ブリュンヒルデ

初出:第227話(グレッシェル伯爵の娘として登場)
名前の初出:第282話

声(ドラマCD第2弾):依田菜津
声(ドラマCD第3弾~第6弾/第9弾/第10弾):石見 舞菜香

家族構成

婚約者(第二夫人予定):ジルヴェスター

父:ギーベ・グレッシェル
母:父の第一夫人
 妹:ベルティルデ

 異母弟:父の第二夫人の子*1(12年秋か冬生まれ*2)

父方の親戚
曾祖父:初代ギーベ・グレッシェル(祖父方)
曾祖母:前ライゼガング伯爵の娘(祖父方)
 祖父:二代目ギーベ・グレッシェル
  伯母または叔母:*3

容姿

髪の色:真紅
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瞳の色:飴色
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真紅のストレートの髪に飴色の瞳。

地位

階級:上級貴族
職種:側仕え見習いローゼマインの側近アウブ・エーレンフェストの第二夫人予定

年齢関連

  • ローゼマインとの学年差:+2*4
  • 誕生季:秋*5

ブリュンヒルデ視点の回

ふぁんぶっく2 書下ろしSS 側近生活の始まり
SS9話 わたくしの主と染め物のお披露目(書籍短編2 ブリュンヒルデ視点 ローゼマイン様と染め物のお披露目)
書籍第四部V 特典SS ギーベ・グレッシェルの娘として(書籍短編2 ブリュンヒルデ視点 ギーベ・グレッシェルの娘として)

作中での活躍

上級側仕え見習い。ギーベ・グレッシェルの娘。
フルネームは「ブリュンヒルデ・トータ・グレッシェル」と推測される。*6
おしゃべりが好きでおしゃれな女の子。
貴族院で領主候補生の衣装に関する情報を集めてきてくれた。
エーレンフェストから流行を発信したいという野望がある。
ギーベの娘として育てられた生粋の上級貴族。そのため他の貴族同様、平民を貴族とは別の存在として視野に入れることもなかった。
ローゼマインの側仕えとしての数々の出来事を経て貴族と平民の関係を見つめなおし、下町の百戦錬磨の商人相手にエントヴィッケルンによる改築・建築を餌に人気店の二号店進出を促すなど対等の商談が出来るように成長していく。
13年冬の貴族院では成績優秀者に選ばれた。

ローゼマイン式魔力圧縮法により、魔力量と立場が釣り合う相手が領地内にほぼいない状態となっていたが、ギーべ・グレッシェルの第一夫人である母からはエーレンフェスト内の相手に嫁ぐことを望まれており、現実と母の希望との板挟みになっていた。
12年秋*7、父の第二夫人が懐妊したことを母から聞かされる。
この時、母親から「婿にハルトムートを迎えるのはどうか」と提案されているが、ローゼマイン至上主義なので次期ギーベ・グレッシェルを支えることが期待出来ないこと・普通の男性と結婚したいことを理由に、即座に却下した。*8
父の第二夫人が男児を出産し、次期ギーべの候補から自身が自動的に外れてしまったことで、第一夫人である母の立場を確かなものにする為、自身の主であるローゼマインが領主夫人となった時に旧来の社交に煩わされないようにサポートする為、旧ヴェローニカ派の粛清により増長したライゼガング派の親族の足並みを揃えさせないようコントロールする為に領主であるジルヴェスターの第二夫人になることを希望した。*9
これにより卒業と同時にローゼマインの側近から外れる事になった。
後の第二夫人としての教育を受けながらグレッシェルの改革に力を注ぐ。
エントヴィッケルンの後はギーベ・グレッシェル、グレッシェルの貴族、また領主一族の側近の上級貴族と共に広域ヴァッシェンを行い街を綺麗に整えた。

14年冬の貴族院最終学年では、ローゼマインの失踪という状態になりながらも、無事というハルトムートの言を信じて成長して戻ってきた後のために自らの衣装を残しておく。
成長したローゼマインが着た感想は『胸元が少しきつくて丈が長い』というものだった。
同冬の卒業式では、婚約者であるジルヴェスターにエスコートされ、領主の第二夫人になることが周知された。
第一夫人であるフロレンツィアの髪の色とエーレンフェストの領地の色を使った髪飾りを身に着ける事で、第一夫人を支える決意を示している。*10

15年春のエーレンフェスト防衛戦では、領主第二夫人予定者(領主一族に準ずる者)としてフロレンツィアから業務を引き継ぎ、前線へ食料や回復薬・魔術具などを発送する輸送部門を担当した。
キルンベルガやハルデンツェルからの援軍を迎える事で食料の消費が増えたため、ライゼガングと交渉し食料調達も成功させている。*11

領主会議(アウブ就任式)当日の朝、ローゼマインに見送りの挨拶をした。
今後もフロレンツィアの補佐として、領主会議に同行予定。*12

「社交に関しては全面的にお任せしたいです」

経歴

前01年秋 誕生
06年秋 洗礼式
09年冬 貴族院に入学
11年冬 ローゼマインの側近に就任する。*13
     ローゼマイン式魔力圧縮法を知る為の契約魔術にサインをする。*14
12年春 ローゼマイン式魔力圧縮法の第四段階を伝授される。 *15
12年秋 染色コンペをサポートする。*16
13年冬 貴族院で嫁取りディッターに参戦する。*17
     五年生の表彰式で優秀者として表彰される。*18
14年春 アウブ・エーレンフェストの第二夫人として婚約。*19
14年冬 貴族院を卒業
     ジルヴェスターにエスコートをされる。*20
     貴族院で加護の再取得の儀式を受ける。
15年春 ローゼマインの側近を退職。
     エーレンフェスト防衛戦で後方支援を担当する。
16年春(?) アウブ・エーレンフェストの第二夫人として結婚予定。

作者コメント

2017年 10月11日 Twitter
>ウィンク考察
ブリュンヒルデ:意外と下手。可愛くできないのでしない
2018年 10月06日活動報告 10月14日返答
>ヴィルフリートが女のお茶会でルムトプフを出した経緯
 すでにいくつかお茶会を経験しているブリュンヒルデが、せっかくの機会なので実験的に入れてみようと考えたのでルムトプフになりました。「特に希望がないならば、こちらで決めます」に「うむ。任せた」でお任せしたから…。
2020年 05月07日 Twitter
>ラウレンツから見た女性側近の美点 マティアスへの語り
○ブリュンヒルデ
王族や上位領地とのやり取りを一手に引き受けられる立ち居振る舞い。お茶会一つ開催するにも、側仕え同士の交流から得られる情報や流行を広げるための根回しが必要だろう? ブリュンヒルデがいないと、エーレンフェストが上位領地と渡り合うのは難しかったと思うぜ。
2021年 06月17日 Twitter
>婚約魔石の材料 ハルトムートとのやり取り
「最善とは言わないが、悪くはない。だが、ローゼマイン様の上級側仕えが減りすぎるのは問題だろう」
「リヒャルダまで離れるとは思いませんでしたもの。それより、時間がないので協力してください。お金は払いますから貴方が持っているライゼガングの情報と、婚約魔石に必要な素材が欲しいのです」
2021年06月20日 活動報告
>ライゼガング系側近たちの幼い頃
ローゼマインの側近の中で、ハルトムート、ブリュンヒルデ、レオノーレ、コルネリウスはライゼガング系の上級貴族同士で、幼い頃から一族の集まりでは必ず顔を合わせていましたからね。結構お互いに遠慮なしです。

コメント

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  • 魔力圧縮の副作用で、結婚相手に窮した人物その2になっていた模様(SS47話) 勿論その1はダームエル……。 (2020-03-13 22:42:15)
    • エーレン内で探すのが難しいだけて、他領に目を向ければ引く手あまたなんだけどね。 (2020-03-13 22:54:57)
      • たまにはロゼマ式魔力圧縮と契約魔法の関係を思い出してあげてください(他領に嫁げば意図しなくてもロゼマと敵対してしまう可能性があることはシャルロッテが触れている)、付け加えるならギーベ・グレッシェルの長女と言う立場に誇りを持ってるので積極的に外に出たがるとも思えない (2020-03-14 20:11:51)
      • 書籍4-5特典SSをふまえると他にも考慮しないといけない事情がね… (2020-03-15 00:22:51)
  • 父親の第二夫人の派閥って分かってないよな? 生まれた弟のことで微妙に言葉濁してた(ss)件で単に同母兄弟が次代にならないかもって懸念で悩んでただけだよな? (2020-06-22 12:16:23)
    • 旧ヴェローニカ派でないことは確か。ブリュンヒルデに同母兄弟はおらず、異母弟が生まれるまでは彼女自身が次期ギーベ・グレッシェルとして育てられてきた。 (2020-06-22 15:16:18)
  • ロゼマへの失望って貴族院一年目でのアウブを目指さなかった点かな? (2020-12-11 22:17:20)
    • ロゼマが貴族的な意味で「優秀」であれば、アウブを目指す目指さない以前にヴェローニカのように権力どんどん集めて自分の派閥だけに恩恵与えるよ!だからウチの派閥に入ろうね!敵対派閥は徹底的に叩くよ!という姿勢をアピールしなければいけないのに、ロゼマときたら権力欲皆無で旧ヴェロ派の子供にも平等に接してしまっていて、派閥というものをまるでわかっていない言動を繰り返していたから… (2020-12-12 05:08:58)
      • どうだろう? ロゼマ改善子供部屋を経験しているから、平等対応に関してはそれほど気にしていないかもしれない。少なくともレオノーレは気にしていないどころか美点と捉えていたし。(※1)   むしろ、ライゼガングの希望の星と思っていた(※2)のに、アウブになるつもりはないと早々に宣言して(※3)、その後もその意思を示し続け、ライゼガング系が一旦は諦めるに至った(※4)という経緯のあたりではないかと思う。 ※1 書籍第四部II「主が不在の間に」、※2 ふぁんぶっく2「側近生活の始まり」、※3 第295話、※4 第349話 (2020-12-12 09:25:19)
    • ヴィルフリートとその側近に大激怒してたから、その能力が多分にありながらアウブを目指さないローゼマインにその点で失望していても無理はない。 (2020-12-12 18:13:35)
    • かつての失望してたのに、ロゼマを蔑ろにされたら激昂するくらい主大事になるの凄いな。 (2020-12-13 10:16:03)
    • ブリュンヒルデがロゼマに失望したのって具体的にいつの頃の話なんだろう。 (2021-02-14 05:45:23)
      • おそらくアウブになる気はない、と明言したときあたりかな?当時のライゼガング系はロゼマさんがアウブになることを望んでいるからね。 (2021-02-14 10:21:05)
        • 2年生貴族院帰還後の、説得してもお茶会に出ようとしなかった辺りもそうじゃないかな? 社交はブリュンヒルデのポジションだから。 (2021-02-14 12:59:15)
          • そこは流石にお茶会を忌避する理由を知っているから、失望にはならないと思うし、そもそもこの時期のブリュンヒルデは染め物コンペや上位領地と繋がりを得たことで、すっかりロゼマさん側近に染まっちゃってるからね。 (2021-02-14 13:24:40)
            • 失望したってどこに書いてあった? (2021-02-15 10:17:16)
              • 書籍版第五部IV 書き下ろしSS「反省と羨望」(シャルロッテ視点) (2021-02-15 12:46:27)
                • ライゼガングの姫がライゼガングの怒りを理解しないことに失望したと言ってるわけだから、ロゼマ個人でなくライゼの姫に仕えてるつもりの時期って事になるのかな (2021-02-15 13:08:51)
  • 三年生のロゼマがお茶会で倒れないで減点されなくて優秀者になる (2021-09-06 12:56:57)
  • 三部の3の教材販売の時に、グレッシェル伯爵の娘で、深紅の髪が印象的で、ロゼマの本を褒めていた子供は、ブリュンヒルデであってますよね? (2021-11-26 20:16:40)
    • 第227話のことなら、それが共通認識かと<wikiのこの頁の初出欄参照 (2021-11-26 22:18:04)
  • ブリュンヒルデはなぜ側仕えコースに進んだのでしょうか。次期ギーベを目指すならして文官コースか騎士コースの方が実務を学べると思うのですが (2021-12-24 12:11:00)
    • ふぁんぶっく8SSより。側仕えコースは、ヴェローニカの牽制があった中で、ライゼガング系の子供はもしもの時は中央に移動することを念頭にコースを選択が主流だった。文官か側仕えで、自分の能力をの適正で側仕えコースを選択とのこと。 (2023-11-19 22:32:59)
  • 作者コメント(ハルトムートとのやり取り)のTwitterへのリンクが切れていませんか?おま環? (2022-10-14 20:27:30)
    • 切れてたので修正しました。 (2022-10-14 20:41:36)
  • 側仕えを目指すものは洗礼式後他家で1年以上訓練を受けるけれども、内々に訓練を頼んでいたボニファティウスの第一夫人が死去。通常格上の家に頼むが領主一族を始祖に持つグレッシェルは頼める家が少なく、急遽エルヴィーラに頼む。訓練期間さえ乗り切ればグレッシェルで側仕え見習いをしている形にしつつ、次期ギーベの教育を受けられるからと、レオノーレにエルヴィーラに断られた場合にお願いしていた。 (2023-11-19 23:12:42)
  • 側仕えってあまり魔力云々話題になることなかったけど、第二夫人になれるってことはジルヴェスターと同等の魔力ってことで、実はコルネリウスやレオノーレより魔力が大きかったりする? (2024-01-03 19:11:31)
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  • 上級貴族

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最終更新:2024年02月17日 13:42

*1 第528話

*2 書籍第四部V特典SS「ギーベ・グレッシェルの娘として」より12年秋の半ば頃はまだ生まれておらず、ふぁんぶっく4「魔力感知と結婚相手の条件」SS47話「レオノーレ視点 ブリュンヒルデの事情」より12年冬には誕生済

*3 ふぁんぶっく2 家系図

*4 ローゼマインが一年生の冬に12歳三年生 第284話

*5 書籍第四部Ⅰの扉絵カラーで、指輪の魔石の色が黄色だったため。本好きの下剋上 設定等まとめ ふぁんぶっく3 はみ出たQ&Aコピーシテペッタン

*6 ふぁんぶっく8 Q&Aにて家名がグレッシェルと確定

*7 収穫祭の頃、第371話 収穫祭とグレッシェル

*8 書籍第四部V SS/短編集2 ブリュンヒルデ視点 ギーベ・グレッシェルの娘として

*9 SS47話レオノーレ視点 ブリュンヒルデの事情、設定等まとめ ふぁんぶっく5 はみ出たQ&Aコピーシテペッタン、第五部IV巻 反省と羨望

*10 書籍版第四部Ⅷ シャルロッテ視点 お姉様が不在の貴族院

*11 書籍版第五部IX シャルロッテ 後方を担う者

*12 書籍第五部Ⅻ 就任式の朝

*13 第285話

*14 第337話

*15 第358話

*16 SS 9話

*17 第500~502話

*18 第514話

*19 第528、529話

*20 SS35話、書籍版第四部Ⅷ シャルロッテ視点 お姉様が不在の貴族院