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327:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/04(土)14:12:51.71ID:hl5z9izH0<br>
ハレー「全天どこでもひとっ飛び~♪ハーレー乗ってどこでも行くよ♪<br>
そうさあたしがハレー彗星♪~~~」<br>
<br>
冥王星「あ、あの、、、ハレーさん………」<br>
<br>
ハレー「お、冥王星じゃないか。あたしに何か用事か?」<br>
<br>
冥王星「そ、その、、、これを、太陽くんに…」<br>
<br>
ハレー「ああ、もう焦れったいじゃないか!物事ははっきりぴっきり言う!<br>
そんなんじゃ太陽の奴に嫌われちゃうぞ?」<br>
<br>
冥王星「~~~~~~~~~!!」<br>
<br>
ハレー「あははは、悪い悪い、冗談だよ冗談。<br>
この手紙を太陽に届けりゃいいんだね?」<br>
<br>
冥王星「はい、、、よろしくお願いします」<br>
<br>
ハレー「任せときな!<br>
ちゃんと返事の催促もしておくから、大船に乗った気で待っててくれよな」<br>
<br>
冥王星「~~~~~~~~!!」<br>
<br>
ハレー「それじゃ、ひとっ走り行ってくるよ。じゃ、アデュー」<br>
<br>
冥王星「あ、はい、行ってらっしゃい」<br>
<br>
<br>
328:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/04(土)14:13:19.67ID:hl5z9izH0<br>
太陽「2三桂馬の2二金で詰めか。ふーん、よく考えるもんだよなぁ……」<br>
<br>
ハレー「………おーい、たいよー」<br>
<br>
太陽「ん?ああ、ハレーさん。お久しぶりですね!そんなに急いでどうしたんですか?」<br>
<br>
ハレー「いや、なに、冥王星からお前宛の手紙を預かっててね。<br>
大至急飛んできたってわけさ」<br>
<br>
太陽「それはご疲れ様です。それでは、早速拝読っと……」<br>
<br>
329:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/04(土)14:14:04.55ID:hl5z9izH0<br>
『拝啓<br>
オリオン座の三ツ星が美しゅうございます候<br>
太陽さまに置かれましては如何お過ごしでしょうか。<br>
私事で大変恐縮でございますが、最近、私は実はみなさま惑星の<br>
お仲間ではなく、「エッジワース=カイパー・ベルト天体」の一天体に<br>
過ぎないのではないか、という意見があることを知りました。<br>
私自身、最初は私が惑星だと思っており、それを前提にみなさまと<br>
お付き合いさせて頂いていただけに、大変ショックを受けております。<br>
何よりも、みなさまに身分を偽っていたことにつきましては、<br>
身の割けるような思いでございます。<br>
私は、これまで通り、みなさまとお付き合いさせて頂いてもよろしいので<br>
しょうか。<br>
申し訳ございません、<br>
このようなこと、大陽さまに言うべきことではないことは承知しておりますが、<br>
もう、私、どうしてよいか分からなくて………。<br>
本当にご免なさい。<br>
誠に勝手ではございますが、お返事頂ければ幸いです。<br>
かしこ』<br>
<br>
太・ハ「……………………」<br>
<br>
ハレー「あの子らしいね………ちょ、太陽!お待ち、どこに行くんだよ!太陽!!」<br>
<br>
330:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/04(土)14:14:26.93ID:hl5z9izH0<br>
太陽「冥王星!!」<br>
<br>
冥王星「!?太陽くん!!??どうしてここに?」<br>
<br>
太陽「どうしたもこうもあるか!バカ!!もう、あんな哀しいこと言うなよなっ!!<br>
惑星だろうと恒星だろうとダークマターだろうと、そんなの友達の条件<br>
には関係ないだろ!?…………というか、ゴメン、お前がそんなに悩んで<br>
たことに気付いてやれなくて………。<br>
いいか、今度なんか辛いことがあったら、すぐに言うんだぞ。<br>
すぐに飛んできて、支えてやるからさ、な?」<br>
<br>
冥王星「太陽くん……ありがとう………でも、それはできない………。<br>
わたしが太陽くんを呼んじゃったら、他のみんなが寂しい思いを<br>
するから……」<br>
<br>
太陽「こ、この分からず屋!!俺は、そんな一人で思い詰めてる冥王星を見てる<br>
のが辛いんだよ!みんなだって、俺が居ない事なんかより、ずっとずっと<br>
お前の哀しそうな顔を見る方が辛いんだよ!!だって、友達じゃないか」<br>
<br>
冥王星「………………」<br>
<br>
<br>
331:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/04(土)14:14:48.34ID:hl5z9izH0<br>
ハレー「………太陽の言う通りだよ、冥王星」<br>
<br>
冥・太「ハレーさん……?」<br>
<br>
ハレー「まったく、この熱血漢と言ったら、手紙を見るや否や飛び出し<br>
ちまうんだもんね。そんなことは置いておいて、よくお聞き冥王星。<br>
太陽たちに限って、お前がカイパーベルト一家だとしても、<br>
ただそれだけの理由で友達を辞める訳ないだろ?<br>
現に、それこそ片田舎のオールトの雲出身で流れ者のあたしが、<br>
こんなに良くしてもらってるんだ。<br>
それにね、あたしは色々な星を見てきたけどね、あんたは、<br>
どこをどうみても正真正銘の惑星さ」<br>
<br>
冥王星「ハレーさん、それ、ホント?」<br>
<br>
ハ・太「当たり前じゃん(ニカッ」<br>
<br>
冥王星「…………ありがとう、太陽くん、ハレーさん。<br>
こ、これからも、よろしくお願いしますっ!」<br>
<br>
332:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/04(土)14:15:10.43ID:hl5z9izH0<br>
太陽「ところで、ハレーさん、オールト出身の流れ者っての気にしてたんだ」<br>
<br>
ハレー「え、そりゃ、まぁ、な。一応、あたしも女だしさ」<br>
<br>
太陽「へー、以外と可愛い面あるんじゃんwなー、冥王星」<br>
<br>
冥王星「ねー☆」<br>
<br>
ハレー「ちょっと、あ、あんた達!!年上をからかうもんじゃないよっ!!」<br>
<br>
<br>
妄想が肥大化し過ぎた。だが、反省はしてない。<br>
<br>
<a href=
"http://www8.atwiki.jp/nurupogunsou/pages/103.html">《一覧に戻る》</a>
356 :アステロイド:2006/02/04(土) 17:25:11.18 ID:F9xoHnDP0<br>
木星「太陽、いま暇?頼みたいことがあるんだけど」<br>
<br>
太陽「うん、空いてるけど?」<br>
<br>
木星「そう!よかった。この荷物を孤児院に届けてくれない?」<br>
<br>
太陽「孤児院?そんなのあったっけ?」<br>
<br>
木星「あれ?そっか、あんた知らないだっけ?アステロイドにあるのよ」<br>
<br>
太陽「初耳だよ」<br>
<br>
木星「ま、とにかく頼んだわ。行って渡すだけでいいから」<br>
<br>
太陽「了解。でも、誰に渡せば?」<br>
<br>
木星「大丈夫。あんたもよく知ってる人がいるから。じゃ、よろしく!」<br>
<br>
太陽「俺の知ってる人???誰だろ?」<br>
<br>
――――――――<br>
<br>
<br>
357 :アステロイド:2006/02/04(土) 17:25:58.08 ID:F9xoHnDP0<br>
アステロイド孤児院<br>
<br>
太陽「えっと、すいませーん。誰かいませんかー?」<br>
<br>
はやぶさ「はい、なんでしょう?」<br>
<br>
太陽「あ、俺、太陽って言います。木星に頼まれて荷物を持ってきたんですけど」<br>
<br>
はやぶさ「あ、ご苦労さまです。えーと、どうしましょう?<br>
わたし最近バイト始めたばかりなので保管場所がわからないです・・。<br>
分かる人が今ちょっと出てるんですよ」<br>
<br>
太陽「え?先生じゃないんですか?」<br>
<br>
はやぶさ「ええ、そうなんです。元々、ここも地球さんに紹介してもらったんです」<br>
<br>
太陽「地球の知り合いなんだ。<br>
俺の知り合いがいるから大丈夫って言われたんだけど<br>
分かる人ってもしかして、地球のことかな?」<br>
<br>
はやぶさ「いえ、地球さんではなくて、たぶんk」<br>
<br>
イトカワ「おい!こら、おまえ!はやぶさをいぢめるな!」<br>
<br>
太陽「!?・・この子は?」<br>
<br>
はやぶさ「この孤児院の子です。とっても腕白なんですよ。<br>
お昼寝の時間なんですけど起きちゃったみたいですね・・。<br>
イトカワくん、いじめられてるんじゃないのよ」<br>
<br>
イトカワ「は、はやぶさがゆうなら、ちょーがねーな・・・」<br>
<br>
358 :アステロイド:2006/02/04(土) 17:26:36.35 ID:F9xoHnDP0<br>
火星「帰ったぞ」<br>
<br>
太陽「!」<br>
<br>
はやぶさ「あっ、帰って来ました!・・・あれ?どうしたんですか?」<br>
<br>
火星「お、イトカワ、いい子にしていたか?ん?・・・・!!<br>
太陽!貴様、なんでここに!?」<br>
<br>
太陽「知り合いって、火星のことか・・・。一番意外なパターンだ・・・」<br>
<br>
火星「聞け!これはその、あれだ!木星に頼まれてだ!<br>
ここはあいつの家が出資して運営されててな。<br>
人手が足りない時に子供たちの世話を手伝ってるだけだ!<br>
給料もいいしな!」<br>
<br>
太陽「はー、なるほど。でも意外だな。<br>
おまえ、子供とか嫌いそうなのに」<br>
<br>
イトカワ「!シショーはおれたちのこときらいなのか!?」<br>
<br>
火星「いや、違・・・」<br>
<br>
はやぶさ「それは違います、太陽さん。火星さんは子供が大好きですよ」<br>
<br>
太陽「ますます意外だよ・・・。ていうか、師匠って呼ばせてるのなw」<br>
<br>
火星「/////呼ばせてるわけではない!<br>
こいつらに時々稽古をつけてやるからだ。<br>
それでいつのまにか勝手に呼ぶようになっただけだ!」<br>
<br>
361 :アステロイド:2006/02/04(土) 17:27:10.05 ID:F9xoHnDP0<br>
太陽「ふーん、まぁ、またじっくり話を聞かせてもらいますよ。<br>
し・しょ・う♪」<br>
<br>
火星「貴様・・・、ただでは済まさんからな。覚えておけよ」<br>
<br>
太陽「はいはい。じゃ、これ頼まれた荷物。確かに届けましたよ」<br>
<br>
火星「・・・ああ、はやぶさ、奥の部屋に運んでくれるか?」<br>
<br>
はやぶさ「あ、はい。よっこいしょっと」<br>
<br>
太陽「それじゃあ、行くわ」<br>
<br>
火星「待て!勘違いするなよ!貴様を超えることを諦めた訳ではないからな!」<br>
<br>
太陽「分かってるよ。さっきのは冗談だって。<br>
それよりイトカワくん寝ちゃってるよ。<br>
早く連れていってあげろよ。じゃあなー」<br>
<br>
太陽去る<br>
<br>
火星「はぁ、さっきまであんなにやかましかったくせに・・・」<br>
<br>
イトカワ「シショー・・・むにゃむにゃ・・・」<br>
<br>
火星「フッ・・・」<br>
<br>
終<br>
<br>
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