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 人が集まれば集落になり、規模大きくなると村が出来、村が発展して町になり、町が幾つも集まり、そうしてやがて国になる。
世界史を紐解けば、国の起りと言うのは大体そのようなものだ。国とは先ず人ありき。人がたくさんいて、各々の作業を行うからこそ、
法も整備され、文化も成熟する。――だが、人が集まると言う事は、何も良い事ばかりではない。人の個人差と言うものは、あらゆる動物の中で最も顕著だ。
性格の良いのもいれば悪いのもいるし、同時に職務を優秀にこなすのもいれば役に立たない人物もいる。
場所が発展するには人の頭数と言うのは当然不可欠なのだが、多ければ多い程逆に、足を引っ張り合うのが人と言うものなのだ。これはジレンマでもあった。

 <新宿>が<魔震>の影響で、瓦礫と亀裂だらけだったのは今は昔の話。
往年以上の勢いと経済規模を取り戻した<新宿>は、区内でも有数の経済規模と繁盛ぶりを誇る、アジア最大級の繁華街としての地位に返り咲いた。
つまり、人が昼を問わず夜を問わず、たくさんいる。学生もいる、社会人もいる、子供もいる、ヤクザもいる、チンピラもいる、ホームレスだっている。
当然これだけいると、新宿で働く人間も様々だ。飲食店のアルバイトもいるし店長もいる、銀行員も商社マンもいるし、土建業もいる。
司法書士事務所や行政書士事務所も、弁護士事務所だって珍しくないし、個人で営む歯科医や、昔から営んでいる八百屋だっている。
これらは全て、人に対して後ろめたさの欠片もない立派な職業だが、中には人に言えない仕事をしているものだっている。
暴力団、風俗やSMクラブの店長・従業員、キャバクラ嬢やホスト等。<新宿>と言う街は、清濁入り混じった様々な人間が織りなす箱庭だった。

 此処、<新宿>は高田馬場の貸しビルの一つで何でも屋を営むこの女性は、どちらかと言えば濁の側に属する人間だ。
何でも屋、である。何と胡散臭い仕事であろう。恐らく余人には、どのような事をして生計を立てているのか、想像すら出来ないであろう。
実は稼げる副業を別にやっているとかでも考えない限りは、どのように日銭を稼いでいるのか、思いもよるまい。

 ――事実彼女も。『ナジェンダ』と呼ばれるこの女性も、よくこんな意味不明な仕事で生活が出来るものだと感嘆していた。
何でも屋、とは言うが実態は体の良い便利屋に近い。やる事と言ったら、主に探偵の真似事である。
浮気調査や尾行など、主にそう言った仕事で彼女は日々を過ごしている。彼女が、探偵である。元居た世界の仲間達、ナイトレイドの者達が聞いたら驚く事に違いない。
命知らずの女傑、一国の軍隊の師団を率いていた程の指揮官であったナジェンダが、末端の探偵職を今やっていると言われても、誰もが信じぬであろう。
そして何よりも、その目立つ容姿だ。研磨された鋼に近い色味の銀髪、潰された右目を覆い隠す眼帯、そして、巨大な右手の義手。
目立たない事が鉄則である探偵として不釣り合いにも程がある容姿であろう。特に、義手が拙い。袖で隠せない程大きいのだ。外部に露出している状態だ。
これでは探偵として失格……と思われがちだが、意外や意外。探偵としての評判は今の所良いのだ。
それはそうであろう。そもそもナジェンダを頭目としたナイトレイドとは、暗殺者の集団なのだ。首領の彼女が気配を遮断する術を持たないのでは、話にならない。

 痴情の縺れとはどの世界に足を運んでも起こる物なのだなと実感させられる。
帝都よりも遥かに進んだ文明レベルのこの世界に於いても、金と女のトラブルは絶えない。
その甲斐あって弁護士や探偵と言うのはくいっぱぐれる事はないのであるが、これは同時に、平穏な世界の達成は不可能と言う事の証左でもあり、
ナジェンダには複雑だった。今日は前々からの浮気調査の仕事に取りかかって来た。相手は浮気をしていた。

 経済的に有利な立ち位置、とは、到底言えない。
聖杯戦争を勝ち抜くには心許ない役割(ロール)であると、言わざるを得ないだろう。そう、ナジェンダは<新宿>の聖杯戦争の参加者の一人であった。
それは、彼女の左手の掌に刻み込まれた、ナイトレイドのシンボルマークに何処か似た令呪が証明している。
嘗て帝国で将軍と言う栄えある立場で、屈強な軍人達を率い、戦争を指揮していた事のあるナジェンダには解る。
戦争と言うのは結局の所、軍の練度と装備、そして国自体の資本力に全てが掛かっているのだ。寡兵が大軍を圧倒する等と言うのは英雄譚だけの話であり、
現実としてそれはありえない。聖杯戦争とは、サーヴァントと言う超常存在が主役となって行う神話の戦いの再現であるらしい。
例え神話の戦いの再現になろうとしても、だ。戦いを行う為の金はあるに越した事はないし、権力もあった方が断然よいのだ。
今のナジェンダのロールにはそれがない。厳しい戦いを強いられそうだと、紙タバコを吹かしながら考える。

 とは言え、何でも屋と言う職業にはデメリットばかりが用意されている訳ではない。この仕事は端的に言って、フットワークが非常に軽い。
その気になれば週休七日にだって出来る程である。つまり他の仕事に比べれば、昼夜を自由に行動出来ると言う事を意味する。
行動の自由度は当然、戦争においても重要なファクターである。となれば、自分が聖杯戦争を勝ち抜くにはこれを利用するしかないだろうとナジェンダは結論を下した。

「そうと決まれば、当分は店じまいとするか」

 このように、思い立ったが吉日、を実行出来るのも強みである。
その日の内に自分の意思で、何日でも店を休めるのは、一種の利点であった。
これで、目下の懸念は一つだけとなったナジェンダ。問題は、その懸念こそが、現状最も大きな悩みのタネ、と言う奴なのだが。

「……アーチャー」

 ナジェンダがそう口にすると、安デスク越しに一人の男が霊体化を解除して現れる。
擦り切れたカーキ色のマントを羽織った、特徴的なヘルメットに鋭い目つきの男。一目見て解る、この男は、恐ろしく強いと。
もしかすれば、自らの右目と右腕を奪ったあの恐るべき、氷を操る将軍ですら倒してしまうのでは、と思わせる程の鬼風に満ちている。
彼こそが、ナジェンダが手に入れた契約者の鍵によりて導かれた、弓兵のサーヴァント。真名は――

「真名は、思い出せたか?」

「……いや」

「そうか……」

 真名は――解らない。ナジェンダは残念そうな態度を隠しもしない。

 真名とは乱暴な解釈であるが、本名と言う認識で十中八九間違いはない。相手の名を知ると言う事は、戦争を行う以前に大切な事である。
――結論から言おう。『目の前のアーチャーは自らの真名が思い出せずにいる』。自らの本当の名前を晒されると言うのは、聖杯戦争でなくとも、
それなりの危険の伴う事である。だから裏の世界では通り名やら源氏名と言う文化が罷り通っており、裏の世界で有名人であればある程、名が幾つもあるものなのだ。
だからこのアーチャーも、自分の事を信用していないから、真名を晒すのを渋っているのか、とナジェンダは考えたが、彼の場合はそれ以前の問題であった。

 アーチャーは『記憶喪失』だった。
自分の本名は愚か、過去に自分が何をやっていたのか、何処で生まれたのか、何者なのかすら解らないのだ。
自分がどう言った力を振う事が出来るのか、どうやって戦うのか、と言う事は身体が覚えていた為、戦闘を行う分には問題はないのだが、
来歴も名前も解らないと言うのは、正直かなり困る。困るからこそ、召喚した当初から、アーチャーにはゆっくりと過去を思い出す時間をナジェンダは用意していたのだが。
結果は、ご覧の通り芳しいとは言えないのであった。

「思い出せるといいな、お前の記憶」

 吸い終えたタバコをスチールの灰皿に押し潰してナジェンダが言った。
灰皿には根元まで消滅したタバコが何十本も、墓地の様に突き立っている。ナジェンダとしてもこのような貧乏な吸い方はしたくなかったのだが、所持金が所持金だ。致し方なかった。

「それ程、俺の名と記憶が重要か、女」

 アーチャーが疑問気な調子で訊ねて来る。

「重要だろう。コミュニケーションを取る上で重要だし、何よりも、私の名をお前が知っていて、私がお前の本当の名を知らないのは、気に入らない」

「下らない感覚だ。オレはただ、オレとお前の敵を排除して行けば良いのだろう。そう――聖杯と、力の為に」

 このアーチャーは確かに己の名前と過去の全てを消失している。
だが彼は一つだけ、確かな目標を持っていた。それは、力と、強者と戦う事への渇望である。 
不思議なサーヴァントだった。過去を全く思い出せないのに、その目標を達成しようと言う意識だけは明白なのである。
目標とはある程度過去に依拠するものである。記憶を失ったにも関わらず、失う前に抱いていた野望や目標があまりにも強すぎる為に、記憶を失ってなお、
その野望や目標を達成しようと邁進しようとするのは、決して珍しい事ではない。このサーヴァントはその類なのだろう。

 記憶を失ってもなお、力と戦いを求めるその姿勢。
きっと過去に、壮絶な何かがあったのだろう。根拠も何もない勘ではあるが、脛に傷持つ過去を持つ者も多かったナイトレイドの首領を務めていたナジェンダには、
そう言う機微はよく解るのだ。アーチャーの過去を知りたい……と言うのは、少々出歯亀が過ぎるだろうかとナジェンダは思った。

「明日からは<新宿>を探索して見ようと思う。どうだ、異存はないか?」

「ない。貴様に任せる」

「解った」

 素直にアーチャーが従った。記憶を失い、力に対する渇望が強いこの弓兵であるが、ナジェンダからして見たら、彼は存外組しやすい存在だった。
御しやすい、とも言う。と言うのも、この男が何を求めているのかは明白であり、従ってどう付き合えば良いのかも、おおよその推測がつくのだ。
この男は、更なる力を求める、と言う己の目的を邪魔しないのならば、不満はない。解りやすくて、良いじゃないか。
記憶の問題は、時が解決してくれれば良い。そうなる事を、ナジェンダは祈るのであった。



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 ――博士がつくってくれたリミッタープログラム、オレに似合っていますか?――

 ……知らない映像が、何故かオレの脳裏を過りだした。
その映像の中ではオレは、腕と足に光る輪を嵌められており、ポーズを取っていた。誰に、オレはその姿を見せている。

 ――処刑命令が取り消されたワケではない。キサマは消えるのだ!!――

 剣を持ったナビが、オレに対して斬りかかって来る映像が流れ始めた。
取るに足らない雑魚。目を瞑っていても殺せる相手。なのに何故、オレはそんな奴の前で甚大なダメージを負っている?

 凄まじい爆発がオレの前方で巻き起こり始めた。先程の男が、体中に走り始めたエネルギーの奔流に耐え切れなかったせいだ。
その様子を、殺意に満ちた瞳でオレは眺めている。何秒かの沈黙の後、絞り出すようにオレが言った。

 ――オレは……信じない……。もう二度と、誰も……!!――

 オレは、何を信じていたというのだ。オレが信じていたのは、絶対の力ではなかったのか。

 ――■■■■、やはりお前とは、再び相容れる事は出来ないようだな――

 場面が切り替わる。オレは金色の髪をした、年を取った男と何かを話していた。オレの名前を呼んでいたらしいが、ノイズが掛かる。
初めて見る顔……の筈なのだ。だがオレは、この男の事を知っていた。見ていて、懐かしさが込み上げてくる顔だった。
その男が、エネルギーを身体に収束させ始めた。エネルギーの許容量が限界を超え始めている。自爆を決行するつもりなのだ。

 ――自爆するつもりか……。……愚かな――

 ――確かに愚かかも知れない。しかし、お前を創り出してしまった責任を取るには、こうするしか方法はないのだ!!――

 男が身体に集中させたエネルギーを爆発させる。そしてオレがそれを迎え撃つ為、全力のエネルギーを――いや。
何をしているのだオレは。何故、何故。その男が死なないギリギリの力で迎撃した……!?

 次に出会った時、オレは、青いナビと戦っていた。
神殿を思わせるような、白いエリア。バグの力を得たオレは、無敵の存在になった筈だったが、その思いを挫かれた。
何故、目の前の弱そうなナビに負けたのか、理解の追いつかないオレに対して言い放った。

 ――それは、キミが一人で戦っているからだよ――

 ……何?

 ――ボクは、熱斗くんがオペレートしてくれる限り、どこまでも強くなれるんだ!!――

 ――何を甘い事を……強さとは、誰の力も借りない事だ!!――

 オレは自らの信条を声を大にして叫んだ。
そうだ、力とは誰の手も借りず、誰も信じず。一人で戦いに明け暮れ、強者と戦いその力を喰らう事で、得るものなのだ!!

 ――それは間違ってる!!――

 相手のナビも叫んだ。

 ――ボク達ネットナビは、オペレーター、つまり人間と深い信頼で結ばれてこそ、本当の力を引き出す事が出来るんだ――

 馬鹿な事を抜かすな、とオレも反論しようとしたその時だった。

 ――キミにもいた筈だ!! 心の底から信頼出来る人が!!――

 莫大なバグの力によってプロテクトされた記憶の底が、少し開いたような感覚をオレは憶えた。感情の赴くままに、オレは再び叫んだ。

 ――オレが信じるのはオレ自身のみ!! 誰も信じない!!――

 ――思い出すんだ、■■■テ!!

 相手のナビが、心を打つような力強さで一喝した。ヤツはオレの名を知っているらしかった。
殆どノイズが掛かって聞き取る事が出来なかったが、最後の方だけは、いやに明瞭に聞こえた。

 ――奴がオレの名を叫んだ瞬間、脳裏を、あの時葬った金髪の中年の顔が掠めた。
奴の事を考えた瞬間、名状しがたい感覚がオレに襲い掛かる。何者なのだ、この男は。オレは、この男を必要としているのか?
認めきれず、オレはその場から逃げるように去って行った。映像が、其処で途切れた。あの青いナビはオレの事を知っていたが、オレは奴の事を全く覚えていなかった。



◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 嘗て彼は、一人の優秀なプログラム技術者によって作られたネットナビであった。
やがて来るであろう、高度に発達したネットワーク社会を導く人口知性体。つまり、完全に人の手から離れ、自律した行動を起こす事の出来るナビ。それこそが彼だった。

 新たな形態の社会を築くと言う事は、何時だって問題を伴うものである。如何に今より便利な社会になるからと言って、簡単に移行させる訳には行かない。
人に、そして後世のネットナビに、示唆を与えてくれる事を期待して、彼は創られたのだ。
彼は三次元的な肉体を持ちこそしない、電脳の世界の住民であったが、それにさえ目を瞑れば、彼は本当に、一人の人間と変わらない存在だった。
だからこそ、彼を作った博士は、この電脳の住民を愛した。自分の息子と言って憚らなかった程である。

 だが彼は、優秀過ぎた。そして、あまりにも現世代のネットナビとは比較にならない強さを誇っていた。
何時だって出る杭は打たれる。彼は生意気過ぎたのだ。多くのネットナビを、これからのネットワーク社会を守るに相応しくないと言って批判した。
プライドの高い科学省の職員のプライドを逆撫でするような行動を幾つも起こして来た。こんな事を起こし続けるが故に、彼は集団から孤立した。
牢獄に閉じ込められても、彼を創り上げた博士だけは、彼の味方だった。博士も、そして彼も、互いに互いを信じ合っていたのだ。

 運が悪かった、としか、言いようがない。
彼に対する憎悪や妬み、嫉みが最頂点のその時期に、来たるべきネットワーク社会の基盤、つまり、当時作られたインターネットがバグを起こし始めたのだ。
後に、『プロトの反乱』と呼ばれる科学省、いや、ネットワーク社会は愚か全世界を大混乱に落としかねない程の大事件である。
まさかインターネットの暴走の原因が、そのインターネットが原始的な自我を持ったからであると想像も出来なかった当時の科学省治安維持部隊は、真っ先に彼を疑った。

 この時に、彼は自らを作り上げた博士が、今回の討伐作戦を実行したと言う嘘を吹きこまれた。
そしてこの瞬間であった。彼が人間を。自分以外のネットナビを全て疑うようになったのは。そして、人類を滅ぼす為に、がむしゃらに力を得ようとしたのは。

 天才的なプログラム博士であるコサックが手ずから作り上げたこのネットナビは、博士の『より強く』と言う願いから、『フォルテ』と名付けられた。
世界をより良くする為に作られた知性体が、まさか人間達の妬みと勘違いから、人類を死滅させる為に行動をする事になるとは、これ以上の皮肉があるのだろうか。
ただ、フォルテも知らない。自分がコサック博士の強くなって欲しいと言う願いから創られた存在であると言う事は。
例え方法はどうあれ、人類を死滅させる為に『強くなる事』自体が、憎んでいたコサックの願いを成就しようと直走っていると言う事に。
結局フォルテもまた、人情を捨てきる事が出来なかった、電子で出来たか弱い一人の生き物なのであった。






【クラス】

アーチャー

【真名】

フォルテ.EXE@ロックマンエグゼ3

【ステータス】

筋力C 耐久C 敏捷B 魔力B 幸運E 宝具D

【属性】

中立・悪

【クラススキル】

対魔力:C(B+)
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
平時のアーチャーの対魔力ランクは平均値のそれであるが、宝具発動時には、カッコ内のそれに修正。
詠唱が三節以下のものを無効化するだけでなく、筋力B以下のサーヴァントの直接攻撃も無効化する。

単独行動:C
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。ランクCならば、マスターを失ってから一日間現界可能。

【保有スキル】

ラーニング:A+++
後述する宝具とセットになっているスキル。
アーチャーは、倒した相手サーヴァントの宝具を吸収、自らのものとして扱う事が出来る。

記憶欠落:A
記憶喪失、その深刻さの度合いを表すスキル。
このランクになると自らの真名も生い立ちも、全て喪失していると言っても過言ではない。
だがアーチャーの場合、時折謎の男性の顔が記憶を過るらしい。

信仰の加護(偽):B-
一つの価値観に殉じた者のみが持つスキル。加護とはいうが、最高存在からの恩恵はない。
あるのは信心から生まれる、自己の精神・肉体の絶対性のみである。 アーチャーの場合は『力』だけを追い求めている。
しかし過去に戦ったネットナビの影響か、その理念が最近になって揺らぎを見せている

自己改造:C
自身の肉体に、まったく別の肉体を付属・融合させる適性。このランクが上がればあがる程、正純の英雄から遠ざかっていく。
普段はさしたる以上もないが、アーチャーは自らの意思で、その腕を獅子に似た動物の頭のような物に変貌させる事が出来る

【宝具】

『恒久たる平和の為の礎(ゲットアビリティプログラム)』
ランク:D+++ 種別:対人宝具 レンジ:自身 最大補足:自身
人類初の完全自立型ネットナビであったアーチャーに本来備えられていた能力。サーヴァントを自らの手で消滅させた際に発動する。
その詳細は、『チップデータや相手の攻撃能力を吸収、いつでも自分のものとして使用出来る』と言ったもの。
聖杯戦争のサーヴァントとして呼ばれた為に、『相手の宝具を任意で、かつ半永久的に取捨選択し使用可能』に内容を書き換えられている。
ただ、見ただけで相手の能力を吸収出来ると言う訳ではなく、宝具を発動するには相手を倒すと言うプロセスを経ねばならない。
そもそもアーチャーは一人の国際的な天才科学者が、より世界を良くし、平和の為に貢献しようと言う理念の下に作られた存在であり、
必然的にこの能力も、闘争の為の力などではなく、平和の為に活用するよう意図されたものであるのだった。

『歪獣の福音(ゴスペル)』
ランク:D+ 種別:対人宝具 レンジ:自身 最大補足:自身
現在アーチャーと融合している、黒色の獅子頭が宝具となった物。保有スキル、異形の正体である。
アーチャーの意思で、どちらかの腕にその獅子頭が宿らせる事が出来、解除も任意。
アーチャーの攻撃能力を底上げする宝具で、これを身体に宿らせている限り、彼は天空から、融合している獅子のものと思しき爪を飛来させたり、
獅子頭から火の属性を宿したブレスを吐き出すなど、多彩な技を披露する事が出来る。
そしてこの宝具の切り札が、両腕を獅子頭に変貌させ、その状態で令呪一区画消費或いは真名解放をする事で、
Aランク相当の対城宝具に匹敵する威力と範囲の大爆発を発生させ、地形すら変貌させる必殺技、『バニシングワールド』である。
アーチャーはこの獅子の正体を全く理解してないが、この獅子はその昔世界を騒然とさせたネットマフィア・ゴスペルの首領であった一人の少年が、
計画の大詰めの際に事故によって生み出してしまった『巨大なバグの生命体』であり、組織名を取ってそのまま『ゴスペル』と呼ばれていた存在である。
アーチャーは過去、デリート寸前の重傷を負っていた際に、同じく消滅寸前であったゴスペルを取り込む事で、どちらも命を繋ぎ止めた。
アーチャーの記憶喪失スキルの原因ともなっている宝具で、ゴスペルの強いバグのせいで、彼は記憶を失ってしまっている。

『悪夢の障壁(ドリームオーラ)』
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:自身 最大補足:自身
嘗てアーチャーが記憶を失う前、WWWと呼ばれるネット犯罪組織のシークレット・エリアから奪取した防御プログラム。
元々は、嘗てWWWがドリームウィルスと呼ばれる究極のウィルスを利用、軍事衛星をハッキングし、世界を火の海にしようと計画した際、
そのウィルスに組み込まれていた防御プログラムである。発動するとアーチャーの身体を覆い込むように、薄い紫色のオーラが纏われる。
このオーラが纏われている際は、『対魔力ランクはカッコ内のそれに修正され、筋力B以下のサーヴァントの物理攻撃は全て無効化される』。
本来ならば常時、何のデメリットもなく纏われていた物なのだが、サーヴァントとしての制約により、オーラの展開には常時魔力消費を必要とする。
また、オーラや障壁と言ったものを剥がす、或いは、ステータス向上手段を打ち消すような攻撃や宝具の前には無意味で、『1回だけ攻撃を無効化した後に』この宝具は剥がされる。魔力が許す限りにおいて、再び宝具を展開する事は可能。

【weapon】

【人物背景】

かつて科学省で働いていた世界的なプログラミング技術者、コサック博士の手によって作られた、世界初の完全自律型ネットナビ。
より強く、と言う意味を込めてその名前は付けられており、あらゆる能力を吸収して自らのものとする、『ゲットアビリティプログラム』を搭載している。
オペレーターの指示が無くても勝手に動く事と、その優秀な性能と高慢気味な性格のAIから人間、ネットナビ問わず多くの者から疎まれていた。
ある時、フォルテの開発と近い時期に開発されていた初期型インターネット、プロトに接続した電子機器が誤作動をおこし、
破壊されると言う事故が発生するが、当時の科学省職員はこれをフォルテの仕業と断定。彼のデリートを決定する。
コサックは当然反対するが、反対虚しくデリート寸前までフォルテは傷を負うが、逃走。
インターネットの奥にまで逃げ込み、ナビの残骸やウィルスを喰らいながら、フォルテは自らをデリートしようとした人間を強く憎むようになる。
それから20年経過した後、量産された自らの偽物が表舞台を騒がせていると言う事件以降、表舞台に自ら身を乗り出す。
同時期にWWWの首魁であるDr.ワイリーとコンタクトをとり、人間へ復讐するために手を組んだ。
自らの冤罪の切欠となるプロトの強奪作戦が行われた後、最終プロテクト・ガーディアンを破壊しコアをゲットアビリティプログラムで吸収。
パルストランスミッションシステムを使ってプロトの電脳にまで追ってきた光熱斗とロックマンに戦いを挑むも敗北。
ダメージを負い弱った所を、解凍終了したプロトに呑み込まれ、デリートされた、と思われたが、何処からか現れたゴスペルの残骸の求めに応じるように、
それを吸収。この時手傷の回復と、以前よりも遥かに強大な力を手に入れたが、ゴスペルの身体を構築する凄まじいバグは、フォルテの記憶を抹消してしまった。

今回のフォルテは、ロックマンエグゼ3において、シークレットエリア3でロックマンと光熱斗と戦った後からの参戦である。

【サーヴァントとしての願い】

もっと力を……。




【マスター】

ナジェンダ@アカメが斬る!

【マスターとしての願い】

帝都を牛耳る将軍の殺害。だがその為に、異世界とは言えこの街で無益な犠牲が伴うのであれば、この限りではない。

【weapon】

義手:
右腕全体を覆うように装着された、最早鎧と言っても過言ではない程の大きい義手。
様々なギミックが内包されており、その最たるものが、ワイヤで連動された右手部分を射出すると言うもの。
この他にもさまざまなギミックが、内包されているのかもしれない。

この他にも、浪漫砲台パンプキンや、電光石化スサノオと言う帝具を所持していたが、前者はナイトレイドの部下に譲渡。
後者は、契約者の鍵に導かれる際に、元の世界に置いて来てしまった。

【能力・技能】

 上記にもあるように、今のナジェンダ自身は現在帝具を持たない状態であるが、その身体能力は通常人とは比較にならない。
少なくとも今の<新宿>の住民程度では及びもつかない程の運動能力を発揮出来るし、元々帝都の将軍であったと言う来歴から、高い戦闘能力を誇り、軍略にも造詣が深い。

【人物背景】

右目の眼帯、右腕の義手が特徴的な銀髪の女性。こうなる前は誰もが認める美人であり、本当に男性からモテた程。
元々は帝都の将軍であり、浪漫砲台パンプキンと呼ばれる帝具を以て、あのエスデスですら認める程の功績を立てて来た、生粋の武人。
しかし、そのエスデスとの初の遠征にて彼女の軍の残虐非道な行いを目の当たりにし、さらにそれを許可・指示している帝国の腐敗を身に染みて感じていく。
その後、革命軍の砦を攻める為行軍中だった際、自身の考えを部下達に告げると自分を慕う部下達と共に革命軍に合流した。
だが追手のエスデス率いる軍隊の追撃にあい、粛清。ナジェンダは右目と右腕を失う。
その後は帝国を腐らせている元凶が皇帝補佐の大臣にあると確信した彼女は、大臣を暗殺する事でこの国の腐敗を断つ事を決意。
これが、帝都を騒がせる暗殺者集団、ナイトレイドの設立のあらましなのであった。

 電光石火スサノオをナイトレイドのメンバーに加え入れた直後の時間軸からの参戦。

【方針】

調査。……それにしても金がないと言うのは、辛いな。タバコが買えん……