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時間軸

雛代中学時代

1966年

  • 1月:謎の集団失踪事件発生
  • 3月:生徒の転出が相次ぐ

1967年

  • 8月:ハルマゲドン勃発

1968年

  • 1月:雛代校舎の海底洞窟にある祭壇から鮫氷しゃちが召喚され、鮫氷しゃちによる集団殺戮が行われる
  ┣蓮柄つぶら率いる土着の有志によって鮫氷しゃちは海底祭壇に再封印され、大津波により雛代の地が海の底に沈む
  ┗海底洞窟を校舎ごと地の底に沈める計画が持ち上がる
  • 3月:雛代中学閉校

妃芽薗(ひめその)学園時代

2007年

  • 1月:旧雛代跡地含む周辺地区の埋め立てが完了

2009年

  • 4月:妃芽薗学園設立
  • 9月:蓮柄まどか転入
  ┗希望崎学園理科教師・耶南蝕が妃芽薗学園に潜入する

2010年

  • 3月:蓮柄まどかが何者かに殺害される (血の踊り場事件の始まり)
  • 7月:模倣犯の出現もあり、血の踊り場事件が日常化する
  • 9月:学園が監獄化する
  • 12月:女祁哀生が、自警組織(後の番長グループ)の発足を訴える

2011年

  • 2月:番長グループが生徒会によって認可され成立
  •  ┗女祁哀生が耶南蝕に殺され、耶南蝕は、女祁哀生に成り代わる
  • 3月:女祁哀生に成り代わった耶南蝕が、番長グループによって処刑される
  •  ┗番長グループの認可が撤回される
  • 4月:認可撤回の取消を求めた交渉が行われる

2012年

  • 3月:番長グループの認可を巡る生徒会との交渉が決裂する
  • 4月:魔人能力が完全に封じられていないという事態に、ほとんどの生徒たちが気づく
  •  ┣生徒会が夜間の外出を、番長グループメンバーを含めて全面禁止を通達する。
  •  ┗番長グループはその通達を拒否したことで、生徒会と番長グループの間で小競り合いが起こる
  • 7月:両者で死者が発生し、小競り合いが殺し合いへと激化する

2013年

  • 4月:学園側によって転校生が召喚され、事態の収拾が図られるが、さらなる混乱を招く
  •  ┗夜間の殺し合いが日常化する

2014年

  • 4月:混乱の最中、山乃端一人狩りが勃発。学園に不穏な空気が流れ始める (葉隠事件)
  • 6月:うつるとミラ忌祓 南無阿弥陀仏子一 八七二三の三生徒会長の活躍によって番長グループが鎮圧される。
  • 7月:探偵部によって学園地下の祭壇が暴かれるが、風紀委員会によって閉鎖される。
  •  ┗地下の祭壇に生け贄が捧げられ、ハルマゲドンが発動する。

TIPS

人物・団体

蓮柄(はちすがら)(まどか)
 白いフードつきのパーカーを着たボーイッシュな体型の女の子。切れ長の目に、髪型はセミロング。
 生前は妃芽薗(ひめその)学園・環境美化委員・死体処理班・班長。
 現在は「案内人」と呼ばれ、ハルマゲドンに巻き込まれた者たちへの水先案内人を務めている。
 責任感が強いため、困っている人がいると放ってはおけない性格であり、人の嫌がる「死体処理」という仕事を率先して引き受けていた。
 地下祭壇を最初に発見し、妃芽薗(ひめその)の地に放置されていた無数の死体をそこに埋葬した。

「……私にはお前がアキカンに見える」

蓮柄(はちすがら)(つぶら)
 学園上層部を裏で操る人物。
 蓮柄まどかの実父で、戸籍上は双子の兄。
 黒いフードつきのクロークを纏った銀髪碧眼の美少年に擬態している。
 その正体は、11週目の胎芽のような姿をした化物。
 ヒトとの交配が可能で、知能も力も魔人をはるかに上回る。
 蓮柄まどかの実父であり、戸籍上は双子の兄。まどかを溺愛しているが、まどかはつぶらを忌み嫌っている。
 家系図上は、蓮柄家の男系は「蓮柄つぶら」ただ一人しかおらず、まどかを除く蓮柄家の女性は、脈々と、蓮柄つぶらとの間に子をもうけ、近親交配を重ねてきた。
 まどかにとって、蓮柄家の祖であると同時にその異様な家系図を生み出した悪夢の元凶ともいえる存在。
 魔人能力「マタニティ・ドール」によって、女性の胎内に寄生し、不老不死にしてその精神を操ることができる。

皐月咲夢
ハルマゲドンを引き起こした実行犯。今回のラスボス。
才色兼備で何でもそつなく熟してしまえるクールな美少女。
一度見た戦闘パターンを取得する特殊能力を持ち、歴代『暦』メンバーの中でも屈指の実力者と目されるが、自分が主体となって動くことを嫌う。
言語とは幼馴染の腐れ縁で幼少の頃に咲夢が口舌院家に引き取られてからの付き合い。
『暦』での役割は副部長補佐だが、基本的には欠員メンバーの代理で各役割を行う程度。
咲夢がいなければ計画を進めることは難しかっただろうと言語に言わしめるほどその影響力は大きい。
理論派の言語と違い、直感で動く感覚派。

卯月言語
今回の黒幕。
『暦』副部長。旧姓、口舌院。姉と妹がいる。
学園の秩序維持や平和を重んじるハト派の魔人だが、タカ派の魔人や一般生徒、さらには反魔人派の教師からも信頼されていることから、“学園の良心”と呼ぶ者も。
しかし、その実態は目的のために他者を利用することを厭わない冷酷な人物。
応用力が非常に高く、様々な策謀を張り巡らして状況を支配する能力に長ける。
一部の政治家や十束学園、スズハラ機関らと共謀して、魔人に関しての人体実験や『暦』史上最悪の虐殺事件などを利用してある計画を企てている。

霜月サビーネ
今回のハルマゲドンのきっかけを作った元凶。
常にハイテンションな魔人。
妃芽薗(ひめその)学園に強制転校させられ、現在は『カランドリエ』に所属。担当は雑用。
『カランドリエ』では、役立たず、存在が迷惑と散々な評価で、毎日のようにトラブルを引き起こしては芽月リュドミラらに怒られている。
その正体は、妃芽薗学園の動向および『カランドリエ』の監視目的で『暦』から派遣されてきたスパイ。祭壇の情報も彼女から言語に伝えられた。本来の担当は“暗部”で殺した相手に自分と同じ格好をさせるのが趣味の異常殺人鬼。

八部会
 蓮柄つぶらを中心とする団体。八部衆と呼ばれる土着の魔人集団を前身とする。
 学園の管理側にも、強いコネクションをもっており、多大な影響力を持つ。

『暦』
希望崎学園に存在する部のひとつ。部員は様々な事情から部室内で生活している。
部室は旧校舎地下に存在しており、生活住居の他、鍛錬場や研究室なども兼ね備えている。とても広い。
大々的に新入生を勧誘しないため学園内でも活動を知っているものは少数。
不定期に新部員をスカウトする他、学園の様々なレクレーションのお手伝いをしている。
部員は12名+部長1名。12名にはそれぞれ暦が苗字として使用されている。
部員の苗字に各暦が割り振られていることから分かるように、全員なんらかの事情で苗字が無い又は名乗れない状況にある。
部長は人前に出ないので、ほとんどの部員は顔も知らない。実際、存在しないのではないかとも噂されている。
実質、副部長が部内全ての権限を握っている。


『カランドリエ』
『暦』の妃芽薗(ひめその)学園支部。
フランス革命暦に倣い、葡萄月(ヴァンデミエール)から果実月(フリュクティドール)までの姓を与えられた十二名の部員で構成される。
基本的な性質は『暦』に準じて部長も同一人物であるが、月名はバラバラに付与されるため部員間に序列がなく立場は平等である。
希望崎の『暦』副部長に彼女らの指揮権も付与されるが、学籍を盾に一定の拒否を示すことも可能である。
基本的に『暦』部長には絶対服従なのだが、現在は部長派と副部長派に割れており派閥争いの懸念が生じている。

山ノ端一人
 ここ妃芽薗(ひめその)学園における生贄となった少女達。
 生贄に選ばれた者は学籍から抹消されるだけでなく、誰でもない「山ノ端一人」となり、皆の記憶からも消えてしまう。
 覇隠流とそのシンパが、妃芽薗学園においてハルマゲドンを起こすべく、無関係な少女達を「山ノ端一人」とみなして何十人も殺害したことにより、このシステムが形成されたと考えられている。

女祁 哀生

 女祁 哀生(めぎ-あいみ)
 猟奇殺人の嗜好を持つ少女。血の踊り場事件において、蓮柄まどかの死体の第一発見者。
 自らの衝動を抑えるため、この学園に入学した。入学前は、転校を繰り返しており、行く先々で通り魔的に人を殺していた。
 前の学校で親切にも最初に自分に話しかけてくれたクラスメイトを、衝動を抑えられずに殺してしまった出来事を機に、もう決して誰も殺さないと誓う。

 学園に張られたフィールドの影響もあってか、彼女の殺人衝動も、最初の内は落ち着いていた。しかし、血の踊り場事件において、蓮柄まどかの死体を目撃して以降、たびたび、忘れかけていたその衝動に襲われるようになる。

 番長グループの結成を訴えたのも、自らの衝動が破裂してしまった時のために、少しでも対策を打って置きたかったから。
 しかし、実のところ、彼女は学園側の不審な動きに気づいており、立場上は学園側の組織である生徒会を全面的に信頼することができなかった。しかし、それでも生徒会に在籍し続けたのは、学園に近い立場から学園の暗部を見極めるためでもあった。

 後に、血の踊り場事件において模倣犯が現れた際には、独りでそれと対峙し「対話」を試みる。
 しかし、自身の殺人衝動に打ち勝ち、自らに課した誓いを守ったがために、逆に殺されてしまい、姿や能力をコピーされてしまう。

「私は、もう……。誰も、殺さない」

耶南 蝕


『じゃあ、死んどけよ――』

 耶南 蝕(やまなみ-むしば)。妃芽薗(ひめその)学園に忍び込んだ希望崎学園の元男性教師。
 食した人間の身体の部位と能力、そして記憶や癖までをもコピーし、その人間に成り代わることができる。その人間に完全に成り代わるためには、身体の全ての部位を食べる必要がある。
 制約はともかく、割とありふれた能力。この能力の最も厄介な点は、死亡しても解除されない点である。
 血の踊り場事件の模倣犯の一人。
 女子生徒の姿で妃芽薗に潜入し、血の踊り場事件に便乗して快楽殺人を繰り返していた。

 犯行を女祁哀生に目撃される。しかし、彼女の強い意志に付け込み、殺してその肉を喰らうことで、女祇哀生に成り代わる。
 以降、耶南蝕は彼女の姿で殺人を繰り返すようになる。

 しかし、それによって調子付いたのか、彼の犯行はあまりにも大胆になって行った。結果、耶南蝕は番長グループのメンバーによって嵌められ、女祇哀生として処刑される。

鮫氷しゃち

 地下大空洞の祭壇から目覚めた少女。
 細身かつ色白の黒髪ロングストレート。白と黒を基調にしたセーラー服にセーラーキャップを着こなす。
 アイドル的な元気さと明るさに加え、清楚で可憐な容姿をしている。
 数十年前に呼び起こされた時は、彼女のお気に召す娯楽がなく、もう何もかもに飽きてしまった結果、盟約者すら嵌めて関係者全員の虐殺を決行した。(「たっのしいお祭りはじまるよーっ♪」)
 今回は、刺激や娯楽の種類の多い現代に呼び出されたこともあり、それなりにイマを満喫している。
 特にお気に入りはネズミのテーマパーク。

「呼ばれて飛びれて、れれれのれーん!」
「鎮魂歌? あはは、こんなのラプソディーじゃん」

プロローグ

生徒会

 妃芽薗(ひめその)学園における自治組織。
 自治組織とは言っても、業務内容自体は、一般の学校における「生徒会」と何ら変わりは無かった。
 血の踊り場事件が起こるあの日までは……。 

閉鎖された墓地

 蓮柄まどかが、地下の大空洞及び祭壇を利用して作り上げた巨大な霊園。
 生徒会と番長グループとの間に生じたハルマゲドン収束後、地下奥深くで発見された大空洞及び祭壇のこと。
 この祭壇に「山ノ端一人」を生け贄に捧げることで、ハルマゲドンが発動する。
 今回のハルマゲドンは、学園側の何者かが、この祭壇に生け贄を捧げたことで起こったとされる。

血の踊り場事件

 学園内で突如として発生した、謎の連続殺人および殺人未遂事件。また、便乗した模倣犯の犯行などもこれに含まれる。
 最初の犠牲者である「蓮柄まどか」の死体発見場を指して、このように呼ばれるようになった。(蓮柄まどかの遺体は学園側が回収している)

 生徒会は、この事件以降、他の魔人学園と同様の役割を担うことになる。だが、生徒たちの期待に反して、生徒会は犯人どころか事件の手がかりすら見つけられず、生徒たちの不安と疑念は増大していく事となる。

最初の事件の裏
 蓮柄まどかが、つぶらを踊り場に呼び出し暗殺を図っていた。
 つぶらとまどかは、学園において、以前にも接触があり、つぶらは、まどかに対して、自分たちの出生やこの学園の秘密、さらには自身の能力についてまで、ぺらぺらとしゃべっていた。
 まどかはつぶらの自分へのその信頼に付けこんで、つぶらにフィールドを弱めさせる。そして、自身の能力を発動させ、つぶらに呪いをかけた。

 だが、結果的にまどかは死に、つぶらは生き残る。しかし、まどかの呪いの進行を食い止めるために、つぶらは、まどかを生前の姿のまま維持する必要があった。

 つぶらは、その女性の肉体やその死を意のままに操る能力を、父親から受け継いでいる。ただし、つぶらの場合は、血の繋がりとその女性の胎内に入る必要があった。
 つぶらは、まどかの胎内に入り、まどかの肉体を生前のまま維持しようと図る。
 つぶらの高二力フィールドは中二力の分解と、中二力の残滓の浄化という二つのプロセスから成り立っている。そのうち残滓を浄化する働きは、まどかの肉体を維持することに対して、多くの力を割いてしまったために弱まっている。

 それによって、以降、妃芽薗では一部の魔人は、特定の状況下において魔人能力の発動が可能となった。また、つぶらの暗躍はこれ以降も続いたため、妃芽薗学園はさらなる混乱に陥っていく。

番長グループ

 生徒たちが、自主的に結成した自警組織。
 希望崎学園に習って、番長グループと名乗っている。希望崎学園や他の魔人学園と異なる点は、正式な手続き(生徒会の認可の元)に則って結成されたという点である(ただし、生徒会と対立後は、その認可も撤回されている)。

 生徒会が手をこまねいている間にも、血の踊り場事件の犠牲者はどんどん増えていった。
 生徒会の一書記に過ぎなかった女祁 哀生(めぎ-あいみ)は、そのような状況の中で、自らが属するはずの生徒会の動きの遅さを徹底的に批判し、生徒たちによる自警組織の結成を訴えた。
 生徒たちの大半が彼女の声に賛同したため、生徒会も認可を出さざるを得なくなる。
 結成された自警組織は、希望崎学園などの他の魔人学園に習って、番長グループと名乗る。
 このような経緯があり、女祁哀生は、生徒会の中で完全に疎まれ孤立するが、番長グループには属さず生徒会に在籍し続けた。

生徒会と番長グループ


 耶南蝕が女祁哀生の姿のまま、死んだことで問題が起こる。誰もが、女祁哀生が真犯人もしくは模倣犯だと確信したのである。

 番長グループは、女祁哀生がずっと生徒会に在籍し続けていたことを取り上げ、彼女と生徒会の係わりを怪しみ、今まで女祁哀生を野放しにしてきた生徒会を糾弾した。
 一方、生徒会は、女祁哀生を擁護する。
 番長グループの発足を巡って、女祁哀生は生徒会の中で疎まれるに至ったが、それでも女祁哀生は人格者であり、彼女と距離が近かった生徒会だからこそ、女祁哀生を心の底では認め、信頼し、理解していた(だが、湊乃照よりも遠い場所にいたため、微妙な変化には気づけなかった)。
 それゆえに、むしろ生徒会は、番長グループが何の弁護の機会も無く、女祁哀生を、殺したことを問題にする。そして、番長グループに対する認可を撤回した。
 番長グループからしてみれば、女祁哀生は現行犯である。彼らは自らの命を危険に晒してまで、事件の解決に尽力した(実際、番長グループからは何名も犠牲者が出た上に、そのとき殺しておかなければ、さらに番長グループ側の犠牲者は増えていた)。にも係わらず、生徒会からそのような対応をされたことに対して、彼らが納得など出来るはずもなかった。

 このやり取りが契機となり、生徒会と番長グループの間には、決定的な亀裂がもたらされる。

 はじめこそ、水面下で穏便な話し合いが行われてはいたが、1年後にはそれも決裂した。
 番長グループは生徒会の認可無しで、夜間の学園の警備を行い始める。

 また、その頃には、何らかの条件が整えば、自らの魔人能力が発動できるということが、学園全体で認知され始めていた。

 条件さえ整えば、この妃芽薗でも魔人能力が使える――。その事実が、生徒たちに与えた影響は大きかった。
 生徒たちの中には夜間に出歩く生徒の存在を恐れる声もあり、その声は大きくなっていった。
 元々、夜間の外出自体が禁止だったこともあり、生徒会は、番長グループにもそれを守るよう命じる。

 番長グループは、それを事実上の解散命令と認識し、それを拒否する。
 それを受けて、生徒会は、夜間の出歩きを発見しだい、番長グループのものであろうと、その生徒を拘束し尋問するという通達を彼らに行う。
 番長グループは、今までの経緯もあってか、その通達を黙殺し、夜間の学園の見回りを続行した。
 当然、夜間において、生徒会と番長グループは衝突することとなる。
 生徒会と番長グループは、はじめの内は些細な小競り合いだけで済んでいた。しかし、両陣営に死者が出てからは、魔人能力や固有技能を用いた完全な殺し合いへと、それは化していく。
 さらに1年後には、それが夜間において日常化する。

妃芽薗(ひめその)

妃芽薗(ひめその)学園

 中高一貫の全寮制の新設の女子校。
 男子禁制で、ほとんどの生徒が小学校を出て以来、男性を見たことがない。
 ただ、平均的な男性よりもずっとカッコいい(または素敵な)女性が、この学園には非常に多く存在するため、女生徒同士で付き合うことも珍しくない、というか普通である。
 男子への憧れを口にする声は聞かれない。しかし、人里ハジメが現れた際には、学園中が湧き、寄ってたかって彼を追いかけまわした。そのため、イケメンへの耐性は低いと思われる。

 まだ卒業生は出ておらず、今年はじめて卒業生が出る。
 魔人学園といっても、表向きは些細な小競り合いも無く、開校以来ながらく平穏であった。

 しかし、実情は夜間の生徒の殺傷事件が跡を絶たず、その規模は年々拡大していった。
 学園側は転校生を召喚し、争いを沈静化および、その原因を調査しようとした。
 だが、原因を突き止めぬうちに、多くの転校生はそのまま失踪してしまう。

 生徒たちの魔人能力は、学園を覆うフィールドによって封じられている。そのなのに、なぜ争いが起こる……。学園側は頭を抱えた。

 だが、学園側のその態度にこそ裏があるとは、生徒たちの誰もが気づいていない。


女装

妃芽薗(ひめその)における男子の正装。
外部から来訪する男子は、皆、校門において女装に着替える。

高二力フィールド

 学園の地下深くより発生している魔人の能力を抑え込み、打ち消すフィールド。
 どのような仕組みでこのフィールドが発生しているのかは不明。
 ちなみに、打ち消すと言っても、完全に消し去るわけではない。打ち消された中二力はフィールドによって分解され、中二痕へと姿を変えて周囲を漂う。
 その中二痕の残滓の濃度が高まると、フィールドの持つ分解作用が上手く働かなくなる。結果、フィールドは、より大きな魔人能力から発せられる中二力しか分解できなくなり、より小さな魔人能力では、その発動を許してしまう。。
 一部の教師たちの間だけで伝わっている噂によると、このフィールドはある少女の能力により発生しているとか。
 しかし、一人の少女の能力で、学園全体を覆えるとは、にわかに信じがたい。

 このフィールドに慣れていないものや、高二力に対する耐性の低いものは、軽度な「高二病」を併発してしまい、魔人としての身体能力やメンタルが低下する。

転校生

 学園側が「問題解決のため」と称して呼び出している。
 しかし、これによって事態は逆に混乱させられている。

神隠し

 学園内で起こる謎の失踪事件。
 これと平行して、犯人不明の殺人事件および殺人未遂事件も発生している。
 これの影響か、精神的に病む生徒も多く、事件が事件を生む状態。

 夜間に行われる殺し合いも、元はこれが原因で起こったもの。
 学園側はこの事情を外部に対して一切伏せ、生徒たちを学園の中に閉じ込めている。
 生徒たちには、犯人を外に逃がさないためであるという理由をつけて。

契約先生ノンべえ

 人外。性別はあるようで無い?
 妃芽薗(ひめその)の(ある意味で)マスコット的存在。
 魅瀧胎での騒動は、ここ妃芽薗(ひめその)では周知の事実である。
 新任の挨拶の折に「僕と契約して、魔法少女になってよ!」と、壇上で呼びかけた際には、全校生徒が冷笑を浮かべた。(ただし、数日ほど前にとある理由からこちらに転入していた『山乃端一人(=)』は、その事実を知らず、のこのこと契約しに行った。山乃端一人は、その後魔女化するが、夜な夜な繰り返される争いに巻き込まれて消滅する。)

 安子(やすこ)先生に何度もアタックをしかけているが、ことあるごとに契約契約言うので、「それには及ばないワ」と、安子先生にはそっぽを向かれてしまう毎日。
 生徒らからは、陰で「淫獣」と呼ばれている。

安子=サークル=フレイム(安子先生)

 安子(やすこ)。
 日本人の父親を持つ。
 英語教師。美人。日本語が上手。

人里ハジメ

 耶南蝕を追って、妃芽薗(ひめその)に現れた転校生。
 黄色い悲鳴とともに、学園中を追い回され、精神衰弱に陥り行方を眩ませている。