まさよ編1

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197 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/02/03(金) 01:04:36.94 ID:WtKqB+PF0
   もう一ついきます。(こっちも書きたい奴いたらドンドン書いてくれ)
   ホームレスをやって早15年ともなるとこのブルーシートハウスも愛着が湧くわけ。
   しかし、最近きな臭い噂を聞くわけだ。ホームレス保護法とか憲法無視だろ・・・・
   まぁ乞食が集団で騒いでも政府はスルーするわけだが。俺の生活が邪魔されなければそれでいいと思ってた。
   そんなある日、強制撤去の張り紙と同時に保護法の適用許可書が俺のテントにも張られてた。
   無論仲間とつるんで最後まで抵抗したわけだが機動隊まできて結局鎮圧。
   あっというまに一箇所に追いやられてドームに放り込まれた。

198 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/02/03(金) 01:13:05.23 ID:WtKqB+PF0
   しばらくすると防護服に身を固めた奴らが説明を開始する。
   「これから3分間投薬を行ないます。苦痛があるかもしれませんが生命に問題ありません」
   といっていそしそとドームから出て行った。
   そしたら真っ赤な粉が前も見えなくなるくらい振ってきたかと思うとどうよ。
   身体中が軋みだして物凄い吐き気に襲われた。
   叫ぶ奴とかもいたけど俺はそんな気力もない。血液が沸騰してるような感覚に襲われると軋んでた身体が蛸みたいにふにゃふにゃになって
   立っていられなくなる。歯と髪が抜け落ちたかと思うと目が飛び出しそうになる。
   無論動けないよ、身体がスライム見たいになってるから。こうなってくると意識もうろう。気絶してる奴も多いいやむしろその方が幸せだ。
   俺のように気をしっかり持ってると周りの地獄絵図を見ないといけないしな。

202 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/02/03(金) 01:34:30.36 ID:WtKqB+PF0
   『叫んでる奴の声がおかしい?空耳か』
   周りのうめき声がドンドン高くなっていく。
   その時だ股間から何かが切り離される感覚があった。後から聞いたら俺の息子だった。
   俺の意思とは関係なく股間が何を作り出している感覚ある。そして血液の沸騰する感覚が収まっていくと
   スライム見たいに伸びていた身体が再び固まってくる。
   どうなってしまうんだ?そう思っているうちに骨が固まりだした。
   服がダブダブになっている、戻る身体は明らかに小さい。そう思うと口の中から新しい真っ白な歯が生える。
   縄張り争いに明け暮れた硬く汚い手が真っ白な白魚のような手になり1日中市内を回収で駆け回った足も歩く事をおも知らないような足になる
   中年腹から脂肪が移動したかと思うとウエストラインの括れを強調するかのように尻が大きくなる。
   そして胸がムリムリと風船のように膨らみだした。
   「ま・・・待ってく・・・・え?」
   思わず耳を疑う・・・・少女のような澄んだ声・・・
   そう思ったとき抜け落ちてツルッパゲになった頭がむずがゆい・・・・・
   新しい毛が生まれたのようだった。

206 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/02/03(金) 01:52:43.13 ID:WtKqB+PF0
   そして俺の意識は途切れた。
   「おい23番起きろ」
   気がつくとトラックの荷台に乗せられてた。バスタオル巻いて違和感のある下着をはいて目隠しもされていた・・・・
   トラックは考える間もなくどこかの建物に入っていき停車した。
   「意識のある者は自力でおきて第一検査室内で整列して待機」
   軍隊みたいに命令され探り手で立とうとすると誰かが前の奴の方につかまらせてくれた。
   「うぁこいつヤワラケ」
   そう思いながら室内に入るとバスタオルと下着を取られる。
   ベルトコンベアーに両手足固定され乗せられるとそこで目隠しが取られた。そして核心した夢ではなかったんだ。
   白魚のように細い手、カモシカのような足、クリッと丸いどんぐり目、腰まであるサラサラの髪の毛、膨らんだ二つの胸・・・・
   ここで全員正気に戻る。そしてパニックに陥るものいる。
   頭を固定されてるから気がつかないかもしれんが総勢500人の真っ裸の女が貼り付けになっている。

208 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/02/03(金) 02:03:26.70 ID:WtKqB+PF0
   「それではこれより子宮テストを行ないます」
   問答無用でブザーが鳴ると赤外線みたいな光を下半身に当てられる。
   しばらくすると下っ腹が重く、痛くなる。そうすると生まれたばかりのアソコから血が噴出した。
   「生理以上なしです」
   白衣着た医者集団が現れ一人一人下のチェックが行なわれる。
   全員の検査が終わるとそのままコンベアーが動いて次の部屋に移動する。
   前のほうでヘルメットみたいなのが降りてきて被されるとそいつはまた意識を失った。
   自分の番が近づく。その時、昼休みの鐘がなった。
   「よっしゃメシメシ」
   装置運転してるおっさんが潮が引いたようにいなくなった。

210 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/02/03(金) 02:26:04.62 ID:WtKqB+PF0
   1時間後....
   再びオッサンが帰ってきて機械が動き出した。
   ところが俺の番は飛ばされ後ろの奴にヘルメットが被される。
   めんどくさい事はごめんだから俺は気絶した不利をする。
   そして次の部屋へ今度はヘルメットを被らされ、意識を失った。
   「はい、皆さん起きてください」
   オバハンの声で今度は目が覚める。
   「私は皆さんに女性の一般生活に必要な事を教える共感です。一緒に楽しくお勉強しましょうね」
   「は~い♪」
   可愛らしい声が聞こえる。真っ裸の女の子が何百人もいる。みんな14から18位までか・・・・
   『それにしても何でみんな女みたいになってるんだ?』
   後ろから誰かに突付かれる。
   「貴方もちゃんとお返事しなきゃダメじゃない」
   「え、僕?」
   『なんで俺まで僕とか言ってんだ!』
   内心そう思っても「ハァ?俺か」って言おうと思ったんだけどプロテクトみたいなのでいえなかった。
   『おう!すまねえなぁ』と言おうとおもったが「は~いごめんなさい」と返してしまう。
   その内に前から女物パンティとブラジャーがまわって来る。
   これも1回教えられると前から使ってたかのように手際よく身につけることができた。
   しかし、パンティは股をピッタリ包み込むし、ブラは胸をキュっと締め付ける。
   それからブラウス羽織ってスカートはいて理髪室に案内された。
   あれよあれよの間にイスに座らされると美容専門学校の生徒が来る。
   「うーん、貴方目が大っきいよね~その辺をアピールするためにショートにしちゃいましょう♪」
   こっちの有無を聞かれぬままバッサリと髪が切られる。

212 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/02/03(金) 02:48:42.74 ID:WtKqB+PF0
   「はい、散髪終わった人はお風呂に行ってください」
   流れ作業のように風呂に案内される。そして大きな鏡の前で裸になる。
   他の奴の胸を見ると膨らみが少なかった。何となく嫉妬心みたいなのが湧く。
   「ほう、マダマダ発展途上ですな~」
   知らない奴に後ろから胸をもまれる。
   「キャ!何するのよ」『ヤメロや!ボケ』
   「赤くなってる可愛い~ごめんごめん一緒に行こう」
   クスクス笑いながら浴場に手を引いて入れられる。
   「ねぇ、あなたは昨日の事覚えてる?」
   「何言ってるの?今日できたばかりの人工少女に昨日なんてないわよ」
   頭の中が真っ白になる・・・・そうかあの最初のヘルメットで。
   そう思ったが俺は何も答えない事にした。
   「これから、どんなお家に行くのかなぁ?楽しみだよね」
   「え・・・・僕は・・」
   「あ~あなた一人称僕なんだぁ」
   「ほぇ・・・」
   「可愛すぎぃ~後で携帯支給されたらメルアド教えてね♪」
   向こうは軽くウィンクしてくる。その様子に内心恥かしくなる。
   こんな親しみを持って人と話したのは何年ぶりだろう・・・・・
   それも女と・・・・・・
   若い頃は女なんてSEXの道具だと思ってた。
   そして罪悪感があふれ出して涙が止まらなくなった。
   自分では泣こうなんて思ってない。でも悲しいよ、情けないよ・・・・

214 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/02/03(金) 03:16:20.15 ID:WtKqB+PF0
   その子は何も引くことなく無言でショートカットの頭を撫でてくれた。
   「よしよし、まだ感情コントロールがうまくできないのね。それか泣き虫さんかな?」
   「うっぅ、うっぅ、泣き虫じゃないわよ」
   「じゃあ負けず嫌いさんなんだ」
   そう言うといきなり頭からお湯をぶっ掛けられた。
   涙を流して泣いたのは何年振りだったか、一緒に楽しくお話したのも久しぶりだった。
   そして、夕飯・・・・・
   結構豪華なバイキングだった。酒もあった。
   『久々にお酒が飲めるぞ!』
   そう思って辛口黄桜を一口。
   「うぇ・・・・からーい、不味い」
   「お酒なんて誰も飲んでないでしょ。背伸びしちゃ駄目よはい」
   目の前にシュークリームが置かれる。無論酒飲みの俺は甘いものなんて大嫌いだった。
   しかし
   「おいしーよ~」
   本能的に出されたシュークリームにぱく付く自分がいた。

216 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/02/03(金) 03:42:06.35 ID:WtKqB+PF0
   そしてあっという間の1週間、今日で皆何処かの家で暮らす事になる。
   俺も自分の記憶隠し住んでいく覚悟は出来ている。
   感情のコントロールもできるようになった。最近母性本能も芽生えだしている。
   「よし!完璧ね」
   「23番いらっしゃい」
   「がんばってね、メールするから」
   低くなった視界、身軽な身体。この扉を出れば新しい生活が俺を待っている。
   「吉岡さん、お待たせしました。彼女が23番です」
   立っていたのは優しそうな老婆だった。
   「じゃあ面会して気に入ったらお知らせください」
   係官はそういうと去っていった。
   「初めまして、ごと・・・いえ23番です。まだ名前は決まってません」
   「初めまして、吉岡タネと申します」
   吉岡さんはニッコリと笑うと俺の顔をジッと見ている。
   「大きな目ねショートカットも可愛いわよ」
   「いえ、そんな・・・」
   思わず頬を赤らめてしまう俺。
   「でもね最初に言っておくけどあなたには雄一郎のお嫁さん候補になってほしいの」
   「ほぇ!そんな急に言われても僕・・・・」『野郎と結婚そんなことできるか!』
   その時、吉岡さんはピンと何かに気がついた。
   「貴方、少し男っぽい癖が出るのね」

217 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/02/03(金) 03:42:23.88 ID:WtKqB+PF0
   「え・・・あっ!これはその」
   知らない間に俺はスカートなのに脚を広げて座っていた。無論男時代の癖を消されていればこんな事はありえない
   「あなた、男の記憶が残っているでしょう?」
   「え・・・え・・・そんな事ありません」
   「嘘をついても駄目よ。洞察力は自身があるの特に会社をやってるとね」
   吉岡さんは勝ち誇ったように笑った。
   「え・・・吉岡物産の!」
   「ほらやっぱり。この面会ではまだ貴方たち人工少女には現在社会の情報は入れられてないのよ」
   うまい誘導尋問に載せられてしまった。

219 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/02/03(金) 03:55:34.75 ID:WtKqB+PF0
   「正直に話してくれるわね」
   「はい・・・・」
   俺は全ての真実を話した。工藤正義52歳ホームレス、元山野組構成員逮捕暦2回 うち一回殺人・・・・
   「ありがとう・・・・」
   吉岡さんはそう言うと係官を呼ぶブザーを押した。
   これで俺も記憶を消されるのか・・・・そう思うと少し気分が軽くなった。
   「23番さんをいただくわ」
   俺は一瞬自分の耳を疑う。しかし吉岡さんは身元引受人の書類を製作している。
   「この子は何歳に設定してあるの?」
   「16歳と2ヶ月のスレンダータイプです」
   「そう、ありがとう、えーとお名前は・・・・工藤まさよちゃんでいいわね?」
   「は・・・はい」
   「じゃあよろしくね、まさよちゃん」
   吉岡さん俺に握手を求めてくれた。俺も急いで握手する。
   こうして吉岡宅にもらわれる事となった。

221 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/02/03(金) 04:18:16.54 ID:WtKqB+PF0
   身支度を整えると俺はそのまま吉岡さんの運転する軽自動車で自宅に向かった。
   「経営者の癖にこんな貧租な車って思ったでしょう?」
   「いえ、そんな、そんな」
   「そういうことにしておきましょう」
   「吉岡さん、何故僕を選んだんですか?」
   「そうね、肝座ってそうだからかしら?性格とちょっとミスマッチだけど」
   「雄一郎さんはそんなに怖い人なんですか」
   「実は・・・・小学校の時両親を無くして中学卒業後ずっと引き篭もってるの
   高校も公立受かってるんだけど・・・・行ってくれなくて・・・」
   「歳は?」
   「あなたより1つお兄さん、それで人工少女つけるのこれが初めてじゃないのよ」
   「どういうことですか?」
   「雄一郎ねインターネットで人工少女の女体化前の正体全部本人にばらして・・・」
   「みんな逃げ出しちゃったんですね」
   「そう貴方で3人目」
   俺は一瞬頭がボゥっとなった。いったいどんなガキなんだろうか。
   「私もいけなかったのよ会社とあの子の母親代わりを両立できるなんていって引き取って」
   吉岡さんの目に涙が溜まる。
   ズキン・・・・何なんだろかこの気持ち、自分の心に刺みたいなのが刺さった気持ちになった。
   「僕、やってみます!」
   今俺にできる事は吉岡さんにニッコリ笑う事だけだった。

222 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/02/03(金) 04:39:33.59 ID:WtKqB+PF0
   山の手閑静な場所に一軒家が建っている。どんな豪邸だとばかり期待したが広めの普通の家でお手伝いさんもいなかった。
   吉岡さんは着くなり2階奥の部屋に内線をかける。
   「雄一郎、また着てもらったの今から挨拶に行くからね」
   返事が返ってこない・・・・
   「じゃあ行きましょうか?」
   「あ、僕一人で行ってきます」
   電車男みたいな奴の部屋に興味を持った俺は早速2階へかけあがる。
   「まさよちゃん、あなたのスカート短めだから階段ではお尻に手を当てなさいね」
   「・・・はーい」
   男時代にパンツが見えたくらいでと思っていたがこの身体になって指摘されるとものすごく恥かしく感じた。
   「えーと・・・・どうすればいいのかな?」
   とりあえずノックしてみる。
   「ゆ、雄一郎君・・・入ってもいいかな?」
   返事はなかったがこっちもにも我慢の限界があったので突入してみる事に・・・
   『うぁ・・・くさ・・・・』
   元ホームレスの俺が言うのもなんだが、ホームレスとは違う臭さ俺の鼻を襲った。
   「こんにちわ僕の名前は工藤まさよ、君より1つ年下の16歳よろしくね」
   施設で学んだ女の子の魅力を100出して挨拶したが向こうは背を向けてパソコンにふけっている。
   「あの~聞いてるかな?」
   昔の俺ならばもう一撃入れている所だがプロテクトとか細い腕では殴る気力もかき消される。
   部屋を見回すとアニメのポスターやフィギア、ヲタ向けマンガ、パソゲー。
   そしてくい散らかした飯類・・・・これは酷い

248 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/02/03(金) 13:50:51.29 ID:WtKqB+PF0
   「ちょぉーと聞いてる!」
   本来なら怒鳴り散らす所であるがプロテクトがあるのでこの程度に集約される。
   しかし、向こうからはキーボードを叩く音しか返ってこない。
   ふと隣に鏡があった。怒ってる自分の表情が映し出されている。
   自分では鬼の形相で怒ってるつもりだったが頬が少し赤くなっておまけに目を吊り上げている程度だった。
   可愛い怒り方の部分にはいる怒り方であった。
   そうなると少し鏡の方が気になりはじめた。

251 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/02/03(金) 14:41:58.24 ID:WtKqB+PF0
   鏡に映る少女の姿はまだなれないものだ。特に笑顔は不得意なんだよな。
   そう思って作り笑いしてみる。
   『うわーこっ恥かしい』
   両手で顔を押さえて恥かしがる自分、刷り込まれた癖なのでこれもどうしようもない。
   「何やってんだよおっさん」
   その時、向こうからやっと言葉が返ってきた。そして投げつけられる1枚の紙。
   拾って読んでみると昔の自分の写真と犯罪経歴等が事細かに記されていた。
   「何?これ、雄一郎君はスパイなの」
   「はぁ?ネットでこんなのいくらでも出回ってるよ、しかし今回きたのはギャップキツイだろ36歳も若返って女体化させられてるし」
   じっとりと見下した目でこちらを見てくる雄一郎。
   「おまけに10代の時殺人起こして、ヤクザになって挙句の果てにホームレスかよWW」
   『こんな感じでいびられてたらそりゃ逃げ出したくもなるな・・・』
   そう思ってると怒りがこみ上げてくる。
   パッシ!

252 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/02/03(金) 14:42:28.57 ID:WtKqB+PF0
   雄一郎のメガネが飛び、当人も何が起こったか一瞬分からないようだった。
   「何を・・・」
   「保護法に感謝しなさいよね!もしこんな身体になってなくてあんたと会ってたら間違いなく半殺しにしてるわよ!」
   「コイツ!」
   雄一郎はメガネもかけなおさないまま飛び掛ってきたが、昔のケンカに明け暮れていた記憶がモヤシの攻撃くらいかわしてみせる。
   「どうしたのこんな女の子にも勝てないの?そうよねこんなとこに篭ってちゃね」
   「クッソ!」
   また雄一郎が飛び掛ってくる。無論俺はスルリとかわしてみせる。
   「この身体いいよねぇ~こんなに身軽に動く事ができるんだもん」
   最近は歳のせいかさっぱり鈍くなった反射神経が蘇ってくれている。
   雄一郎は後ろのベッドに突っ込んでいる。
   「ごめんね♪私昔の記憶消されないままこの人格書き込まれてるの」

255 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/02/03(金) 15:02:53.20 ID:WtKqB+PF0
   しかし、雄一郎は起き上がってこない。
   「どうしたの久々に運動したからもう疲れちゃった?」
   俺がゆっくり様子を見に行くと雄一郎がガバっとおき上がって俺を押し倒してきた。
   「ハァハァなめるなよ!」
   この身体素早いがパワーはないようである。ふりほどけない。
   「モヤシにしては上等よ、どうする胸ぐらい触ってみる?これだけゲームで女の子犯してるなら胸くらい触れるんでしょ?」
   雄一郎は震えていた。
   「どうしたのホームレスは汚い?でも今は全身女の子になってるよ、わかるでしょシャンプーの匂いもするし」
   「僕は別にいいんだよ昔の記憶があるからね胸触られた位で泣かないもん。それとも膨らみが足りなかったかな」
   「クソ!」
   俺の放すと雄一郎は外へ飛び出していった。
   部屋に1人残されると急に涙襲ってくる。
   「うぁあああー、うあっぁあん」
   うまく泣けない。そこへ吉岡さんが上がってくる。
   「あらあらどうしたの?でもすごいわユウちゃんを部屋から出すなんて」
   「よ、吉岡さん、僕、僕・・・・ごめんんさぁーい・・・」
   自分でも分からなかったが涙が止まらない。
   「よしよし、よくやったよくやった」
   吉岡さんは僕の頭を撫でてくれた。あれ自分でも僕というようになってる・・・・・
   でも今はもういいや・・・・

48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/02/04(土) 00:28:50.49 ID:iImuXkyT0
   雄一郎は何処かへ行ってしまった。
   「吉岡さん僕のせいです・・・だから探しに行ってきます」
   「大丈夫たぶんそう遠くへは行ってないわ、ちょっと待って地図かいたげる」
   吉岡さんはそう言うと地図をスラスラと描いてくれた。
   「お墓?」
   「ええ、お父さんやお母さんのね。あの子飛び出すとここにいってたからもしかしたら」
   いなかったら直ぐ帰る様に言われ僕は家をでた。
   もう夕方なんだ・・・・そう思いながらテクテクと歩いていく。
   途中に急な上り坂がある。『げぇ・・・・・』中年の悪い癖だ。
   しかし、お墓は坂の上・・・・行かなければならない。僕は覚悟を決めて坂にトライする。
   「あれ・・・・息が切れない?結構昇ったよね」
   いくらホームレスが長かったとはいえ最近は同期息切れひどかったのに息一つ切れない。
   嬉しくなった。思わず駆け出してしまう。
   「わーわ~♪僕若いよー」
   坂を中腹からここまで完走してしまった。

49 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/02/04(土) 00:38:39.61 ID:iImuXkyT0
   「吉岡さんの言うとおりだったね」
   雄一郎は全身に電気が走ったようにビクついた。
   「何しにきたんだよおっさん」
   「もうすぐご飯よ。迎えに来たの」
   「かつ丼頼んで2階にもってこい」
   「今日はすき焼きだよ。私お手製の」
   「おっさんのすき焼き?そんなの食えるかよ・・・・いやまてよ料理データを直接脳みそに書き込まれてるのか」
   「そういうこと。だから帰ろう」
   僕は手を伸ばしたが雄一郎はその手を払いのけた。

51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/02/04(土) 00:47:21.50 ID:iImuXkyT0
   僕もまた腹が立ってきてその手をたたき返す。
   「やっぱり!お前もそうだ俺の事が嫌いなんだろ」
   雄一郎は立ち上がると吐き捨てるように言い放つ。
   お世辞でもそんな事ないといってやらなければならないのか?でもそんなお世辞をいえれ気分でもない
   「ええ!そんなモヤシ僕はダイッキライよ!」
   そしてまた取っ組み合い喧嘩が始まる。

52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/02/04(土) 01:00:22.79 ID:iImuXkyT0
   夕闇迫る墓地、古い青春映画のように大の字になって僕と雄一郎は倒れている。
   番長同士とかだったら男気あるえだけどヒョロッコイモヤシと女の子じゃ・・・・
   しかし、ここまで弱い男がいるとは思わなかった。まぁこっちも勝ってないんだけど・・・・
   もうちょっと身体がなれれば確実に勝てる。
   「ハァハァハァ」
   「ハァハァハァ、さぁ帰ろう・・・イタ」
   不覚にも足をひねっている。
   「ん・・・・」
   「え・・・モヤシ・・・」
   雄一郎は僕をお姫様抱っこする。
   「おっさん一人置いて帰れるかよ、うぁ意外と重いな」
   「レディに重いとか言うな!モヤシ」
   「何レディだよ美少女に加工されたおっさんじゃないか」

54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2006/02/04(土) 01:12:25.04 ID:iImuXkyT0
   雄一郎は僕を玄関まで運ぶとまた部屋に引き篭もった。
   吉岡さんは優しく僕の足にシップを貼って包帯を巻いてくれた。
   僕もお返しに立派なすき焼きを作った。自分でも驚いた手が魔法のように動いて料理を作ってくれる。
   でも雄一郎は降りてこなかった。そして二人ですき焼きを食べた。
   「家で誰かとご飯食べるなんて何年振りかしら・・・」
   吉岡さんは泣いていた。
   「でもユウちゃん降りてこなかったわね」
   「いいえ、大進歩です!」
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