ヴェローニカ

名前の初出(書籍版):第二部Ⅲ プロローグ
初出:第253話

声(ドラマCD第1弾):中根久美子*1
声(ドラマCD第8弾):渡辺明乃

家族構成

夫:アーデルベルト
 娘:ゲオルギーネ
  孫:アルステーデ
   曾孫:ベネディクタ
  孫:ヴォルフラム(故人)
  孫:ディートリンデ
 娘:コンスタンツェ
  孫:リュディガーの姉妹
  孫:リュディガー
 息子:ジルヴェスター
  孫:ヴィルフリート
  孫:シャルロッテ
  孫:メルヒオール
  孫:ヘンリエッテ

父:初代ギーベ・グレッシェル
母:ガブリエーレ
 兄:ガブリエーレの長男(故人)
 弟:ベーゼヴァンス(前神殿長)

異母兄:父の元第一夫人の長男
異母姉:エルヴィーラの母
 甥:クラウディオ
 姪:エルヴィーラ
異母弟:二代目ギーベ・グレッシェル
 甥:ギーベ・グレッシェル

父方の親戚
曾祖父:三代目アウブ・エーレンフェスト
 祖父:四代目アウブ・エーレンフェスト
  伯父:五代目アウブ・エーレンフェスト
   従兄:ボニファティウス
   従姉:ボニファティウスの妹*2
   従姉妹:ボニファティウスの妹*3
   従兄弟:アーデルベルト
   従姉妹:イルムヒルデ

母方の親戚
祖父:先々代アウブ・アーレンスバッハ
 伯父または叔父:先代アウブ・アーレンスバッハ
  従兄:ギーゼルフリート
  従兄弟:ギーゼルフリートの弟(アウレーリアマルティナの父)

容姿

髪の色:金色
000000000
瞳の色:緑色
000000000*4
年を取ったディートリンデのような女*5

地位

階級:上級貴族→領主一族
職種:文官*6→領主の第一夫人→領主の母

年齢関連

  • ローゼマインとの学年差:+44*7*8
  • 誕生季:夏*9

作中での活躍

エーレンフェスト先代領主夫人。
ゲオルギーネコンスタンツェジルヴェスターの母で、前神殿長の同母姉。
フルネームは「ヴェローニカ・トータ・グレッシェル・フラオ・エーレンフェスト」と推測される。*10

母親のガブリエーレは三人目の子を為した後、産後の肥立ちが悪くて亡くなってしまう。
弟が神殿入りした数年後、跡継ぎ候補だった同腹の兄が早くに亡くなったため、実家を第二夫人の異母弟が継いだ。
肩身が狭い少女時代を過ごし、神殿に入れられた同腹の弟に依存する。異母兄弟という存在が嫌い。アーレンスバッハをなにかと優先し、自身のやることこそが全て正しいと信じている。
両親の血統の良さから、下位領地のエーレンフェスト内では魔力が高い*11ことと、ガブリエーレに下位領地の領主夫人が務まらない為、ガブリエーレの夫を次期領主からギーベに降ろすということをアウブ・アーレンスバッハと協議した際に、ガブリエーレの子供をエーレンフェストで教育して領主または領主夫人にする旨の契約が交わされたことから*12、領主夫人となるべく育てられた。

ヴェローニカが初めて領主の第一夫人として領主会議に出席した際に、当時のアウブ・アーレンスバッハが、言祝ぎと後ろ盾宣言と、ライゼガング系貴族がガブリエーレを不幸にした元凶であるとの決めつけと睨みをしたことを契機に、横暴な振る舞いをし始めた。*13
母と兄を失い弟を神殿送りにされたことが引き金となって自分を守るための毒の知識を得るようになり、領主と確実に星を結ばれようとしたことが切っ掛けで毒殺を始めるようになった*14

カルステッドを次期領主にさせないために、洗礼前の幼いゲオルギーネに「絶対カルステッドに負けてはならない」と言い聞かせて厳しい教育をしたり、ジルヴェルター(男子)の誕生を得てアーレンスバッハに連絡を取り、ジルヴェスターを次期領主にする為の後押しを頼んだり、カルステッドに嫌がらせをしたりした。*15
カルステッドを領主候補生から降ろせたことは、嫌がらせや根回しによって敵を排除できた成功例となり、それまで以上に増長するようになった。*16

このようにヴェローニカの権力は、アーレンスバッハとの繋がりに由来するものが大きいが、年月と共に関係が薄れていったことから、ゲオルギーネをアウブ・アーレンスバッハの第三夫人にしたり、ジルヴェスターの嫁にアーレンスバッハの娘を宛がおうとしたりした。*17

母が築いた勢力を引き継ぎ、ヴェローニカ派を作り上げ*18、アーレンスバッハの後ろ盾を背景に、ライゼガング系をあからさまに冷遇したり、イルムヒルデの派閥を散らしたり*19*20することを通じて、上級貴族を抑え込めるほど*21になった。
領主夫人として、そして夫が亡くなった後はますます権勢を振るい、ライゼガング系の上級貴族たちを排斥し、憎まれた。

子の教育

ライゼガングの血を引くカルステッドを次期領主にしない為に、洗礼式前の幼いゲオルギーネをかなり厳しく教育した。*22
該当教育の中には、名捧げも含まれている*23

その一方で、待望の男子であった*24ことと、次期領主は男の方が、と周囲に言われた*25こともあって、ジルヴェスターを可愛がった*26
幼少時から問題児であったジルヴェスターに対し、側近らが縛り付けてでも勉強をさせようとする*27のを止めることはなかったが、ゲオルギーネに対して行ったような厳しい教育を施すことはせず、ジルヴェスターのために側近達から成果を奪うこともあった*28
その一方で、ゲオルギーネによるジルヴェスターへの虐めを感知したリヒャルダに対し、そういった事への対処を身につけるのも必要と口出しを禁じたりもした。*29

ゲオルギーネを次期領主から外し、ジルヴェスターを次期領主に据えた上で、ゲオルギーネに対して、ジルヴェスターの補佐をして共にエーレンフェストを支えていくことを望んだが、ゲオルギーネが領主の地位に固執してジルヴェスターとどう考えてもうまくやっていけないと判断した為、アーレンスバッハに第三夫人として嫁がせた*30

ヴェローニカにとってフェルディナンドは、第二夫人を娶らないことを受け入れてくれたはずの夫がどこからともなく連れてきた優秀な男児で、ゲオルギーネをアーレンスバッハに出してでも次期アウブに据えようと思った可愛い末っ子長男のジルヴェスターを脅かす存在だった。*31
洗礼式までにフェルディナンドを消そうと試みており、その後もフェルディナンドを徹底的に嫌い、役立たずは必要ないといった言動で追い詰める。幼い頃からフェルディナンドと2人での会食時には毒入りの食事にする、気に入ったものや成果を取り上げるなど様々な虐待を行っていた。優秀な成績を上げれば後ろ盾もないのに実行不可能な領主の座を奪われると思い、命を狙うなど様々な理不尽な仕打ちを与え続けた。
ユストクス曰く、ヴェローニカのこうした所業が皮肉にもフェルディナンドの能力を鍛え上げる結果となった。

孫の教育

ジルヴェスターにはアーレンスバッハから嫁を宛てがおうと考えていたが、息子本人がその意に反してフレーベルタークからフロレンツィアを娶ってしまった。
そのためフロレンツィアを疎ましく思い、ヴィルフリートを一方的に取り上げ、自身の住まう東の離れに囲った。
ジルヴェスターによく似た初孫であるヴィルフリートを殊の外可愛がり甘やかす。ローゼマイン曰く(ジルヴェスターを含めて)情は深いが駄目な甘やかしをする人とのこと。
実際には、ジルヴェスターが自分に反抗してフロレンツィアを娶ったことから、「今度こそ」という意識を元に、おとなしく自分に服従することを主軸に教育しており、具体的には自分の言う通りにしなかった場合だけ叱り、必要な教育から逃げても放置するという代物だった。その為、目のある者には自分の意のままになる人形のようなアウブにしたかったのだろうと見抜かれている。*32
ジルヴェスターの認識不足と放置も合わさった結果、ヴィルフリートは最低限の教養もない状態となっていたことから、ライゼガング系貴族はヴィルフリートの教育失敗を理由にヴェローニカを追い落とす計画を立てていた*33
なおこの計画が成功して廃嫡されていた場合は、ヴィルフリートは神殿に入ることになり*34、仮に教育状況を把握した場合はヴェローニカはヴィルフリートに対して、ある程度の時期から手のひらを返したように厳しくなり、「ジルヴェスターができていたことができないなんて、やはり母親の血が悪いのかしら?」と言うなど*35、自分の失敗を他人に責任転嫁するだけで何らかの対応やフォローする気もないらしく、廃嫡を回避できるのかも不明。
その一方で、フロレンツィアに面差しの似たシャルロッテには、祖母としての愛情を全く注がなかった*36

派閥の長として

長年に渡り旗頭として権力のトップに立って派閥争いを続け、前述のフェルディナンドやフロレンツィアを始め、エルヴィーラギーベ・ハルデンツェルなど数多くを攻撃対象としていた。
領主一族に近い立場のカルステッドには第二夫人として自派閥のトルデリーデを押し付け*37、その息子のニコラウスを跡継ぎに推す事で家督に介入しようとしたり、その息子夫婦であるエックハルトハイデマリーはフェルディナンドについたためその毒殺に関与するなど*38、間接的な方法から犯罪行為まで手段は問わない。
時には、罪を作っては連座をちらつかせてライゼガング系の貴族を追い詰めたりもしていた*39
中でも特筆すべきはダールドルフ子爵の跡継ぎを十分な魔力持ちで自身の派閥に属してもいるイェレミアスではなく、神殿に預けられるほど跡継ぎとしては魔力が不十分なシキコーザにすえようという、自身に名捧げした子爵の意向を無視してゲオルギーネに名捧げしているグローリエの我侭の後援を約束するという行動であり、このことからも自分勝手あるいは自分の感情だけで方針を決めていたと考えられる。
しかし、ジルヴェスターの支持勢力基盤にして領地内で一番の派閥の長というその立場の強さや、ジルヴェスターやアーデルベルトが身内に甘い事もあって何年ものあいだ誰もが決定的な糾弾には至らなかった。後述の公文書偽造行為における杜撰さと事の重大さや状況を理解していない言動から犯罪行為などは基本名捧げをした信頼している部下任せで、自身で動くことはなかった模様。
ちなみに、公文書偽造の罪はリヒャルダやヤンリックも「(それほどの罪ならばこの処罰も)仕方ない」と納得するほどの重罪だった。

幽閉へ

そんな中、カルステッドが呆れるほどの内容・量で行われた弟(前神殿長、すなわちベーゼヴァンス)の悪事も庇い続けていたが、自身が公文書を偽造したのが決定打となり、息子のジルヴェスターに裁かれ白の塔に幽閉され、魔力を搾り取られるだけの存在となる*40
後に白の塔へ訪れたヴィルフリートやゲオルギーネには、幽閉されたのはローゼマインやフェルディナンドの陰謀だと語る。だが幽閉を決断し実行したジルヴェスターのことは庇い、己が行った罪については伝えなかったことから、状況を理解しているのか疑問が残る状態だった。
ヴェローニカ派には、公文書偽造などの罪もローゼマインやフェルディナンドが仕組んだ冤罪でジルヴェスターをだましていると主張している者もいる*41
14年の礎争奪戦の時も幽閉中であり、捕縛された当初からヴェローニカの中では時間が止まっており、14年時点でも政変で負け組となったフレーベルタークとの繋がりのせいでエーレンフェストが苦しい立場にいると思い込んでいた。フロレンツィアに、フェルディナンドは大領地アーレンスバッハを治めるに相応しい者として次期領主の配偶者に王命で選ばれ、その礎の魔術はローゼマインが手にしていると知らされ、拠り所にしてきたアーレンスバッハの血筋に価値がないと言われ愕然とした。*42

子供を傀儡化するヴェローニカの教育方法は、そこに注がれる愛情の有無は別としても、やり方としてはそのまま娘のゲオルギーネに受け継がれている。
敵と見做した者への苛烈な攻撃性もそのままゲオルギーネに受け継がれ、自身は可愛がっていたジルヴェスターへの虐めへと繋がる歪な家族関係を生み出した。
また、義務よりも私欲を優先し、犯罪など事の善悪もわからず自分のやること全てが正しいとする自己中心的な性格は、孫であるディートリンデまで脈々と受け継がれたと言える。
そしてこれらの自分が一番*43という資質は後に、娘や孫娘たちによる国への叛逆という大きな犯罪行為へと繋がっていき、自身のアイデンティティーであるアーレンスバッハも取りつぶされることとなった。

経歴

前43年夏 初代ギーべ・グレッシェルの娘として誕生
前36年夏 洗礼式
前33年冬 貴族院入学、文官見習いとなる
前28年冬 貴族院卒業*44
前27~前26年頃春 領主会議で星結びをし領主夫人になる
前24年冬 ゲオルギーネを出産*45
前23or前22年 コンスタンツェを出産*46
前18年春    ジルヴェスターを出産*47
前06年春頃 フェルディナンドの母親になるのを拒絶*48
01年秋 春に生まれた初孫であるヴィルフリートを息子夫婦から取り上げ、自分の離れに囲い込む*49
03年春 夫の死亡に伴い、息子のジルヴェスターがアウブに就任する
     次期アウブである孫を手中に収めている事からも、ますます領内を恣にする
06年頃 魔力供給以外の政務から引退する*50
07年冬 ヴィルフリートの洗礼式を取り仕切る*51
08年春 領主印の無断使用による公文書偽造と他領貴族を引きいれた罪で森の白の塔に幽閉される*52

作者コメント

2016年 06月09日 活動報告返答
ヴェローニカは本当にフェルディナンドが嫌いでした。
第二夫人を娶らないことを受け入れてくれたはずの夫がどこからともなく連れてきた優秀な男児で、ゲオルギーネをアーレンスバッハに出してでも次期アウブに据えようと思った可愛い末っ子長男のジルヴェスターを脅かす存在ですから。

2017年06月08日 書籍感想受付 6月21日コメント返し
(7歳までヴェローニカはなにを教えてたんだろって疑問に思っちゃいました。)
貴族らしく振る舞い、おとなしく自分に服従することでしょうか。ジルヴェスターが反抗してフロレンツィアを娶ったので、「今度こそ」という意識が強かったですね。

2018年 02月21日 Twitter
>キャラ設定
読者様には意外かもしれないが、ヴェローニカやトラオクヴァールは多い方。

本好きの下剋上 設定等まとめ ふぁんぶっく3 はみ出たQ&Aコピーシテペッタン
(アウブ・エーレンフェストに対し)ライゼガングは協力的でした。ヴェローニカが権力を持ったのは、アーレンスバッハの横槍が入ったからです。

本好きの下剋上 設定等まとめ ふぁんぶっく4 はみ出たQ&Aコピーシテペッタン
ゲオルギーネを第三夫人としたのにヴェローニカが期待していたような繋がりになっていなかったため、年月と共に薄れていくアーレンスバッハとの関係を強化するためにジルヴェスターの嫁も(アーレンスバッハの領主候補生から娶ることを)求めました。

2020年 03月10日 活動報告 2020年 04月10日 感想返し
自分に忠実な臣下を得るために母親から名捧げについて教えられたヴェローニカは、カルステッドを退けてゲオルギーネを次期領主にするために教えました。ですが、当然のことながらゲオルギーネに名捧げをした者はゲオルギーネに使えます。自分の臣下を娘に奪われていき、自分の勢力が削られていくわけです。
そのため、ゲオルギーネがアーレンスバッハへ移動した後、ジルヴェスターには教えませんでした。

2022年 03月06日 TwitterTwitterその2
ヴェローニカが第二夫人を受け入れられる女性だったら、アーデルベルトではなくボニファティウスに嫁いでいました。
その場合はアーデルベルトが領主にならず、フェルディナンドがエーレンフェストに引き取られません。
ゲオルギーネやジルヴェスターも生まれないので、領主一族が大きく変わります。
『本好きの下剋上』が成り立たないので困りますね。

コメント

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    • 作者のコメントを根拠にすると、フロへの親しさ度合いは、親戚くらいらしいよ。 (2023-04-25 14:35:00)
      • 洗礼前はなかなあ会えず、洗礼式後は夕食と行事や会議でしか顔合わせせず……となると妥当とはいえ可哀想すぎるな。まあ、ヴェローニカにはヴェローニカの都合と理由あっての横暴だろうけど。 (2023-04-27 15:42:43)
      • ヴィルは子供ができたときに子供を取り上げてフロに丸投げとかやりそうだよね。自分がそう育ったからって。 (2023-04-27 16:21:50)
        • もしヴィルがアウブになってても多分フロがブチ切れそうだから大丈夫じゃないかな。あの時マジ切れしてたし。まあ本編だとギーベ確定だからまず大丈夫でしょ (2023-04-27 19:28:54)
        • それをしたらフロがフェルネスティーネの意地悪な義母のモデルとまた勘違いされたりして (2023-04-27 20:57:57)
    • 現代のよくある嫁いじめでは、息子や孫の前ではいい姑の振りをして陰でチクチク…というものがある。前領主夫人だから露骨な悪口を言うことなく、「下位領地の第三夫人の出ですからね」程度の言い方かもね。 (2023-04-27 19:59:16)
  • ヴェローニカって文官として貴族院を卒業しているのかしら? (2023-04-28 12:21:16)
    • 領主の子じゃないから候補生としては入学してないから文官で卒儀してないと貴族ですらないと思う (2023-04-28 12:32:56)
    • 薬に詳しく夫の健康管理をしてたらしいから、文官だろうね。側仕えの可能性が0とは言わないけど、未来の領主一族に側仕え教育はしにくいだろう。 (2023-04-28 15:09:25)
    • このページの職種にも、ふぁんぶ4のはみ出たコピペに書かれとる (2023-04-28 17:14:21)
      • 見落としていたようです。ご指摘ありがとうございます。神に感謝を! (2023-04-28 17:36:22)
  • ジルヴェスターがフローレンツア以外の妻がいなかったのはヴェローニカの教育のせいだと思うが、仮にジルヴェスターが第二夫人にヴェローニカの都合のいい嫁を娶っていたらフローレンツアは毒殺される可能性があったのかな? (2023-04-28 17:20:34)
    • 家庭内複数妻を嫌悪しているヴェローニカが第二夫人を勧めてきたら、ぼんやりシルベスターでも最愛のフロレンツィアの命が危ないと気づくだろうから、その展開は無いだろう。 (2023-04-28 18:11:46)
      • 複数嫁制度が大っ嫌いに育てたジルが、ヴェロの目論見とは違う嫁を貰ってきて、複数嫁制度嫌い故にヴェロ好みの嫁をつけることができなくなっていた、ってのはザマァな感じだね。 (2023-04-28 22:26:48)
        • 嫌な可能性に気づいてしまった。ジルヴェスターが長男坊の養育をヴェローニカに委ねたのは、長男坊を人質兼おもちゃとして提供することで最愛のフロレンツィアが命を狙われる確率を下げる狙いが主目的だったという可能性だ。 (2023-04-28 22:53:52)
          • レーベレヒトあたりは、こうしたいやらしい工作を焚き付けかねない気がする。 (2023-04-28 23:02:14)
            • レーベレヒトではなく、ヴェロ・ジルの側近の気がしてた。アウブ第一夫人の特権を失うはずのヴェロは、ジルに対して影響力を持ち続けるための駒としてヴィルを必要としていた。側近達は派閥首魁のヴェロに、献上すべき功績が必要なはず。フロ殺害を命じられるよりましだろうしね。 (2023-04-29 12:28:40)
              • そんな御大層な陰謀じゃなかろ。嫁は嫌いだが孫はかわいいからあれこれ理由をつけて取り上げた。それで大人しくなるならジルを妥協せざるを得ないし、実際自分だってヴェロに育てられてアウブをできてる。 ジルにとってのヴェロは、問題が多少あろうが愛しい母上であって、被害者側の視点からの読者の印象とは異なる。 (2023-04-30 00:03:56)
                • 孫はかわいい× 孫を一人で何も判断出来ないお人形にして領政で幅を利かせたい〇   (2023-04-30 00:11:20)
                  • でもその孫を、貴族院卒業どころか進学すらできないおバカさんに育ててるんですけど。幅を利かせる傀儡にすることすらできないぞ。むしろ愛玩動物の扱いやん (2023-11-30 20:45:31)
                    • 流石にそこまで馬鹿に育ってたのは想定外だったんじゃないの。 (2023-11-30 21:16:04)
  • 「幽閉へ」の項の「フロレンツィアに、ローゼマインがアーレンスバッハの礎を奪いフェルディナンドがその婿になると知らされ愕然とした。」は不正確な記述ではないでしょうか。フロレンツィアが言ったのは、①フェルディナンドが王命でアーレンスバッハ次期領主の婿に選ばれた、②ローゼマインがアーレンスバッハの礎を奪った、という2つの事実で、フェルディナンドがローゼマインの婿になるとは一言も言っていません(①+②でミスリードを誘う表現だが、ヴェローニカがどう受け取ったかは書かれていない)。国境門での話やその後の展開を知っている読者は「まるで予言みたい」とニヤリとするところですが、フロレンツィアはそれを知りません。 (2023-04-29 08:24:47)
    • 指摘した箇所が修正されていることを確認しました。ありがとう存じます。 (2023-08-25 21:13:31)
  • この編集者コメントいるんだろうか。そもそも愛妾や第二夫人なども受け入れられるなら夫はアーデルじゃない。 (2023-08-25 16:23:03)
    • 仮定の話としても成り立たないのだから自分はいらない。魚云々書くならソース添えて孫のところ(?)に書きゃいい。あとコンスの名前間違ってる。 (2023-08-25 16:31:48)
    • ロゼマとともに魚料理で盛り上がるとかいう主観と願望は二次、せめて本スレで語るものでコメント欄ですらないWiki本文欄にはいらないよね? (2023-08-25 16:55:59)
      • コメント欄で充分じゃけん (2023-08-25 16:59:03)
    • ていうか他のキャラにこんなもん存在しないのになんでここだけ付けてるの。編集者が何か勘違いしてるんじゃないの。消す一択。 (2023-08-25 19:29:03)
      • 上記の幽閉の項は以前に修正かけたけどこれは消す一択な。わざわざ独立した編集者コメントは謎。とりあえずさっくりしとく。お魚エピソードがいる人は適当なところに挟んで(自分はしない) (2023-08-25 19:34:14)
  • 白の塔での食事はこれまで通りのメニューか、たまにロゼマメニューが出たりするのかどっかで説明あった? (2023-09-15 18:56:01)
    • 知る範囲ではない。メニューは誰の、どこの料理人がするかによる。白の塔でロゼマのメニューが可能なのはジルの料理人一択。 (2023-09-15 19:41:34)
      • まあ、森があるような城の敷地内でもそれなりに離れたところに塔があって、料理も流行で、流行をわざわざ伝えるのかと考えたらお察し (2023-09-16 04:33:31)
  • 幽閉前のヴェローニカはマインに関して、弟が目障りに思ってる平民の青色がいるらしいって事くらいは知ってた? (2023-10-03 17:26:05)
    • どっかの洗礼式かなんかで神殿長が直接話してなかったっけ? そうじゃなくてもただのお願いでアウブの印を使うとは思えないし派閥の主が知らないとは思えないが (2023-10-03 21:45:02)
  • ゲオルギーネがジルに毒を盛ったとき解毒剤を処方した冷静な側仕えって誰だろう。 側近ページだとトルデリーデくらいしか見当たらないけどこの人かな? ジルの毒殺を防いだ功でカルの第二夫人に推されたとかあるだろうか。 (2023-11-26 11:51:45)
    • 年齢表によれば、トルデリーデはジルヴェスターより4歳年上。おそらく当時は側仕え見習いだろうし、冷静に対処したとは考えにくい。ヴェローニカの失脚時に粛清されたであろう筆頭側仕えとかNo.2側仕えの方がありそう。 (2023-11-26 17:11:56)
      • ジルの4つ上だと確かに年齢的におかしかった。名無しのまま人知れず退場となると、ヴェロ視点のエピソードでも出てこない限りもう知る機会なさそうね。 (2023-11-27 19:33:51)
        • 知る機会はなくとも、ある程度予想はできるよ。城で夕食の給餌を行う側仕えということは、信頼の篤い側仕えに限られるので、筆頭側仕えかそれに準ずる人物ということになる。 (2023-11-30 21:54:06)
  • ヴェローニカの側近達は死刑になった? (2023-11-26 17:15:35)
    • 「処刑された」と明言されてはいない。だけどアウブ名の公文書偽造は、ヴェローニカが指示しその側近が実行したと思われる。実行犯を無罪放免できないだろうし、機密を知ってると思われるので…口封じか幽閉コースだと思うんですけど。 (2023-11-26 17:48:40)
      • ヴェローニカが使ったのは「領主の印」なので、側近に渡したとは考え難い。それなら、側近が勝手にやったと言い逃れできることになってしまう。文書作成をした者はいただろうけど、それが偽造書類となったのは、実行犯であるヴェローニカが印を使ったから。まあ、どのみち二部時点の側近は刑罰を受けているだろうね。 (2023-11-26 20:56:51)
        • しかし領主の印ってなんだろうな。ディートリンデはしぶしぶ自分でサインしてたじゃん。印鑑いらなくね?平民用か? (2023-12-01 15:01:40)
          • ハンコ的なものじゃ。 契約魔術はスティロによる魔力で記すことで魔力的な本人確認ができるけど、命令書なり証明書のすべてにアウブがサインしているとは思えないので、サインに代えてハンコで発行された許可証の、ハンコを勝手に使用したってことじゃないのかな (2023-12-01 16:32:13)
            • 領主しか使うことが出来ない印があれば、領主がいない時に領主の意思が確認できるんだよ。例えば許可証に必ず印があれば、領主の許可があるということで、領主にこんな人いますけどって確認する必要ないでしょ?ハンコというか、シーリングじゃないかな。シーリングには紋章を施すものだから。 (2023-12-01 19:36:33)
              • シーリングって封蝋に押し付けて紋章のカタチを残すハンコっぽいヤツでしょ。あれはあくまで手紙がこのシーリングの持ち主により封がされ、その後誰にもあけられていませんよ(発送者の真性保証と通信の秘密の保護)、ということを証明するためのものなので、ちょっと用途が違う。 まあそれも含めて「ハンコ的」と表現したけどね。 (2023-12-01 20:13:53)
                • その用途は知ってるよ。それ以外に印という役割もあるんだよ。昔の某アメリカの有名企業の長編アニメだと時代背景の関係でよく出てきたんだけど見たこと無いかな。巻物なんかを開いたら一番下や上の方にシーリングあるの。リボンが抑えてあることもあるかなぁ。少なくともエーレンフェストのインクは没食子インクだから、ハンコにするとインクが付着して劣化しちゃうんだよね。溝が埋まっちゃうから印として活用するにはちょっと不向きなんだよ。そんなわけでシーリングだと思うってこと。 (2023-12-01 20:41:58)
                  • シーリングってのは封をするとか密閉するという動詞だから、それに使う紋章を彫り込んだ器具のことをシーリングと呼ぶのは混乱の元だよ。 (2023-12-01 22:13:11)
                    • そう? 今どきシーリングスタンプをそういう目的で使う一般人こそ少ないし、わかりやすいと思ったんだけどね。ごめんね。 (2023-12-02 15:23:51)
  • ヴェローニカって重罪人だけど、遥か高みに上ったら葬儀って行われるのかしら? 名捧げした連中がバタバタ死ぬから、死自体を隠すことはできないだろうし。何かそう遠くないうちに勝手に死にそう。 (2023-12-28 19:26:17)
    • 作者様に尋ねるしかないけど、葬儀は行わないんじゃないかな。旧ヴェローニカ派が排除傾向にあるものを、重罪人の葬儀を行って今さらライゼ系貴族の感情を逆撫でしたくはないのでは。ジルやヴィルは葬儀をしたいかもだけど、死ねば重罪が許されるとは考えにくい。 (2023-12-28 20:26:44)
    • 私の予想はトルデリーデたちが釈放される前に死ぬかなと思う。あと数年で還暦むかえるし、平均寿命にも追いつくし。でも案外しぶとく生きてたりもしそうだけど。 (2023-12-28 22:04:52)
      • 半信半疑であるけどアーレンスバッハが滅ぼされた事を聞かされて意気消沈して失意のあまり身体が弱っていきそう (2023-12-28 23:33:57)
    • ユルゲンにおける貴族の葬儀は、神官がエヴェ剣を用いて死者から魔石を取り出す行事。確かに死んだことを周知し、死者より産した魔石を手にするもの=隠し部屋の中身を含めた遺産相続者を知らしめる行事でもあり、ヴェロは罪人とはいえ葬儀自体は行われると思われる。死者を悼んで宴会、みたいなことはしないだろうけど。 (2023-12-28 23:53:31)
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  • 領主一族

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最終更新:2024年04月19日 16:28

*1 TOブックス公式サイトのキャスト一覧には表記なし/ふぁんぶっく2 「本好きの下剋上」ドラマCDアフレコレポート

*2 2018年11月10日活動報告 11/12感想返し、ふぁんぶっく3 Q&A/ベルケシュトックの上級貴族に嫁いでいた、リヒャルダとほぼ同世代の女性。病床の弟(先代アウブ・エーレンフェスト)を見舞った際にフェルディナンドの卒業式(02年冬)のエスコートを頼まれて引き受けた。後に(恐らく政変の粛清で)処刑された。

*3 ザウスガースの領主一族に嫁いだ。政変の粛清で処刑された(ふぁんぶっく6 Q&A)/ふぁんぶっく2の家系図には載っていないが、家系図に掲載されていない人物は他にも存在する為、省略されただけと思われる

*4 第323話

*5 第670話 記憶 その2

*6 本好きの下剋上 設定等まとめ ふぁんぶっく4 はみ出たQ&Aコピーシテペッタン

*7 ローゼマイン7歳時に51歳 公式の人物まとめ第三部

*8 ふぁんぶっく7 キャラクター設定資料集

*9 ふぁんぶっく7 キャラクター設定資料集

*10 ふぁんぶっく8 Q&Aにてギーべ・グレッシェルの家名はグレッシェルと確定

*11 ふぁんぶっく2 Q&A/父は元エーレンフェストの次期アウブ筆頭候補、母は上位領地としては魔力が低めだったとは言え大領地の領主候補生

*12 ふぁんぶっく6 Q&A

*13 ドラマCD6特典SS「本音を出せる場所」/ヴェローニカが権力を持った理由に関しては、本好きの下剋上 設定等まとめ ふぁんぶっく3 はみ出たQ&Aコピーシテペッタンにも記載有

*14 この時誰に毒を使ったのか等は書かれてないので不明、ふぁんぶっく6 Q&A

*15 具体的な内容は、ドラマCD6特典SS「本音を出せる場所」。部分重複は、書籍版第五部Vプロローグ、ふぁんぶっく4 Q&A/カルステッドは前18年に上級貴族になり次期領主ではなくなったことから、厳しい教育を施し始めた時期はそれ以前=ゲオルギーネの洗礼前

*16 ふぁんぶっく4 Q&A

*17 本好きの下剋上 設定等まとめ ふぁんぶっく4 はみ出たQ&Aコピーシテペッタン

*18 ふぁんぶっく3 Q&A

*19 本好きの下剋上 設定等まとめ ふぁんぶっく6 はみ出たQ&Aコピーシテペッタン&回答既出

*20 はっきり書かれてはいないがヴェローニカか彼女の派閥がイルムヒルデを害した可能性がある、ふぁんぶっく7 Q&A

*21 ふぁんぶっく3Q&A

*22 書籍版第五部Vプロローグ、ドラマCD6特典SS「本音を出せる場所」/カルステッドは前18年に上級貴族になり次期領主ではなくなったことから、厳しい教育を施し始めた時期はそれ以前=ゲオルギーネの洗礼前

*23 2020/03/10活動報告 2020/04/10感想返信

*24 書籍版第四部Ⅸ 息子の出立準備

*25 本好きの下剋上 設定等まとめ 登場人物まとめ 第三部

*26 第253話、本好きの下剋上 設定等まとめ 登場人物まとめ 第三部、他

*27 第207、208、433、460話

*28 書籍版第五部Ⅳ エピローグ

*29 ふぁんぶっく3Q&A

*30 第272話

*31 http://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/372556/blogkey/1432721/

*32 作中では、書籍版第三部Ⅲ 特典SS「私の進む先」でエルヴィーラが推測。作者回答は、2017/06/08活動報告 2017/06/21感想返信

*33 SS31話 ハルトムート視点 クラリッサとの出会い

*34 ふぁんぶっく2 Q&A

*35 ふぁんぶっく5Q&A

*36 第572話 養父様の帰還

*37 第365話

*38 SS34話 何らかの意向が働いたことは間違いないと思われる

*39 書籍版第五部I 本の世界と冷遇

*40 書籍版第五部Ⅵ プロローグ

*41 第523話

*42 書籍版第五部Ⅸ フロレンツィア 白の塔で

*43 ふぁんぶっく8Q&A 称賛されたがりで自分が一番な同族

*44 本好きの下剋上 設定等まとめ 登場人物まとめ 第三部/08年夏に51才

*45 本好きの下剋上 設定等まとめ 登場人物まとめ 第三部/08年夏に32才

*46 本好きの下剋上 設定等まとめ 登場人物まとめ 第三部/08年夏に30才

*47 第170話より、08年春に26才。SS6話よりフェルと5学年差。第78話より、07年夏にフェル20才=フェルの卒業は02年冬以前、第171話よりフェルの卒業は02年冬以降であることから、フェルの卒業は02年冬。結果として、ジルの卒業は前03年冬。前03年冬に15才で08年春に26才なので、前18年春生まれ

*48 02年冬に15才、07年夏に20才なので、誕生は前13年春または夏。領主候補生として洗礼式を迎える場合、前07年冬の春の宴か前06年夏に洗礼式を実施することになるので、アウブ・エーレンフェストによるヴェローニカへの母親打診はそれ以前

*49 コミック版第三部VI あとがき

*50 書籍版第五部V プロローグ

*51 書籍版第五部Ⅳ エピローグ

*52 第165話