SS・3スレ目-026

    

※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

663:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/09(木)10:47:50.02ID:UuVU71qq0

木星圏

ハレー「72年ぶりくらいにコンニチワー。木星、遊ぼう!」
エウロパ「……」
   
ハレー「よ、エウロパ。あいかわらずシケた顔ねえ。ちょっと木星呼んでくれない?」
エウロパ「……お嬢様はお会いになられません。お引き取り下さい」
   
ハレー「えー。なんで。どこか具合でも悪いの?」
エウロパ「お引き取り下さい」

ハレー「理由を述べよ理由をー。言っておくけどお姉さんしつこいぞー」
エウロパ「お引き取り下さい」

ハレー「ちょ、なんなのよ!もう他の衛星にたのむからいいわよ!」
エウロパ「……失せろ」

ハレー「は?」
エウロパ「失せろ、と言っている。お嬢様に近づくな。薄汚いホウキ星が」

ハレー (゚Д゚)

664:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/09(木)10:48:46.55ID:UuVU71qq0

バー・ガニメデ

ガニメデ「……で、結局お嬢様にも会えずこちらに苦情をねじ込みに
     おいで下さったという訳で御座いますかな」
ハレー「ゴザいますよ!
    前から無愛想な奴だったけど『失せろ』はありえないでしょ!
    若い者への教育がなってないんじゃないのマスター!
    バーボンお代わり!」

ガニメデ「どうぞ。いやまことに私めの不徳のいたすところ。
     あとで叱っておきますゆえどうか御寛恕を」
ハレー「ったく。なんかあたしに恨みでもあるのアイツ!身に覚えは無いわよ。
    有っても酒飲んだら忘れるし」

ガニメデ「…ハレー様個人に、というわけではないのですが。
     恨みからの行動でしょうな」
ハレー「はぁン?どういうことよ。お代わり」

ガニメデ「どうぞ。彗星全般に、ということです。
     ことお嬢様に害を加えたものに対しては見境がなくなるのです」
ハレー「……ああ、SL9ね。まだ根に持ってるんだ」

ガニメデ「はい。先日など、お嬢様のところに遊びにいらした太陽様に
    『超新星化してオールト雲を衝撃波で薙ぎ払っていただけないでしょうか』
     などと言い出す始末でして」
ハレー「ブッ!!!」

ガニメデ「もちろん太陽様の質量では炭素爆発型であれ鉄崩壊型であれ、
     超新星化は無理ですから断られたわけですが」
ハレー「彗星を根絶やしにする気か……
    そういえばものすごい木星大好き野郎だったわねアイツ」

665:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/09(木)10:49:46.31ID:UuVU71qq0

ガニメデ「はい。お嬢様のためとあらばブラックホールにもためらわずに
     飛び込むでしょう。
     潮汐力でその身を砕かれ、事象の地平線の彼方へ消え去っても
     気合と根性で帰還する。アレはそういう衛星なのです」
ハレー「じゃああの事件のときはそうとうショック受けただろうねえ。お代わり」

ガニメデ「どうぞ。それはもう半狂乱になっておりましたな。
     地軸は傾くは、公転軌道は逆走するは、自転と逆回転を交互に繰り返し、
     それはもうターンテーブル上のレコードのようにスクラッチするほどで
     御座いました」
ハレー「マジで!?」

ガニメデ「や、地軸うんぬんの話は今私めが作りましたが」
ハレー「なに言ってんだアンタwwww」

ガニメデ「とにかく、お嬢様の盾になれなかったことで自分を責め続けて
     おりましてな。
     見るに見かねた私めがこう言ってやったので御座います。
    『おまえは悪くない。悪いのは彗星。彗星がぜんぶ悪い。彗星は悪。
     彗星こそ諸悪の根源。彗星は悪魔の使い。
     だからもう自分を責めるのはおやめなさい』……ってね!」
ハレー「ちょwwお前のせいじゃねぇかジジイ!!」

ガニメデ「えへ」
ハレー「なに笑ってんのよ。何とかしなさいよ!ヒックおかわり」

ガニメデ「どうぞ。まぁまぁ、お嬢様とはあとでお会いになって頂けるよう
     取り計らいますので」
ハレー「頼むわよ。……ところで、さ。
    やっぱり木星も、その、彗星であるところのあたしに会うのって……
    抵抗というか、
    なにか、こうワダカマリみたいなのは……大丈夫かな」

666:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2006/02/09(木)10:50:51.83ID:UuVU71qq0

ガニメデ「……ハレー様はお嬢様を良くご存知でしたな」
ハレー「そりゃ長い付き合いだしね」

ガニメデ「ではお嬢様がどれほど誇り高くお優しい方であるかもご存知な訳ですな。
     それを知った上で、そのような事を私めにお訊きになられる、と
     そう受け取ってよろしいのですかな」
ハレー「……あー、ゴメン。バカな事訊いたわ。私が悪かったわよ。
    怖い顔でにらまないでよ。
    もう、マスターも木星大好きジジイじゃない!」

ガニメデ「これは失礼……それでですな。
     このたびのお詫びといってはなんですが今日の御代は結構で御座います。
     幸い他のお客様は天井裏で飲んでおられる天王星様だけですので、
     ハレー様の貸切ということで」
ハレー「マジで!?びっくりするほど遠慮とかしない天体よあたし?」

ガニメデ「よく承知しております。何なりとお申し付けくださいませ」
ハレー「よし!じゃあドンペリドンペリ!ドンペリあけよう!
    マスターもこっちきて飲む!お酌してお酌。
    ああ、何でも申し付けろっていったよね!何か面白い芸を……
    女装!女装してみてマスター!
    ヒック。ゴスでロリロリーなかわいいのがいいな!なんていうの?
    あれ、なんていったっけ?
    そう、ローゼンガニメイデン、みたいな感じで!!」

ガニメデ「お引き取り下さい」
ハレー (゚Д゚)

《一覧に戻る》
|新しいページ|検索|ページ一覧|RSS|@ウィキご利用ガイド | 管理者にお問合せ
|ログイン|
  
メニュー

サイト内