まさよ編2

このページを編集する    

※上記の広告は60日以上更新のないWIKIに表示されています。更新することで広告が下部へ移動します。

106 名前:まさよ編 :2006/02/04(土) 18:27:26.78 ID:iImuXkyT0
   第二幕 吉岡さん

   僕が吉岡さんの家に来て数日が立った。もう吉岡さんも安心して仕事をこなしているようだ。
   「いってきます」
   「いってらっしゃーい」
   吉岡さんの送り出しから僕と雄一郎の朝ごはんが始まる。
   しかし、雄一郎は僕にいつもご飯を2階に運ばせていている。とうぜんこっちにも我慢の限界があるので今日は持っていってやらなかった。
   「おーい、おっさん早く飯もってこいよ!」
   内線から雄一郎の怒鳴り声が聞こえるが僕は爽快に無視してジャムのタップリついたトーストを食べている。
   「おい、おかま!聞こえてんのか?」
   「ベーだ♪おなかすくなら食べに降りてきなさい」
   「中年のおかまと一緒に飯が食えるか!」
   「じゃあ食べなくっていいわ、もうぜーたい持っていかないから」
   「この野郎!覚えていろ」
   内線がぷつっと切れる。
   「わたしはメイドっぽい仕事してるけど違うんだから・・・・さぁ今日はシュークリームつくろ~」
   僕は家事をパパパッとこなすと、シュークリーム作りに没頭する。
   「カスタードに苺クリーム。チョコクリームもうんうん、こんなもの恥じらいもなく食べられるのは女の子専売特許だね」
   「お昼前だけどいいよね」
   大きなお口で食べようとしていると突然呼び鈴がなった。

110 名前:まさよ編 :2006/02/04(土) 20:21:39.94 ID:iImuXkyT0
   「誰よ全く!」
   僕は急いで席を立った。
   「はーい、はい今あけます!」
   急いでドアをあけるがそこには誰もいなかった。
   「あれ・・・・・?」
   「ま、まさか!?梯子?」
   一瞬分からなくなる。
   「あれ、シュークリーム・・・・・・?」
   戻ってみて全てを悟った・・・・罠だった・・・・・・
   「あのモヤシ小僧ぉぉぉぉおぉ!」

116 名前:まさよ編 :2006/02/04(土) 21:27:42.39 ID:iImuXkyT0
   「木刀辺りでいいかな?お仕置きには・・・・」
   玄関先にあった古い木刀を片手に二階へ上がっていく、モヤシの汚い手からシュークリームを取り戻すために。
   「あけなさい!シュークリームを返せば多少の酌量はあるかもしれないよ・・・・」
   「・・・・・・」
   「あけろっつってんだろですよ!このモヤシ小僧!」
   何か自分でも分からない言葉が飛び出しているが今は関係なかった。
   しかし、返事は返ってこない。
   「いいんだなですよ?・・・・ちょーぴりプロテクトがぶっ飛ぶほどこの私様を怒らせてしまって!」
   「・・・・・」
   「いいようね・・・・確実に仕留めてやるデスよ!」
   このドアの鍵は外からでも開けられるようになっている。
   僕はドアの鍵を開けると一気に中に飛び込んだ。しかしあのモヤシはいない。でも・・・
   「あ!僕のシュークリーム」
   お皿の上に乗せられた自分のシュークリームにかぶりつく。
   しかし・・・・・
   「味がへん・・・・・イカの塩辛・・・水、水!」
   「こほこほ・・・日本酒ぅ・・・」
   横には手紙が添えてあった。
   「やあおっさん、酒の晩酌にイカの塩辛シューと日本酒をくれてやるW大好きなんだろう」
   一瞬志向回路が停止する・・・・
   「ええ・・・大好きだったわよ、お酒もイカの塩辛も・・・・酒に関してはアル中になるぐらいのんじゃったもん・・・」
   「でもね!この身体になってお酒が全然飲めなくなったのよ!わかる記憶があるの知ってるわよね?
   そうよ、今でも凄く飲みたいのよ。でもねでもね飲んだら身体が拒絶反応?ってやつかなそれ起こして
   お酒がチョー不味く感じるわけ。分かるでしょ大好きなのにチョー不味いの飲みたいのにチョー不味いのよ!」
   吉岡さんにも隠している過去を怒りに任せて暴露する

125 名前:まさよ編 :2006/02/05(日) 00:12:03.06 ID:6/c217Tr0
   「不味い・・・・あそこまで怒ってるとは思わなかった・・・・」
   耳が敏感になっているのか雄一郎の声は直ぐ僕に届いた。
   「うふふ・・・ユウちゃんそこにいたのね?」
   木刀を振りながら僕は雄一郎に近づく。そして押入れの戸をガラット明ける。
   雄一郎は腰を抜かしているのかその場に猫のように震えている。
   「わかってるわよねまさよの楽しみ?」
   この前より数倍怖い表情を作る事に成功し雄一郎は素直に自分の後ろにあったシュークリームを取ろうとした。
   バサバサ
   シュークリームの上にジャンプやらサンデーが落ちてくる。
   「・・・・・・・」
   「まさよさん・・・・」
   「もう勘弁ならねえですよ・・・モヤシ」
   「ぎやぁああああああああああ!」

   正午
   「トイレ掃除と皿洗い・・・・不二家にシュークリーム20個配達きたのでお持ちしました」
   「ご苦労様、うーんおいしーよ~」
   さっきとは別の万遍の笑みでシュークリームをほお張る僕の横で雄一郎はぐったりしえいる」
   『ちょっと怒りすぎたかな?でも食べ物の恨みは怖いという事を教えただけでも良かったね』

126 名前:まさよ編 :2006/02/05(日) 00:22:40.95 ID:6/c217Tr0
   その夜・・・・・
   「どう美味しかったでしょ?」
   「うん・・・まぁまぁ」
   「減らず口ばかりだね、素直に美味しかったです言えないの?」
   「おっさんの作ったもので半減しました」
   そう言うと雄一郎はさっさと部屋に戻っていった。
   「バーカ!」
   『ふぅ、吉岡さんなんでこんな日に遅いんだろう?雄一郎と一緒に食べたがってたのに』
   その時、吉岡さんの車の音と数台の車が停車する音が聞こえた。
   「あ!帰ってきた」
   僕は片付けも中断しパタパタと玄関に向かう。
   「ユウチャーン、まさよちゃーんただいま!」
   『ん?なんか声にハリがあるような・・・』
   そして驚愕した・・・・玄関に出ると18歳くらいの少女と男たちが数人立っている。

190 名前:まさよ編 :2006/02/05(日) 19:25:21.01 ID:6/c217Tr0
   「ど、どちらさまですか?」
   『誰だろう?可愛いし、いいなぁ胸大きくてって違う違う』
   「やっぱり・・・はぁ。私よ、私」
   「すみません・・・・前の身体の時から記憶辿ってますが」
   僕は思い当たる人物をできるだけ思い出したが、思い当たらない。
   「いいわ、ユウちゃん呼んで」
   「はい、おーいモヤいや、雄一郎く~ん」
   しばらくすると、雄一郎が気だるそうに降りてきた。
   「なんだよおっさ・・・・あ!横山専務」
   「よぉ、雄一郎君大きくなったな」
   「どうしたんですか?それにその人は」
   「すまない、詳しい説明は中でするよ」
   そういうとその女の子と横山って人、他の人も入って来た。

193 名前:まさよ編 :2006/02/05(日) 19:48:20.39 ID:6/c217Tr0
   みんなをテーブルに着かせると僕はお茶の準備をした。
   最近は炊事洗濯も料理も全て順調にこなせている。まぁ書き込まれた能力のおかげなんだけど・・・・
   「お茶菓子、お茶菓子・・・」
   冷蔵庫にシュークリームが4つ残っていた。
   「えーとお姉さん、モヤシ、横山さん、ともう一人・・・・」
   「戸棚にお煎餅があったわね」
   僕は戸棚のおせんべいを取りに言った。
   「雄一郎君。どうかな?」
   「横さん、もう教えてあげたら」
   お姉さんは横山にそっと告げる。
   「そうだな、実はね雄一郎君、彼女はウメさんなんだよ吉岡ウメさんだ」
   「横山専務・・・」
   「分かるよ、私も最初は気がつかなかった。しかし彼女はウメさんなんだ。いやウメさんだったんだ」
   「ですからうちのババ、いえ祖母は今年で75歳なんです彼女のどこがその75歳なんですか!」
   「そうだな、やはり説明しなくてはならんか・・・・」

194 名前:まさよ編 :2006/02/05(日) 20:00:14.43 ID:6/c217Tr0
   「え・・・・」
   僕は扉を持ったまま制止してしまった。
   「君は」
   「粗茶ですが!どうぞ、失礼しまし」
   慌てて席を立とうとするとおねえさんは僕の腕を掴む。
   「まさよちゃんにも聞いてほしいの」
   「は、はい・・・」
   今が静まり返る。
   「実はおばあちゃんね、今日百合ファンドの社長さんのところへ行ったの。
   知ってるわよね?百合ファンドの社長さん」
   「若くて綺麗だけど性格が悪すぎる」
   「ちがうわ、性根が悪いのよ。っというのはおいておきましょう」

197 名前:まさよ編 :2006/02/05(日) 20:25:35.26 ID:6/c217Tr0
   お昼のこと
   「何?私も暇ではナインだけど?」
   ウメは不機嫌そうにソファーに座り込んだ。
   「あららら、大株主を前にその態度はありませんこと?」
   百合ファンドは女社長がインターネットを駆使しこの地位まで上り詰めたベンチャー企業である。
   そしてその女社長嶋中さおり32歳東大卒。一昨年に吉岡物産も時間外取引で45パーセントを買い占められている。
   「で、何?株主総会は先月うちもお望みの利益をファンドには出したはず」
   「そうね、老体に鞭打ってよく頑張ってくれたわ」
   「む!」
   ウメの表情が変わる。
   「あらごめんなさい。今日はそんな貴方にプレゼントがあるの」
   差し出されるエステ無料件の束。
   「今度エステサロンの買収に成功してもらってきてあげたの、貴方も女性醜くなるのは嫌でしょ?うふふ」
   「馬鹿にしないで!」
   ウメはそう言い放つと社長室を後にした。そして帰社の途中事故にあった。

200 名前:まさよ編 :2006/02/05(日) 21:14:09.75 ID:6/c217Tr0
   それでね、病院で居間流行の医療ミスって奴でホームレスさんに吸わせる新薬を注射されちゃったの」
   「正しく言うと気体でないと使えなかった薬が注射でも使えるようになったバージョンのやつを打たれちゃったってわけ」
   雄一郎と二人息を飲む。
   「それで気がつくと出血も傷も消えていて、老眼鏡の要らない綺麗な目、サラサラで長い黒い髪、スベスベの白いお肌、胸もお尻も」
   「再生しちゃったんですね」
   僕は新薬の女体形成を自ら体験した者として直感した。
   そう種類形を変えようともあの薬は人間であらばどんなに汚れていようとも、
   男であっても女であっても美しい少女の女体を与えるのだから。
   「分かってくれた?それでねあばあちゃん嬉しくなって改名もしちゃったの」
   「は?」
   「さっき横さんが言ってたの覚えてるよね?ウメだったて」

202 名前:まさよ編 :2006/02/05(日) 21:14:38.06 ID:6/c217Tr0
   「そのつまり・・・・どうと?」
   「吉岡美梅(みうめ)設定年齢18歳・・・・」
   吉岡さんはスッと立ち上がると雄一郎に近づいた。
   「ユウちゃん・・・・分かってくれるよね?」
   雄一郎の方に手を置く。しかし、雄一郎は払いのけた。
   「誰がわかるかよ!勝手に女体化したり若返ったり・・・・・馬鹿野郎!」

204 名前:まさよ編 :2006/02/05(日) 21:40:26.07 ID:6/c217Tr0
   「ユウちゃん!」
   「雄一郎!」
   僕は吉岡さんと二人で雄一郎を追おうとする。
   「待ってくれ!こういう話は男同士の方がいい」
   「横さん・・・・・」
   「君は二人を頼む」
   「は、はい」
   そういうと横山は二階に上がっていった。
   「雄一郎君」
   「帰ってください」
   「君の気持ちは分かるさ、俺だってウメさんとは創業以来の付き合いだ。病室に行って見てビックリしたさ」
   「婆ちゃんは俺の唯一の肉親です、迷惑もかけてたけどバァちゃんまで・・・」
   「・・・・・これを見たまえ」
   横山は一つのレントゲン写真を見せた。
   「これは?」
   「その黒い部分分かるか?癌だよそれも悪性の、この前の健康診断で分かったんだ。ウメさんからは内緒にしろって言われてたんだけどね」
   横山がタバコに火をつけた。

210 名前:まさよ編 :2006/02/05(日) 23:31:36.48 ID:6/c217Tr0
   「どういうことです?」
   「すぐにとは言わないがおそらく10年もつか持たないかだったろう」
   窓の外にたばこの煙をふぅーとだす。
   「ウメさんはお前を最後まで見届けられなかったかもしれない、だからいままでも」
   まさよ、いやそれ以前の人工少女達も・・・・・雄一郎は全てを悟った。
   「ごめんなさい、一人にしてもらえますか?」
   「・・・・・・」
   横山は少し考えると部屋を出て行った。

211 名前:まさよ編 :2006/02/05(日) 23:52:28.66 ID:6/c217Tr0
   「どうでした横山さん」
   「横さん・・・・・」
   僕と吉岡さんは横山さんに駆け寄っていった。
   横山さんは無言で自分のこめかみを突付く。
   「そう・・・理解はしたけど納得はできなかったの?」
   「そうですね、ユウちゃんにとって唯一の肉親を失ったんだからね当然よ」
   その時、僕の中で何かが弾けた。僕は・・・・でも、雄一郎と吉岡さんを仲直りさせるためにも・・・・
   「吉岡さん。僕に雄一郎を一晩預けてください」
   「!!」
   吉岡さんは一瞬驚いたがその後僕の顔をジッと見つめて黙って頷いてくれた。
   「横さん、明日の名古屋出張やっぱりいくわ」
   「え?いや社長に手間とらせられませんよ。それにその姿じゃ」
   「あらら?この美梅新社長みたら団さん腰抜かすわよ」
   「じゃあ決まりね・・・・明日は午前中に仕事けりつけるわよ!早速羽田にホテルとって!」
   社員二人をおして吉岡さんは居間を出て行った。


212 名前:まさよ編 :2006/02/06(月) 00:07:57.05 ID:44W4kKKg0
   「まさよちゃん、新しいパジャマとか一式買ってあるから使いなさい。後、アメリカから来た
   香水石鹸、最初に使わせてあげる。お休みセットは洗面所の上」
   吉岡さんは軽くウインクして出て行った。
   車の音が消えると家がシンと静まり返る。
   早速僕は、冷蔵庫のシュークリームとサイダー、そして焼酎とカルピスを確認しグラスを冷やす
   そしてお風呂場に向かった。
   レモンミントのかおりがする石鹸は僕の気持ちを優しくしてくれた。
   新しいパジャマは白地にパンダさんのアプリケが施してある。
   ブラはしなくていいよね。でも恥かしいからTシャツを中に着よう・・・・・
   着替えを済ませるとお休みセットをもって台所へ。

213 名前:まさよ編 :2006/02/06(月) 00:17:44.31 ID:44W4kKKg0
   僕は自作のカルピスチューハイとシュークリームを持って雄一郎の部屋をノックした。
   「開けて、僕だよ。一緒にシュークリーム食べよぉ」
   「・・・・・開いてるから勝手に入って来いよ」
   僕は雄一郎の部屋にゆっくり入る。
   グラスに氷が当たる音で雄一郎は一瞬こちらを見て視線をそらした。
   「どうしたの?泣いていたの?」
   「なんでもない・・・・・」
   「パジャマにも着替えないで寝ないの?」
   「あとで着替えるよ・・・・」
   「今日は月がきれー、ここって山の手だから星も見えるんだよね!」
   僕は雄一郎の有無も言わずに電気を消す。
   「おい!何やってんだよ」
   「月があまりに綺麗だから・・・・あ、君には分からないかな?」
   「なんなんだよったく」
   月明かりが部屋に入り込む。
   「ねぇカルピスのも温かくなっちゃうよ」

214 名前:まさよ編 :2006/02/06(月) 00:27:03.68 ID:44W4kKKg0
   「ん・・・・」
   「はぁ?」
   僕はグラスを差し出した。
   「乾杯・・・」
   「はいはい、乾杯」
   昔なら焼酎だけで飲んでたものを今はカルピスごまかさないと飲めなくなっていた。
   「・・・・お前酒を入れたな?」
   「そうだよ、飲みすぎたらダメだけどお酒にはちょっぴり気分を明るくしてくれる魔法があるんだ」
   その後たわいもない会話を続けながら数分が過ぎた。
   「なんか熱くなってきた」
   「お酒弱いね、でも空を飛んでる気分になれるでしょ?」

215 名前:まさよ編 :2006/02/06(月) 00:43:20.60 ID:44W4kKKg0
   「ああ・・・そんな感じだ」
   うつろな目で雄一郎は答える。僕は軽くシュークリームをひとかけら口に含むと雄一郎に近づいた。
   「ねぇ雄一郎、チュウしよう・・・・」
   「へ・・・?お前何言ってんだ・・・」
   「えへへおっさんくさくないぞーカスタードクリームの甘い味とヴァニラエッセンスの匂いがするよ・・・」
   お酒を飲んで正解だった。脳みそがとろけそうで何も気にならないようだ。
   僕は雄一郎に軽くキスをした所で目を閉じた。雄一郎は抱きつきも振り払いもしなかった。
   涙が僕の鼻先にあたる・・・・・泣いてるんだ・・・・雄一郎
   僕は唇を外して頬を伝う涙を子猫のように舐めてあげた。
   「泣かないの・・・・男でしょ」
   僕は力の抜けた雄一郎の腕をもって自分の胸に押し当てる。
   「聞こえるかな?僕の心臓音だよ・・・・あったかいでしょ?僕の体温・・・・」
   僕は雄一郎の手を更に強く胸に押し当てる。
   「柔らかいでしょ?小さいけど・・・・服が邪魔?今脱いであげるよ・・・・」

216 名前:まさよ編 :2006/02/06(月) 00:54:20.01 ID:44W4kKKg0
   「雄一郎、僕は嬉しいんだよ・・・・街の片隅に屯していた自分に、こんなにもあったかくて
   柔らかい身体を貰えて、こんなに綺麗な瞳をもらえて。こんなに美しい髪をもらえて・・・」
   「でもね、僕の記憶は汚れたままなんだ。僕にかけられた魔法を解いてく本当のお姫様にしてくれるよね?」
   しかし、雄一郎の反応はなかった。
   「どうしたの?僕はもうパジャマが邪魔でしょうがないの・・・脱がせて・・・雄一郎が」
                       ・
                       ・ 
                       ・ 
                       ・    
                       ・
                   「うそつくなよ・・・・」

217 名前:まさよ編 :2006/02/06(月) 00:59:24.65 ID:44W4kKKg0
   「え・・・・」
   「うそをつくなよ、こんなんでお前をどうこうしようって言うほど僕は落ちぶれちゃいない」
   雄一郎がゆっくりとてを振り払う。
   「そんなまさよは嫌いだ、おまえは人形じゃないだろ?」
   「そんな・・・雄一郎」
   「俺の知ってるまさよは嘘をつくときにちょっと目を小さくさせる癖があるんだ・・・そしてそれはおまえ自身だ」
   「言ってくれよ・・・・・なんでこんなことしたのか」

21 名前:まさよ編 :2006/02/06(月) 21:19:10.81 ID:44W4kKKg0
   今までの話は保管庫参照!!
   「うそつくなよ・・・・まさよはぐ・・・」
   「言わないで!惨めになるじゃん・・・」
   雄一郎の手を振り払い今度は僕が雄一郎の口を押さえた。
   雄一郎が大切なものを失ったから僕も大切なものをあげる。なんて言われたら・・・・
   僕は絶対雄一郎に見せない顔をしてしまった。
   「分かったよ・・・・ありがとう」
   雄一郎はニッコリ笑ってくれた。
   「雄一郎・・・・」
   僕も涙を拭いて笑いかける。
   「でも今日は一緒に寝ていいよね?」
   「ああ・・・分かったよ」
   僕は雄一郎と手をつないで寝た。

32 名前:まさよ編 :2006/02/06(月) 22:32:55.78 ID:44W4kKKg0
   そろそろこっちもライナーノーツ出すか

   工藤まさよ(工藤正義52歳)16歳 身長152cm 体重平均 BWH 胸除き平均

   保護法適用者となり投薬されるもののその後の作業中のミスで消されるはずの男時代の記憶が残ったまま
   になる。その後記憶を持っていることを隠していたが吉岡ウメにあっさり見破られてしまう。
   しかし、工藤まさよという名前をもらい現在は吉岡家に引き取られている。

   吉岡雄一郎 17歳
   吉岡家の長男、肉親を全て失い現在はウメの家で共に暮らしている。
   しかし、一時期は通っていた高校も今は自主退学しNEETでオタクな世界を満喫している。
   人工少女を偏見視する傾向があり、まさよより前にいた少女達は全て返却されている。

34 名前:まさよ編 :2006/02/06(月) 23:00:56.76 ID:44W4kKKg0
   「朝」
   小鳥のさえずりで僕は目を覚ます。そして朝一番の仕事をこなす事にする。
   鏡の前に立つ僕、それは恐怖からもしかすると前の姿に戻ってしまったのではないかという。
   写るのはもちろんあどけない少女の姿。
   雄一郎はまだ寝ているみたい、昨日の事は一応二人だけの秘密・・・
   「待ってて、今とっびきりの朝ごはん作ってあげる」
   布団をかけ直すと僕は自室の戻る。
   着ている物を全部脱いで真新しい下着、今日の服を出す。
   最近ではブラのつけたかもうまくなった。ミニスカのホックを止めて、あったかセーターを着てエプロンつけたら出来上がり。
   手櫛で髪を整える。僕もどんどん女の子になっていくなぁと思うと少々複雑な気持ちになる。
   今は朝ごはんのメニューだけに集中しよう。
   パンをトースターに入れたら、目玉焼きを焼く今日はベーコンも焼こう、レタスを千切ってサラダの準備。
   寒いからココア注ぐ、オレンジジュースも忘れずに。
   10分くらいで朝ごはんは完成した。
   「出し忘れたものはないわね・・・・よしよし」
   満足そうに頷くと僕は雄一郎を起こしに行く、昨夜は雄一郎をちょっぴり見直した、だって・・・だって!
   とにかく今日は最高の笑顔で起こしてあげよ!
   「雄一郎!ごはん・・・・あれ?」
   寝床に雄一郎はいなかった。先に起きてしまいトイレにいったんだろう。
   「もう、あーあー朝からパソコンなんかやって」
   僕はマウスを軽くいじってしまう。
   「ニュー速VIP・・・・妹にH誘われたんだが?またこんなの見てる・・・こんなのあるわけ」

38 名前:まさよ編 :2006/02/06(月) 23:19:16.03 ID:44W4kKKg0
   「あれ・・・・何の音声ファイルだろ?」
   僕は音声ファイルをクリックする。すぐに再生が始まった。
   「ねぇ雄一郎、チュウしよう・・・・」
   「な、何これ!?」
   僕は真っ赤になった。
   「ふぃー、あ!勝手に人の部屋はいんなおっさん!あ・・・・なんできいてるんだ」
   「このクソモヤシぃぃぃ!」
   第二幕 吉岡さんおしまい
   第3幕は明日
|新しいページ|検索|ページ一覧|RSS|@ウィキご利用ガイド | 管理者にお問合せ
|ログイン|