太陽系の中でどれが一番ツンデレなの? @Wiki

SS・5スレ目-006

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匿名ユーザー

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149名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2006/02/17(金)16:37:39.05ID:cfDGU5LP0
>>60を見てSSを描き出したらとまらなくなった。
長くなったから、少しだけ反省している。では投下します。

深夜 太陽宅

太陽「zzz、zzz・・・・・・・・ん・・・?。」

熟睡中の太陽は、妙な気配に眠りから覚めた。
寝ぼけ眼を擦り、太陽は、辺りを見回す。

次の瞬間、耳をつんざく様な音と光が部屋に響きわたった。

_________ピカッ!_____________

太陽「ッッ!!!ビックリした・・・、なんだ?磁気嵐か・・・。」
そうため息のように呟いた後、太陽は、再びベットに戻ろうとした。
・・・その時だった。
_________ピカッ!!____________

太陽「えっ?」
_________ピカッ!!!!__________

太陽「うわあああ!!!111くぁswtgyふじこlp;:@んはぁ・・。」
太陽の意識はそこでブラックアウトした。

_________ピカッッ!!!!_________

雷光の明かりで寝室が照らされ、左側の壁に大きな影が映し出されている。

その影は、恐ろしげな「 髭を生やした巨人 」のようだった。

150名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2006/02/17(金)16:38:26.92ID:cfDGU5LP0
早朝 喫茶ガニメデ 開店準備中

_____カランカラーーン__________

太陽「ガニメデぇええ てめぇえー昨日は 何のつもりだゴラァーーー!!」

ガニメデ「はて?何のことでございましょうか太陽様・・・。」

太陽「しらばっくれてんじゃねぇーーーー!」

ガニメデ「なななナニをッ!太陽さ、グヘェッ 熱ッ! くるひぃッ」

木星「朝から、騒がしいいわよ、太陽。」

太陽「ん?木星いたのか。おはよ。・・・こんな朝から喫茶店で何してんだ?。」

木星「その台詞、そのままお返しするわ。太陽。
   私は、たまには、気分を変えてガニメデの店で朝食を取っていただけ。」

太陽「ああ、そうか。オレは・・・・、ってガニメデぇ!!
   なんで昨日オッ オレに キ・・キ・・・・!!!!!
    ゆ る さ ん !!」


ガニメデ炎上

151名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2006/02/17(金)16:40:01.28ID:cfDGU5LP0
木星「・・・はぁ。エウロパ、カリスト、イオ。」

エウロパ「はっ、ここに・・・。」
カリスト「はは、馬鹿ですねー、あの人達。ははw。」
イオ「ご命令でしょうか?」

木星「エウロパとカリストは、太陽を止めて。
   イオは、ガニメデの治療と、私においしい紅茶を入れてちょうだい。」

エウロパ「ご命令とあらば・・・。」
カリスト「ひぇー熱そぉー。」
イオ「はい。」

152名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2006/02/17(金)16:40:33.09ID:cfDGU5LP0
_________1時間後__________

太陽「何も縛ることはないんじゃ・・・・。」
ガニメデ「な・・何故わたくしまで!!お嬢様!」

木星「おとなしくしないからよ。みんなご苦労様。」

エウロパ「いえ・・・。」
カリスト「ははwガニメデ災難だねぇw」←ガニメデの髭を突いてる。
イオ「ガニメデは、軽い焼けどですので、ナニしても大丈夫です。」

木星「さあ、わけを聞かせて頂戴。
   私の衛星をミディアムレアにしたのよ。それなりの理由があるんでしょ?」

太陽「ガニメデが!だってよ。昨日の夜 ガニメデがぁあああ・・・。」

木星「ガニメデ?あなた太陽に何かしたの?」

ガニメデ「私めは、何もしてません。
     本当です、お嬢様。私の目を見てくれれば!!」

木星「もっと疑いたくなるわね。」

ガニメデ「ひっ!何を言うでありませうれあれらwrた。」

153名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2006/02/17(金)16:41:10.68ID:cfDGU5LP0
木星「フフw冗談よ。ねえ、太陽。昨日この喫茶店で何があったの?」

太陽「えっ?喫茶店で?違うよ。昨日深夜、オレの家にガニメデが来て・・・。」

木星「違うの?だってガニメデは昨日、ここで、一日中ハーレーのお酒に
   つき合わされたのよ?
   そこに居たんじゃないの?
   そう言う連絡も、もらっていたし。・・・ねえ、エウロパ、ガニメデ?」

エウロパ「・・・はい。ガニメデから連絡をもらった際、
     あの憎き、彗星の酔った調子で馬鹿騒ぎしている声を電話越しに
     聞いております。」

太陽「・・・ホント?ガニメデ?」

ガニメデ「はい。間違いありません。疑うのであれば、
     電話の発信履歴でもなんでも調べてくれれば疑いは晴れるはずです。
     信じてください。
     お願いです。もう、熱いのは嫌です。うそじゃありません」

太陽「ガニメデ・・・、すまない!!本当にすまない、許してくれ・・・。

ガニメデ「・・・ほほw。いえ、もう慣れました故、お気になさらずに・・・。」

太陽「・・・ありがとう。ガニメデ。
   (・・・じゃあ、アレは・・・何だったんだ?)」

154名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2006/02/17(金)16:42:27.33ID:cfDGU5LP0
太陽は、その後、皆に昨日あった出来事を包み隠さず話をした。

あの巨大な影が現れた瞬間、太陽は口を塞がれた 唇でだ。

一瞬、唇と唇が重なった感触を味わったあと、

そのまま、太陽は何故か気絶した。

太陽が覚えていたのは、唇の感触と

大きな 髭を生やした巨人の影・・・。

ガニメデが寝込みを襲ってキス=ヌっ殺す!!

一同「・・・。」

木星「バカバカしい。帰りましょ。」

エ・カ・イ「はい。」

太陽「ホッ!ほんとだって!っていうか縄!縄ほどいて!」

ガニメデ「おっ!お嬢様!私の縄も!縄ぉおお!!」

155名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2006/02/17(金)16:42:59.39ID:cfDGU5LP0
セドナ

「そろそろ、ボクの出番だろう。

では、・・・真実を語ろう。」

彼女は、太陽の寝室。その窓際に腰を下ろして座っていた。

「フフフフーン♪フフフフーン♪・・・」

彼女の名は、オルクス・・・死神だ。

運命と言う名の曲のを口ずさみ。足をブラブラさせて太陽の顔を見つめていた。

オルクス「フフフフーン♪フフフフーン♪」

_________ピカッ!!___________

窓際から入り込んだ光は、彼女を通して壁にぶつかる。

彼女を通して映し出された影は、まるで、髭を生やした巨人のようだった。

156名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2006/02/17(金)16:43:39.85ID:cfDGU5LP0
オルクス「・・・。」

太陽が目を覚ました。オルクスは、窓際から飛び降りると

太陽の死角に潜り込む。赤い唇の端が怪しくぬめぬめと輝いた。

太陽が再び、ベットに潜り込もうとした、その瞬間。

オルクスは、タイミングをみはかり、窓際に飛び乗った。

音もなく着地したと同時に、雷光が煌く。

_________ピカッ!!____________

太陽「えっ?」

オルクスの影をみて太陽は、驚きと疑惑の声を発し

_________ピカッ!!!!__________

そして次の雷光と共に、オルクスは、後ろから太陽に飛び掛った。

今度は、太陽が雷の轟きと共に叫び声をあげた。

157名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2006/02/17(金)16:44:18.41ID:cfDGU5LP0
オルクスはすぐさま唇を塞いだ。

唇から甘い吐息が漏れだし、唇と唇が触れ合う感触を十分に確かめた後、

オルクスは、太陽の生気を吸った。

オルクス「ふぅーーー・・・・お腹いっぱい・・・。」

太陽は、そのまま気絶してしまい。オルクスは、太陽の頬を軽くなでた後

オルクス「じゃあね、・・・また。・・・・・スレが続いてたら」

そう、眠りについた太陽に言うと、昼間の影のように消えた。

最後に彼女の名前に・・・・ッッッ!!

__________ピカッ!!__________

オルクス「覗きって犯罪なんだよ?知ってる? セ ド ナ 」

いつの間にか、私の首筋に冷たい刃物が突きつけられていた。

158名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2006/02/17(金)16:45:02.26ID:cfDGU5LP0

セドナ「・・・参ったな。これは、・・・はは・・ッ。」

使い慣れた刃物なのだろう、ここが キレる 限界点と言うとこまで、

鎌を押し付けてくる。

オルクス「笑ったら駄目だよ。可愛くて殺したくなるだろ?」

セドナ「怖いね・・・君は。」

オルクス「そんなことないわよ。
     十分やさしいわ。太陽を殺さずに生かしておいてるんだから。」

セドナ「それは自分のためだろ?さしずめ・・・食料って感じかい?」

オルクス「さすが、語り部。わかってるわね。
     頭がゆるくて体力だけあるから扱いやすいのw」

セドナ「ひどい言い方だ。」

オルクス「食料も充分ひどい言い方なんじゃないかなw」

セドナ「ふむ・・・、そうだね。失言だ。餌って言い回しの方が君の好みかい?」

オルクス「・・・ふふふふふふふふふふふふww。いいねww好きよ。
     そういうのw」

159名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします投稿日:2006/02/17(金)16:45:46.08ID:cfDGU5LP0
セドナ「君は、何しにきたんだ?ボクを殺しに?」

オルクス「・・・あんたが、どんな方法でこの世界を見張ってるのか気になってね。」

セドナ「・・・残念だけど、その秘密は、ボクにもわからないんだ。
    ただ、感じて、見えるんだ。頭の中にね。
    語れと言わんばかりに・・・。」

オルクス「嘘は・・・、言ってない目ね。いいわ。許してあげる。
     はー無駄足。もう、帰るわ・・。
     ・・・また、機会があったらお話しましょ。
     わたし出番がすくなすぎて暇なの。」

セドナ「あぁ、ボクも同じだよ。今度はお茶でも飲みながら話せることを願うよ。
    オルクス。」

彼女、そう言ってボクの前から姿を消した。

さて、・・・・どこまで話したかな?うん・・そうだ彼女の名前の由来のとこだね。

これを、話して終わりにしようと思う。

オルクス (Orcus) は、ローマ神話に登場する死の魔神。

本来はエトルリアの神で、墳墓の壁画などでは、髭を生やした恐ろしげな巨人の姿で描かれる。

と言うことである。

(※エトルリア(Etruria)は、紀元前8世紀~紀元前4世紀ごろにイタリア半島中部にあった都市国家集団)

では、また・・・。

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