13007

写真 和算の館
復元想像図
奉納年 嘉永5年(1852)2月初午
掲額者 井埜氏(紋右衛門)
緒元 横 42.4cm × 縦 60cm
問題数 1
奉納先住所 東京都武蔵野市緑町1-6-5 ‎
奉納先名称 西窪稲荷神社
別保管住所
別保管名称
文化財指定
拝観時注意事項

額文 現代文等
奉納
筭術
問1 有今如圖甲圓徑一丈宛而
併而置上又乙圓徑八尺載而
闕之弦弧弓随箭訓下之
丙圓徑各曰問
今有→有今
→又 →而
.
.
図のように、直径1丈(=10尺)の甲円が2つ外接しており、
その上に直径8尺の乙円が載っている。甲円の共通接
線と乙円の交点とでできる弦と弧を求めなさい。また、甲
円同士の接点を中心とし、乙円に接する丙円があるとき、
その直径を求めなさい。
答1 答曰弦六尺二寸七分
弧率七尺二寸五分余
丙徑六尺九寸六分余
【答】 弦6.27尺
弧7.25・・・尺
丙円の直径6.96・・・尺
1300701.pdf
嘉永五壬子二月初午
當所 井埜氏
旬→午
.
術文は「多摩の算額」本文及び口絵を参考とし、注のとおり補正した。
「多摩の算額」の現代解は、①弦は半分しか求めていない、②弧を求めていない、③丙も求めていない、④図のHが抜けている、等、不備が多かった。

復元想像図では、2行目「又」の字は1/4角であったので、省略した。
そのほか、判読できていないが、2行目「尺」の次や3行目「箭」の前後にも1/4角の文字があるかも知れない。

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最終更新:2019年09月15日 19:11