New Year shrines find pagan pilgrims looking for love, larger libidos

The story below is originally published on Mainichi Daily News by Mainichi Shinbun (http://mdn.mainichi.jp).
They admitted inventing its kinky features, or rather deliberately mistranslating them from the original gossip magazine.
In fact, this is far from the general Japanese' behavior or sense of worth.
このページは、毎日新聞事件の検証のための配信記事対訳ページです。直接ジャンプして来られた方は、必ずFAQをお読みください。
※ この和訳はあくまでもボランティアの方々による一例であり、翻訳の正確さについては各自判断してください。
もし誤訳(の疑い)を発見した場合には、直接ページを編集して訂正するか翻訳者連絡掲示板に報告してください。




New Year shrines find pagan pilgrims looking for love, larger libidos

「初詣で八百万の神々へとお参りに来る不信心者は愛を、膨らむ欲望を追い求める」


週刊実話 2005/01/06・13 (p.50-54) との検証

  緑の文字は全て週刊実話 2005/01/06・13 (p.50-54) との検証結果です。
  検証内における引用は全て上記より。
  引用元タイトル:「インポ封じ」から「恋愛復活」まで 列島縦断 ユニーク御利益の神社 ごあんな~い!

  +のボタンを押すと、引用元記事との検証結果が見られます (Java Scriptの実行を許可して下さい)。
  特に記載のない部分については、元記事とほぼ同内容です。
1
Though most Japanese insist they're not religious, the heavy influence of Buddhist, Shinto and Confucian practices in their lives suggest otherwise, and New Year's Eve will again this year see millions flocking to places of worship, some of them boasting of less than mainstream effects, according to Shukan Jitsuwa (1/6-13).
ほとんどの日本人が自分は無宗教だと言うものの、その一方で仏教と神道と儒教が彼らの生活には深く根ざしている。
今年の大晦日もまた、何百万もの人が神社に参拝し、神社の中のいくつかには俗っぽい御利益がある。週刊実話(1/6-13日号)が報じた。
+ ...
この部分に対応する文章は元記事にはありません。タイトルにもpagan pilgrims「不信心の参拝客」という言葉を入れて、
宗教観が日本人の生活に根ざしていると言いつつ、日本人は無宗教だと断定しています。

less than mainstream effectsという言葉は、元記事では「ユニークな御利益」となっています。
あえて「ユニークな」を「すごく変」ぐらいに訳しても、せいぜい weird のような言葉にしかならないと思います。
そこをあえて、less than mainstream 「主流以下」、すなわち「程度が低い」と訳すことで、
「宗教なんて信じていない日本人が恋愛や賭け事や精力回復の程度の低い俗っぽいことになると神様に頼ろうとしている」
と、日本人の宗教観を揶揄し、一神教の信者であろうメイン読者に日本人の悪いイメージを与える意図がはっきりあったと考えられます。

元記事には下記の11ヶ所神社が紹介されていますが、Waiwai記事で選ばれているのは★の7ヶ所です。この選ばれ方の偏り具合も恣意的なものを感じます。
 ☆札幌八幡宮 (北海道)
 ★皆中(かいちゅう)稲荷神社 (東京・新宿区)
 ★金刀比羅宮 (東京・港区)
 ★伊豆山神社 (静岡・熱海市)
 ★安井金刀比羅宮 (京都・東山)
 ☆晴明神社(京都・上京区)
 ☆壹錢大明神 (京都・祇園)
 ★櫟谷七野(いちだにななの)神社 (京都・上京区)
 ★飛鳥坐(あすかいます)神社 (奈良・明日香村)
 ☆男綱女綱 (奈良・明日香村)
 ★歓喜神社 (和歌山・白浜)
 ☆おいとしぼし社 (大阪・住吉大社)
 ☆伊豫豆比古命(いよずひこのみこと)神社 (愛媛県)
 ☆宝当神社 (佐賀県)
2
Take Kaichu Inaba Jinja, a Shinto shrine in the heart of Tokyo's Shinjuku. The shrine is located in what was once the base of a group of musketeers during feudal times, the frequent target practice of the olden days now supposedly making it popular for those looking to hit it big with a win on the horses, boat races or lotteries.
東京の新宿の中心にある皆中稲荷神社を見てみよう。この神社は江戸時代に鉄砲組百人隊の基地だった場所に立てられている。その頃によく
練習用に使われた的に玉がよく命中した事から、今日では競馬や競艇、宝くじなどで一発当てたい人たちがこぞって訪れるようになっている。
  訳者注:原文では新宿区百人町にある皆中稲荷神社が皆中因幡神社になっていました。間違いかと思います。
      また、原文を読むとこの神社が江戸時代より後に建ったかのような印象がありますが、実際には以前からあった
      稲荷さんに皆中(みなあたる)のご利益があると江戸時代に広まった、というのが事実のようです。
3
"It's not uncommon for people who've won a big lottery prize to come back here and make an offering of thanks," a shrine insider tells Shukan Jitsuwa.
「宝くじで大きな賞金を得た人がここにお礼参りをしていくことは珍しいことではありません」と神社に務める人は週刊実話に語る。
4
Kotohira-gu shrine in nearby Minato-ku is for those looking to give up vices like smoking, drinking and gambling.
港区の金刀比羅(ことひら)神社はタバコや飲酒、賭け事などの悪習を断つ者達のための神社である。
+ ...
...
元記事より
この神社には、酒を断ち、禁煙を誓い、賭博を断つことに霊威顕著という「押手(おしで)の誓」という祈祷がある。ただし、よほど姿勢を正してかからないと、ご利益のほどが望めないのは当然だ。

虎ノ門の金刀比羅寓のHPで、「押手の誓」については確認できました。ただ、この「押手の誓」についてはHP中にも
「他の祈願種と異なり特殊なものなので一度社務所にてご相談下さい」とあるので、waiwaiのように「タバコや飲酒、賭け事
などの悪習を断つ者達のための神社」と書いてしまうとそれ専用の神社であるように思われるかもしれません。
http://www.kotohira.or.jp/kitho2.html
5
Izuyama Jinja, another Shinto place of worship located in Atami, Shizuoka Prefecture, is best known for the tree on its grounds. The tree is called a butcher's broom, or nagi in Japanese and is named after Izanagi, the mythical god of Shinto legend whose spilled sperm formed the main Japanese islands. Carrying leaves from the tree is said to offer success in love.
静岡県の熱海にある伊豆山神社は、そのご神木で有名だ。この木は英語で虐殺者の箒(訳者注:本当は別の木です)、日本語で梛(なぎ)という
名の種類である。この名前は伊弉諾(いざなぎ)という、こぼした精液で日本の本州を作り上げた神道の伝説上の神の名前にちなんで呼ばれる
ようになったものである。このご神木の葉っぱを持って帰ると恋愛成就のご利益があると言われている。
  訳者注:伊豆山神社のご神木は梛の木です。マキ科マキ属の常緑高木で、別名は「ベンケイナカセ」「センニンリキ」といい、英名はありません。
      ユリ科の常緑低木にナギイカダという木があり、こちらの英名はbutcher's broom(虐殺者の箒)というものです。
      つまり原文では伊豆山神社のご神木の種類が間違えられていることになります。
+ ...
元記事より
祭神は火牟須比命(ほむすびのみこと)、セックスの神である伊邪那伎命(いざなぎのみこと)、伊邪那美命(いざなみのみこと)。ゆえに縁結びの神として広く知られるようになった。
社頭の左右には御神木のナギの木があって、この木の葉っぱを持っていると必ず恋が成就するといわれる。良縁を求める若い男女におすすめだ。
元記事には伊邪那伎命についての細かな説明はありません。
精液云々という説明をどこから持ってきたかは不明です。
伊邪那伎命と伊邪那美命が天の浮橋から天のヌ鉾で混沌とした海をかき混ぜて引き上げると、澄んだ潮(しおみず)の雫によって最初の島ができます。
その島に降り立って二人は結婚し、神格を持った日本の島々を生みます。「国生み神話」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E7%94%A3%E3%81%BF
こぼれた滴は精液ではないですし、本州などの島は伊邪那美命が生んだものです。
伊邪那伎命と伊邪那美命は日本の国土と自然現象の神々を生んだ日本神話における創造神ですから、セックスだけに焦点を当てられるのは違和感を感じます。
6
Taking a bit both ways, according to Shukan Jitsuwa is Kyoto's Yasui Kompira, a shrine that offers people the chance to either find the love of their life, or get rid of an unwanted love. A stone's throw away is Ichidaninanano Jinja, a Shinto shrine that promises to requite unrequited love.
週刊実話によると、京都の安井金比羅宮は縁結びと縁切り両方のご利益を願う参拝者が募る神社であるとのことだ。櫟谷七野(いちだにななの)
神社では石を投げることで報われない恋を成就させるご利益がある。
  訳者注:櫟谷七野神社は社前に白砂を積むことで浮気封じや復縁などのご利益があるそうです。WaiWaiの文章にある、
      石を投げることで恋愛というのはソースか何かあるんでしょうか。
+ ...
元記事より
祭られているのは春日大社に由来する春日大神。恋愛にご利益の神社仏閣というのはよく聞くが、別れた相手との“恋愛復活”を叶えてくれるという神様はさすがに珍しい。
(中略)しかし、こっそり願を掛けに来る人は結構いる。石段を上って本殿前に立つと、足元に砂が散らばっている。参拝者が持ち込んだ白砂だ。これを手でかき集めて山に登る。
これを高砂山と呼び、別れた相手の名前を唱えて願を掛ける。復縁だけでなく、浮気封じにもなるという。
石を投げる(A stone's throw away)とは元記事にはどこにも書いてなく、明らかに創作であると言えるでしょう。
砂を集めることから、石を投げることに変えた理由は謎ですが、より過激な行為に変えようとしたのかもしれません。
7
Nara, Japan's ancient capital, is also home to the Asukaimasu Jinja, whose gardens are filled with rocks that may be in a vast array of sizes but all share the common trait of being phallus-like. In fact, there are so many penis projectiles in the place, a visit is said to offer a surefire cure for impotency.
日本の旧首都である奈良には飛鳥坐(あすかいます)神社がある。ここの境内は石で埋め尽くされ、いろいろなサイズはあるもののそれらは全て
男根の形をしているのである。実際、非常に多くのペニス型ロケットが並んでいるので、参拝客は性的不能が快癒すると言われている。
8
In one section of the garden, there's a stone that resembles the female genitalia, which directly faces one of the "penis rocks" in a manner said to resemble the couples facing up to things together, which is what the Shinto place of worship is said to offer believers.
境内の一角には女性器を模した石があり、男根石がその目の前にある。これは男女が一緒に物事に立ち向かえるという御利益のある神道の礼拝所とされている。
+ ...
元記事より
境内のいたるところに、大小さまざまな石が鎮座しているのだが、どれもよく見ると勃起した男根の形をしている。いわゆるマラ石である。
(中略)その亀頭を撫で、その手で自分の股間をさすり、元気回復を願う中高年の参拝者が少なくないという。
境内の端には、マラ石と女陰石とが対になった“むすびの神石”という夫婦石もあり、こちらは縁結びのご利益。」
元記事にある参拝の仕方であるが、waiwaiでは歓喜神社についての説明の部分に記述されています。
また、“むすびの神石”に対しては元記事には縁結びのご利益となっていることに対し、the couples facing up to things together(男女が一緒に物事に立ち向かう)と内容が変わってきています。なお、下のページで石の写真が確認できます。
http://f1.aaa.livedoor.jp/~megalith/asukanimasu.html
9
It's a similar situation at Kanki Jinja in Wakayama Prefecture, where its whopping phallus rocks are said to restore virility to the impotent, provided they first rub one of the stones and then their own crotch, Shukan Jitsuwa says.
和歌山県の歓喜神社にも同様のものがある。べらぼうな大きさの男根石がそこにはあり、石の一つをこすった後で自分のものをさすればインポ
テンツの状態から勢力を取り戻すというご利益があるといわれている、と週刊実話は報じた。
+ ...
元記事より
境内をいく回廊には、別の女陰石と並んでたくましい男根石が屹立している。男性機能の回復にご利益があるといい、ほかにも神殿には男根型の巨木が所狭しと供えられている。
元記事にも男性機能の回復ということは書いていますが、石をこすって云々というやり方に関しては前述の飛鳥坐神社のものです。
なぜ飛鳥坐神社の方に書かなかったかは分かりませんが、ソースを改ざんしているといえるでしょう。

December 31, 2004

翻訳の訂正

for those looking to give up vicesの訳について「悪徳を嗜む」を「悪習を断つ」に訂正しました。(08.8.27)
some of them boasting of less than mainstream effectsの訳について「中には主流ではないながらもそれを誇らしく思っているものもいる」を「神社の中のいくつかには俗っぽい御利益がある」に訂正しました。(08.8.27)
タイトルについて「お参りに来る者達」を「お参りに来る不信心者」に訂正しました。(08.8.27)
「これは互いの性器を目の当たりにした男女を模した様式だと言われ、神社が信者を呼び込むためにおいたものだといわれている。」を「これは男女が一緒に物事に立ち向かえるという御利益のある神道の礼拝所とされている。 」に訂正しました。(08.8.31)

記事を読んでの感想

【冒涜】毎日新聞に天罰を調伏祈願するスレ 9術目より
195 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/07/10(木) 17:06:31 ID:EFx19rHH0
ttp://web.archive.org/web/20060109015148/mdn.mainichi-msn.co.jp/waiwai/archive/news/
2004/12/20041231p2g00m0dm998000c.html 
ttp://www.prattle.net/archives/001689.html 

伊豆山神社の御神木「梛 なぎ」の名前の由来に、 
神木のナギとは、日本語で畜殺者・虐殺者のほうき(魔女の空飛ぶほうきにひっかけている?)という意味。とか、 
イザナギとは、こぼした精液が主な日本の島を形成した神道伝説の神話の神。など、 
わざわざ虚偽の侮日解説を付け加える、バチ当たりな毎日新聞。 
宗教をバカにするのは、欧米じゃ絶対的なタブーなのに、日本ならOK? 
欧米とは関係ない宗教だからといって、他国の宗教を嘘の記述を加えてまで侮辱するなんて酷すぎます。 
↓ 
Izuyama Jinja, another Shinto place of worship located in Atami, Shizuoka Prefecture,
is best known for the tree on its grounds. 
The tree is called a butcher's broom, or nagi in Japanese and is named after Izanagi,
the mythical god of Shinto legend whose spilled sperm formed the main Japanese islands. 
Carrying leaves from the tree is said to offer success in love. 

伊豆山神社は(熱海、静岡県に位置する別の神道教会)は理由のある木(神木のナギ)によって最もよく知られています。 

神木のナギは、日本語で畜殺者・虐殺者のほうき(ほうきの柄)、またはnagiと呼ばれ、 

Izanagi(こぼした精液が主な日本の島を形成した神道伝説の神話に出てくる神)にちなんで名付けられます。 

神木のナギの葉を所持すると、恋愛が成就すると云われています。 

274 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/07/10(木) 23:03:16 ID:EFx19rHH0
訂正させてください。 
butcher's broom は、「虐殺者のほうき」という植物の名前でした。 
↓ 
butcher's broom [名]《植》ナギイカダ:ユリ科の常緑低木 

ですが、伊豆山神社のご神木の椰(なぎ)は、マキ科マキ属の常緑高木で、別名は「ベンケイナカセ」「センニンリキ」。
英名はありません。 
ナギイカダは、葉っぱが椰(なぎ)と似ているので「ナギイカダ」と名付けられましたが、椰(なぎ)とは種類の違う
低木です。なんで、わざわざこんな間違い方をするのでしょう。 
ライアン・コネルが、椰(なぎ)とナギイカダを「間違えた」のは、butcher's broom という英名を使いたかったか
らでは?「虐殺者・畜殺者(butcher)」と英名にあるほうが、正しい椰(なぎ)の説明より、「面白い」ですからね。 
↓ 
ttp://web.archive.org/web/20060109015148/mdn.mainichi-msn.co.jp/waiwai/archive/news/
2004/12/20041231p2g00m0dm998000c.html 
ttp://www.prattle.net/archives/001689.html 

Izuyama Jinja, another Shinto place of worship located in Atami, 
Shizuoka Prefecture, is best known for the tree on its grounds.  
The tree is called a butcher's broom, or nagi in Japanese and is named after Izanagi, 
the mythical god of Shinto legend whose spilled sperm formed the main Japanese islands. 
Carrying leaves from the tree is said to offer success in love. 

伊豆山神社は(熱海、静岡県に位置する別の神道教会)は理由のある木(神木のナギ)によって最もよく知られています。 
神木のナギとは、butcher's broom [名]《植》ナギイカダ:ユリ科の常緑低木、日本語でnagiと呼ばれ、
→本当の椰(なぎ)はマキ科マキ属の常緑高木。英名なし。 
Izanagi(こぼした精液が主な日本の島を形成した神道伝説の神話に出てくる神)にちなんで名付けられます。
→こぼした精液ではなく、イザナギとイザナミの子供が日本の島々になりました。 
神木のナギの葉を所持すると、恋愛が成就すると云われています。 

拡散状況

英語サイト
部分転載:http://www.prattle.net/archives/001689.html


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最終更新:2008年11月15日 14:12
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