第26話 ヤサコとイサコ


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ヤサコ「都市伝説によると、電脳ペットは死んだ後、ある場所に移り住むそうです」

メガばあ「4423はイサコの患者ナンバーじゃ。彼女の治療のために作られた実験医療空間、4423があっちの原型なのじゃ。それに信彦が死んだのは、イサコがミチコに願ったからではない!」

おばちゃん「どういうこと?」

メガばあ「信彦は交通事故の直後、すでに死んでおったのじゃ。事故のあと、かろうじて目覚めた彼女は、兄を失ったことを知って再び意識を閉ざした。その心の傷を癒すために作られた空間、心を埋めるものをイマーゴを通じて電脳物質の形で生み出す空間。そう、失った兄の姿までも。しかし、なんらかの原因で変質し、ついには停止した。治療中の天沢勇子と、彼女の生み出した心の世界と共に」

おばちゃん「じゃ、小此木医師が手術したっていうのは」

メガばあ「そう。唯一電脳コイルシステムを知るおじじが彼女を救うために、ヌルキャリアで意識を分離させ、医療空間に入り込んだのじゃ。そして彼女は戻ってきた。じゃが」

イサコおじ「小此木先生は、そのまま戻られませんでした。先生が、勇子を救ってくだすった。ご自身の体を顧みずに」

メガばあ「資料によると、イマーゴは大人には上手く適合せん。負荷がかかったおじじの体は、分離しただけで力つきてしもた」

ヤサコ「ここから先は、覚えてないわ」

メガばあ「実験空間は人知れず、あっちと呼ばれる空間へと変異を遂げていった」

ヌルおじじ「4423」

ヤサコ「兄さん?」

メガばあ「その後しばらくおじじの意識はあっちをさまよっていたことじゃろう。4423、天沢勇子を探し求めてなー」

ヌルおじじ「私は、小此木」

ヤサコ「私と同じ名前だ」

ヌルおじじ「優、子?」

ヤサコ「おじじ?」

おじじ「優子、優子じゃないか!」

ヤサコ「おじじ!おじじだー。おじじは死んだんだよー。ぽっくり」

おじじ「おう、思い出した。わしはこの間死んだんじゃ!あっはっはっはっは」

ヤサコ「あはは、あはは」

ヤサコ「私、あっちでおじじと会ってたんだ」

ヤサコ「デンスケについてきたらこっちにきちゃったの」

おじじ「そうか。デンスケもこの治療施設の一部だったからなあ」

ヤサコ「え、そうだったんだ」

ヤサコ「さっき、4423に会ったよ?でも、女の子じゃなかった。それに、暗くなって消えちゃったの」

おじじ「そうか。どこにいるかわかるかい?」

ヤサコ「んーん?」

おじじ「まあええ。さ、もうこんなことが起こらんように鍵をかけねばな。かけるまえに死んでしまったんじゃ」

ヤサコ「おー」

おじじ「帰り道は、デンスケが知っておる」

ピピピピ

ワオン

おじじ「さあデンスケ、孫のボディーガードになっておくれ」

ワンッ

おじじ「さ、行くんだ」

ワンッ

ヤサコ「おじじー?」

おじじ「さ、デンスケとお行き。そして首輪をかけて全部忘れるんだ」

ヤサコ「おじじ、一緒にかえろー!」

おじじ「お行き。わしは迎えにいかねばならん子がいるんじゃよ」

ヤサコ「おじじー」

ヤサコ「おじじ」

リリーン

ヤサコ「あっ
あなた、さっきの
あ。
はあはあはあ。あ。
ハラケン!
はあはあはあ。あ。イリーガル、じゃない」

ワウーン

「ああ……デンスケ?」

ワンッ

「デンスケー!」

アウアウーン

ヤサコ「あ」

アウーン

ぺろっ

ヤサコ「ふふっ、デンスケ、会いたかった」

アウーン

ヤサコ「ふふっ、あったかーい」

アウーン

ヤサコ「へへっ、へへへ」

アウーン

ヤサコ「デンスケの毛並み、フサフサだったんだね。あったかい。
デンスケ?
デンスケ。お別れ、なの?」

アウーン

ヤサコ「あ……デンスケ!ありがとう!
今まで、本当にありがとう」

ヤサコ「さようなら、デンスケ」

ハラケン「ヤサコ!」

ヤサコ「はっ?」

ハラケン「ヤサコっ、おばちゃん、ヤサコが!」

おばちゃん「ヤサコ!」

ヤサコ「おばちゃん、ハラケン」

おばちゃん「一体どうやって」

ヤサコ「デンスケが、案内してくれたの」

ハラケン「デンスケが?」

ヤサコ「真っ黒になってたけど、毛並みがフカフカだったよ?」

ハラケン「うん」

ヤサコ「さよならが、言えたよ?」

ハラケン「うん」

ジジジジッ

ヤサコ「はっ。あっ!」

ミチコ「許さない」

ヤサコ「ううっ

天沢、さん……ハッ!大黒市に連れてって!今すぐ!」

おばちゃん「電脳体は?」

メガばあ「まだじゃ。しかし何故か1部が戻りかけておる!」

ヤサコ「ねえ天沢さんは?」

メガばあ「まだわからん」

おばちゃん「で、どうするのよ!」

メガばあ「ん、こんなこともあろうかと思って、切り札に連絡済みじゃ!」

おばちゃん「切り札ぁ?……げ!」

ブロロロロロ

おばちゃん「ば、バイクが!
しまったぁ」

キキィ

ヤサコ父「乗るんだ」

おばちゃん「室長!?
室長、こんなことになってすみません。でも、娘さんのやろうとしていることは、決して」

ブブゥ、キーー!

ヤサコ父「後部の電脳ポシェットに、メタタグが入っている」

おばちゃん「メタタグ?」

ハラケン「これだ。
コイルタグだ!」

おばちゃん「なんでこんなもの!」

ヤサコ父「本物じゃない。僕の技術では再現できなかった。でも対処療法くらいには」

ヤサコ「お、お父さん」

ヤサコ父「優子。こんな時に近くに居てやれなくてすまなかった」

おばちゃん「室長、あんた、まさか」

ヤサコ父「会員番号1番だ……」

キラーン

おばちゃん&ハラケン「ああ、コイル探偵局のバッジ!」

ヤサコ父「お袋には、いろいろ弱みを握られってな……」

おばちゃん「やはりその手口か!」

ヤサコ父「それだけじゃない。実は半年ほど前から、メガマス本社の要請で、内部監査を手伝っていたんだ」

メガばあ「うーんそれにしても一体どこからリンクが」

もじゃ!

メガばあ「んん、くせもの!
あ!
うお、この!
うーん、リンクが。ああ!」

ピショー
ピショー

メガばあ「ぐうっ」

ビシィ!

メガばあ「これは、古流の暗号か!」

ヤサコ父「メガマス内部にも、旧コイルスと繋がった一派がいる。彼らはある男を動かして、失われたコイルスの技術を手に入れようとしている」

おばちゃん「それは一体何者なの?」

ヤサコ父「失踪したコイルス主任の技師の名前を知っているか」

メガばあ「うう!この癖、この暗号の組み方!もしや、会員番号3番、猫目か!」

ヤサコ父「その技師の名前は、猫目」

おばちゃん「なんですって?」

ヤサコ父「猫目宗助は、失踪した技師の息子だ」

猫目「お久しぶりです、メガばあ」

メガばあ「宗助、お主何を企んでおる!」

猫目「何も企んでなどいない。ぼくの目標は、あの頃と同じだ」

メガばあ「すべて思い出したわい。メガマスに復讐する気なのじゃな!」

猫目「ああ。報いを受けさせてやる」

アイキャッチ

ビジジビジジ

メガばあ「4年前もお主が玉子をそそのかしたばかりに!わしが止めなければ、玉子があっちに行っていたのかもしれんのじゃぞ!」

ヤサコ父「彼は旧コイルス一派と組んで、イマーゴを軸に本社を脅す気だったんだろう」

おばちゃん「まさか、カンナの事故も」

ヤサコ父「いや、原因はイマーゴと古い空間に起こったナビの誤動作だ。ケンイチくんのデータが、それを裏付けたよ」

ハラケン「本当ですか?」

ヤサコ父「ああ。本社にも不具合の公表を確約させた。カンナくんには何の落ち度もない。ケンイチ君、みんなの誤解を一緒に解こう!」

ハラケン「はい!」

ヤサコ「ハラケン、よかった。天沢さんも、カンナを自分が巻き込んだんじゃないかと気に病んでいたわ」

ヤサコ父「大黒市内に入るぞ」

キキーッ

ヤサコ「天沢さんのお兄さんが?」

おばちゃん「うん、そう。亡くなったのは、交通事故よ。5年前のね」

ヤサコ「天沢さんに伝えないと」

ビシューーーーー!ビジジジ!

メガばあ「うぬぬぬぅぅぅぅ!」

カタカタカタ

メガばあ「ああ!」

もじゃ!

メガばあ「はあ!」

ズバババババ!

メガばあ「この…もたん!」

ピシャッズガア!

メガばあ「なんじゃ?」

猫目「これは……なんだ!何故弾かれる!
まさか……タケル!」

ヤサコ「ああ!タケルくん!」

タケル「兄ちゃんのラインは全て弾いたよ!もう、これ以上酷いことはしないで!」

猫目「何を言うんだ!この実験データが残れば、父さんの功績は世界に!」

タケル「そんなの、父ちゃんが喜ぶわけがない!父ちゃんは、イマーゴや電脳ペットを、人の心を治すために作ったんだ!」

ヤサコ「タケルくん」

タケル「ヤサコ、今まで黙っててごめん」

猫目「やめろー!タケルー!」

ビジジジジ!バアアアア!ヒューン……

ヤサコ「何を、したの?」

タケル「兄ちゃんのメガネを、壊した。小さい頃、父ちゃんからもらったパスワードなんだ」

ヤサコ「タケルくん……」

タケル「そんなことよりヤサコ!早く天沢を呼び戻すんだ!」

ヤサコ「うん!」

ガー

ヤサコ「あ」

メガばあ「だいぶダメージを受けた。リンクが遠のいておる」

おばちゃん「何なの?このリンク先。コイルドメインに似ているけど」

メガばあ「おそらく、あっちと同じ領域の精神空間じゃろう。しかし、今までいた空間とも違う」

おばちゃん「正体がわからなくては、修復できないわ!」

メガばあ「さっきリンクが繋がりかけて、急に苦しそうな顔になったのじゃ」

ヤサコ「苦しそうな、顔?痛み。
こっち、こっちよ天沢さん!私の声を聞いて!天沢さん!こっちを見て!」

イサコ「ん?」

ヤサコ「天沢さん!」

ビジジジ

ハラケン「ヤサコ!」

ヤサコ「うう……あ。これ、夢の。
夕焼け……」

ハラケン「ヤサコ!」

メガばあ「これは、分離ではない!リンク先は、内側?」

ヤサコ「はあはあはあはあ」

イサコ兄「どうやって接続したの?ここには、特別な子供しか入れないんだよ」

ヤサコ「ここはどこなの?」

イサコ兄「ある女の子のために作られた空間なんだ。傷が癒えるまで、いつまでも子供のままでいられる場所」

ビジジ

ヤサコ「あ」

イサコ兄「ぼくはもうすぐいなくなるんだ。この空間と一緒にね」

ヤサコ「いなくなるって?」

イサコ兄「その女の子は、もうぼくの力を借りてはいけないんだ。そういう決まりなんだ。
ぼくの役目は、もうすぐ終わる」

ワンッ

ヤサコ「デンスケ!」

イサコ兄「ヤサコ」

ちゅっ

イサコ「あ!」

ヤサコ「あ!」

イサコ兄「この犬の後をついてきたんだね。どうりで」

ヤサコ「4423はここで何をしてるの?」

イサコ兄「ぼくは、その女の子の治療をしているんだ。心のね」

ヤサコ「お医者さんなの?」

イサコ兄「ああ、そうだね。君は、イマーゴがあるんだね。なら、もう帰ったほうがいい。この空間は、君のような子に反応してしまう」

ヤサコ「逃げて、2人とも!」

ヤサコ「あっ」

ミチコ「やめて。お兄ちゃんを取らないで」

ヤサコ「あなたが、あなたがミチコさんなのね」

イサコ兄「まずい。もう1人見出してしまったのか。早く逃げるんだ!ヤサコ!」

イサコ「やめてえ!」

ミチコ「お兄ちゃんと別れたくない。私は、お兄ちゃんとずっと一緒にいるの!」

イサコ「違う!私はお兄ちゃんとさよならをしたの!」

ヤサコ「天沢さん、そこにいるのね!わかった。わかったの!」

イサコ「あ。
おこ、のぎ」

ヤサコ「聞いて。天沢さんがミチコさんに願う前に、お兄さんは死んでいたの!お兄さんを死なせたのはあなたじゃない!そこにいるのは」

ミチコ「だめ。お兄ちゃんはずっと私のものなの!あんたなんか嫌い!」

ヤサコ「わかったの。ミチコさんは天沢さん1人が生み出したものじゃない」

ミチコ「いや!」

ヤサコ「もう1人いたの。ミチコさんを生み出した人が。それは」

ミチコ「やめて!」

ヤサコ「この私、小此木優子よ!」

ミチコ「あ……」

ヤサコ「私のキスが、あなたたちの別れを邪魔してしまった。ミチコは、私のキスとあなたの苦しみの子供。天沢さん、戻ってくるのよ!もうその空間とは、さよならをしたはずなんだから!」

ミチコ「そんなの許さない!」

ヤサコ「走って!」

イサコ「あ、ああっ」

おばちゃん「リンクが、戻ってくるわ!」

ヤサコ「天沢さん!そうよ、こっちよ!」

イサコ「はあはあはあはあ」

ミチコ「あなたは本当に私を捨てられるの。あなたはそれを望んでない」

ヤサコ「天沢さん!」

イサコ「あ」

ミチコ「私と離れることなんて出来ない。私を生み出したのはあなた。私はあなたの苦しみを、悲しみを食べるために生み出したあなたの分身。何度殺しても、私は何度でも蘇る。だって、私はあなたの本心だもん」

イサコ「やめて!もうやめて!」

ミチコ「あなたはお兄さんへの思いを捨てた。勝手に大人になろうとして。そんなの私が許さない」

ヤサコ「天沢さん!
天沢さん!」

ハラケン「ヤサコ!」

ミチコ「さあ、戻ってきなさい。こっちはとても心地いいわ。お兄さんもここにいる。ここでは大人になる必要がない。いつまでも甘くてせつない気持ちを、ずっと、子供のままでいいの。勇子」

ヤサコ「いけない。だめ!そっちへ行ってはだめ!天沢さん!」

イサコ「髪の毛結んで?」

ヤサコ「あ!
天沢さ……んんっ」

おばちゃん「ヤサコ、もうやめて!」

ハラケン「待って!」

メガばあ「これ以上は危険じゃ!」

おばちゃん「止めるぞ」

ハラケン「だめだ!
ヤサコに、任せるんだ」

ミチコ「ここでは、何にもいらない。大人になるために、痛みも、苦しみも」

ヤサコ「天沢さんの、馬鹿!それでも天沢勇子なの!あの勇ましい天沢さんなら、戻ってこられるはずよ!勇子の勇は、勇ましいの、勇!」

イサコ「はっ」

ミチコ「やめて」

イサコ「痛い」

ヤサコ「勇ましい。あなたは痛みを恐れない、勇ましい女の子!だからイサコ!戻ってきなさい、イサコ!」

イサコ「ああ……ヤサコ」

ミチコ「だめ!だめよ。うわあ。やめて、何をするの」

イサコ兄「行くんだ勇子!」

イサコ「お兄ちゃん」

イサコ兄「これで、本当のさよならだ」

ミチコ「待って……行ってはだめ。そっちには痛みと苦しみしかないの!」

イサコ「だから。だから行かなければならないの!私はこれから、あなたたちなしでも、自分1人で生きていかなくてはならないから!」

ミチコ「やめて、私の勇子。私を捨てないで、勇子!」

ヤサコ「生きなさい、勇子!」

ヤサコ&イサコ「痛みを感じる方向に、出口がある!」

イサコ「あなたの夢につながっていたの」

ヤサコ「うん、いつも不思議に思ってた。私の心の世界は、ずっとあなたの心の世界に繋がってた」

イサコ「私、あなたのこと、嫌いだった。でも分かったの。何故嫌いだったのか
ずっと、怖かった。誰かと心が繋がることが、怖かった。でも、もう怖くない」

ヤサコ「うん」

イサコ「見失っても、必ず道はどこかにある」

ヤサコ「人は、細い道で繋がってる。時々見失うけど」

イサコ「でも、きっと繋がってる」

ヤサコ「うん。
おかえり、イサコ」

イサコ「ただいま、ヤサコ」

ED

ハラケン「小学生最後の自由研究、やり損なっちゃった」

ヤサコ「あ、そうね」

ハラケン「だから、今終わらせることにした。イリーガルの研究」

ヤサコ「うん」

ハラケン「イリーガルって何だったんだろう。ずっと考えてた。今までのイリーガル、全部何かの感情だったんじゃないかって。憧れとか、怖いとか、もう会えなくなってしまった誰かに、会いたいとか。そういう気持ちが、誰にも知られずに消えていくはずの気持ちが、あのヌルたちが拾いあげてたとしたら、それが、イリーガルなんじゃないかって」

ヤサコ「もしかして、カンナちゃんも」

ハラケン「うん。ぼくの心の中のカンナが、心の道を通じて会いに来たんじゃないかって」

ヤサコ「もし、ミチコさんもイリーガルだったとしたら、なんだったんだろう。私と天沢さんが、ミチコさんを呼んだ、あの時の気持ち、切なくて、悲しくて、それに」

ハラケン「ちょっと苦しい」

ヤサコ「うん」

ハラケン「その気持ちって、もしかして初恋、かな」

ヤサコ「え?
うん。そうかもしれないわね」

ヤサコ「私たちは、中学生になりました。天沢さんは、結局何も言わずに金沢に行ってしまいました」

ピリリリリリリ


ヤサコ「はいもしもし。
天沢さん?ねえ、私、まだどっちだか分からないの。私たちって、友達になれたのかな」

イサコ「言っただろう?私は友達というものがよくわからないの」

ヤサコ「そう」

イサコ「でも、お前は、そうだな。同じ道を迷って、同じ道を目指した、仲間だ」

ヤサコ「うん」

イサコ「でも仲間なのは、同じ道を目指してる時だけだ。私みたいな人間は、いつまでも他人と一緒にいては、自分の道が見えなくなってしまう」

ヤサコ「そうかもね」

イサコ「また会おう。同じ道を迷った時」

ヤサコ「うん」

イサコ「それまでは、さよならだ」

ヤサコ「うん」

イサコ「私はイサコ。名付け親はあんただ」


ヤサコ「あ?」

キョウコ「ん?」

ヤサコ「あ。デン、スケ
京子、見えた?」


おわり