「ゆゆーん! みんなゆっくりしてるよおおおおお!」
ここは新宿のとある公園。休日にはまばらに人が集まるだろうこの場所には、人ではなく別の生き物が大量に生息していた。
丸っこい体、人の生首をデフォルメしたかのような外見、帽子やリボンのようなものを着飾り、人と同じ言語を解する謎の生物。
その名をゆっくりと言った。
「のーびのーびするよ!」
「まってね! ちょうちょさんまってね!」
「むーしゃむーしゃしあわせー!」
「でりゅ! うんうんでりゅ!」
「んほおおおおぉぉぉ! 一緒にすっきりしましょうねまりさあああああああぁぁぁ!」
「やめてね! やめてね! まりさにはれいむがいるんだぜえええええ!」
顔もおかざりも様々なゆっくりたちは、皆各々がしたいようにゆっくりしている。日向ぼっこするゆっくり、花壇の花を貪り食うゆっくり、虫を捕えむーしゃむーしゃするゆっくり、性欲が抑えきれないゆっくり。
ここはまさにゆっくりの楽園。好きなように食べ、好きなように遊び、好きなようにすっきりして無制限に個体数を増やしていく。
しかし終わりは突然訪れる。
「おうおう、こりゃまた大量に湧いて出たな」
がさがさと白い服を着た人間が公園に足を踏み入れる。
着込んだガスマスクには加工所と銘が打たれていた。
『か、か、かこうじょだあああああああああああああああああああ!』
『みんなにげてえええええええええええええ! いっせいくじょよおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!』
それを一目見たゆっくりたちは、一気に顔色を青ざめさせて逃走する。しかし悲しいかなゆっくりの逃避スピードは子供が歩くより遥かに遅く、大人の人間から逃げ切れるはずもない。
「はいはいゆっくりゆっくり」
特に何ら感情も含めず、白い服の人間(加工所職員)は掃除機のノズルのようなものを取り出す。スイッチを押すと赤みがかった煙が勢いよく噴射された。
「ゆびゃああああああああ! がらい! がらいよおおおおおおおおおおおおおお!」
「ゆわあああああああああああ!! おぢびじゃああああああん!! めをあげでぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!! ゆっぐりじでよおおおおおおおおおおおお!!」
「おがぢゃあああああああああああん!! ずーりずーりじでよおおおおおおおお!!」
「にんげんさんはみんなをかえしてね! れいむおこるよ! ぷっくううううううううう!! やめでえええええええええええ!! あんござんずわないでえええええ!!」
「まりさのかもしかのようにしなやかでしゅんっそくまあんよがあああああああ!! だれにもまけないこのよにただひとつのとーといとーといあんよざんがあああああああああ!!」
「れいみゅはゆっきゅりにげりゅよ! しょろーり、しょろーり・・・なんでめのまえににんげんじゃんがいりゅのおおおおおおお!!」
「よくもありすのまりさをぉぉぉぉぉぉぉ!! ばいっしょうとしてあまあまをしょもuゆんやああああああああああ!!?」
「かぞくのあいどるすえっこまりちゃは、れいみゅが守るよ! いまのうちににげてね! ぷっky・・・もっちょゆっくりs・・・」
「だーぢぇ! だ~ぢぇ! ゆゆぅ~ん♪ あいっどるのまりちゃがおうえんしょんぐとだんしゅをおどってあげるきゃりゃ、おねえしゃんはぎゃんばっちぇまりちゃをまもるんだじぇ……なんでおねえじゃんぎゃちゅびゅれちぇるにょおおおおおお!!? ゆぎゅ!?」
「いいいいいいいいでぃいいいいいいいいいいいいいいい!!」
「わからないよーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
「「「どぼじでごんなごどずるのおおおおおおおおおお!!」」」
阿鼻叫喚。赤い煙を吸ったゆっくりは全身に血管のようなものを浮かび上がらせて悶絶の末に死に、そうでなくとも加工所職員が手ずから潰してごみ袋に詰め込んでいく。
別に完全に皆殺しにする必要はない。駆除だし。ひとまず全部のゆっくりを確保できればそれでいいのだ。
「・・・うへえ、何度やっても慣れねえわこれ。気持ち悪すぎる」
赤い煙、トウガラシ成分をこれでもかと詰め込んだ対ゆっくり用殲滅兵器(人体には無害)を吸ったゆっくりは、白目を気持ち悪いほど剥きだして、苦痛に顔を歪めたまま、舌をデロンと垂れさせて死んでいく。
変に人と似ているから精神的には結構つらいものがあった。いくらこいつらがカス以下の塵屑であろうとも、それとこれとは話が別である。
5分後、公園に生きたゆっくりは一匹としていなかった。


この公園だけではなく今や新宿全域にゆっくりたちが大量発生していた。
一般道路、河川敷、あるいは民家の庭に至るまでゆっくりのいない場所など存在しない。
そしていくらゆっくりを駆除しても次から次へとどこからかゆっくりが湧いて出る。
それにつられてか街にはゆっくりの虐待に命をかける漢たちが溢れ、通行人の3人に1人はモヒカン肩パットという出で立ちだ。
露店ではゆっくり駆除アイテムや逆にゆっくりを加工した商品が並べられ、ゆっくりは最早周知の存在となっている。
ならばゆっくりはどこから来ているのか、その答えはとある民家にあった。
「ここにあまあまがひとつある」
「・・・ごくり」
「このままだと一回しか食べられない」
「・・・ゆう」
「それじゃあすぐに食べ終わる。しかし」
「・・・しかし?」
「こうして真ん中から切り分ければ二つに増やせるんだよ!」
「ゆわああああああああああああああ!! すっげえええええええええええええええええええ!!」
そこにいたのはドでかいゆっくりまりさとそこそこイケメンだ。何やらやってるが別にどうでもいい。
「それじゃあ俺はうどんを茹でてくるからお前はあまあまでも喰ってろ」
「いわれなくてもそうするよ! うっめ! これめっちゃうっめ!」
がつがつと貪る巨大まりさを後目に男はゆっくりでうどんって作れるかなと考えながら淡々とうどんを茹でていた。






【クラス】
ドス

【真名】
ドスまりさ@ゆっくり二次創作

【ステータス】
筋力C- 耐久B- 敏捷E- 魔力E- 幸運E- 宝具E

【属性】
秩序・中庸

【クラススキル】
ゆっくり:EX
正体不明のふしぎないきもの。ドスまりさはその中でも突然変異ともいうべき希少個体となる。
基本的に脆弱な種族なので全てのパラメータにマイナスが付与されるマイナス効果を持ち、あらゆる外的要因でもダメージを負う。
また、ゆっくりしてない状態(主にストレスを感じるなど)に陥った場合には非ゆっくり症と呼ばれる精神崩壊状態になることもある。

カリスマ(餡):A+
ゆっくりの群れを指揮・統率するための才能。ドスは存在そのものがカリスマの塊であり、周囲のゆっくりをゆっくりさせる癒しの力も持つ。
なおこのスキルはゆっくりにしか効かない。

【保有スキル】
受け継がれる意思:A
何百世代を経てもなお受け継がれるただ一つの感情。それは人間種に対する絶対的な恐怖である。
このスキルによりドスまりさ及び宝具で呼び出される全てのゆっくりは一般人にも殺傷され得る存在となる。

被虐体質:A+++++
集団戦闘において、敵の標的になる確率が増すスキル。
マイナススキルのように思われがちだが、場合によっては優れた護衛役としても機能する。
A+++++ランクともなるともはや呪いというか宿命の域であり、戦場はおろか日常においても確実にいい的になる。
敵味方は皆、このスキルを持つ者の事しか考えられなくなる。

魔力回復:E
むーしゃむーしゃしあわせー!
あまあま(甘味類)などを捕食することにより多少の魔力を回復する。
また霊核(中枢餡)を破壊されない限りはあまあまを捕食することで損傷の回復が可能。

威圧:-
ぷくーっするよっ!
勿論何も起こらない。

陣地制圧:-
おうちせんげん。
潰される。

【宝具】
『ドススパーク』
ランク:E 種別:対ゆ宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1ゆん
ドスまりさの口から放たれる破壊光線。威力はそこそこ。あと燃費は結構いい。
ただし発射までに数秒のチャージが必要な上に一旦チャージに入ったら方向転換ができない。キャンセルもできない。

『ゆっくりしたむれ』
ランク:E 種別:ゆ宝具 レンジ:のびのびー 最大補足:たくさん!
かつてドスまりさが治めていた群れのみならず、死したゆっくりを無制限に召喚し使役する軍勢宝具。
ゆっくりはドスまりさも含めて100万匹で通常のサーヴァント一体に相当する非常に燃費のいいサーヴァントである。この宝具は100万単位でゆっくりを召喚・使役することが可能。
呼び出されるゆっくりは母性に特化したれいむ、狩りや戦闘に特化したまりさ(通常)、家事に特化したありす、頭脳に特化したぱちゅりー、素早さに特化したちぇん、剣術に特化したみょんが主になり、他にも希少種が混じってたりもする。これらのゆっくりは全ステータスE-であり、カリスマ(餡)以外はドスまりさと同じスキルを保有する。
なお特化とは言うがあくまでゆっくりの中ではであり、いずれの種もサーヴァントはおろか一般人にすら容易く虐殺される脆弱な個体となっている。

【weapon】
なし。

【人物背景】
ドスはドスだよ!
ゆっくりしていってね!

【サーヴァントとしての願い】
ドスはすべてのゆっくりのかいっほうをようきゅうするよっ!


【マスター】
司波達也@うどん科高校の劣等生

【マスターとしての願い】
至高のうどんを創る。

【weapon】
うどん

【能力・技能】
まあお前らには分からないか。この領域(レベル)の話は。

【人物背景】
鬼威様
年越しにもそばじゃなくうどん

【方針】
おうちかえる