、君の、マスターだ」

 瞬間、少佐の耳を弾丸が掠めた。
 無論、撃ったのはサーヴァントだ。

「あんたは最後に殺してやる」

 嘲笑を浮かべるサーヴァント。
 それを微笑を浮かべてマスターは迎えた。

「勿論だとも。殺したり殺されたり、死んだり死なせたりしよう」

 それこそが戦争だ。
 それゆえの闘争だ。
 目についた物は片端から壊し、目についた者は片端から殺そう。
 このアーカムは次の聖杯大戦争の、次の次の聖杯大々戦争の火種と成り果てるのだ。

 そして、その先に、私が打ち倒すべき宿敵がいると信じて。


【サーヴァント】
【クラス】アーチャー
【真名】カラミティ・メアリ@魔法少女育成計画
【属性】混沌・悪

【パラメーター】
筋力:D 耐久:D 敏捷:B+ 魔力:C 幸運:D 宝具:B

【クラススキル】
 単独行動:C
 アーチャーのクラス別スキル。
 マスターからの魔力供給を断って行動できる。
 マスターを失っても一日まで現界可能。

【保有スキル】
 魔法少女:D
 新米の魔法少女。素の素質が高いため年齢を超越できるDランク。
 BBAって言った奴は前にでろ。

 貧者の見識:B
 相手の本性・本質を見抜くスキル。言葉による偽装を見透かす。
 アーチャーはチャットのログからでも相手の属性を見透かす。
 大英雄『カルナ』の例にもあるように図星を突かれることは人の怒りを買いやすい。
 故にこのスキルがある限り彼女の最終宝具から逃れることは困難となる。

 反骨の相:A++
 自らは王の器ではなく、されど主君を抱かぬ気性。
 同ランクまでのカリスマを無効化する。
 あたしを見下すな。それが全てである。

 加虐体質:A
 戦闘時、自己の攻撃性にプラス補正がかかる。
 攻めれば攻めるほど強くなる一方で理性、防御力、逃走率が下がる。
 虐待おばさんって言った奴は前に出ろ。

【宝具】
『四次元袋』
 ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
 生物・無生物関係なく手で掴めるものを制限なく仕舞いこめる。
 仕舞われた生物は任意に出ることができる。


『持ってる武器をパワーアップできるよ』
 ランク:B 種別:対物宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
 アーチャーが武器と認識しているものの機能を強化できる宝具。スキル『エンチャント』の上位互換にあたる。
 強化された武器はC~Bランクの宝具になり、例えアーチャーが消滅しようと強化が解除されず、そのまま第三者が使用することも可能。
 ただし、虐殺者たるアーチャーとして召喚されたため、伝承にない武器は強化後の宝具のランクがC~Dとなっている。


『中宿上道大虐殺・血は細波を求めている』(カラミティジャイアニズム・ブラッドメアリィ)
 ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:∞(相手が来るから射程の概念がない) 最大捕捉:一人
 魔法少女『リップル』と『トップスピード』への憎悪と憤怒で編まれた最終宝具。
 カラミティ・メアリの最終決戦の場となったホテルプリーステス屋上を『再現』する固有結界。
 発動時に対象とアーチャー以外は固有結界から排斥される。

 発動するためには魔力の他に次の手順を踏む必要がある。
 1.アーチャーが対象を憎悪・激怒すること。
 2.アーチャーに憎悪・激怒された対象がアーチャーを憎悪・激怒すること。
 3.アーチャーの殺害数(NPCを含む)が100人を超えること。

 これらの条件に嵌った場合、アーチャーの『誘い』に相手が『合意』したものとして、
 アーチャーと相手に手裏剣模様の自己強制証紋(ギアス・スクロール)が刻まれる。
 自己強制証紋が刻まれたものは『カラミティ・メアリに逆上した魔法少女』の役割として以下の制約を押し付けられる。

 ・逃げ出せない。
   固有結界内でカラミティ・メアリを仕留めるという観念に陥り、固有結界の維持に必要な魔力は相手側が負担する。
   自己強制証紋を刻まれた相手とアーチャーの宝具・スキルではこの結界は破れないし、抜け出せない。
   令呪もまた同様であり、これらを固有結界攻略のために使用した場合、その魔力が結界の維持に使用されるだけである。
 ・逆上する。
   特殊なスキルでもない限り思考や技巧が鈍る。
   また、精神汚染や狂化スキルで発動できなくなるスキルが封印される

 当時の状況の再現としてアーチャーの武装は全て改修・補充される。
 また、アーチャーは固有結界内で任意のブービートラップを作り出せる。
 罠も武装同様Bランク宝具である。

 この宝具は善人、偽善者、自惚れ屋、自信家、美学がある者が特に嵌まりやすく、
 彼らこそアーチャーが真っ先に殺そうとする『調子に乗った者』なのだ。


【weapon】
全機能『強化』済みのBランク宝具と化した下記武装
  • トカレフ
  • ドラグノフ狙撃銃
  • AK(バヨネット装着)
  • イズマッシュ・サイガ12
  • KSVKアンチマテリアルライフル
  • アーミーナイフ
  • 濃硫酸
  • 手榴弾
  • スタングレネード
  • 地雷
  • ピアノ線

【人物背景】
 かつて森の音楽家という魔法少女によって開かれた魔法少女適性試験の受験生。
 しかし、魔法少女適性試験とは新米魔法少女達の熾烈な殺し合いであり、
 精神・能力が共に暴力的だったカラミティ・メアリは積極的に力を奮った。
 最後は大勢の一般人を虐殺した後、魔法少女リップルと魔法少女トップスピードによって討たれた。
 リップル曰く「捕まえて食らう者」「クズな悪党」。

【サーヴァントとしての願い】
 過去に戻ってリップルとトップスピードを殺す


【マスター】
 少佐@HELLSING

【マスターとしての願い】
 勝ったら英霊数億騎による聖杯大戦争がしたい。

【weapon】
ルガーP08
ワルサーP38

【能力・技能】
 個人の戦闘能力は皆無に等しい。
 たとえ銃火器を武装しようが至近距離で外す腕前。
 しかし大隊を指揮する指揮官の能力、死の間際であろうと外法による延命を拒む鉄の精神力は人間の枠を超えている。
 重度の戦争中毒者であり、Cランクの精神異常スキルを持つため、誹謗中傷や狂気で揺らぐ精神は持たない。

【人物背景】
 『闘争の本質』と『人間』 に拘ったドイツ第三帝国軍人。
 役職は「ドイツ第三帝国 吸血鬼化装甲擲弾兵戦闘団『最後の大隊』大隊指揮官」
 健常な精神を持つ者から見れば破綻者、狂人の類でしかなく、本人もソレを認めている。
 眼鏡をかけてデブで射撃が下手でなのに戦争を50年も待ち続けた男。
 全身機械化してまで地獄のような戦争に望んだ男。
 全身機械化してまで人間である事をを望んだ男。
 故にここで、このアーカムで、この聖杯戦争で、彼の人間賛歌と戦争惨禍は止まらない。

【方針】
第一目標はアーカム全域
ダウンタウン
イーストタウン
リバータウン
フレンチヒル
ロウワーサウスサイド
アップタウン
インデペンデンス広場
アーカム・ハウス
ウィッチ・ハウス
チェイムバー屋敷
サイラス・フック屋敷
ピックマン原子力研究所
ハングマンズ・ヒル
オールド森林墓地
アーカム診療所
聖メアリ病院
ハーバート・ウェストの医療所
アーカム市役所、裁判所、警察署、消防署
全て燃やせ

ラバン・シュベズベリィ宅は爆破しろ。
当然だ。不愉快極まる。欠片も残すな。

ミスカトニック大学本館は燃やせ。
大学展示博物館、大学付属図書館、アーミテッジ教授墓碑、全部破壊しろ。
不愉快だ。

ギャリスン・ストリート・ブリッジは落とせ。歌のように

とにかく目についた物は片端から壊す。

 「フロイライン。地獄を作るぞ」