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○月×日
Endymion-342、大破。
教会の真ん中でバラバラになっていたらしい。
短い間だったが彼は貴重なデータと経験を私たちにくれた。なのに、こんな最期を迎えなくてはならないのか。いくら機械だからって、あんまりじゃないか。

とても作業をやる気にはなれなかった。会長は彼の残骸の一部を歴史博物館へ送ることと、一週間の活動休止を決めた。

後悔しか無い。
もしあの時無理矢理にでもパーツを交換してやっていれば。
あんな魔法を受けてもいくらか耐えられたかもしれない。

もし戦闘モードの修復に成功していれば。
彼が無用な苦悩を背負わずに済んだかもしれない。

もしあの時感覚神経なんて移植しなければ。
痛みの中で最期を遂げることは無かったのかもしれない。

もしあの時、私が「せっかくだから動かしてみよう」なんて言わなければ。
言わなければ。

副会長が彼の胸部から何かを見つけたらしい。水の入った瓶と、火の玉、そして開かない封筒。
これが何を意味するのか分からないが、しばらく副会長に預けておこうと思う。
いまの私では、持つことはおろか見ることすら耐えられないだろう。