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フリット・アスノ&クトゥルフ・ガール  ◆Ee.E0P6Y2U




進化とは何か。
呼び出したサーヴァントはまずそんなことを問いかけてきた。
唐突な問いかけだったが、フリット・アスノはすぐさま答えることができた。

「分からない」

と。
フリット・アスノは決して学がない訳ではない。
齢60を越える退役軍人である彼であったが、しかしその頭の冴えは今なお衰えている訳ではない。
顔には皺が深く刻まれ、肉体的にも衰えが見えているが、しかしその頭脳と――眼光はかつての輝きを持ったままだ。
若さという翼がなくなろうが、軍人として一線を退こうが、心の奥底に鈍く灯る暗い炎は決してなくなりはしない。
その炎の源は復讐ではあるが憎しみでもない。
ルサンチマンの類を憑代に半世紀も戦える訳もない。
フリット・アスノはひとえに人を救いたかった。その為にありとあらゆるものを研究し、戦ってきた。
生きる為に。
生かす為に。
彼は戦っているのだった。

「“進化”とは分からないものだ」

彼はもう一度答えた。
進化。
それは彼の人生を語る際、決して抜かすことのできない単語だった。
進化。彼がその言葉に傾倒したのは何時からだったのだろうか。
早くから工学――それも兵器開発の道に進むことを決めていた彼は、しかし本来は全く違う分野である筈のその単語にも興味を持っていた。
何が生命を進化させるのか。何故進化が必要だったのか。そもそも進化とは何なのか。
それは彼の血――アスノ家が長年追及していたテーマであった。
早くから親をなくし、研究面においては家の影響などなかったはずだが、しかし――あるいはやはりというべきか――フリットもまた進化というワードに憑りつかれることになった。
AGEシステム。
それは進化するガンダムである。
兵器の発展に生命の進化系統樹を重ねあわせたシステムの開発に成功したからこそ、彼は幼少期から最前線に立つことができた。

そんな彼をして“進化”は――分からないものなのだった。

「人の叡智はある程度のところまでは“進化”を解明することができた。
 ゲノム情報からとある生物の進化上における位置や、どの時点で他の生物から遺伝子的に分岐したのか、そういったことの解明はできた。
 それを系統樹として体系化することも勿論可能だった。ここまでは子供でさえ学校で習うだろう。
 しかし進化を体系化することには一つ問題があった。
 一つの進化を系統樹として表すことはできるが、しかしただ一つの系統樹がどのように決定するかは、何が進化を決定づけるかは分からないということだった。
 進化の系統樹は一つではない。様々な系統樹が存在し、その中から最善樹やコンセンサス系統樹なるものが選択される訳だが、
 しかしそこには必ず曖昧さと冗長さが絡んでくる。
 ある閾値に達しない“枝”はすべて無視され、ほかの選択肢、ほかの可能性はことごとく捨てられてしまう。
 つまり“進化”とはアバウト過ぎるものだ」

フリットがそう語ると、サーヴァントである“少女”はゆっくりと頷いた。

「しかし、それを補うために“車輪樹法”という手法があるんでしょ?」
「確かに……だが」

車輪樹法“Centroid Wheel Tree“”はそのアバウトな進化系統解析結果を、情報豊かに偏り無くかつ直感的に表現する為に考案された。
進化系統樹を一つのものに限定することは現代生物学においてはあまりにもナンセンスである。
人は成長する。その為に系統樹を限定することのない記述法を勘案したのだが、

「だがそうした手法を以てしても“進化”を体系的に書き記すことはできない。
 “ドメイン”という概念がある。古典的生物学では“界”が最高位の分類法とされていたが、これはその上の分類だ。
 生物を真正細菌、古細菌、真核生物の三つに分ける“三ドメイン”がより一般的になっている」

真正細菌とはいわゆる“細菌”だ。
大腸菌や腸内細菌といった微生物のことであり、これらは細胞の中に遺伝子がバラバラに散逸している。
古細菌とはそれら微生物が高温域や極寒域、大気圏などの特殊な環境に適応したものだ。
そして真核生物は細胞の中に核を持っているものだ。
――つまり人間やマウス、ゴキブリのことである。

「三ドメインを総称して“超生物界”なる呼称が生まれた。
 この“超生物界”を車輪樹法――円環の系統樹で書きあらわすことはできる」

フリットは生物学の研究の際に見た図を思い起こす。
それらは本来初心者向け――専門外の人間に見せる為の図であり、直感的に理解できるような図であった。

真正細菌、古細菌、真核生物の三領域から始まり、それぞれの円内から円弧へと線が伸びている。
真核生物の弧上には動物界、植物界、原生動物界といった“界”の区分けがある。
一方で最も区分けが多いのは真正細菌の領域であり、その円弧にはフィルミクテス門、クラミジア門、プランクトミケス門、アクチノバクテリア門……といった“門”が存在する。

「しかし、ここで終わりだ。これ以上の体系化はできない。
 古典的生物学における最上位“界”や“門”の、更に上の区分けまではたどり着いた。
 しかし――それすらも超越した“起源”にたどり着くことができない。
 “進化”とはそもそも何であるか。
 “進化”が何から始まったのか。
 それを記述する筈の“起源”――“起源X”には届かないのだ」

三つのドメインに分岐するためには、それより古い時代に存在した筈の生命体が想起されなければならない。
ありとあらゆる生命の根幹をなす唯一無二の生命体が存在――それを“起源X”としよう。
“起源X”を解き明かさないことには、“進化”が何であるかを語ることはできないのだ。
それが旧世紀から連なる生物学におけるテーマであり、フリットが行き当たった壁であった。

「そうです。“進化”が何であるかは分からない。
 何故こんなシステムが存在するのか、どうしてこんな形が生まれたのか、誰がどんな思惑で生物を“進化”させたのか。
 分からない。けれど“進化”は今現在もてはやされている。
 ここに――欺瞞があるのよ、マスター」

そういったサーヴァントである少女は、可憐に舞った。
露出度の高い外見。女王様ルックのボンテージ姿。
魔法少女における――お色気担当。
それは――萌える外見をしていた。

「クトゥルフよ」

彼女がそう言った途端、部屋に備え付けてあるテレビからチープな映像が流れ出した。

……アニメだった。
四人の少女が躍り狂っている。
安っぽい楽曲に合せ、フリフリな少女趣味のドレスに身を包みながら激しいダンス・ビートを刻んでいる。
歌はこんな歌詞だった。

『適応進化 フルくさーい
 ダーウィン先生 まじめすぎ

 漸進進化 マダるっこーい
 ドーキンス先生 いばりすぎ

 断続進化 ウソくさーい
 グールド先生 はげしすぎ

 創造進化 信じられなーい
 原理主義者 あぶなすぎ

 だから、ね、ね、わたしたち
 何がなんでも 絶対進化
 そうよ だから やっぱり

ウー ワー オー

 絶対進化しましょうか
 絶対進化しましょうか』


……というものだった。
何ともチープで不出来な、見る価値のないであろう映像であった。
しかし、フリットは目を離すことができなかった。
何故ならば、その映像の中にいたアニメの少女が――目の前の少女と瓜二つだったからである。

彼のサーヴァントは、アニメの美少女なのであった。
フリットの困惑を見透かしたように、少女は落ち着いた声で語りかけてくる。

「“セカイ系”は二十一世紀ゼロ年代を経てゆるやかに終焉したかのように言われているわ。
 けれど、表層的には消費しつくされたかのような構造にも、本当は意味があったとしたら。
 ――戦闘少女と無力少年の組み合わせには、はるかに深い意味が隠されているの。
 どうして“セカイ系”で少年は無力でありつづけられ、少女たちは過酷な戦いを強いられつづけるのか。
 どうして“ハーレム系”では、何の才能も魅力もない少年が何人もの美少女たちに一途に想いを寄せられるのか。
 どうして“残念”なキャラがいて、“ヤンデレ”あるいは“ツンデレ”なキャラがいるのか。
 これらは何のメタファーなのか。“永遠の夏休み”は何を表しているのか。
 アニメ、ラノベ、ゲームにおけるこうした謎の答えもまた“進化”のそれと同じ」

フリットは何も言えない。
元より彼はそうしたサブカルチャーに詳しい人間ではないのだ。
ましてや彼からみれば数百年も前の地球で花開いた文化のことなど、まるで専門外なのだから。
しかし、アニメの少女から目を話すことができなかった。

「クトゥルフよ」

少女はもう一度その単語を挙げた。
それはフリットの知らないワードであった。

「マスター、あなたならパンスペルミア説は知っているわね」
「あ、ああ……マーチソン隕石の」

それは知っていた。
生物学における学説の一つだ。
旧世代において提唱された“起源X”の正体の一つだ。
地球生命体の起源は宇宙にあり、はるかな過去に生命の種子のようなものが地球に飛来した、というものだ。
“宇宙起源節”は要するに地球上に“起源X”が見当たらない以上、宇宙にある筈だという説だ。
荒唐無稽ではある。
しかし全く説得力がない訳ではないのだ。
旧世紀1969年にオーストラリアに落下したマーチソン隕石というものがある。
この隕石から糖やアルコール化合物が発見され、一躍注目を浴びることになる。

「ええけれど、マーチソン隕石にくっついてものはそれだけではなかった。
 当時のNASAの科学力では解明できなかったけれど“クトゥルフ”はそこにいた」
「クトゥルフ……」
「ラヴクラフトが創造したクトゥルフ神話において“クトゥルフ”は太古に宇宙から飛来した邪神の名前なの。
 それこそが、クトゥルフこそが“進化”の神であり、“起源X”である。
 ラヴクラフトが何に気付き、どうしてそれをクトゥルフと呼ぶようになったかは分からない。
 恐らく彼はそうと気づかずに何かに接触したのだろうと思う。それで遺伝子が感作され、クトゥルフというアイディアで表現されることになった。
 だからこそ、“進化”の真実の一端を表していたからこそ、以後ラヴクラフトの創作神話は一種のポップ神話としてもてはやされることになった。
 ――この世界の裏側には、人間の言葉では発音することのできない、仮にクトゥルフとしか呼ぶことができない何物かが実在している。
 その何者かが“進化”という欺瞞を創り上げた。
 “クトゥルフ”は人間の、あるいはゴキブリ、マウスの体内マイクロバイオームに共通して宿る。
 未だ特定されずにいる微生物の遺伝子スイッチをオンにする作用がある。
 だからこそこんなにもラヴクラフト神話は語り継がれてきた。
 その事実自体が“獲得形質の遺伝”であってクトゥルフ進化そのものなのだから」
「クトゥルフ進化……」
「そうクトゥルフ進化よ。
 私たちはその“進化”そのものに対するカウンター、悪魔。“クトゥルフ少女”は“進化”の欺瞞に対抗すべく生まれた」

フリットは何か口を挟もうとするが、できなかった。
ただアニメだけが流れている。
“クトゥルフ少女戦隊”という名前の、チープなアニメーションだけが。

「クトゥルフが何故アニメの少女として表現されたのか。
 それはネオ・ダーウィニズムから説明することができる。
 生体レベルから遺伝子レベルへの“逆影響”が、いわばラヴクラフトとクトゥルフの関係を取ったということ」

しかし、とフリットはかろうじて反論できる部分で声を上げる。

「それは過去のラマルク進化論ではないのか。
 生物がよく使用する器官は発達し、使わない器官は退化する“用不用説”は否定され、
 それによって得た形質が遺伝する“獲得形質の遺伝”もまた切り捨てられた。
 それが現代の進化論――ネオ・ダーウィニズムではないのか」
「そうネオ・ダーウィニズムでは生体が遺伝子に影響を与えることは絶対にない。
 生体と遺伝子は常に“非対称的”とされている。
 これが進化論における“自発的対称性の破れ”である、ネオ・ダーウィニズムのセントラル・ドグマ。
 けれど超える例外。新説があった」

“クトゥルフ・ラマルキズム”
彼女はそう言った。

「クトゥルフ・ラマルキズムにおいては生体が遺伝子に逆影響を与えることができる。
 これを感作し、発動し、制御するのが“アニメリー”と呼ばれる進化因子」
「あ、アニメ……」
「そう――これは偶然と呼ぶにはあまりにも奇妙。
 考えてみれば素粒子のクォークにも“チャーム(かわいい)”と“キモい(ストレンジ)”が存在するわ。
 とりわけ過去の日本人、それもオタクと称される個体群のなかに、アニメリー進化因子を発現させるものが多いらしい。
 生体レベルでの外的な刺激、主にアニメ、ラノベ、ゲームなどの“二次元的なもの”を受けて、アニメリーがそれを感作、受容する。
 “かわいい”と“きもい”の遺伝子重複をおこして二つ/ダブルになる――大規模な“多重かわいい遺伝子族”“多重きもい遺伝子族”を形成する。
 しかもそれらは通常の中立遺伝子の“浮遊固定速度”をはるかに超える速度で同種内に拡散される。
 これこそが答え。“セカイ系”“ハーレム系”の作品構造はつまりアニメリー進化遺伝子が関係している。
 それは私たち“クトゥルフ少女”はアニメに影響を受けるということでもある。
 “多重かわいい遺伝子族”人間が生体レベルにおいてアニメ、ラノベ、ゲーム、アイドルなどの“チャーム(かわいい)”に触れると転写因子がアニメリーに感作。
 これによりネオ・ダーウィニズムにおいて明確に否定されている筈の“生体レベルから遺伝子レベルへの逆影響”が生じる。
 そうして私たちは“アニメの美少女”の姿を形どる」

フリットはもはや何も言うことができなかった。

「最初に言ったように“進化”とは何かは分からない。
 タンパク質やDNAが“進化”を担うものと解明されても、“進化”そのものが何であるかは未だに分からない。
 これは“進化”だけでなく“免疫”“神経”といった複雑なネットワーク・システムにとっても同じ。
生命における普遍的かつ重要なシステムは、それ自体が何であるかを考えること、定義することができない。
 中心が空っぽであり、空虚である。
 絶対不在少年――単なる無気力でさえない主人公を美少女が求め続ける構造と酷似している。
 そういった逆説的に浮かび上がってくるものが“クトゥルフ”なの
 すなわち――」

進化は正義である!

「――そう叫ぶものこそが“クトゥルフ”よ。
 そして私たち“クトゥルフ少女”は戦っている。
 これは戦争なの!
 “進化”とは即ち砲撃に等しいわ。クトゥルフはマイクロバイオーム環境の全てに高エネルギー重粒子線の集中砲撃を浴びせかけている。
 そうした突然変異砲(ミュータント・ガン)の砲撃こそが五億年前の“カンブリア爆発”であり、これから起こる“クトゥルフ爆発”。
 “進化”とは全生命体とクトゥルフの戦争の証なのよ。進化的に砲撃されて破壊される。地ならしとしてゲノムが砲撃される。
 そんな最前線に投入されたのが私たち“クトゥルフ少女”なのよ」
「つ、つまり……」

フリットは頭を抱えつつも、言葉を絞り出した。

「君たちは“進化”と戦っているということなのか。
 “進化”をもたらすもの……神のような“クトゥルフ”と戦う為に」
「そうよ。そのために私たちクトゥルフ少女はこの聖杯戦争において表現された。
 聖杯戦争……ここはクトゥルフ神話の最前線の一つよ。
 ここは聖杯戦争であり、同時に“進化コロシアム”でもある。
 デッドコピー、二次創作、SS……そうした環境もまた“クトゥルフ”との戦場の一つ。
 この戦争に優勝することができれば、アニメリー因子を用いてオタクという個体群に遺伝的に転写することができる」
「何のためにだ。“進化”は……“進化”は……」


“進化”とはなんだ。
分からない。
分からないと言ったばかりではないか。
“進化”は素晴らしいものであると、フリットはかつて教わった。
しかし中身自体は空疎なものである。空っぽなのだ。何もない。何か分からない。
それが何故“素晴らしいもの”とされている

くら、と目眩がした。

フリットは“進化”を戦争に使った。
それはもしかすると、本能的にその欺瞞に気付いていたからではないか。
“進化”とは決して善なるものではない。
寧ろ悪――邪神に属する者がもたらした、逆説的な砲撃なのではないか。

「私たちはゴキブリを救うために聖杯戦争に参加したわ。
 来たる“クトゥルフ爆発”はゴキブリを“死”に追いやってしまう。
 その砲撃から生命を守らなくてはならない」

少女の言葉は続く。
もはやフリットの理解を優に超えている。
しかし、これが全生命、進化、ありとあらゆる概念の根本に立つ戦争であることは、分かった。
分かってしまった。

「私は実存少女サヤキ。
 私が求める“実存”はサルトルでなければカミュでもない。
 全ての関係性を排したあとに、人の意識の中に残る筈の“実存”を私は求めている。
 ああそれと――」

私は“ツンデレ”よ。
サヤキがそう口にした時、フリットはう、と口元を押さえていた。
嘔吐していたのだ。



【クラス】
クトゥルフ・ガール

【真名】
実存少女サヤキ@クトゥルフ少女戦隊

【ステータス】

筋力D 耐久D 敏捷A 魔力E 幸運C 宝具B

【属性】

中立・善

【クラススキル】
  • モエ A
クトゥルフ少女表現型は表現される単位。
彼女らの活動領域であるマイクロバイオーム環境において、内部時間一キロモエが主観時間にして十五分に当たる。
――要するに思考や活動が相対的に加速するのである。

本来ならば百モエ秒が十ミリ秒と表されるのだが、この聖杯戦争ではリミットが課せられているようだ。


【保有スキル】
  • 変化 -
文字通り「変身」する。
元々は沙耶希がマイクロバイオーム環境に反転/フリップすることで実存少女サヤキが表現される。
が、この聖杯戦争においては実存少女サヤキの名に縛られる為、沙耶希の姿を取ることができず機能していない。

  • 戦闘続行 A+++
名称通り戦闘を続行する為の能力。決定的な致命傷を受けない限り生き延び、瀕死の傷を負ってなお戦闘可能。
このランクになると異常なまでの死ににくさを誇る……というか死んでも活動停止に到るまでがとにかく長い。
決定的な致命傷を受けた場合も、実時間にして一日は活動することができる。(死んでいるのは変わりないので治療はできない)
ただし魔力切れの場合はこの限りではない。またこっぱみじんにされれば意味がない。

  • ツンデレ D
アニメの美少女の属性。
この属性を持って表現された以上、好意をストレートに伝えることができなくなる。
このスキルは外せない。

【宝具】
『遺伝子超能力<テレクエシング>』
ランク:B 種別:対ゲノム宝具 レンジ:1~30 最大補足:30
相手のマイクロバイオームのゲノム情報を解読し、塩基配列を随意に選んでそれを活性化させる。
テレパシーとして使えるだけでなく、相手の“思考”や“感情”を操ることができるのである。
この宝具によって相手が人間であるならば、自由に操ることができる。
またゴキブリやマウス、あるいは人間由来のサーヴァントも、人間とマイクロバイオーム構成が共通している為、ある程度は操ることができる。
魔術によるものでないので対魔力でレジストすることはできない。
ただしそれ以外の存在――たとえば神性スキル持ちのサーヴァントには通用しない。

  • weapon
自在に操ることができる。
クトゥルフ少女は高い身体能力を誇る。

【人物背景】
5億4000万年まえ、突如として生物の「門」がすべて出そろうカンブリア爆発が起こった。
このときに先行するおびただしい生物の可能性が、発現されることなく進化の途上から消えていった。
これはじつは超遺伝子「メタ・ゲノム」が遺伝子配列そのものに進化圧を加える壊滅的なメタ進化なのだった。
いままたそのメタ進化が起ころうとしている。怪物遺伝子(ジーン・クトゥルフ)が表現されようとしている。
おびただしいクトゥルフが表現されようとしている。この怪物遺伝子をいかに抑制するか。発現したクトゥルフをいかに非発現型に遺伝子に組み換えるか?
そのミッションに招集された現行の生命体は三種、敵か味方か遺伝子改変されたゴキブリ群、進化の実験に使われた実験マウス(マウス・クリスト)、そして人間未満人間以上の四人のクトゥルフ少女たち。その名も、究極少女、限界少女、例外少女、そして実存少女……。
クトゥルフと地球生命体代表選手の壮絶なバトルが「進化コロシアム」で開始された!
これまで誰も読んだことがないクトゥルフ神話と本格SFとの奇跡のコラボ! 読み出したらやめられない、めくるめく進化戦争!
(クトゥルフ少女戦隊 あらすじ)

クトゥルフ少女の一人、ツンデレ。
クトゥルフと仮に呼ぶしかない何かが起こした進化砲撃“クトゥルフ爆発”を防ぐため、最前線に投入されたクトゥルフ少女の一人。
例外少女ウユウ、限界少女ニラカ、究極少女マナミと共に“クトゥルフ”の進化コロシアムに挑む。
現実世界での姿は人気アナウンサー、沙耶希であり、身体を使ってTV局内でのし上がっていた。
元々は文学少女であり、実存というワードに強く惹かれている。

他のクトゥルフ少女と同様“マカミ”に惚れており、彼を救うために戦っているが、同時に彼への想いもまたプログラムされたものであることも理解している。


【マスター】
フリット・アスノ@機動戦士ガンダムAGE

【マスターとしての願い】
ヴェイガンを殲滅……?

【能力・技能】
パイロット、技師、指揮官をこなせるオールラウンダ―

【人物背景】
「機動戦士ガンダムAGE」の初代主人公。
出典は三部開始直後あたり。ヴェイガンを討つため、孫のキオを教育している。