「ええい!なぜあれは落ちない!!」
火星の衛星、ファボスにある施設を攻撃している艦隊、その司令官が机を叩いた。
最近になって発見されたこの施設は火星のテロリストの基地だとされ、駐留軍は圧倒的戦力を持ってこれを制圧せんとした。
しかし攻撃開始からすでに1時間が経過しているというのに、いまだなんの報告も上がってこない。
「戦況はいったいどうなっている!?前線からの報告はまだか!!」
「本宙域は現在強い電波妨害状態にありますゆえ、まだ」
「おのれぇ。大体たかだかテロリスト相手に何をしているのだ!!」
再び司令官が机を叩いたとき、一機のグワッシュが前線より帰ってきた。
「あれは誰の機体か!?」
「あれは……セジュ・ドドイン少尉の機体です。あ、ドドイン少尉より緊急入電!」
「読め!」
「はい!『敵は未確認の新型機を用い、あの施設を保守している模様。現在の兵力では太刀打ちできず』です」
「なにぃぃ……?」
司令官のこめかみに青筋がぴくぴくと浮かび上がる。
「なぜこれだけの戦力がありながら太刀打ちできんのだ!!いったい新型機とは何だ!!」
「分かりません。しかし報告によれば新型は、ガンダムタイプのようです。それも、たった1機」
「な、何だと!!」
驚愕した司令官が再び何かを叫ぼうとした時、レーダーを担当していたオペレーターが悲鳴を上げた。
「敵施設方向より高エネルギー反応!!ビームです!」
「何!!か、回避だ!!」
「だめです、間に合いません――――!!!」
火星の衛星、ファボスにある施設を攻撃している艦隊、その司令官が机を叩いた。
最近になって発見されたこの施設は火星のテロリストの基地だとされ、駐留軍は圧倒的戦力を持ってこれを制圧せんとした。
しかし攻撃開始からすでに1時間が経過しているというのに、いまだなんの報告も上がってこない。
「戦況はいったいどうなっている!?前線からの報告はまだか!!」
「本宙域は現在強い電波妨害状態にありますゆえ、まだ」
「おのれぇ。大体たかだかテロリスト相手に何をしているのだ!!」
再び司令官が机を叩いたとき、一機のグワッシュが前線より帰ってきた。
「あれは誰の機体か!?」
「あれは……セジュ・ドドイン少尉の機体です。あ、ドドイン少尉より緊急入電!」
「読め!」
「はい!『敵は未確認の新型機を用い、あの施設を保守している模様。現在の兵力では太刀打ちできず』です」
「なにぃぃ……?」
司令官のこめかみに青筋がぴくぴくと浮かび上がる。
「なぜこれだけの戦力がありながら太刀打ちできんのだ!!いったい新型機とは何だ!!」
「分かりません。しかし報告によれば新型は、ガンダムタイプのようです。それも、たった1機」
「な、何だと!!」
驚愕した司令官が再び何かを叫ぼうとした時、レーダーを担当していたオペレーターが悲鳴を上げた。
「敵施設方向より高エネルギー反応!!ビームです!」
「何!!か、回避だ!!」
「だめです、間に合いません――――!!!」
火星の衛星ファボスに突如現れたガンダムタイプ。
たった一機で駐留軍を退けるほどの力をもつこの機体の正体は!?
たった一機で駐留軍を退けるほどの力をもつこの機体の正体は!?
次回機動戦士ガンダムホシュ 「慰めの報酬」
再び戻るそのときまで、生き残れホシュ!