墓標
原曲:なし(オリジナル)
Vocal:めらみぽっぷ Lyric:RD-Sounds
概要
C62版蓬莱人形のラストシーン、ブロンドの少女が楽園を去る場面を表現した楽曲。
屠った7人の正直者の死に様を記憶の底に刻み、勝利の余韻に嗤いながら楽園を後にする。(⇒15.
葬迎へ続く...)
蓬莱人形における一連の事件の真相は諸説存在するが、本作では「最も美しいボク=真犯人」の説を採用している。
ブックレット左側の家の8つの窓には7人分の血痕、
右側には笑顔を浮かべ楽園の出口に向かう最も美しいボクとそれを目撃する楽園の巫女が描かれている。
歌詞中の“僕ら”は屠られた正直者7人、“ボク”と“君”は「最も美しいボク」を指している。
RDさん曰く、「色々仕込んだ」とのこと。
小ネタ
- 曲が始まって最初の音は「空飛ぶ巫女の不思議な毎日」の最後の音(C62版蓬莱人形の物語の続きを示唆?)
- その後、重い扉が動くような音が小さく鳴っている。(廃洋館の扉の開閉音?)
- 最初のラララ~♪の部分に何か引き摺るような削るような音が7回鳴っている。(墓標に刻む音?)
- 最初のラララ~♪の「ラ」の数は25回。3+7+5+6+4。
- 屠の隠しトラックの後半部分に最初のラララ~♪のメロディーが含まれている。
- サビ2最後の「刻みこむ墓標~♪」の直後のピアノが「空飛ぶ巫女の不思議な毎日」の最初のメロディー
- 「そう、刻まれるべきだ~」の部分の鉄琴(ビブラフォン)の音がC62版蓬莱人形で正直者たちが屠られたシーンの対応曲になっている。
歌詞 |
正直者 |
C62蓬莱人形の場面 |
蓬莱人形の楽曲(鉄琴の音) |
好奇心こそ最大の敵よ |
最も好奇心の高い僕 |
場面1 |
蓬莱伝説 |
幼さゆえ気づけずにいたか |
最も幼い僕 |
場面4 |
明治十七年の上海アリス |
聡さとは愚かさと同義か |
最も聡明な僕 |
場面6 |
エニグマティクドール |
大人の味は油断大敵 |
最も大人びた僕 |
場面9 |
Which of Love Potion |
警戒など意味のない世界 |
最も警戒心の強い僕 |
場面10 |
リーインカーネイション |
早起きにして六文の得 |
最も早起きな僕 |
場面11 |
U.N.オーエンは彼女なのか? |
臆病者に進む道なし |
最も臆病な僕 |
場面12 |
永遠の巫女 |
- この楽曲の収録において、音高の標準であるA4=440を蓬莱人形の楽曲ピッチに合わせてある模様。(RDさんのtwitterより)
最終更新:2020年12月09日 00:03