ランツェナーヴェ

ランツェナーヴェとは、400年近く前に建国された、ユルゲンシュミット国外にある国である。


概要

国民

魔力を持つ王族と、魔力を持たない現地の民で構成されている。
王族と現地の民では魔力量の差が大きいため子供が生まれず、交配が全く進んでいない。

王族

魔力を持つ。ユルゲンシュミットで言う貴族にあたる。
元々魔力量の多い初代王とその側近同士の狭い範囲で交配を続けている家系であり、ユルゲンシュミット貴族の平均よりも魔力量が多いと考えられる。
ユルゲンシュミットの貴族とは違い魔力を増やさなければ生きていけない環境のため、効率の良い魔力圧縮方法が隠されることもなく、全員で切磋琢磨している*1
王族としての立場を示す為、全属性の魔石のついた指輪をしている。

現地の民

魔力を持たない。ユルゲンシュミットで言う平民にあたる。
褐色肌で顔立ちも違い、人口の大半を占める。

気候

ユルゲンシュミット内で温暖と見られるアーレンスバッハの領地において、
ランツェナーヴェの衣装では過ごしにくいらしい(より暑いと思われる)。

歴史

建国

もともとランツェナーヴェは魔力のない者達が何とか生活している痩せた土地であった。
四百年近く前、ユルゲンシュミットにはグルトリスハイトをシュタープに写し取ったツェント候補が三人いた。
当時のツェント・オイサヴァールは、三人の中からハイルアインドを後継に選び、トルキューンハイトを選ばなかった。
それを不服としたトルキューンハイトが妻・子・側近達と共に、魔術具や魔石を抱え、アーレンスバッハの国境門を勝手に開けて出奔、*2転移陣を通ってランツェナーヴェと呼ばれるその土地に辿り着いた。
そこでグルトリスハイトを使って礎の魔術を作成し、エントヴィッケルンで自分達が住むための街を作り上げた。
何もない所から現れた船や一瞬でできた白い街を見た現地の民達からトルキューンハイトは神の国からやってきた者と崇められ、初代王となる。*3
建国時期についてはランツェナーヴェ建国時期問題を参照。
  • 神話の時代に初代ツェント・エアヴェルミーン・神々の協力で作り上げたユルゲンシュミットとトルキューンハイトが作った当時のランツェナーヴェでは、国の規模に大きな差がある可能性がある。その為、作中で彼がエントヴィッケルンで作った物はフェルディナンドのセリフ以外でも「街」と表現されている。

王位継承問題とアダルジーザの離宮

問題点

供給の間に登録すれば魔力供給だけはできるが、礎の魔術を継承するにはシュタープで直接染める必要がある。
しかし、シュタープはユルゲンシュミットの貴族としてメダル登録されている者しか取得できない。
その為、当時のトルキューンハイトの息子を含むシュタープを持たない子の世代に礎の魔術を継承させる事ができない。
シュタープを持った継承者がいないままでは、いずれ礎の魔術もろともエントヴィッケルンで作った街が崩壊する事となってしまう。
15年春にキアッフレード(ジェルヴァージオの義父・先代王)もシュタープを失ったが、この状態でも礎の間から魔力供給をすることで、少しずつ土地の魔力が薄くなりつつも50年程度なら建物を維持出来るとのこと(ただし魔石目当てで王族が狩られたりするとその分崩壊は早まる)*4

アダルジーザの離宮の始まり

上記の問題点を認識したトルキューンハイトは、ユルゲンシュミットに一度戻って当時のツェントと交渉する。
結果、以下の約束を取り交わす事となった。
  • ランツェナーヴェ王基準で*5数代に一度、ランツェナーヴェの姫をユルゲンシュミットに献上する
  • その姫から生まれた子の内、最も魔力量に優れた男子を、一代に一人限り洗礼式で貴族としてメダル登録し、シュタープを得られるようにする
  • その子がシュタープを得て成人した後に、ランツェナーヴェに戻す
  • 戻した子のメダルは、洗礼式時の傍系王族登録から外国へ出た者として場所を移し、シュタープを維持できるよう中央神殿で管理保管する*6
  • ランツェナーヴェは戻された男子を次期王とし、礎の魔術を継承させる

この約束は、そもそも国を出奔したトルキューンハイトが一方的に持ちかけた交渉から成った物であり、
当時のツェントがランツェナーヴェの存続は許しながらも、力を付けるのを警戒した事で、様々な歪な条件が付けられたものとなっている。
  • 王族の住居がある中央の土地に姫は住まわせない。貴族院内の離宮に入れる事とする
  • 戻す子供は一代に一人限りとする
  • (トルキューンハイトが男を戻すと選択したので)女子は傍系王族としてメダル登録し、ユルゲンシュミットに取り込む
  • 次期王として選ばれた男子の教育は離宮内で行い、貴族院には通わせない。傍系王族として登録する事で、万が一にも地下書庫の最奥には入らせない
  • 選ばれなかった男子は洗礼式前に離宮内で秘密裏に処理、魔石としてランツェナーヴェに返す*7

この中で最初に献上された姫がアダルジーザであり、ランツェナーヴェの姫達が代々住まう離宮はその名にちなみ「アダルジーザの離宮」と呼ばれる事となった。
また、姫達から生まれた子供達は「アダルジーザの実」と呼ばれていた。
アダルジーザの離宮・アダルジーザの実の詳細についてはアダルジーザの離宮を参照。

アダルジーザの離宮の閉鎖

四百年近くランツェナーヴェの王族を存続させたこのシステムだが、ユルゲンシュミットで政変が起こった事により終わりを告げた。
02~04年頃、政変に勝った第五王子の陣営が行った粛清によりアダルジーザの女達は処刑され、離宮が閉鎖される。
トラオクヴァールは「ランツェナーヴェから送られてくる哀れな身の上の姫君が離宮にいた」という事は認識しているが、
ランツェナーヴェの崩壊を招く事やその歴史背景などまで知っていたかどうかは不明。*8
04年頃にいくつかの魔石がランツェナーヴェに送られて以降、ユルゲンシュミットとランツェナーヴェの交流は貿易関係だけとなった。*9

<参考>グルトリスハイトの知識継承

建国時の時代背景より、トルキューンハイトが持っていた「グルトリスハイト」は、少なくとも第四期より後の物である。
(ユルゲンシュミットの王族が地下書庫の最奥のマニュアル本グルトリスハイトを独占し、狙われる危険性を避ける為に住居を貴族院から移した後)
  • メスティオノーラの像に一定量祈りを捧げてシュタープに形を写し取ったグルトリスハイトの器」に「地下書庫の最奥のマニュアル本の内容を写した物」
  • ユルゲンシュミットの全属性の王族が領地の礎の魔術を設置したり、領界を引き直したり、国境門を使用していた物と同等*10

以降の「次期王」は傍系王族なので地下書庫の最奥には入れず、代々シュタープだけを得ていたと考えられる。
レオンツィオが最低でも「シュタープに写し取る」ことを知っていた事から、トルキューンハイトが「器」を得た方法や場所(=第四期の知識)はある程度ランツェナーヴェの王族に伝わっているかと思われたが*11、その後のジェルヴァージオの作中の動向などを見るに、具体的な取得手順については失伝し*12、口伝で極一部の情報が伝わっていたと推測できる。
そもそも一代に一人しかシュタープを持たないランツェナーヴェの王族にとっては、シュタープさえあれば継承できる礎の魔術をグルトリスハイトで新設したり破棄したりする意味は薄く、内容の知識を得たいと思う理由もあまり無かったと思われる(グルトリスハイトはあくまでもユルゲンシュミット内でツェント業務を行い、シュタープを持ったアウブ達を従わせるために必要な物である)。
代々の次期王達も、上級司書3人が滞在している冬~春に図書館に通うことができていれば、傍系王族でも地下書庫までは入る資格がある為、「器」+「メスティオノーラの英知」に至る可能性はあった。しかし、貴族院に通わない代々の次期王達が、地下書庫に行き、正しい知識を得て、祠巡りをする可能性は非常に低く*13、春~秋に通っていたジェルヴァージオも、ラオブルートの手引きで初めて実現した模様である。

貿易と交流

ランツェナーヴェはユルゲンシュミットにとって唯一交易のある外国である。
貿易関連の恩恵に預かっているのは、直接交流を持つアーレンスバッハ領のみである。

貿易品

ランツェナーヴェからの輸入品

砂糖、香辛料 など
どちらも気候の問題でユルゲンシュミットでは温室以外では育たない品種となっており、貴重である。

ランツェナーヴェへの輸出品

魔石 など
アダルジーザ関連の魔石以外にも貿易品としてやり取りしている*14

ランツェナーヴェの使者

毎年春の領主会議後~夏頃に船でアーレンスバッハの国境門を通ってアーレンスバッハを訪れ、秋の終わりまで滞在して商談を行っている。
使者は12人程度で、その内の半分は顔立ちや肌色の違う現地の民である(14年夏)。
訪問中はアーレンスバッハ城の敷地内にあるランツェナーヴェの館に滞在している。
領地の強みを輸入品に頼っているアーレンスバッハは、春の小規模な歓迎の宴の後、夏の盛りに全ギーベを集めて宴を開催するなどして、歓待している。
ただ、近年では使者の態度が大きくなっており、腹に据えかねた一部の文官の有志が砂糖や香辛料の研究に乗り出している。

ゲオルギーネとの個別の親交

08~09年春頃にアーレンスバッハの第一夫人となったゲオルギーネと、個別に親交を深めていた模様。
09年秋頃にゲオルギーネがグラオザムに送ったトルーク即死毒は両者共に使用しており、
13年冬のエーレンフェストの粛清時などにグラオザムが銀の布も使用している。
トルークに関しては、ランツェナーヴェがシュラートラウムの花の原産国かと推測される。

15年春のユルゲンシュミットへの侵攻

背景

銀製品の開発と王族の権威失墜

魔力の力で君臨し、建国当初は神のように崇められていた王族だったが、最も魔術行使に最適な道具であるシュタープは王一人だけしか持てず、
ユルゲンシュミットとは違い神に祈りが届かない(加護を得られない)らしくユルゲンシュミット程の力は行使できなかった。*15
そして、時が流れるうちに魔力を通さない特殊な銀製品が開発されるなどして、権力を失っていく。
王族の支配構造に不満を持った者達による開発かは不明だが、魔力を持つ者を押さえつけるような物や、即死毒などが独自に開発されて出回るようになる。
魔力が絶対的な力では無くなる事で、人口が多い現地の民と王族とのパワーバランスが崩れ始めたものと思われる。
銀の船のような銀製品と魔石の組み合わせでの開発もされ、現地の者は魔力保有者を開発に必要な魔石と見なすようになり、*16
近年では、王族も魔力というエネルギーを生み出す為の道具のような扱いになってしまった。*17
同時に、王族は魔力の多い子を成し、白の建物を維持することだけを求められる存在でもある。
建国当初から端を発する国の在り方そのものの歪みに対しても、次期王ジェルヴァージオは不満を抱いていた。
そこへ、ディートリンデからレオンツィオへユルゲンシュミットではグルトリスハイトが失伝しているとの情報がもたらされる。
機に乗じるために王族達は動き始め、結果的に、目的の違いにより意見が二分された。
派  閥 目   的
レオンツィオ シュタープを得て、ランツェナーヴェの王・王族として再び強大な権力で君臨したい
ジェルヴァージオ ランツェナーヴェを脱し、ユルゲンシュミットに安住の地を求めたい
どちらの派閥もユルゲンシュミットへ行く必要がある事は同じであり、ツェント不在のユルゲンシュミットは恰好の獲物であった。*18
更に、現地の民たちも多くの魔石を欲しており、大規模な侵攻へと繋がっていく。

13年夏~14年冬の主な出来事

時 期 出 来 事
13年夏 ランツェナーヴェの使者がアウブ・アーレンスバッハに姫の受け入れを打診、来春の領主会議での奏上を約束
13年秋の終わり フェルディナンドがアーレンスバッハへ移動、その直前にアウブ・アーレンスバッハ死去
14年春 領主会議にてトラオクヴァールが姫の受け入れを却下、ゲオルギーネはこれを受け入れる
14年夏 レオンツィオがアーレンスバッハに初来訪、姫の受け入れが却下された事とグルトリスハイトの失伝を伝えられ、
ディートリンデトルークを使用
アウブ・アーレンスバッハの葬儀にて、ラオブルートが中央騎士団にトルークを使用し騒ぎが起きる
ディートリンデが必要以上に騒ぎ、問題処理の為に会合を重ねたラオブルートとレオンツィオが親交を得る
ラオブルートがレオンツィオらにランツェナーヴェの館から貴族院のアダルジーザの離宮に繋がる
転移陣の存在を教え、離宮への手引きを約束
14年秋 アルステーデがアーレンスバッハの礎を染め終わり、転移の為のブローチの作成が始まる
ランツェナーヴェの王族達をアーレンスバッハの貴族として登録する
14年秋の終わり 別れの宴があり、ランツェナーヴェの使者が帰国
14年冬の終わり レオンツィオジェルヴァージオらが侵攻の為にアーレンスバッハの港へ入港、侵攻準備

侵攻

15年春の洗礼式の当日、ディートリンデによるフェルディナンドの死亡報告を合図にユルゲンシュミットへ侵攻を開始するが、失敗。
翌日明け方にローゼマイン(実際はフェルディナンド)によって国境門が閉ざされる。
詳細は下記参照
陣  営 推  移
礎取りディッター エーレンフェストとアーレンスバッハの礎争奪戦
ユルゲンシュミットの攻防 貴族院防衛戦

侵攻の失敗とその後

魔力を持たないランツェナーヴェ兵達は、アーレンスバッハ領内や海上の戦いで殺されるか、放置され海で溺死か、捕縛され処刑という末路を辿ったと思われる。
魔力を持つレオンツィオ・ジェルヴァージオ・その他のランツェナーヴェの王族達は、
外患誘致のアーレンスバッハ貴族達や中央貴族達と共に貴族院で捕縛され、シュタープを奪われ、記憶を覗かれ、
ユルゲンシュミットの魔力供給の為の下働きとして各領地に配分される事となった。

また、15年春時点のランツェナーヴェの王であるキアッフレードのメダルも罪人達と同時に処分された。
現国王・次期王共にシュタープを失ったランツェナーヴェは、これ以降の礎の魔術の継承は不可能となり、
供給の間の登録の魔石を今後新たに作り出す事ができなくなるなど、次代以降の国の存続は難しいと思われる。
ユルゲンシュミット側も、戦後処理の中でエグランティーヌアナスタージウスの護衛騎士の半数がジェルヴァージオに殺された上、*19
銀製品や即死毒の危険性も鑑みて、戦後補償の為の使節団を送る事はせず、そのまま一切の国交を絶つ事にしたと思われる。
神々にもランツェナーヴェの危険性(ランツェナーヴェの道具はエアヴェルミーンに対しても危険である)が知れ渡ったので、新しく国境門を繋ごうとしてもランツェナーヴェに繋がることだけはない*20

コメント

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  • 捕縛王族は子孫を陰謀でもうっかりでも残せないように処置しないと、アダルジーザの実の身分が形を変えて復活しかねないのでは?と、ぼんやり思ったんだがどうなんだろう (2021-05-11 02:20:16)
    • シュタープ破棄させ魔力供給用の罪人として扱うんだから子種残すのは無理では?共謀を阻止する為にも罪人は個別収監だろうし、同じ牢に入れるのは下働きくらいだと思われ。またランツェ王族ならそれなりの魔力量だと思うし、それに釣り合う身分の女性をわざわざ罪人と交配させるとは思えない。男女逆なら花捧げにされそうだけど、ランツェの事情的に魔石産める女をわざわざ国外へ出したりしなさそうだし、国家侵略へ女性を同行させるのも不自然だから主犯はほぼ男だろうね。 (2021-05-11 07:11:13)
      • 騎士に女が居る文化のユルゲンシュミットからの移民の子孫なのだし、身体強化はシュタープ無しでも鍛えることが出来るかもと考えると、魔力が高ければ筋肉量が少ない女性でもアンゲリカのような人物がランツェナーベからの人員に居ないとは断言出来ない気がする。 (2021-05-12 15:55:10)
        • 目的達成できた場合ランツェに残ってたらジェルの足引っ張るだけだしジェル派は最初からユルゲンに来ているのではなかろうか。そもそも木主の言ってるのは実の境遇の子が生まれる懸念だろうからユルゲンの女犯罪者(例:アルステーデやディートリンデ)とでも強制的に作らせればいいだけでランツェ女は必須じゃないし、それ以前に感情無視できれば実を作ったらいけない理由も特にない気がするが (2021-05-12 19:51:01)
  • 歴史と現状について原作5-7SSで踏み込んで書かれましたね。もう「原作読もう」でいいかも (2021-12-10 04:15:05)
  • ランツェでも一夫多妻が許されるのか (2021-12-11 21:09:25)
    • 許されるっていうか、そうせざるをえないというか、種馬状態かなと思う (2021-12-13 13:59:39)
  • ジェルは時期王ではなく現王らしい (2021-12-13 22:54:01)
    • web版ではジェルのメダル廃棄済みなのに、現王のメダルが王族との話し合いでもちこまれてるから、書籍だと変わるのかな? (2021-12-14 14:52:56)
      • 槍鍋で誰が現在礎染めてる王かなんて、槍鍋から情報が来なければわからないってことじゃないのか。現王も次期王も前王もシュタープ持ちでユルゲンにメダルがあるのは違いなく、ジェルたちが帰ってこなければ老人でも前王が再登板するしかなくなるわけで。 (2021-12-14 15:05:27)
        • 「前王の実の息子」vs「ジェルの実の息子」とかでランツェナーヴェでも政変勃発するわなあ。歴代の王に直接の血縁がない弊害だ。勝っても魔力供給要員と種馬であることには変化なし…… (2021-12-14 16:39:46)
  • レティーツィアが美味しそうに舐めてたのが金平糖だとすれば、フェルディナンドが噛み砕いたのは確かに勿体ないと感じるな (2022-01-13 02:34:57)
    • 金平糖じゃなくてキャンディですが。 (2022-01-13 05:54:52)
      • 解毒薬が芯に仕込める点は、構造が金平糖っぽいね。角がなくて透明なので金平糖の作り方とは違うだろうけど。砂糖の固まり菓子がメジャーなアーレンで「豪華で美味しい」のならば、果汁風味的なのかも。側近がどうやって毒じゃない確認をするのか謎だけど。 (2022-01-13 08:47:29)
        • 側仕え「全部ペロペロして安全を確認したのでヨシ!」 実際にはランダムで一粒選んで毒が入ってなければOKくらいの緩さだと思うが (2022-01-13 12:32:51)
          • 形骸化してる感じはあるな 実際に毒が入ってたら相手もただではすまないわけだし (2022-01-13 17:41:56)
  • 槍鍋の束の間の延命の前提条件は、1·シュタープ持ちの前王やその前の王が生きていて礎を染め変えることが出来る。2·礎への魔力の供給に若くて魔力の多い人にす。くらいかな?数十年は持つかも知れないけれども確実に白の建物は消滅する。 (2022-03-02 07:00:54)
    • 1のシュタープ持ちがいなかったら変更は不可だから現在の礎の供給者だけになるからもっと早く詰む。王の条件がシュタープ持ちで礎の供給者の変更が出来る人なのにおそらく今 (2022-03-02 07:05:43)
      • 途中でした   おそらく今シュタープを持ってる槍鍋の王族はジェルが40代だから最大でも2人で最悪は0 (2022-03-02 07:08:33)
  • 建国段階でどう足掻いても詰んでいるように見える槍鍋だけど、さすがに最初からアダルジーザを作るつもりで出国したのではないと思いたい。トルキューンハイト一人ならノリと勢いかもしれないけど、妻子側近もいるんだし。トルキューンハイトが想像を絶する馬鹿だったとしても、誰か止めるだろうし。だとしたら、もともとのトルキューンハイト一行構想だと、槍鍋をどうするつもりだったんだろうか?実はただの一時の遊行で腰を落ち着けるつもりのなかった槍鍋に愛着や価値を見つけて、予定変更して根付こうとしたとか? (2023-01-20 22:05:32)
    • 一族を引き連れて行った以上、ユルゲンと決別して新しい国を作るつもりだったのだろうが、魔力がない地で魔力が必要な城を建ててしまったのが最大の問題。結局、それまでの魔力頼みの便利な生活が捨てられなかったせいだと思うが。 (2023-01-20 22:17:51)
      • 白の建物がないと、魔力持ちはエーヴィリーベに見つかって魔力を奪われて死ぬそうです。(ふぁんぶっく7) (2023-01-20 23:42:04)
        • ふぁんぶ読んだとき、白の建物崩壊→エーヴィリーベに見つかってぷちっ、エンドかなと思ったんだけど、銀の建物で魔石とるために飼育されるエンドもあり得るのかな。そして、自由を求めて外に出るとぶちっ (2023-01-21 08:56:52)
        • エーヴィリーベに見つかると…というのは神々視点の事情に思って、メス書に記載がないかも? ともあれ、ささやかな白の建物で満足してればよかったのに、でっかい城を作っちゃうのはねえ。 (2023-01-21 10:15:38)
          • 大きさって関係ある? 大きくても小さくても結末一緒じゃ……? (2023-01-21 12:07:29)
            • 小さい方が維持魔力が少なくて済むだろう。結末は変わらないにしても、それを先延ばしにできるんじゃね? (2023-01-21 12:14:00)
    • ガブリエーレ、D子側近と同じでイエスマン、馬鹿、無能しかいなかったんじゃない? (2023-01-20 23:16:01)
      • 名捧げによる命令もあり得るな。 (2023-01-20 23:55:47)
    • 政変後の大規模粛清が前例の無いことだったとは考えにくいので、負け組幹部に成り下がった一族は命を守る手段として槍鍋を建国したのだと思うよ。 (2023-01-21 08:05:03)
    • 別荘地みたいな感じで作ったら、原住民から崇められたので王様として居着いちゃった、とか?多少わがままなことをしても、ツェント(親兄弟)が自分たちを無体な扱いをしないという考えもあったのかもしれません。 (2023-01-21 13:26:18)
      • 1.ユルゲン外での建国による各問題は (2023-01-21 13:28:49)
        • 認識していたけど、最終的に王族身分だから何だかんだで国内にいた時と同じ待遇(シュタープ取得や教育etc..)を得られると考えて、やったもん勝ちと思って槍鍋建国した。 (2023-01-21 13:30:47)
        • 2.ユルゲン外で建国するつもりで準備したけど、白の建物の外だと生きれないことを知らず予定外に礎の魔術を使う必要があり、なし崩し的に本編状態になってしまった。 (2023-01-21 13:33:27)
      • 3.政治闘争敗北からの粛清から逃れて生存第一で、それ以外のことは度外視だった。後になって残った各種解決不能な問題の皺寄せで本編状態になった。これら1、2、3のどれかか、複合ケースなのかな (2023-01-21 13:36:06)
        • ただエーヴィリーベについてはトルキューンハイトがグリ典持ってる以上は知ってたと思うから、2はなくて1か3じゃないかと思うな (2023-01-21 13:48:34)
          • トルキューンハイトのグルトリスハイトは地下書庫で写したマニュアル本だから2を知らないことも充分あり得ると思うよ。国外にでる時の諸問題なんてマニュアルに必要ないもの (2023-03-03 13:46:22)
  • 新刊(5-XI)で、銀色の武器による攻撃をユルゲン魔力持ちだけでなく、神(メスティオノーラ)にも止められないことがさらっと示されて衝撃的だったんだが、これってランツェナーヴェがユルゲンシュミットの結界を破って侵攻できる可能性が示唆されてる? (2023-05-13 01:17:48)
    • 国境門を使わずに結界にたどり着ければ可能かも。 (2023-05-13 02:06:50)
      • ユルゲンと他国は空間的に完全に繋がってない別世界なので、転移できないと絶対にたどり着けないんだよ。 (2023-05-13 20:14:01)
        • 国境門の先はすべて別世界だっけ?別世界もある、じゃなかった? (2023-05-14 01:10:24)
          • 同じ惑星の別の地域かもしれないし、別の世界の同じ惑星かもしれない。視認できず直接往来できない時点でそういう問いは無意味 (2023-05-14 16:32:27)
          • 同じのも別次元のもあるって回答されたのは「他国同士(ランツェナーヴェとボースガイツなどユルゲン以外同士)」ね。ランツェナーヴェとボースガイツは確定で「別次元でたどり着けない」って回答されてるし、ユルゲンは「桃源郷のようなもの」って言われてもいる。ユルゲンはエーヴィリーベの力で「白で覆われた世界」にエア爺によって作られたので、他には白の砂しかないんじゃないかと思う。 (2023-05-14 19:53:17)
            • 情報提供ありがとうございます。 (2023-05-15 00:15:56)
    • 611話「転移陣までたどり着いたところで自力で転移するだけの魔力がなかったり、許可証の魔石を持たぬ者は転移できぬ。銀色の衣装で弾かれるか、国境の向こうの白の大地に突っ込むかのどちらかだ」→つまり国境門はどこでもドアだから銀色の布を被って通ろうとしてもどこでもドアの枠を通り抜けてランツェから1歩先のランツェに進むだけなのでは。魔力がないとランツェからユルゲンに移動できない (2023-05-13 07:21:55)
    • 銀色の武器と即死毒を持った魔力持ちor非魔力持ちの残党が暴れるというところまでは想像してたけど(そういう虹もたくさんあるし)、「暴れる」の内容が想像してたよりいろいろあり得るのかな、と思った。ユルゲンの内側から穴を空けるのもできる? (2023-05-13 08:10:38)
      • 「ユルゲンの内側から穴を開ける」という定義は不明だが、国境沿いに穴を開けたとしても白い砂に到達するだけだろう。海の部分で穴を開ければ魔力を持った海水が流れ出て、テロ行為としては成功かもしれないが。 (2023-05-13 12:53:52)
    • 銀布を持ってるラオブルートが祭壇の透明結界を通り抜けられなかったので、最高神とかなら銀武器も問題なく防げると思う。守り特化のはずなシュツェーリアの盾もエーヴィリーベの剣に対しては無力だし、神々の間でも得手不得手があるということだろう。 (2023-05-13 10:22:48)
  • 代々ランツェ生まれの魔力持ちの家系って魔力量はともかく属性の質著しく落ちてそうだよね。ユルゲンという土地にやたらとボーナスかかっているだけかもしれないが (2023-09-14 12:43:29)
    • 王族とその側近が渡っていたのなら、おそらく魔力も属性も優秀な人がそろっていたわけで、王族が召し上げ降嫁させていたのなら、生来の属性は中級貴族や下級貴族がほぼいないだろうから上かも。 (2023-09-14 12:55:16)
    • 領主候補生であるボニ爺の孫世代のコルネリウスが4属性まで落ちていることを考えるに親から引き継ぐ生まれながらの属性ってかなりガチャじゃない?ランツェは加護の儀式で属性の強化ができないだろうしユルゲンで養育された王の血を取り入れないと属性薄まりそうだよね。だからこそブリーディング技術が発達したのかもしれないが。 (2023-09-14 14:28:07)
      • 質は落ちても近親婚で血の薄まり自体は逆に少ないとするなら維持率はユルゲン以上な気もする (2023-09-14 15:01:49)
      • 推定6属性×6属性の両親から生まれたディートリンデが5属性、ジルフロ(6属性×属性数不明)の子供が5〜6属性なことを考えるに子世代はそこそこの確率で属性に欠けが出る印象。命属性がユルゲンでもレアっぽくておそらくランツェ建国当時の全属性が王だけだったとするとランツェ国内で生まれながらの全属性ってかなり難しそう。アダ離宮産の全属性とかブリーディングに加えて中央の国境門の影響(命)受けてるんじゃねーのって思うわ (2023-09-14 22:29:42)
  • ランツェナーヴェの王族(シュタープなしの魔力持ち)って何人くらいいるんだろう?100人はいるのだろうか?全属性がゴロゴロいるんだろうなぁ… (2024-04-21 07:56:27)
    • 王本人なのに種馬扱いされていたジェルを見る限り多いというのは間違いないだろうが、ディートリンデと魔力が釣り合うレオンを見ると王族と言えども魔力量的にはいまいちっぽい。ユルゲンと違って異世界的な外国だから、貴族が誕生時に季節神から贈られる属性どころか身食いに付与される薄い土地属性すらなさそう。アダ離宮の花達は生まれが貴族院だからこそ属性も魔力も多かったということもあるかと。 (2024-04-21 08:45:29)
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  • アーレンスバッハ

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最終更新:2023年12月17日 14:02

*1 ジェルヴァージオと魔力の釣り合う女性が何人もいる理由、ふぁんぶっく8 Q&A

*2 第600話 転移陣

*3 第569話 閑話 ランツェナーヴェの使者 後編

*4 ふぁんぶっく8 Q&A

*5 ふぁんぶっく5 Q&A

*6 第640話 アルステーデの話

*7 595話

*8 SS19話 アナスタージウスの頭が痛い報告時間

*9 569話 閑話 ランツェナーヴェの使者 後編

*10 400年前のトルキューンハイトは勝手に国境門を開けて出奔(600話)、200年前のボースガイツ事件当時のツェントはアイゼンライヒを廃領・分割(539話)

*11 569話 閑話 ランツェナーヴェの使者 後編

*12 作中では本あるいは羊皮紙が高価な上、製本は時間・手間が非常にかかる代物でありランツェナーヴェ移住者や原住民がそのノウハウすら知らなかった可能性もあり、文献による記録もされなかった模様

*13 第4期以降にその方法を取ったツェント候補達は粛清されており、それ以降、地下書庫の知識だけで可能だったかどうかは疑わしく、フェルディナンドのように年間を通して貴族院内を比較的自由に動ける正規の学生が、他の独自研究と繋ぎ合わせる事で初めて実現できるかどうか、という程度の可能性だと思われる

*14 第573話 フェルディナンドからの手紙

*15 第646話「なるほど。ここでは神々に祈りが届くのであったな……」「ふむ。私も神々の祝福を授けることができるようだな」というジェルヴァージオの言動より:祝詞による祝福を初めて行使する様子

*16 第602話

*17 第646話

*18 第649話

*19 668話

*20 ふぁんぶっく8 Q&A