ショートストーリー4

    

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その13

ハレー「全天どこでもひとっ飛び~♪ハーレー乗ってどこでも行くよ♪
    そうさあたいがハレー彗星♪~~~」

冥王星「あ、あの、、、ハレーさん………」

ハレー「お、冥王星じゃないか。あたいに何か用事か?」

冥王星「そ、その、、、これを、太陽くんに…」

ハレー「ああ、もう焦れったいじゃないか!物事ははっきりぴっきり言う!
    そんなんじゃ太陽の奴に嫌われちゃうぞ?」

冥王星「~~~~~~~~~!!」

ハレー「あははは、悪い悪い、冗談だよ冗談。この手紙を太陽に届けりゃいいんだね?」

冥王星「はい、、、よろしくお願いします」

ハレー「任せときな!ちゃんと返事の催促もしておくから、大船に乗った気で待っててくれよな」

冥王星「~~~~~~~~!!」

ハレー「それじゃ、ひとっ走り行ってくるよ。じゃ、アデュー」

冥王星「あ、はい、行ってらっしゃい」

太陽「2三桂馬の2二金で詰めか。ふーん、よく考えるもんだよなぁ……」

ハレー「………おーい、たいよー」

太陽「ん?ああ、ハレーさん。お久しぶりですね!そんなに急いでどうしたんですか?」

ハレー「いや、なに、冥王星からお前宛の手紙を預かっててね。大至急飛んできたってわけさ」

太陽「それはご疲れ様です。それでは、早速拝読っと……」
『拝啓 オリオン座の三ツ星が美しゅうございます候 太陽さまに置かれましては如何お過ごしでしょうか。
私事で大変恐縮でございますが、最近、私は実はみなさま惑星のお仲間ではなく、
「エッジワース=カイパー・ベルト天体」の一天体に過ぎないのではないか、
という意見があることを知りました。
私自身、最初は私が惑星だと思っており、それを前提にみなさまとお付き合いさせて頂いていただけに、
大変ショックを受けております。何よりも、みなさまに身分を偽っていたことにつきましては、
身の割けるような思いでございます。
私は、これまで通り、みなさまとお付き合いさせて頂いてもよろしいのでしょうか。
申し訳ございません、このようなこと、大陽さまに言うべきことではないことは承知しておりますが、
もう、私、どうしてよいか分からなくて………。本当にご免なさい。
誠に勝手ではございますが、お返事頂ければ幸いです。
かしこ』

太・ハ「……………………」

ハレー「あの子らしいね………ちょ、太陽!お待ち、どこに行くんだよ!太陽!!」


太陽「冥王星!!」

冥王星「!?太陽くん!!??どうしてここに?」

太陽「どうしたもこうもあるか!バカ!!もう、あんな哀しいこと言うなよなっ!!
   惑星だろうと恒星だろうとダークマターだろうと、そんなの友達の条件
   には関係ないだろ!?…………というか、ゴメン、お前がそんなに悩んで
   たことに気付いてやれなくて………。
   いいか、今度なんか辛いことがあったら、すぐに言うんだぞ。
   すぐに飛んできて、支えてやるからさ、な?」

冥王星「太陽くん……ありがとう………でも、それはできない………。
    わたしが太陽くんを呼んじゃったら、他のみんなが寂しい思いをするから……」

太陽「こ、この分からず屋!!俺は、そんな一人で思い詰めてる冥王星を見てる
   のが辛いんだよ!みんなだって、俺が居ない事なんかより、ずっとずっと
   お前の哀しそうな顔を見る方が辛いんだよ!!だって、友達じゃないか」

冥王星「………………」

ハレー「………太陽の言う通りだよ、冥王星」

冥・太「ハレーさん……?」

ハレー「まったく、この熱血漢と言ったら、手紙を見るや否や飛び出し
    ちまうんだもんね。そんなことは置いておいて、よくお聞き冥王星。
    太陽たちに限って、お前がカイパーベルト一家だとしても、
    ただそれだけの理由で友達を辞める訳ないだろ?
    現に、それこそ片田舎のオールトの雲出身で流れ者のあたいが、
    こんなに良くしてもらってるんだ。
    それにね、あたいは色々な星を見てきたけどね、あんたは、
    どこをどうみても正真正銘の惑星さ」

冥王星「ハレーさん、それ、ホント?」

ハ・太「当たり前じゃん(ニカッ」

冥王星「…………ありがとう、太陽くん、ハレーさん。
    こ、これからも、よろしくお願いしますっ!」

太陽「ところで、ハレーさん、オールト出身の流れ者っての気にしてたんだ」

ハレー「え、そりゃ、まぁ、な。一応、あたいも女だしさ」

太陽「へー、以外と可愛い面あるんじゃんw なー、冥王星」

冥王星「ねー☆」

ハレー「ちょっと、あ、あんた達!!年上をからかうもんじゃないよっ!!」

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