マルティナ

初出:第366話(名前不詳 アウレーリアの母親と一緒に並んでいる少女)
名前の初出:第378話

声(ドラマCD第6弾/第7弾):中島 愛

家族構成

父:ギーゼルフリートの弟(ランツェナーヴェ戦の際に死亡)*1
母:フレーベルタークの上級貴族出身の第三夫人(故人)*2
 姉:アウレーリア
  甥:ジークレヒト

 異母兄or姉*3*4:第一夫人の子(ゲオルギーネ達の協力者として捕らえられた)*5
 異母兄or姉*6:第二夫人の子(二名がレティーツィアの側近に就任していたが、即死毒で二人とも死亡した)*7

父方の親戚
曾祖父:先々代アウブ・アーレンスバッハ*8
 祖父:先代アウブ・アーレンスバッハ*9
  伯父:ギーゼルフリート(アウブ・アーレンスバッハ)
   従姉:元第一夫人の長女
   従姉:元第一夫人の次女
   従姉:元第一夫人の三女(レティーツィアの母)
   従兄:ブラージウス(元第二夫人の息子)
   従兄:ブラージウスの兄弟(元第二夫人の息子)
   従姉:アルステーデ
   従兄:ヴォルフラム(故人)
   従姉:ディートリンデ
   従妹:レティーツィア(ギーゼルフリートの養女)
 大伯母または大叔母:ガブリエーレ*10

容姿

ふわふわとした髪を三つ編みにしている。
活動的で明るい雰囲気がトゥーリに似ている。

地位

階級:上級貴族→メダル廃棄により人として認められない
職種:側仕え・ディートリンデの側近→ユルゲンシュミットへの魔力供給者

年齢関連

  • ローゼマインとの学年差:+2*11

マルティナ視点の回

第521話 閑話 ディートリンデ様の側仕え
書籍第五部III エピローグ(第521話の改稿・加筆)

作中での活躍

ディートリンデの側仕え。アウレーリアの妹。
姉のことを役に立たないと見下している。
末っ子で愛想がよく、機転がきくが、それは姉のようにはならないよう努めて明るく振る舞っている結果だと自己評価している。
ディートリンデに気に入られているが、内心では主であるディートリンデの事も軽んじている。

父の命令でゲオルギーネの派閥に入った理由は、負け組のフレーベルターク出身の母を持つため勝ち組の第一夫人の派閥には入りにくい事、ヴォルフラムの第二夫人やディートリンデの側近にちょうど良い年回りだった事が挙げられる。*12
当初はアウブ候補であるヴォルフラムの側近になるために文官になろうとしていたが、ゲオルギーネにディートリンデの側仕えになるよう取り立てられてしまった。これが情報の流出を防いだり、文句を言えないようにするためのゲオルギーネの立ち回りと采配だと気付いて、マルティナから得られる情報が最低限になりマルティナの父は大いに苛立つ事となった。

ディートリンデのヒステリーや面倒事を避けるために、基本的には追従しかしない。他領の目のある貴族院で主として立てているように見せかけつつ立ち回って、ディートリンデに問題行動を起こさせない事が何よりも重要なため、ディートリンデが貴族院を卒業した事で一息ついた心地になっていた。アーレンスバッハに帰れば、監視や補佐は婚約者であるフェルディナンドの仕事だと肩の荷を下ろした気分でいる。

主と同様にフェルディナンドをその出自から蔑視しており、名捧げの強要などの非常識な扱いについても制止せず、他人事として放置しており、寧ろどのように要求を退けるのか見物している有様だった。
ディートリンデや領主傍系である自分が魔力を感知できないことからも、フェルディナンドの魔力量は上級貴族としても相当低いレベルだろうと予想し、実務が優秀でも魔力が少なければそれまでと見下している。*13

14年冬の親睦会では、在学中の領主候補生がいないためアーレンスバッハ代表の最終学年の上級貴族として出席。エーレンフェストとの挨拶では「横暴な王命で隠し部屋を与える事になった代わりにフェルディナンドが魔力供給を引き受けると申し出た」と随分と信憑性に欠ける内容をローゼマイン達相手にのたまった。

過去にはディートリンデの失言や未来の妄想に対する愚痴をこぼしていたが*14、次期ツェントを名乗る主の言動に慣れきってしまったためか、彼女自身も現王族がいる親睦会で「横暴な王命」と直接的な不敬を口にするように変化している。*15

15年春、アダルジーザの離宮で捕縛される。
側近の任を解かれずにいたことからも、結局最後までディートリンデに追従し続けて諌めずにいたと考えられる。

経歴

06年  洗礼
06年頃 ディートリンデの側近になる
09年冬 貴族院入学
12年夏 境界門で行われたアウレーリアの星結びに参列
14年冬 貴族院卒業
15年春 ディートリンデの側近としてアダルジーザの離宮へ赴いたが、犯罪者として捕縛される*16
    アウブ・アレキサンドリアによってメダルを破棄されシュタープを失う

コメント

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  • ディートリンデの巻き添えでトルーク中毒による低能化の犠牲者なのかもしれない。 (2020-04-10 22:03:55)
    • 巻き添え食らったけど、途中で解任されていないから本人の自業自得と思う。 (2020-04-11 03:01:51)
      • 巻き込まれてトルーク使われてるかもって話でしょうに。521話はまだ正気だろうけど役立たずなんで当人の能力と意欲の不足が原因だとは思うけども。 (2020-04-11 03:52:52)
      • 側近にする時点で名捧げさせてたりしないですかね… いったん名を捧げて側近になっちゃったら逃げようがないような すんなり名を返してもらえると思えないしねー (2020-04-11 05:02:20)
        • D子のフェル名捧げ強要における一連の心理描写を見るにまず名捧げしてない。反対した側近を解雇したことからも側近=名捧げした者ではないだろうしね。元々長いものには巻かれること=賢いと思っているふしがあるから、いつも通りずるずると何も考えず追従してただけでないかな。 (2020-04-12 00:53:06)
        • 側近にする時点では、名捧げしてないと思う。ただディートリンデは、「フェルディナンドの名を受ける」のを良い考えだと憧れたふしがある。それが失敗したことで腹いせに、代わりに誰かの名を得ようと強制した可能性はある。 (2020-04-12 08:34:32)
  • この人の父親は生きていれば相当微妙な立場だろうな。「エーレンフェストのカメーヴァレインめ」とかゲオのこと罵ってたけど、表面的には従ってたから新体制に文句も言えない立場。内心はエーレンフェストに支配された元支配者一族として相当面白くないだろう。父親からはマルティナは(犯罪者として)存在しなかった扱いだろうけどアウレーリアは気にはかけるのかな? (2020-07-01 11:59:36)
    • アレキサンドリア建国に際して色々邪魔な存在なのでフェルディナンドの命令でエックハルトに殺された、アウレーリア本人は連座でアウレーリア自身も処罰されても仕方ない(普通は巻き込まれる)と思っていたし、父親がローゼマイン(アレキサンドリア)の治世に悪い影響を当たる可能性がなくなったのでむしろ安心している (書籍版第五部Ⅻ アウレーリアの立場) (2023-12-13 06:42:17)
  • 反逆起こしたディートリンデの側仕えで貴族院にも同行してたんだから、主と一緒に白の塔送りかな。書籍版の書下ろしでその後の犯罪者側の視点もみてみたい。ディートリンデは逆恨みしてそうだけどマルティナは少しは後悔するだろうか (2021-04-09 21:02:55)
    • 白の塔は領主一族など高位の貴族の犯罪者を幽閉するところ。メダル破棄して貴族どころか人間じゃない扱いの者は、ディートリンデも含めてただの牢屋か神殿送り。 (2021-04-09 21:10:48)
      • 神殿の灰色巫女は孤児というだけで人権はありそうだから神殿送りはないんじゃないかな。一般貴族用の白の塔があってそこに幽閉ってところだと思う (2022-04-24 04:28:53)
        • 少なくとも神殿送りにはならないだろう 何故なら神殿がローゼマイン管轄下になってるから トラウゴットの受け入れが拒否なのにD子関連を受け入れる訳が無い (2023-04-29 15:17:46)
    • 刑罰としての勾留中の貴族の処遇として物語に表現されているのは、労役とか魔力を絞り取るとか。処分が軽くて有期刑扱いならば、シュタープ廃棄されずに済むけど、メダル廃棄ならば人権無くなるから平民以下の見食い兵扱いないしそれより悪い扱いとと思うよ。 (2021-04-09 21:58:44)
      • D様の罠にはまったフェルディナンドは身体が動けな状態で魔力を強制的に吸い出された。つまり無理やり魔力を吸い出す技術はあるわけで、餌と水だけは与えられるが身体拘束されて魔力強制吸い出しを無期限というのが最も悪い待遇のパターンだろう。 (2021-04-09 22:14:16)
        • フェルディナンドはディートリンデが起動した魔法陣に触れていたから礎に魔力を供給し続けることになったんだよ。メダル破棄されたら貴族の証である指輪も取られるだろうから、魔石なんかで魔力を吸い出さないと生きていけないんじゃないかね。生きることを望んで魔力を捧げるだけの存在となるか、死んで魔石になるか…という感じ? (2021-04-09 22:27:54)
          • 強制魔力吸い出し技術はおそらくヴェロ&ビンデバルトにも使われてエーレンフェストの奉納式にご協力頂いているね(第223話)。まぁ死にたくなかったら強制されなくても魔力は放出しないといけないだろうけど (2021-04-10 04:57:25)
            • 強制吸い出しというか……普通に、携帯している本人の子供用魔術具にセットされている魔石(魔力回収完了)を回収してるだけな気がする。溜まったら空の魔石に交換しないと、本人も困るし。<ヴェロ達 (2021-04-10 06:24:15)
              • 刑罰なのだから、死なないぎりぎりまで強制魔力吸い出しを連日、つまり連日死の恐怖を与えられる、というのが刑が重い罪人の待遇で、白の塔のヴェローニカの待遇はそれよりはるかにましと思う。 (2021-04-10 08:10:55)
    • 魔力供給者だし鎖に繋がれて質の低い回復薬使われながら毎日死ぬギリギリまで魔力搾り取られるとかかな (2021-07-11 20:42:00)
      • 回復も自然回復だけでは?回復薬もタダじゃないし。 (2021-07-12 02:39:27)
        • 必要なときは無理やり飲ませて搾り取るくらいはするだろう。 (2021-09-24 11:00:33)
      • 手をかけずに長生きさせて魔力を献上させ続けるのが一番利益になるから、魔力を魔術具に込めたら食事が出てくるとか顔洗う水が出てくるとかだと思ってる。実験室のマウスである (2022-04-25 12:46:12)
  • 異母兄姉ってギーゼルフリートの第一夫人の派閥に側近として送り込まれた人?第一夫人の子って確定してたっけ? (2023-04-26 23:43:54)
    • 第一夫人の子→城勤め(ゲオルギーネやディートリンデに与していたと書かれていて「側近だった」とはなってない) 第二夫人の子(二名)→レティーツィアの側近(即死毒で殉職) (書籍版第五部Ⅻ アウレーリアの立場) (2023-12-13 05:44:02)
  • マルティナがトゥーリと雰囲気が似ているというのが何かの布石かと思ったが何にもなかった。 (2024-01-05 01:56:37)
    • 雰囲気が似ていれば好意を持ったであろう平民時代と違い、マルティナの言動を見て採るべき関係を冷静に判断するようになったローゼマインの成長ぶりの表れなんじゃない? (2024-01-05 08:42:53)
      • もしくはディートリンデ卒業後もローゼマインが貴族院でアーレンスバッハの情報を得るための布石か。(トゥーリに似てる人ということでローゼマインが名前を覚える。 (2024-01-05 15:38:01)
    • 身も蓋もなく言えば、中の人ネタではないでしょうか(笑) (2024-03-27 19:23:23)
      • この「中の人」とは何のことでしょうか?声優の中島愛さんのことだとしたら、 378話 親睦会(二年生)よりもアニメやドラマCDの方がずっと新しいわけで、トゥーリに似ているという原作の描写から、トゥーリとマルティナに同じ人をアサインしたのだと思います。 (2024-03-27 22:31:56)
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最終更新:2023年12月29日 19:19

*1 書籍版第五部Ⅻ 本来としても処罰対象だが、ローゼマイン治世の邪魔になるとフェルディナンドが判断しエックハルトに命じて暗殺した ふぁんぶっく8Q&A

*2 書籍版第四部V「分かれ道」

*3 性別と人数は不明、書籍版第五部Ⅲ エピローグ

*4 「第一夫人と子供たち」の「たち」が子供にだけ掛かっているなら複数人、書籍版第五部Ⅻ アウレーリアの立場

*5 書籍版第五部Ⅻ アウレーリアの立場

*6 性別は不明、最低二人の兄or姉がいた、書籍版第五部Ⅻ アウレーリアの立場

*7 書籍版第五部Ⅻ アウレーリアの立場

*8 書籍版第四部V「分かれ道」人物関係図、および、ガブリエーレの父親がアウブであったこと、および、アーレンの上級落ち慣習から推測

*9 書籍版第四部V「分かれ道」人物関係図

*10 書籍版第四部V「分かれ道」人物関係図

*11 設定等まとめ 領地まとめ

*12 書籍版第五部IIIエピローグ

*13 書籍第五部III エピローグ

*14 第521話 閑話 ディートリンデ様の側仕え

*15 第580話 親睦会(四年)

*16 第638話 ランツェナーヴェの者達