叩き潰す。
叩き潰す。
叩き潰す。
これでもか、と叩き潰す。
白い何かが砕け散る。
灰色の何かが飛び散る。
赤い液体が頬を濡らす。
少女はもう動かない。
それでも、男は叩き潰す。
手に持ったシャベルで、何度も、何度も、叩き潰す。
シャベルの矛先、男の敵だった少女はすでに無残な有り様を晒している。
頭と呼べる部分が残っていない。シャベルの先にあった、可愛らしいその顔は、今は赤茶色の粘土をこねまわしたような『何か』に変わっている。
少女の可愛らしい顔によく似合っていた漆黒のエプロンドレスは、少女の返り血で黒を更に深く染めていた。
それでも男はまだ叩き潰す。
まるで何かを恐れるように、一心不乱に叩き潰す。
それから数分が経ち、ついにシャベルの柄が折れ、男の叩き潰しは終わった。
柄は木製だったが、それにしたってシャベルとして使えるほどの強度を誇るもの。それが折れた。
シャベルの取っ手を放り投げ、男は自身の両手を見つめる。
真っ赤に染まっている。少女の血ではない。力を込めて握りしめ、力を込めて振り下ろすうちに手の皮が剥け、肉が裂け、知らずのうちに流れていた男自身の血だ。
恐怖が弱まり、同時に意識が痛覚を取り戻す。両手に激痛が走る。
男は両手を握ろうとし、握ろうとして走った激痛から、まるで古典的なお化けのように肘を曲げて両手を中空で固定したまま駆け出した。
これなら大丈夫。
絶対に大丈夫。
もう大丈夫。
大丈夫なはずなんだ。これで大丈夫じゃないわけがない。
男は自分に言い聞かせるようにそう心のなかで何度も唱え、少女に背を向けて走る。
大丈夫、大丈夫、大丈夫。
殺したはずの男が、死んだはずの少女から逃げる。
まばらな街灯に照らされて闇夜に踊る影は、そんな男を笑うように揺れていた。
明かりの落ちた新宿の街を走る。
魔震によって崩落した新宿の街も、復興は完了してしばらくが経つ。
既に歓楽街は<<魔震>>が起こる以前と同等以上の賑やかさを取り戻していた。
男は歓楽街を走り抜ける。通りすがりの人物とあたって罵声が飛んでも、まだ、まだ、まだ走った。
復興目醒しい歓楽街を抜けると、その先にはどこに続くのか大きめの四車線道路が続いている。
道路脇には都心部のような見上げるほど高い建物はまだ立っておらず、都心には不釣り合いな大きさの民家と墓標のように規則正しく並んだ街灯だけが、彼の進行方向のはるか先まで続いていた。
両手をぶらぶらとみっともなく揺らしながら駆ける男の前に、一人の少女が降り立った。
先ほどの少女とは違う。
学生帽に学ランを着て、帯刀している、年の頃は16~18ほどの少女。
少女は、無数の墓標を背負って男と対峙する。
「こ、殺したんだ」
男の口から出たのは、確認か、あるいは自身への暗示か。
「俺ぁ確かに殺したんだ!! あのフリフリな子を!! 撃った!! 潰した!! 普通死ぬ!!!! 俺ぁ、俺ぁ殺したはずなんだ!!!」
闇夜に男の悲痛さすら感じ取れる叫び声が響く。墓標の群れの奥から野犬の鳴き声が返ってくる。
学ランの少女は、くいと学帽のつばを親指で持ち上げ、逆の手で男の遥か後方を指さした。
男の心臓が、破裂しそうなくらいに高鳴る。
声の代わりに鼓動の音が口から出ているのではと思うほど、心臓の音が大きい。
ずるむけの手の平に汗が滴り、痛みが脳を殴りかかる。それでも、悪夢は覚めてくれない。
男は、ゆっくりと、ゆっくりと、後ろを振り返る。
そこには小さな少女が立っていた。
あの時と同じエプロンドレス。あの時と同じ可愛い顔。あの時と同じ、生気を感じさせない肌。
ショットガンで打ち砕いた肉。引きずりだした内蔵。叩き潰した頭。
全てがまるでなかったことだったかのように、少女は以前の通り、無傷の状態で男の前に再び現れた。
「み、見逃してくれ」
男は膝をつき、地面に両手と頭を擦り付ける。
恥も外聞もない。土下座をしての命乞い。
地面に勢い良く叩きつけた両手で、傷口が広がり、再び血が流れ出す。地面から感じる異物感で痛みが更に跳ね上がる。
「見逃してくれ!!! 俺ぁもう、聖杯なんかいらねぇ!! 戦争にも関わらねえ!!!
なんだったら、あんたらの手伝いをしたっていい!! だから頼む!! 許してくれ!!」
「頭叩き潰したのは悪かった!!! でも、俺だって驚いたんだよ!! 心臓撃ちぬいても死なねえ、なんて、思わなくて!!!」
そもそもは、男のほうが仕掛けたことだった。
数日前少女たちに彼の呼び出したサーヴァントを出会い頭にけしかけた。
そしてまんまと返り討ちにあった。英霊は一撃目で真っ二つにされ、お得意の向上を述べる前に消滅した。
しかし男は諦めなかった。
マスターとしての権利が失われていないのなら、と今度は少女を殺し、自身が少女のサーヴァントのマスターに成り代わろうとした。
そして今日、手に入れたショットガンで彼女の身体を撃ちぬいた。少女は大量の血と臓物を身体から撒き散らせた。
してやったりと笑う男の目の前で、魔法が起こる。少女の内蔵が血を這い、腹に収まり、傷口がふさがったのだ。
あまりの出来事に、半狂乱でリロードして少女の頭を撃ち抜く。頭蓋骨と思われる白いものや、なにか大切な液体だろう透明な汁が飛び散った。
しかしビデオの巻き戻しのように傷口がふさがり、再び少女の切羽詰まったような顔を作り上げる。
それこそ狂乱という様相で今度は残弾を撃ち尽くすまでトリッガーを引き、更に手近に置いてあったシャベルで少女の頭を再現不可能な状態まで叩き潰した。
生き返るな、生き返るな、頼むから死んでくれと念じながら。
結果は、もはや語るまでもないだろう。
「……」
土下座する男を、少女は見つめる。
生きているのか死んでいるのかわからない。
傍目には区別できないほどの、空虚な顔。
「私達は」
男の背中越しに、凛とした声が響く。
その声とともに、革靴がアスファルトを叩く音が近づいてくる。
「サーヴァントの有無に関係なく、貴方を殺す必要があります」
ぎょっと目をむく。そんな答えは、想定していない。
聖杯戦争とはサーヴァントたちの代理戦争だ。
男が言うのもなんだが、マスターは基本死ぬ必要はないし、殺す必要もない。
顔を上げ、男に話しかけた方の少女に向く。
学ランの少女は、すでに刀を抜いていた。
「な、なんで……」
思いが溢れて声になる。
くだらない問いかけ。
しかし、声の主である少女は律儀に答えた。
「私が『転校生』だからです」
『転校生とはなんだ』。そう聞こうとしたが叶わなかった。
声が出ない。
おかしいなと思って喉のほうを見ると、なんと喉が遠く離れている。
あんなところに喉があったら喋れるわけがない、などと考えていると、視点は男の意思に関係なく切り替わった。
学ランの少女に向き、ドレスの少女に向き、再び男の身体に戻る
少女、少女、男、少女、少女、男。
三回繰り返したところで、男は自身の首が刎ねられたことに気づき、そしてそれからようやく死を理解した。
【男 死亡】
【男のサーヴァント 消滅済】
◇◇◇
「セイバー、こいつは?」
「この人はさすがにいらない、かな」
「分かった」
短い言葉でやりとりを済ませて、死体を墓標の向こう側に放る。
放った傍から、ぎゃあぎゃあというわめき声があがる。
これで、明日の朝には全てが隠れているだろう。
「帰ろう」
「そうだね」
再び短いやりとり。そして二人は同じ方向へと歩き出す。
墓標の群れのように見えた街灯たちの反対側、眩く輝く歓楽街の向こう側、少女たちの拠点へ。
そうしてそこには、餌を奪い合う野犬の慟哭と、断罪の証のように道路に強く塗りたくられた両手型の血の跡と、それなりの血しぶきのあとだけが残された。
☆ハードゴア・アリス
鳩田亜子は死んだはずだった。
敵対しているチームから襲撃を受け、その結果、甲斐もなく死んでしまった。
そう思っていた。
でも、どうやら違うらしい。
死んだと思ったその直後、亜子は握りしめていた兎の足を失う代わりに、何かを掴んだ。
そして、気がついたらこの街に居た。
港湾都市であるN市とはまったく違う、内陸都市<新宿>。
身体を起こした亜子は、すぐさま服を脱ぎ捨てて傷を確認する。
ばっさり斬り捨てられたはずの傷は、綺麗さっぱりなくなっていた。
魔法の効果だろうかと思ったが、だとしたら死ぬはずがない。
誰かに助けられたのか、なにか別の事件に巻き込まれたのか。
亜子が服を着ながら考えていると、傍に突然少女が現れた。
「君が、私のマスター……かな?」
少女が口を開いた瞬間、亜子は魔法の端末に触れて変身した。
きらきらと可愛らしいエフェクトを振りまいて、少女が魔法少女へと変貌する。
パフスリーブのドレス。ウェーブがかった長い髪、くまが酷いがそれでも愛らしさは失われていない端正な顔。
魔法少女ハードゴア・アリスは、まず一歩目を踏み出すと同時に手に持っていたぬいぐるみで少女に攻撃を仕掛ける。
魔法少女は、人間を遥かに上回る運動能力を持つ。その運動能力を持ってすれば、ただのぬいぐるみの一撃ですら、たちまち必殺の一撃に変わる。
少女は一切避けようともせずにそのぬいぐるみを受けた。
瞬間、ぬいぐるみが砕け散る。
まるで魔法少女の膂力でも砕けない壁に当たったように、布を裂き、綿を飛び散らせて破裂する。
「落ち着いて。私は敵じゃない」
少女の言葉に、ハードゴア・アリスの動きが止まる。
真実かどうか、分かりかねる。敵じゃないなんて言われてはいそうですかと信じられるか。
ハードゴア・アリスが怪訝な表情をしているのがわかったのか、再び少女は口を開いた。
「私は―――」
学生帽のつばをつまみ、きゅ、とかぶり直す。
その行為はたどたどしいが、つばの奥に光る目と、そこに込もる挟持に一切の揺らぎはない。
少女は手を突き出し、一本ずつ指を立てながら名乗った。
「セイバー」
「転校生」
「魔人」
「両性院乙女」
四本たてて、自己紹介が終わる。
「それが私の名前。どうせ誰に質問されても正直に全部答えなきゃならないし、どの名前で呼んでくれても構わないよ」
両性院乙女と名乗った少女は、そう言って学帽を脱ぎ、深々と礼をした。
セイバーという単語は聞き覚えがあるなぁ、というのが、ハードゴア・アリスの率直な感想だった。
◇◇◇
そうやって、自己紹介を終え。
聖杯戦争についての知識を思い出し。
彼女は自身が兎の足の代わりに握りしめていたものを理解した。
『それ』を取り出し、彼女が知っていた頃とはあまりにかけ離れてしまった見た目をもう一度眺める。
彼女の手で光るのは、クリアブルーの鍵。
彼女が敬愛する魔法少女によく似た、透き通った白雪のような色の鍵。
それはあの日、鳩田亜子の運命が変わったあの日。名前も知らなかった魔法少女に見つけてもらい、手渡された鍵。
死の間際、亜子が握りしめていたのは兎の足ではなくその鍵だった。
どうしてこの鍵を握りしめられたのかはわからない。
なぜ色が変わっているのかも分からない。
ハードゴア・アリスにとって重要なのは、再び願いが扉をこじ開けた。その事実。
スノーホワイトに会うために魔法少女育成計画をはじめて、実際に魔法少女になれたように。
スノーホワイトを守りたいという願いが、実際に願いを叶える聖杯の元へと導いた。
そして、再び、スノーホワイトがハードゴア・アリスを助けてくれた。
命を救われたのは二度目だ。
お礼なんてもんじゃない。ずっとそばに居て守ってあげるなんてもんじゃ足りない恩義だ。
戦うのは、恐ろしくはない。
ここにくるまでだって戦いの中だった。実際一人殺してしまった。今更取り繕うつもりはない。
死ぬのも、恐ろしくはない。
鳩田亜子はそもそも彼女と出会わなければ死ぬはずだった人間だ。更に実際に一度死んだ。ここまで来て死にたくないなんて言うわけがない。
だから、前に進む。この鍵を持って。
二度彼女を救ってくれた憧れの魔法少女スノーホワイトの元に帰るために。
今度こそ、彼女を守りぬくために。
◇◇◇
ころん。
神様がサイコロを振った。
誰にも聞こえない。
誰にも見えない。
それでも、賽は投げられた。
1。1。1。1。1。1。
少女はずっと1を引き続ける。
きっと彼女は、神様には愛されていなかった。何度振ろうとサイコロは1を刻み続ける。
それでも彼女はサイコロから逃げない。命を救い、微笑みかけてくれた少女のために1を引き続ける。
少女は、その命を削る1の先で、理想郷へと辿り着く。
6。6。6。6。6。6。
少女はずっと6を引き続ける。
何故ならば、神は少女を愛しているのだと少女が認識しているから。
彼女が望むのならばこの先数億だろうと数十億だろうと6が出続ける。
少女は、その無限に続く6の先で、理想郷へと辿り着く。
1を引き続ける少女。目指すのはほんのちっぽけな一人の隣。
6を引き続ける少女。目指すのは目がくらむほど大きな世界の続き。
小さいけれどかけがえのない。
大きいけれどささやかな。
愛すべき世界を手に入れるまで、二人は数字を重ねていく。
【クラス】
セイバー
【真名】
両性院乙女@戦闘破壊学園ダンゲロス
【パラメーター】
筋力:A 耐力:EX 敏捷:C 魔力:D 幸運:A+ 宝具:EX
【属性】
秩序・中庸
【クラススキル】
対魔力:EX
直接的な攻撃魔法はどんな大魔法でも無効化する。
ただし低級だろうと有効な魔法は有効である。
騎乗:D
バイクに乗れる。
【保有スキル】
転校生:EX
認識の衝突に勝った存在。
宝具『我こそは神の寵愛受けし者』によって得たスキル。
斬撃だろうが打撃だろうが銃撃だろうが直接攻撃で死ぬことはなく、衰弱・内臓破壊・必中必殺・金玉大爆発などの特殊な攻撃でのみ死亡する。
当然、セイバー自身の宝具である『福本剣』でも殺害は可能である。
認識阻害(性転換):A
生涯一度も「もげた性器をただくっつけるだけで元に戻る」と気付かれなかったことから来るスキル。
同ランク以上の洞察能力を持たない英霊には宝具『チンパイ』について解除方法を考察することが不可能となる(考察をしようとすると認識が阻害される)。
また、他者は『チンパイ』についてのみ、セイバー自身に解除方法を尋ねるという方法が思いつかなくなる。
情報譲渡(真):-
情報を隠すことが出来ないスキル。
セイバーは問いかけに対してなんであろうと『真実を答えなければならない』。
例えそれが自身の弱点や宝具に関する能力の詳細であっても、である。
ただし例外的に、転校生のルールとして下記収集癖の根源については説明できない。
収集癖:E
気に入った人物の体の一部を収集する、転校生の全てに通ずるスキル。
これは『転校生』のシステムの一部を理解した結果セイバーが行う可能性がある動作であり、行わない可能性も十分にある。
ただし、『なぜ体の一部を集めるのか』については説明できないようルールが定められている。
契約:EX
転校生は召喚とはまた別種の『契約』に基づき行動する願望実現の協力者である。
そのため、マスターの願望の力が強ければ強いほどセイバーとこの世界との繋がりが濃くなり、魔力消費を軽減する。
しかし契約に定められているため、他の参加者(マスター含む)が全滅しない限りはセイバーとそのマスターは願いを聖杯に込めることが出来ない。
そして、転校生にとって『この世界』での契約内容は絶対となる。他者との二重契約や契約者死亡後に別の者と契約を交わすことは出来ない。
【宝具】
『我こそは神の寵愛受けし者(ウィナー・オブ・コンフリクト)』
ランク:EX 種別:対転校生 レンジ:1 最大捕捉:1
神が天秤を傾けた証。
厳密には宝具ではなく彼自身に刻まれた『呪い』や『存在改竄』に近い存在。
世界はこの宝具を持つものを『転校生』であると認識し、無比の攻撃力と無敵の耐久力を与える。
この聖杯戦争では攻撃力はAランク相当、耐久力はEX相当(殺せる攻撃では殺せるがそれ以外は無効化)として再現されている。
また、何事かによって幸運判定がくだされる場合、幸運値に補正を得る。
なお、この宝具の真髄を理解し、同一の手順を踏めば誰であれ(たとえマスターでも)この宝具を得ることが出来る。
この宝具は魔力を消費しないかわりに彼の意思で解除することは出来ず、他者からの干渉によって発動を阻害されることもない。
『チンパイ』
ランク:E 種別:対人 レンジ:1-10 最大捕捉:1
セイバーの『認識』が宝具と化したもの。
相手の性別を逆転することができる。
男性の場合男性器が、女性の場合乳房がぽろりともげ、その後徐々に異性の体へと変化していく。
実際に骨格を含めて性別が変わり終わるまでは数分のラグがある。(参照:ダンゲロス8巻、ユキミの変化)
転性前の美醜と転性後の美醜は必ずしも一致せず、醜い男が美女になったり、また逆もしかりである。
なお、もげた男性器や乳房を元通りにくっつければ普通に戻れる。
そしてこの宝具が他者に効果を及ぼすのはその生涯で一度きりである。
『福本剣』
ランク:B 種別:対人 レンジ:1 最大捕捉:1
昔々、とある青年が自身の『魂』を込めて打った剣。
魔人の命が込められたその剣は、必中・両断・必殺の効果を持つ。
すべての防御スキルを超越し、敵を両断できる。
この宝具から逃れるには敏捷を用いてレンジ外に逃げるか、そもそも剣を抜かせないかである。
幸い、セイバーは剣の扱いにまだ不慣れなため、予備動作を見きれば回避が可能である。
なお、この宝具は他者が奪えばその人物の所有宝具として使用が可能となる。
【weapon】
転校生になった今なら拳だけでも戦える。
【人物背景】
ダンゲロス・ハルマゲドンの生還者。男女くんじゃなく乙女ちゃん状態で参戦。
剣の覚えはないが福本剣のおかげでセイバーとして呼ばれてしまった。
彼にとってこの世界は末那識千尋の『認識』の中であり、聖杯戦争自体が『ダンゲロス』だと認識している。
そのため、天音沙希や『ダンゲロス・ハルマゲドン』参加者を捜し、彼ら彼女らの体の一部の回収を優先している。
【マスター】
鳩田亜子/ハードゴア・アリス@魔法少女育成計画
【マスターとしての願い】
帰る。
【能力・技能】
人間を遥かに超えた存在。
鳩田亜子は魔法の端末を使うことで魔法少女ハードゴア・アリスに変身ができる。
変身中は身体能力が並みの人間には及ばぬほどになり、更に魔法を操れるようになる。
食事や排泄の必要はなくなり、絶世の美少女になり、汗とかもすげーいい匂いになる。
更に魔法少女というように魔力が常人よりも多い。
鳩田亜子の場合、ここに来る前の状況が状況であるため、変身は一切とかずに居るつもりである。
魔法少女ハードゴア・アリスに与えられた魔法。
どんなケガをしてもこの魔法があるかぎりは必ず瞬時に完治する。
たとえ首を切り落とされようが完治する。
頭を半分吹き飛ばされようが完治する。
肉片レベルまで細分化されようが完治する。
【人物背景】
彼女はきっと、神に愛されていなかった。
【方針】
もとよりこの世界に興味はない。
全員を殺して元の世界に帰り、スノーホワイトの隣へ。
最終更新:2015年08月25日 05:09