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《スケープゴート》高槻やよい&バーサーカー ◆zzpohGTsas


1:

 その少女の舞台でのキャラクター、そしで普段の実生活での性格を知っている者が、この状況を目の当りにしたらきっと驚くかもしれない。
高槻やよいが憔悴し、落ち込み、そして恐怖のあまり体をガタガタと震わせている。
小柄な体に溢れんばかりの活力を詰め込んだ、元気と陽性さの塊のような少女として知られている彼女からは、想像もつかない姿だった。

 これが覚めない悪夢だと気付いたのはつい2時間前の事。
時に優しく、時に厳しく、そして心強くて頼りになるプロデューサーと、優秀なプロダクションの力もあり、やよいはトップアイドルへの座へと着実にコマを進めていた。
ファンの数も増え続け、下積み時代の苦労が、今や遠くになりにけり。しかし、こういう時こそ油断せず、地道に力を発揮するのが重要なんだ。
と言うプロデューサーの言葉も忘れてはいない。上に向かって行くと言う事は、ライバルもそれに見合った強敵になると言う事。
やよいは1日たりとも、アイドルとしての訓練を怠った事などなかった。自分の為、家族の為、自分を信頼してるプロデューサーとプロダクション、そして他のアイドル友達のために。

 有名になり、メディアへの露出が増えて来ると、ファンの人間性も多様化する。例えば、贈り物の類だ。
自分が応援している人間のCDやグッズを買うと言うファンは世に多くいるが、中には逆に、その応援している人間に対して物を贈ると言う人種が存在する。
贈答品の最たるものはファンレターだが、一歩先を行って、花やお菓子、果ては高価な宝飾品や不動産の権利書すら送りつけて来る輩も存在する。
やよいは流石にそう言った高価値のものは貰った事がないが、お菓子や果物、花の類なら月に何度かは送られてくる。
家が貧乏な彼女はそう言ったものを自分とその家族で食べたがるのだが、ファン経由で贈られて来た食物などは、アイドルの口には普通は入れさせない。
大抵はプロデューサーかプロダクションが処理する。そしてその度に彼女は、残念そうな顔をする。

 つい先日の事である。「765プロダクション所属のアイドル、高槻やよい様へ」と言う文面で、長方形の桐箱に梱包されたものが郵送されて来た。
明らかに、普段送られてくるような小物や花とは訳が違う。「とうとうやよいもこんな物を贈られて来るようになったのか……」と、やよいの成長を喜ぶ反面、
何処か疲れたように口にするプロデューサーの語調を思い出す。何が入ってるのだろうと思いプロデューサーが開けると、其処には『鍵』が入っていた。
発芽した大豆の意匠が凝らされていると言う、一見すればジョークとも取れるような鍵であったが、その場に居合わせたいおりや、鍵を手に持つプロデューサーは驚いていた。
やよいは全く解らなかったが、その鍵は金属にメッキを塗ったようなチャチな代物でなく、正真正銘全て純銀で出来ていたのだと言う。
やよいはその鍵に興味津々だった。ユニークな意匠もそうなのだが、その鍵には不思議な引力と言うべきか、見る者を惹きつける不思議な磁力を放っていたのだ。
それに虜にされた彼女は、プロデューサーにそれをねだった。彼も、さして鍵に異常性は認めてなかったし、ファンの前では隠せと言う条件の下、これを承諾。
その鍵を彼女に与えたのであった。

 銀の鍵を手に自宅に戻り、弟妹達にそれを見せ、彼らの興味関心と称賛の言葉を一通り浴び、満足気に床に入り、目が覚めた時には――
高槻やよいは、見慣れた実家から、全く知らない実家にて生活を送っていた。
自分の全然知らない場所であるのに実家と言う言葉を使うのは奇矯かもしれない。
しかしその家は、彼女の記憶には確かに存在しない所であるのにもかかわらず、まるで長年其処で過ごしていたかのように、家の間取り図も近所に何があるのかも、
全て把握していたのである。そして何よりも、彼女の混乱を最も招いた事柄が、自らの大脳にのみで直に刻み込まれたように残る、『聖杯戦争』の情報。
アメリカの地方都市に存在すると言うアーカム市にて繰り広げられる、どんな願いをも叶える聖杯を巡って争い合う『殺し合い』。

 嘘だ嘘だ嘘だ。ほっぺを抓ってもみた、プロデューサーにもパパにも765プロにもTELを送ってみた、家にいる弟妹も探してみた、外の様子も確かめてみた!!
しかし、餅の様に柔らかな頬を抓ってみても痛いだけだし、自分の知り合いには電話がつながらない、家には大切な弟も妹も存在しない、外は自分の見知った街じゃない。
そして何よりも――この一大異変を、当然の事であると受けて入れている自分もまた確かに存在した。これは夢でもなければ幻でもない。
確たる現実なのだ。高槻やよいは何の因果か、願いを叶える代わりに自分が殺されてしまうと言うリスクを負わねばならない戦いへの切符を切ってしまったのである。

 残酷な事実に打ちのめされ、部屋の隅でガタガタ震えてから、たっぷり2時間は経過していた。
やよいの心に浮かんで消える感情は、何であの時あの鍵を手にしたのだろうと言う疑問。そもそも何故、送り主は自分に送ってきたのだろう?
解らない。送った人を恨んでいいのかも、これからどうすれば良いのかも。
やよいの善良な性格や、アイドルしての前向きなキャラクターは、演技ではない。全て地である。
この性格を前面に出せば、きっと良いアイドルになれると言うのはプロデューサーの弁。今の彼女のアイドルとしての地位を鑑みれば、彼の読みは蓋し正しかったとみるべきだろう。
斯様な性情の持ち主である。争い何て、出来る筈もなく。ましてや殺し合いなど以ての外だ。

 聖杯にかける願い何て、ない。ないのだから、元の世界に帰して!!
死にたくない、痛いのもいや!! だけど、殺したくもない、平和に終わらせたい!!

 初めて心の中で明白に、斯様な感情を渦巻かせた、その時だった。
視界の前面の何もない空白の空間が、丸めた紙のようにクシャクシャに歪み始めたのである。
異変に気付いたやよいが、「ひっ」と悲鳴を上げ、後ずさる。後ろは壁だった。歪む力に耐え切れず、空間に裂け目が出来る。
いよいよもって、柔かい紙をグシャグシャにしたみたいな現象であった。
空間に裂け目が生じる、と言う前衛的な現象に対し、最初は酷く混乱していたやよいだったし、今も酷い混乱状態の彼女だったが、徐々に自分が冷静になって行くのに気付いた。
この現象が何の為に起っているのか知っている。そして、この後に起る出来事を知っている。この現象は、覚悟の時。この現象は、艱難辛苦への片道切符
正しくこれは、サーヴァントが召喚する為の合図である。固唾をのんでその現象を見守るやよい。
細かい事は良く解らないが、サーヴァントとは、自分と一緒に聖杯戦争を切り抜ける大事な隣人、一蓮托生の存在の筈。
私とプロデューサーの関係みたい、と間の抜けた事を考えるやよい。良い人であるように、優しい人であるように、と祈る彼女の元に、一人の人影が姿を現す。
やよいの部屋にその人間が現れた瞬間、空間に出来た裂け目はくっ付きあい、和合。
くしゃくしゃになっていた空間も張りつめられ、何事もなかったかの如く元通りになる。床に尻餅をついているやよいを見下ろしながら、そのサーヴァントは口にするのだった。

「――ぼくひで」

 ……と。






2:

「それで、ひでくんは私のサーヴァントなんだよね?」

「そうだね」

 やよいの質問に対して一瞬で返答を行う、バーサーカーのサーヴァント、ひで。
マスターがややお頭の弱いやよいではなく、一般的な常識を持った人間か、聖杯戦争の知識を齧った魔術師であったのならば、疑問に思うだろう。
バーサーカーのクラスなのに、何故人語を解する事が出来るのか。それについてやよいは対して疑問を持っていなかった。
それにもまして彼女にとって疑問だったのが、ひでの服装である。ひでの体格は、同年代の男性と比較しても、結構ガッチリとしている。
身長に至っては、やよいの頭1つ分ほどは上だろうか? 声変わりもしているし、青髭が残っている所からも、20代前半かそこらと言った年齢だろう。
……であるのに、このサーヴァントはなぜ、小学生向けの体操着の上と短パン、黄色い学帽を被り、黒いランドセルを背負っているのだろうか?
やよいが目の前の男をサーヴァントかと訊ねるのも無理からぬ事だろう。これでは完全な精神異常者の類である。

「(成長の早い小学生だなぁ)」

 やよいもやよいで、ありえない事を考えていた。こんな小学生なんているわけないだろ。

「でも僕を呼び出す何て相当捻くれてるって言うか、変わってるね」

「うっ、め、迷惑だったですか……?」

「いや、迷惑って言うか、予想外だったかな。こう言う所には縁がないと思ってたから。僕を意図して呼び出す奴なんていないだろうしね」

 それに関しては、誰しもが全面的に同意する所であろう。

「えと、その……ひでくん……バーサーカーって、戦えるのかな~って……」

 本音を言えば、やよいは戦いたくないと言うのが正直な所である。
しかし、穏当に全てが済むと思っている程、楽観的ではない。何処かで戦わねばならない局面は、きっとある。
その為には、ひでが強いに越した事はない。故に彼女の疑問は、サーヴァントに抱くそれとしては、当然のものであった。

「うーん、正直自分でも、戦った事って少ないから良く解らない。ただ、一つだけ自慢出来る事はあるよ」

「? それって?」

「僕より強い人はたくさんいるだろうけど、僕より『打たれ強い』人は間違いなく存在しない」


 余程、自分の頑丈さには自信があるらしい。その一言に、嘘偽りは感じられなかった。
そう言った心意気だけはやよいには伝わったらしく、「おぉ……!!」と素直に感心していた。

「ただ僕も、それ程戦いたくはないから、戦闘は少ない方が良いんだけどね」

「うっうー!! 私と同じだねひでくん!!」

 内心、サーヴァントとの反りが合わなかったらどうしようと心配していたやよいだったが、その疑問が解消され、少しだけ地を取り戻した。
たとえ聖杯戦争の舞台にサーヴァントとして呼び出されたとしても、皆が皆、好戦的と言う訳じゃない。
その事を確認出来ただけでも、やよいは少しだけ救われたのであった。

「――あ、そうだ、ひでくん!!」

「?」

「ひでくんもやっぱり……聖杯、って言う物に何か願い事があるのかなって……」

 やよい素朴な疑問を受けた瞬間、一瞬だけ、ひでの表情が強張った。
数秒程の時間をおいてから、ひでは、普段浮かべている薄ら笑いへと表情を戻し口を開いた。

「ちょっとだけ、生活を楽にしたいかなって」

「わぁ、私と同じ!! 私の家もね、家族が多くて、ちょっと貧乏なんだ。弟4人に妹1人!! だからね、私、トップアイドルになって、皆に少しでも楽をさせてあげたいの!!」

「ワァオ!!」

 高槻やよいの家族とは、典型的な貧乏人の子沢山である。その上稼ぎ頭の父親の収入が不安定と言うのだから、生活が安定する訳もない。
だからこそ、彼女はアイドル活動を始めたのである。給食費の納入にすら支障を来たすような財政事情の改善の為に、彼女はトップアイドルを目指そうとしているのだ。
……些か発想の飛躍が、過ぎないでもないが。

 やよいは、ひでも自分と同じで、少し貧乏で、一家が苦しい生活をしているのだと考えていた。
ますますシンパシーを感じるやよい。聖杯戦争自体への不安は完全に払拭出来てはいないが、サーヴァントに抱いていた懸念は少し拭う事が出来た。

「あ、でもでも、私、聖杯にトップアイドルになるって願うつもりはないよ!! 自分でトップアイドルにならないと、プロデューサーに申し訳ないから!!
だから、ひでくんも、自分の手で生活を楽にしてほしいなって!!」

「え、それは……」

 元気いっぱいにそう口にするやよいをみて、ひでは、見るからに不服そうな表情を浮かべた。その姿を疑問に思ったやよいは、小首を傾げる。

「どうしたの、ひでくん?」

「い、いや全然。何でもない」

「そう、なら良かった!! あそうだ、もうそろそろ夕のご飯の時間だけど、もやしバーガーで……あ、ここってもやし売ってるのかな……有り合わせで作っちゃうけどいい?」

「うん」

「じゃあ待っててね、ひでくん!!」

 言ってやよいは部屋から出て行き、パタパタと音を立てて部屋から遠ざかって行く。
1人部屋に残されたひでは、怖い程切羽詰まった表情で、深く息を吐き始めてから口を開く。

「……こんな機会逃すかよ……。あのマスターには悪いけど、叶えたい願いがあるんだよ自分にも……」

 生活を楽にしたいと言う意味を、やよいは履き違えていた。ひでがあの時口にした願いは、確かに正真正銘、偽らざる本心だ。
だが、それが意味する所は、魂の安息と、自らを縛り続けるキャラクターの消滅。彼の悩みは、相当根深い所にまで原因があった。

 魂の安息の為ならば。何度も何度も繰り返す、虐待とそれからの復活と言う輪廻をなくせるのなら。
ひでは、たとえ邪神にだって縋る算段であった。……だが、この哀れな男は気付いていない。それこそが、邪神の嘲笑を買い、彼らをより面白がらせる要素だと言う事に。
そしてそもそもこの聖杯戦争の舞台こそが――彼の為に用意された、新しい虐待の舞台だと言う事に。









【クラス】

バーサーカー

【真名】

ひで@真夏の夜の淫夢

【ステータス】

筋力A+ 耐久EX 敏捷D 魔力D 幸運E 宝具A+++

【属性】

中立・狂

【クラススキル】

狂化:E-
平時は言葉も交わせるし、意思疎通も可能。但し攻撃を受けている際には、言語能力と思考能力が著しく失われる。

【保有スキル】

対魔力:E++
魔術に対する守り。無効化は出来ず、ダメージ数値を大幅に削減する。

被虐体質:EX
集団戦闘において、敵の標的になる確率が増すスキル。マイナススキルのように思われがちだが、場合によっては優れた護衛役としても機能する。
ランクEXは呪いの域を超えて最早恣意的な運命操作すら疑ってしまう程のレベルで、殆どのサーヴァントが、バーサーカーに攻撃する理由もなければ因縁もなく、
戦略的に攻撃を仕掛ける事が不利であると承知していても、バーサーカーに対して攻撃を行う程。最早狂奔の域。
また、バーサーカーに対して攻撃を行う場合、宝具ランクを含めた全てのパラメーターがワンランクアップする。
バーサーカーに対して浴びせかけられるのは攻撃だけでなく、悪罵や嘲笑すらも含まれる。

被虐の誉れ:EX
サーヴァントとしてのバーサーカーの肉体を魔術的な手法で治療する場合、それに要する魔力の消費量は通常の1/100で済む。
また、魔術の行使がなくとも一定時間経過するごとに傷は自動的に治癒されてゆく。

無辜の怪物:A+
過去の在り方の結果、自らに付加されたキャラクターや設定と言う殻。
バーサーカーの場合は魂の性質が大幅に変貌を遂げており、更に性格も、皆がこうあるべしと望んだそれを強いられている。
このスキルは外せない。

天性の肉体:B+
生まれ持っての剛力と、肉体的耐久力(タフネス)を併せ持った筋肉を有する。
常に筋力がワンランクアップしているものと扱われ、肉体に関係する状態異常やペナルティを大幅に低減させる。
バーサーカーの剛力は絶対的唯一神であるGOの加護によるものだった……? オスカープロモーション所属のあの女優は関係ないだろ!! いい加減にしろ!!

【宝具】

『騎乗者よ、我を助けよ(ライダー助けて!!)』
ランク:B 種別:請願宝具 レンジ:視界内 最大補足:1
生前は不発に終わったが、バーサーカーの天敵に相当するある英霊が全力で発動を阻止したと言われる宝具。
その概要は、『各ライダークラスに一度だけ行使可能な疑似令呪』。この宝具はライダークラスに対して、『自害及び自傷以外の如何なる命令にでも従わせる』事が出来る。
これを利用し、無理やり共闘関係を結ばせる事も、危機に陥った際に見逃して貰う事も、はたまたライダーを別サーヴァントにあてがい自分だけ逃走する、と言う芸当も可能。
但し宝具には制約があり、ライダーの対魔力ランクが『宝具ランクより低い』事と、『視界内にライダーのサーヴァントがいる』と言う条件をクリアしなければ、この宝具の発動は不可


『転生無限・悶絶輪廻(ああ逃れられない!!)』
ランク:EX 種別:罪業宝具 レンジ:自身 最大補足:自身
――ホモビに出るだけで永劫許されない男。
生前出演した同性愛者向けのポルノビデオに於いてバーサーカーが見せた、凄まじい怪演が目にとまり、結果、
彼に向けられた諸々の悪意や、付加されて行ったエピソードが、極めて歪んだ形で宝具となったもの。
バーサーカーは、『自らに対して殺意や敵意といった否定的感情や、生理的嫌悪感を抱く存在には絶対に殺されない』。
『被虐体質』、『被虐の誉れ』スキルの獲得の原因ともなっている宝具。
規格外の耐久力は、攻撃宝具で攻撃されたとしても、バーサーカーは奇怪な叫び声を上げて狂乱するだけで、実際上のダメージはゼロ近くにまで低減される程。
よしんばバーサーカーを消滅させたとしても、彼に対して上記のような感情を抱いて倒した消滅させた際には、その場で蘇生(レイズ)する。
この際にマスターにかかる魔力負担は一切ない。

 バーサーカーの正体は、謂れのない偏見や悪評、悪意や怒り、憎悪を押しつけられ、徹底的に『被虐に耐え続ける怪物』としての役柄とエピソードを強制され続けた一人の人間。
バーサーカーは何度打ち倒されても平然と立ち上がり、その度にまた虐待され、悶絶する姿を披露する滑稽な生き物であると、
長年に渡り多くの人間から信じられ続けて来た結果、本当にその様な存在へと変貌してしまったのである。バーサーカーを葬る手段は、1つ。マスターを殺す事。
そして、バーサーカーを『救う』手段も、1つ。『彼に対して一切の敵意や否定的感情、嫌悪感を捨て去ってから、バーサーカーに一撃を与える事』。
後者の手法でバーサーカーを攻撃した場合、攻撃の威力や筋力ステータス・宝具ランクの高低、それどころか神秘の有無すら問わず、彼は消滅する。
誰か救って差し上げろ。

【weapon】

ランドセル、体操服、学帽:
日本の小学生であるならば誰しもが一度は着た事があるであろう服装。
何故かバーサーカーは、誰がどう見ても20代後半近い男性であるのに、これを着用している。
出来の悪い小学生のコスプレは、健常者からしたらまさに生理的不快感の塊以外には映らないだろう。

【人物背景】

所謂『ウリ』、と言う売春行為で生計を立てていた男婦。
仕事の一環で出演したポルノビデオで見せた、度の超えたハードな撮影に耐え切れずに見せた、本気で怒っているシーンの数々が、趣味人の目に止まる。
あまりにもうるさくて、人の不快を買い、そして滑稽な演技を見せた結果、ひでは多くの人間のヘイトを買ってしまう。
彼に与えられた仮初のキャラクターは、虐待され続け、時にはついでに殺され、時には虐待されても虐待されても無限に復活し、復活する度に虐待されると言う、サンドバッグ的役割。
こう言った役割を長年与えられ続けた結果、ひでは、常識では到底考えられないような耐久力と、死んでは復活すると言う疑似的な不死、そして、復活し蘇る度に
虐待されると言うサイクルを獲得してしまった。ひでという名前は所謂源氏名であるが、本名は定かではない。無論、その過去すらも。

【サーヴァントとしての願い】

自らの不幸の源泉である無辜の怪物スキルと、転生無限宝具の消滅。

【方針】

やよいとともに行動する。






【マスター】

高槻やよい@アイドルマスター

【マスターとしての願い】

元の世界に戻りたい

【weapon】

【能力・技能】

アイドルとしての歌唱力:
聞いた人を元気にし、精神的に癒す力に優れる。トップアイドル争いに数えられている為、相応に歌唱力は高い

他にも家庭菜園を特技としているが、運動能力自体はそれ程優れているとは言い難い

【人物背景】

元気溌剌と言う言葉がこれ以上とない程相応しい、家族思いの素直で健気なアイドル候補の少女。
性格の良さは素で、今でも、誰もいない事務所の掃除やゴミ出しを自主的に行っている程。
父親の仕事が安定しない事と、子供の数がとても多い家庭の為、財政事情は芳しくない。だからこそ、アイドルを目指したそうである。
5人姉弟の長女。小さい頃から姉として頼られる事が多かった為か、今でも心の中では、兄に相当する立場の人間を欲している。

【方針】

元の世界に戻りたい、人は殺したくない