ブレス オブ ファイアIII (Part1? > 2)

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219 ブレスオブファイア3 sage 04/03/02 20:01 ID:hYHbP5C9
いっちゃいます。


主要人物の説明

・リュウ
このゲームの主人公。竜族の最後の生き残り。喋らない。

・ニーナ
ウインディア国の王女。背中から羽が生えている。正義感強し。

・レイ
行き倒れていたリュウを救う半獣人の青年。犯罪行為で生計を立てては
いるが人を傷つけたりするのは嫌い。

・モモ
古代機械とゴースト紘の原理を研究している。どこか抜けてる。

・ガーランド
ある目的を持って旅している男。ある大武会の優勝者。いかつい。

・ペコロス
実験農場で生まれた作物の変異体。タマネギに似た外見をしている。

・ティーポ
リュウと同じく、レイが拾ってきて面倒を見ている孤児。くそ生意気。

ちなみに、魔力を持った生物が死後化石となったものを「ゴースト紘」と言う。
この世界では機械を動かすのにゴースト紘を必要とする。要はいろんな物の
エネルギー資源として役立っているってこと。あんまりそこらへんを理解せずに
やってるから、突っ込みあったらよろしく。


220 ブレスオブファイア3 sage 04/03/02 20:04 ID:hYHbP5C9
台詞は結構いい加減。こんな感じのことを喋っていたんだな、くらいに思ってね。


~幼年期編~

ダウナ鉱山で見つかったゴースト紘の中に眠っていた一匹の小さな竜。
彼こそが400年前の大戦で滅びたと思われていた竜一族の生き残り、
リュウであった。自分を閉じ込めていた鉱石から開放された彼は
鉱山からの脱出を試みるが、失敗。檻に閉じ込められた後、貨物車に
乗せられどこか遠くへ輸送されていくリュウ。
しかし彼は檻の中で暴れ続け、崖から転落してしまう。

貨物車から放り出されたリュウは、レイという獣人の若者に助けられる。
レイは追いはぎ、かっぱらいなどによって生計を立てて(?)おり、
リュウはこれを手伝わされることになる。リュウを連れて家へ帰ってきたレイ、
彼はティーポという名の少年と共に暮らしていた。

レイ、ティーポ、リュウの3人は早速仕事に取り掛かる。
ターゲットとなったのは、木こりのババデルであった。
彼が家から遠ざかったのを確認した後、彼らは見事潜入に成功する。
しかし家の中を物色している最中、ババデルが帰ってきてしまい、3人はこってり絞られる。
「こんなことばかりしていると、いつか痛い目に遭うぞ・・・?」ババデルは言う。
彼はレイに対して、「グラウス山へと向かえ。行けばわかる。」と言い、レイは
彼の言葉に従い、山へと向かっていった。残された2人はババデルのまき割りを
手伝わされるが、それを終わらせた彼らはババデルの制止を聞かずに、
レイに追いつくべくグラウス山へと向かった。

 

221 ブレスオブファイア3 sage 04/03/02 20:07 ID:hYHbP5C9
グラウス山に到着した2人は、山道の途中にある小屋でレイと合流する。
この山にはぬえという恐ろしい怪物がおり、ババデルはレイにそいつを
退治させようと、レイを寄越したのだ。
一行は、小屋の前でぬえと一回目の戦闘に突入する。
洞窟へと逃げ込んだぬえを追いかけ、ついに3人は洞窟の奥へと追い詰める。
激しい戦闘の結果、3人はこれを打ち破った。
洞窟の一番奥の部屋の入り口に立ちはだかったまま絶命したぬえ。
そんな亡骸の脇を通り抜け、奥へと進む3人。そこで彼らが見たのは
既に死に絶えているぬえの子供であった。ぬえは子供たちが死んでいることに
気づかず、せっせと餌を巣に運び続けていたのである。
そんな事実を知らずぬえを倒した彼らは、暗澹たる思いで山を降りていった。

 

本当に自分たちのしたことは正しかったのか?悩む3人。しかし
村人たちの喜ぶさまを見て、自分たちは間違っていなかったのだと安心する。

弾きもの扱いから、一躍村の英雄扱いされるようになった彼らは
ズルスルという人物から、村人に重税を課しているマクニールという人物の
家に忍び込んでくれないか、という依頼を受ける。金を奪えばマクニールに
一泡吹かせられるし、村人にもさらに喜んでもらえるのではないか?
英雄扱いですっかり図に乗っている彼らは二つ返事でそれを引き受けてしまう。


222 ブレスオブファイア3 sage 04/03/02 20:10 ID:hYHbP5C9
さて、簡単にズルスルの口車に乗った3人は早速マクニール邸に潜入。
一行に、やたらリアルな「ゴキ」なるモンスター(これがまたリアルな動きを
するんだ・・・)やマクニール家の先祖の霊が次々と襲い掛かってくる。
それらを打ち破っていき、ついにマクニール本人と対面。
先祖の霊が合体したモンスターが襲ってきたが3人はこれを撃退。
マクニールが村人から集めた税金をごっそり頂いて帰る。
そして、その夜の内に村人たちの玄関先に配って回った。

「これでもっと皆に感謝されるよね、にいちゃん!」ティーポがレイに言う。
ところが、今度はぬえを倒したときのようにはいかなかった。
村人たちの喜ぶさまを見ようと村に出かける3人。だが村人の反応は冷たいものだった。
「なんてことしてくれたんだ!」村人から浴びせられる罵声。
「皆、喜んでくれると思ってたのに、どうして・・・?」不安に駆られる一行の下へ
ババデルが現れる。彼は3人に「しばらく家で隠れていろ。」とアドバイスする。
その言葉に従い、家へと戻った3人が目にしたのは、業火に見舞われた我が家であった。
そんな彼らに追い討ちを掛けるように、ならず者で通っているバリオとサントの兄弟が
現れる。彼らはマクニールによって雇われて、3人を始末しに来たのだった。
懸命に抵抗する3人であったが、実力差は歴然としており、あっけなく敗れてしまった。
そして彼らは散り散りとなり・・・


223 ブレスオブファイア3 sage 04/03/02 20:13 ID:hYHbP5C9
場面は変わり、ババデルの家で目を覚ましたリュウ。森の中で傷つき、倒れていたリュウを
ババデルが家まで連れて行って看病してくれたのだ。彼が言うには、リュウのみが倒れており
レイとティーポの姿は見えなかったのだそうだ。一人きりになり、泣き叫ぶリュウ。
しかしリュウは、彼らは生きていると信じ、2人を探す旅に出る決意をする。
かつてレイが言っていた「ウインディアへ行く。」と言う言葉を信じ、リュウは出発する。

ウインディアへ向かうにはモーランジ山を越えねばならず、リュウは単身山を登っていく。
ところがその山頂で再びバリオ・サント兄弟に出会ってしまう。彼らはリュウが生きている
ことに驚き、確実に殺しておこうということで持っていた剣でリュウの胸を貫く。
その瞬間、リュウの姿がドラゴンに変化。これは金になると思った2人はリュウを連れ
ウインディアへと向かう。

リュウを檻に入れ、上からシーツを被せ中が見えないようにしてから国王との謁見に
臨んだ2人。散々煽った後、檻を覆っていたシーツを取ったのだが、中に居たのは
竜変身の解けてしまったリュウであった。2人とリュウは投獄されたのだが、
そんな彼らの前に現れたのがウインディア国王女・ニーナであった。
彼女はその純真さ故に、まんまとバリオ・サント兄弟の口車に乗ってしまい、彼らを
牢屋から出してしまう。新たな金づるを得て気分は上場な彼らを追うために、
リュウは扉を打ち破り彼らに追いつく。ここでもあっさりと敗北してしまうリュウだが
彼が戦っているうちにニーナは身を隠すことが出来たらしく、2人でそこから
脱出することになる。牢屋の下は地下墓地となっており、墓に仕掛けられた
謎を解いて2人は見事脱出した。


224 ブレスオブファイア3 sage 04/03/02 20:16 ID:hYHbP5C9
「困っている人を助けるのが私の務め。」と言い、王女の自覚も無く付いてくる
ニーナとともに旅は続く。が、出発してまもなく、またしてもバリオ・サント兄弟に
捕まってしまい、2人は闘都へと連れて行かれる。
闘都にて2人は酒場に監禁される。しかし、そこの主人であるファールという男が
重度のアル中で四六時中飲んだくれていたため、その隙を突き、逃げ出す事に成功。

迫りくる追っ手の手から逃れつつ、彼らがたどり着いたのは塔(っていう地名)だった。
そこで2人は、ゴースト紘と古代機械について研究しているモモという女性に出会う。
彼女を仲間に加えつつ、階下に迫った追っ手から逃れるために一行は最上階へと向かう。
そこはモモの父親が生前研究室として使っていた部屋で、非常時の為の脱出用のロケットが
備えられていた。それを利用し、3人は見事脱出に成功した。

近くの茶屋でモモの父の知人だというペレットなる人物に会い、自分の管理している
プラント(実験農場)まで来てほしいと言われる。そこではゴースト紘を使った
作物が作られており、突然変異で変な作物が出来てしまって困っていると
いうことだった。変異体は西のゴミ捨て場におり、一向はこれを撃破する。
変異体は自分をきちんと処分してくれと嘆願し、3人はその願いを聞き入れる。
そして溶岩の中に消えた変異体から生まれたのがこれまた変異体のペコロスであった。


225 ブレスオブファイア3 sage 04/03/02 20:19 ID:hYHbP5C9
タマネギのような風貌のペコロスを仲間に加え、一向はプラントへ帰る。
ウインディアへの帰路の途中、再びバリオ・サント兄弟に捕まった一行は
漢羅狂烈大武会へ出場することになる。そこで優勝すれば開放してやるとの
約束を取り付けたからだ。順調に勝ち進んだものの、決勝の相手は前大会の
覇者であるガーランドだった。彼はリュウをあっけなく蹴散らし、優勝の
見返りとしてリュウたちの身柄を要求する。困惑するリュウたちにガーランドは
「天使の塔」というところへ行こうと提案(強制だけど)する。


222 218 sage 04/04/09 20:13 ID:N0HFPYg3
主要キャラクタ

・リュウ:超越的な力を持つ竜族最後の末裔。ダウナ鉱山のゴースト鉱から目覚める。
自分の力の強大さに戸惑っている。気は優しくて無口。

・レイ:虎人の青年。自分と同じ孤児のリュウとティーポの面倒を見る。
 盗賊として生計を立てている。性格は軽いが、責任感は強い。

・ティーポ:レイに拾われた孤児。わんぱくで生意気な少年。レイに憧れている。
 
・ニーナ:飛翼族の国、ウインディアの王女。お節介で色々な事に首を突っ込む。
 この時代の飛翼族は翼が退化していて空を飛ぶことはできない。

・モモ:古代機械とゴースト鉱の原理を研究している学者の女性。
 機械以外の事はあまり知らない。
 ハニー:ゴーストの力で動く機械兵。モモの友達兼研究対象で、戦闘能力は無い。

・ペコロス:作物の変異体から生まれた、動くたまねぎ。言葉、生態などは全くの謎。

・ガーランド:この世界では見かけない種族。義理堅い屈強な男で、大武会の優勝者。
 ある目的を持って旅をしている。

竜大戦…数百年前に、竜族が世界を滅ぼそうとして他全ての種を敵に回し戦い、
 滅亡したとされる戦い。詳しいことは伝わってない。

ゴースト鉱…魔力を持った生き物が死んで化石化するとエネルギーを発する鉱物となる。
 機械の動力源。魔力に反応してエネルギーを発するそのプロセスは未だ解明されてない。
 リュウはドラゴンのゴーストに触れると、そのジーン(因子)を体に受け、戦闘中に組み合わせて竜変身に使うことができる。

 

223 ブレスオブファイア3 sage 04/04/09 20:16 ID:N0HFPYg3
   ~幼年期編~

 

-ダウナ高山-
ゴースト鉱の産地であるこの鉱山で、巨大なゴースト鉱に包まれた一頭の小さなドラゴンが見つかった。
とっくの昔に絶滅したドラゴンだ、生きている訳がない。
炭鉱夫達の爆薬によってドラゴンはゴースト鉱ごと粉々になるはずだった。
しかし、それは生きていた。目を覚ましたドラゴン(リュウ)は手当たり次第に周りの人間を焼き尽くしていった。
騒ぎを聞きつけてリュウを捕らえようとした男に向かってブレスを吐こうとしたその時、誰かの声がリュウを止めた。
イ ケ ナ イ
隙ができたリュウはクレーンで一撃をくらい、気絶したところを捕まってしまう。
檻に入れられトロッコで何処かへ運ばれていくが、途中で崖から転落してしまった…

 -シーダの森-
今年のマクニール村の作物は不作で、シーダの森でも食料となる木の実や動物が減っていた。
久しぶりの獲物を仕留めようと盗人のレイは茂みに隠れていたが、森の奥で大きな音がして猪は逃げてしまった。
レイ「しまった! ひさしぶりの獲物がっ!もう少しだったのに‥ 何の音だよ、まったく」
レイが様子を見に行くと子供が野犬に襲われていた。
レイ「やれやれ・・ ゆかいだね」
短剣を構えるレイ
レイ「さっきの音は、お前らか?おかげで、獲物に逃げられたじゃねぇか‥」
レイは野犬を始末して子供(リュウ)を見る。
レイ「行き倒れ、ねぇ‥‥ま、最近じゃ めずらしくもない、か‥‥‥こんなの、ひろって帰ってもなぁ‥‥やしなうほどの食い物も、ないしなぁ」
少し迷って、リュウを連れて帰ることにした。
レイ「ちぇっ、分かったよ‥ この、レイさまがひろってやるから‥ かんしゃしろよ‥」

リュウを背負ってアジトに戻るレイ。
レイ「しかし‥ なんでコイツ あんなところに‥‥?しかも‥ ハダカで‥」
レイの帰りを待ちわびているティーポ。
ティーポ「‥‥‥にいちゃん おそいな」
お腹が空いたティーポ。
ティーポ「ハラへったなぁ‥‥」
レイが帰ってきた。
ティーポ「にいちゃんだ!」
帰ってきたレイをティーポが迎えた。
ティーポ「にいちゃん、おかえり! それ、獲物‥?」
レイ「‥何でも、食いたがるな ティーポは?」
ティーポ「何、それ‥?」
レイ「分からん‥ とりあえずお前のベッド、あけてくれよ?」
とりあえずリュウはティーポのベッドに寝かされた。
ティーポ「こいつ‥だれ?」
レイ「‥‥さあな 森に、倒れてたんだ。」
ティーポ「ふうーん‥ 何か、おれみたいだね?」
レイ「捨て子‥、か 不作だし、なぁ‥‥?」
村で食物を探してくる、と出て行くレイ。
レイ「とりあえず、寝かせといて 村へ行くか‥食い物を 手に入れないと、な。」
ティーポ「捨てられた‥ のか‥ホント、おれと同じだなぁ‥?」
ティーポも後を追う。

リュウは夢を見ていた。最初に長髪の男が出てきた。男は言う。
「分かるだろう‥ リュウ。俺と同じ血を引く、お前なら分かるはずだ‥あいつらは‥ 弱い! どうしようもないほどに‥‥」
次に、羽を持つ女が現れた。女は呟く。
「リュウ‥私の、リュウ‥‥」
リュウ

 

224 ブレスオブファイア3 sage 04/04/09 20:18 ID:N0HFPYg3
リュウは目を覚ますとねまきのままフラフラと外へ出て行った。森を抜けると村が見たので行ってみる。
村に入るとドロボーに失敗した二人にあった。ティーポ「あ、なんだ‥ 目が覚めたんだ、お前‥」
リュウの腹が鳴る。レイ「‥ゆかいだねぇ よけいに食い物を探さないとダメになったぜ‥?」
ティーポ「こいつにも、手伝わせよう にいちゃん‥?」 ねまきじゃマズイので装備を調達しよう、とレイ。
ティーポ「待ってな‥ リュウ 今にいちゃんが武器屋にしのびこむからさ‥」何故かリュウの名前を知ってるティーポ。
「あれ‥‥、今おれリュウって言った?」「‥‥‥お前の、名前?」 汗をかくリュウ。
「何でおれ、知ってんだろ 夢でも見たかな‥‥?」   レイ「ずらかれ!」レイが飛び出てきた。

 

牧場まで逃げてきたレイ達。村では不作で食べ物がないので、街道で追いはぎをすることになった。
首を横に振るリュウ。 レイ「‥って言っても、そんなにヒドイ事は、しないぜ 殺したり、傷つけたりは
俺の好みじゃ、ないんだ」 ティーポ「そう、そう‥ だから初心者でも安心だよ 心配しないで、行こうぜ」

「おれたち、いつかこのチンケな村を出て‥ ウインディアみたいなでっかい町へ行くんだ‥」夢を語るティーポ。
ウールオル街道まで来たレイ達、隠れる場所を探す。人を襲う事を躊躇するリュウ。
レイ「食うのに困った‥ かわいそうな子供のする事だ ちょっとぐらい大目に見てもらえるさ‥、な?」
その時、牧場の方から大男が歩いてきた。根性試しにリュウが行くことになり、ティーポに押されて大男に
ぶつかったがビクともしなかった。男はババデルという腕っ節の強い木こりだった。
「こぞう‥ バカ供に会ったら、言っておけ くだらん事ばかりしてると ぶっとばす、てな」
ババデルはレイとティーポをばかにして去っていった。くやしがるティーポ。
しかしババデルの家に忍び込むなら今がチャンス。狩の上手いババデルの家なら何かあるはず…

家に忍び込み、ほしにくをゲット。しかし、ババデルが帰ってきて全員捕まってしまう。
ババデルから、森から追い出されるかわりに仕事を与えられる。
レイは何故かグラウス山に一人で行くように言われる。リュウとティーポはマキ割りをやらされた。
しぼられてもティーポは全然反省してない。
ババデル「そんな事ばかりしてると‥ そのうち本当に痛い目を見るのが分からんか」
一人で山に行ったレイが心配になり二人も山へ向かった。

 

225 ブレスオブファイア3 sage 04/04/09 20:20 ID:N0HFPYg3
山を登り、すっかり夕方になってしまった。小屋を見つけ中に入るとレイがいた。
レイ「‥あのなぁ、ティーポ じいさんが、おれ一人をここに来させたのは‥
お前らを心配したからだと思うぜ‥ たぶん‥」  その時、外で不気味な鳴き声が聞こえた。
どうやらババデルはレイに最近村の家畜を襲うモンスターを退治させようとしたらしい。
ティーポ「どうして、にいちゃん一人にそんなヤバい事、さすのさ!?」
レイ「だけど‥‥ 俺は‥ ヤツより、強い 俺、一人だったらな‥」 レイの言葉に首をかしげる二人。
「だけど、お前らがいたら‥ アレを使うわけにはいかねぇしな‥‥ ゆかいだねぇ‥」
小屋に一晩泊まってからモンスター・ヌエを探すことにした。
ヌエの鳴き声で目を覚まし、小屋を出るとすぐ戦闘になったが、ヌエは洞窟の中に逃げ込んでしまう。
ヌエを見つけ出し追い詰めると、後ろの穴をかばうようにして果てた。
穴の中を見るとヌエの子供の死体があった。
ヌエは子供が死んでるのが分からず、せっせと餌を運んでいたんだろう…
ティーポ「‥‥あいつ ‥‥‥バカだね にいちゃん‥ 子供‥‥ もう、死んでるのに」
レイ「‥‥ゆかいだね、まったく」  後味の悪いまま山を下りるとババデルがやって来た。
ババデル「これで、春になって‥ 獲物が戻ってくると楽になる‥‥ おてがらだよ、お前ら‥‥」
去ろうとするババデルをレイが呼び止める。「待て‥‥‥ ‥‥あんた、あいつが子供に
エサ運んでるって知ってて‥ おれたちにあいつを殺させたのか!?」
ババデルがゆっくり振り向く。「子供がいると、分かってたら殺さなかったか‥‥?」

 

そして春が来た。ヌエを倒したことで森に食料が戻り、村で厄介者扱いだったレイ達は
次第に認められていった。自分達の評判を聞くために村に行ってみる。
村のためにヌエを倒したってことになり、レイ達の評価は180度変わった。
そこへズルスルって奴が来て、話を持ちかけてきた。
ズルスル「‥いや、ね あんたたちも聞いてるでしょ マクニールさんの事ですよ」
ティーポ「けちで、よくばりなんだろ?」 レイ「よくある話じゃねーか?」
ズルスル「で、でも‥ マクニールさんの場合はちょっとやりすぎかなって思うんですよ‥‥‥ ですよね?」
気を良くしていたレイ達は軽く引き受ける。

夜を待ってからマクニール邸に忍び込む。
カンペキな警備をくぐり、にわとりを暴走させ、混乱に乗じて屋敷に潜入。
レイが囮になり警備をひきつけ、二人で屋敷を探索することになる。


オマケ キャンプ中のセリフ レイ「こんな風に、人によろこばれるってのも‥ 悪かねぇな」
             ティーポ「村のやつら、よろこんでたな えへへへへ‥」

 

244 ブレスオブファイア3 sage 04/04/11 00:03 ID:a9CVyQ/B
肖像画のある部屋に入った。 ティーポ「‥‥リュウ 誰かに見られてるような気がしない‥?」
辺りを見回す。 「‥‥き、気のせいだよな」
ロビーから進もうとするとポルターガイストが起こった。
‥ふとどき者め我が、マクニール家に立ち入ることは、許さん!
ティーポ「な、な、何だ!?誰なんだよ、出てこい!」 すると目の前に霊が現れた。
「我が名はトラスト 名門マクニール家5代目の‥‥ タマシイだ」  襲ってきたトラストを倒した。
トラスト「な、なんたる者どもだ!?ご、ご先祖さま‥‥ 申しわけありません‥ ぐぶ」
ティーポ「‥‥あれって、やっぱユーレイかなぁ? だとしたら‥‥ やだなぁ‥ 苦手なんだよなぁ 不気味なのってさ‥‥」
廊下に出ると男が待ち構えていた。「ようこそ、小さなお客様 私が、当主マクニールです」
ティーポ「‥‥本当か? だったら話は早いや この悪者め‥‥!?」
マクニール「ほほほほ、何ですと?地主が税金をとって何が悪いのです?」 リュウが刃を向ける。
ティーポ「お、おいリュウ どうしたんだ? ‥え!? こいつ、ニセモノ!?」
マクニール「ほほほ、ニセモノとは人聞きの悪い‥ 私は本物のマクニール‥ 3代目、カッセンの‥タマシイですぞ!」
カッセンを倒す。 カッセン「ぬお~~!! この私が負けるとは!?
‥‥だが、マクニール家は13代つづいた名家だ 先祖は私だけではない!」
ティーポ「‥ここってオバケやしき、だったんだな ‥‥に、してもリュウ オバケ、怖くないんだ?なきむしのクセに」
そこまでだ!! 階段を下りようとしたらまた霊がでた。
「われら先祖の守りをくぐりぬけ‥ ここまで来れたのはほめてやろう‥ しかし!
ティーポ「‥ここのオバケは みんな よくしゃべるなぁ」
‥この12代目、カルテル様が出たからには君たちのろうぜきもここまでだと思い給え!?」
ティーポ「おれ、オバケてのは もっと、こう‥‥ 不気味なモンだと思ってたよ」 カルテルを倒した。
「‥ここの連中みたいなオバケだったら おれも、あんまり怖くないや‥‥」  先に進むとまた出た。
きさまら~‥ この先 生きて通れるとおもうでないぞ~ この私 8代目‥
ティーポ「‥つまり、みんなマクニールなんだろ? だったら、やっつけてやる!」 ……倒した。
ティーポ「名前くらい 言わせてやれば良かったかな?」「ま、また出たら考えよう 行こ リュウ」

 


カルテル:ひいおじいさまでもだめでしたか‥

ドクセン:くくっ 名乗る前にやられてしまったわ

トラスト:このままやつらの好きにさせるのか!?

カッセン:‥マクニール家の危機だ‥

カンゼイ:うむ‥ しかし あやつ 13代目に期待するしかあるまい‥

 

245 ブレスオブファイア3 sage 04/04/11 00:08 ID:a9CVyQ/B
屋根に出て辺りを見ると何故かかぎ縄が。しかしリュウ達の力では向こうの屋根まで届かない。
そこへレイがやって来た。「‥うまくいったみたいだな 中はどうだった?苦労したか?」 そっぽ向くティーポ。
レイ「いや、おれも‥ てつだいに行ければ良かったんだけど‥ その、ちょっと 探し物を‥」
ティーポ「‥オバケがいっぱい出てやな感じだったけど にいちゃんの作戦にしたら上出来だったんじゃない?」
レイ「そりゃ、どうも‥ で、後は‥ あっちに行く方法だが‥ 探してもらいたい物が‥」
ティーポ「これじゃないの?にいちゃん‥」リュウがかぎ縄を渡す。 レイ「うっ、これは おれのロープ!」
ティーポ「‥やっぱりそうか こんな物が屋根にあるの変だと思ったんだ‥」 レイ「うっ‥ 上出来だ ティーポ‥‥」
「‥ま、まあ見てろ これさえあれば‥ こんな屋根なんて」 だがレイはコケで滑って向こう側まで飛んでしまう。
「‥あ、あぶねぇ 何とかごまかせたかな‥」 リュウ達の方へ縄を飛ばす。
ティーポ「にいちゃん、すごかったね‥ 自分だけ先に来て楽したり‥‥ 大事なロープをなくしたり‥
おもしろい事ばっかりやってると思ったのに‥」 レイ「‥やる時は やるだろ?」 汗をかくレイ。
ティーポ「‥その上、足すべらせて ジャンプするなんて! にいちゃん かっこいいよ」
レイ「‥悪かったよティーポ お前らだけをオバケと戦わせたりして‥ あやまるからキゲンなおしてくれよ、な?」

 

マクニールのいる部屋を見つけ乗り込むと、当の本人は女の尻を追いかけていた。
女「いやああ~ん」 マクニール「これ、待たぬか うひひひひひ」 レイ「‥やれやれ ゆかいだね」
気づくマクニール。「だだ・誰だ!」 ティーポ「‥誰でもいいだろ? お前からお金をとり戻しに来たぞ!」
マクニール「と、とり戻す!? なな、何のことだ? わしは ただ‥‥」
レイ「‥見苦しいぜ マクニールさん あんた、さっきみたいに楽しむために‥‥ 村のみんなからまき上げてるんだろ?」
そこへ先祖達が現れる。 
‥‥もうよいわ マクニール家の面汚しめ   先祖達が合体した!
見よ!これが名家の力だぁ!     
なんとかコンガーマリトを倒したレイ達。
マクニール「ひいいいいいい ななな、何が一体!? わしわし、わしは‥ ただ‥ なんにも悪い‥ ひい」
レイ「‥落ち着けよ、おっさん さっきのはあんたのご先祖さまで‥ おれたちゃ、ただのドロボーだよ‥‥?」
混乱しているマクニール。 ティーポ「‥ばかだなぁ、お前 いいから金のありかを教えればいいんだよ」
マクニールに言われ、奥に金を取りに行くレイ達。代わりに今まで隠れてた女がでてきた。
女「なによ、こしぬけ! ドロボーの方がよっぽどカッコイイわ!」  泣き崩れるマクニール。
マクニール「‥‥‥‥‥‥くっ ‥‥くくくくく ‥‥そうやって、わしをバカにしていればいいさ ‥‥‥‥‥‥‥ガキども」

本当に 力を持っているのが誰なのか‥‥ 教えてやるぞ‥‥

 

246 ブレスオブファイア3 sage 04/04/11 00:09 ID:a9CVyQ/B
‥次の日、村には払った税金が戻ってきていて大騒ぎだった‥
ティーポ「おもしろかったね にいちゃん! マクニールなんて てんでだらしないの!
もう この辺りでおれたちに敵うヤツなんていないよ、にいちゃん!!」 はしゃぐティーポ。
三人で村にほめてもらいに行くことにした。
しかし、税金というものを良く知らずに盗って来たレイ達に向けられたのはこれまでにない冷たい視線だった‥‥
ズルスルを問い詰めると、場所が悪いのでそこの小屋で話すから先に行っててくれ、と言う。
小屋でズルスルを待つレイ達。 ティーポ「‥‥にいちゃん なんか‥‥ 変だね‥」
レイ「‥‥ズルスルのやつに説明させよう」 しかし小屋に入ってきたのは牛を連れたババデルだった。
ティーポ「ば、ババデル!?」
ババデル「‥‥わしは、ウシの世話を頼まれて来ただけだ ‥‥今からウシあいてにひとりごとを言う」
レイ「何だよ、それ!? 俺達はズルスルを‥」
ババデル「‥ズルスルは、楽しようとマクニールの金を狙ったが なんでも、マクニールは
     ヤバイ組織と関係あるらしいなぁ、ウシよ‥」
話が、見えにくい。 ティーポ「‥何それ、にいちゃん?」
レイ「どうやら‥ あまりウロウロしてる場合じゃなさそうだな‥ とにかくいったん家に戻った方がよさそうだ」
ババデル「‥ズルスルは逃げたぞ お前らは、利用されたんだ ほとぼりがさめるまでおとなしくかくれてろ‥」

 

なんだか雲行きが怪しくなってきたので、アジトでしばらく大人しくしてることにする。
…だが、アジトに戻ったレイ達が目にしたものは炎に包まれた我が家だった!
レイ「なん‥ だと!?」 レイがとんで見に行く。 レイ「何だ‥‥ どうしたってんだ‥‥!?」
ティーポ「わっ! に、にいちゃん!!」
レイ達の前に凶悪なホースマン(馬人)の兄弟、サントとバリオが現れた。
サント「ほう‥ 強盗と言うからどんなヤツかと思うたら‥ まだ、ガキじゃぞ バリオの兄者よう‥?」
バリオ「‥気を抜くなよ、サント 手クセの悪い子供には世間のきびしさを教えないと、な?」
「ちくしょう、お前らが」怒りに震えるティーポ。
バリオ「そういう事だよ おいたのすぎた子供たち‥ さ、おしおきしてあげるから大人しく来なさい」
身構えるリュウ。 サント「兄者、あいつらやる気になってますぜ」
バリオ「‥なら、お説教はこれぐらいにしておくか」 レベルの違う強さにあっという間にやられてしまう三人。

リュウが次に目を覚ましたのはババデルの家のベッドだった。
「‥‥‥わしが、見つけたのは 傷だらけで森に倒れていた‥ お前だけだ」
バリオ達にやられ、行方不明となったレイとティーポ。
ババデル「いつか、痛い目に会うと言ったが‥‥ まさか、ここまで‥‥」 泣き出してしまうリュウ。
ババデル「恐らく、レイやティーポは‥ もう‥‥」 涙を拭き、歩き出すリュウ。
ババデル「どこへ行くつもりだ?ふたりを‥探すつもりなのか‥?」「ウインディア‥!?」
リュウ一人の旅が始まった。きっと、何処かで二人が生きていると信じて……

 

283 ブレスオブファイア3 sage 04/04/12 12:32 ID:bF072EWS
>>244-246の続き

 

ウインディアに抜けるためにモーランジ山を一人で登るリュウ。
しかし頂で立ちション中のサントと鉢合わせてしまう。 サント「ふ~~‥‥‥」
「さ、兄者‥ 行こ‥‥ ん?」 リュウの姿を見て驚くサント。
「あ、兄者じゃねぇ!!おま、おま、おまえわ?」 バリオもやってきた。
サント「生きているんじゃ~! おばけなんじゃ~~!!」 木の陰に隠れるサント。
バリオ「‥‥おどろいたな ホントに、生きてるのか?」 ナイフを出すサント。
バリオ「‥‥殺りそこねたか?」 「‥いや、やっぱ死んでるよ、お前」
ナイフで背中を一突きされ倒れるリュウ。
バリオ「今度こそ、ちゃんと殺ったか?」 サント「殺った、殺った!死んだおばけは怖くない~」
鼓動とともにリュウの体が振動する。 バリオ「こ、これは!?」
刺されたショックでファイアのジーンに目覚め、竜に変身してしまうリュウ。
サント「あ、兄者―っ!こ、これは何じゃぁ!?」 バリオ「‥‥不死身だと言うのか?」
サント「ひーっ 兄者 に、逃げよう!」 バリオ「いや‥‥ 弟よ‥ こいつは、金になるぞ‥‥」
リュウは馬兄弟に拉致されてしまった。

ウインディア王「まこと、竜だと申すのだな?」 リュウはウインディア城で見世物にされるところだった。
バリオ「ええ、王よ まちがいありません」 サント「ほんとです、ほんとです まちがいないです!」
王「うむ‥ もし、それがまことであれば‥‥ 事体は重大だ‥ なにせ‥」
バリオ「‥世界を滅ぼした、竜の生き残りですから‥‥」
王の前で布が取られるが……  「げっ、人間に もどってる!」
バリオ達は檻を蹴ってリュウを刺激する。
王「もうよいわ おろか者ども いったいなんのマネだ!」
リュウは馬兄弟共々捕まってしまう。

牢屋へ入れられ泣くリュウ。 バリオ「うるせーぞ! ビービーなくな!くそガキ!」
サント「おめーが、ちゃんと竜に変身しないから‥ わしらまで捕まったんじゃ! 大会も近いのにどうする、兄者」
「‥こんにちは わたし、ニーナです」 さっきの事を見ていた王女がやって来た。
「あなた‥ いじめられて‥ かわいそうだから逃がしてあげようと思って‥」
だが、リュウを逃がす前に馬兄弟に騙されて、二人を出してしまうニーナ。
ニーナ「もう、いじめたら いけませんよ‥?」 バリオ「ええ、もう あのガキには、何もしません」
ニーナ「?」 突然サントがニーナを殴りつけた。
バリオ「あんな気味の悪いガキよりも‥‥ 王女さまの方が、金になると言うものよ‥」
どうやらニーナを誘拐して身代金を要求つもりらしい。
リュウは体当たりで牢を破るとバリオ達を追った。

 

284 ブレスオブファイア3 sage 04/04/12 12:36 ID:bF072EWS
すぐに追いつくがニーナがいるため下手に手を出せないリュウ。
バリオ「‥もう あのガキにふりまわされるのはゴメンだ‥ 今度こそ、殺るぞ?」
またバリオ達にやられてしまうが、状況だけにとどめをさされずにすんだ。
ニーナ「‥‥だいじょうぶ?」 気がつくリュウ。
ニーナ「あなたが、あいつらに立ち向かってくれたから‥ さらわれずにすみました‥
   ありがとう、ええと‥?」 「‥リュウ? ありがとう、リュウ」
「とにかく、ここを出ましょう」 ニーナが仲間になった。

 

牢屋から王家の墓を通り、ウインディアの城下町へ抜ける。
ニーナは遠くに離れた方がいいと言うが、リュウはウインディアで人探しをしたいと言う。
ニーナ「‥レイにティーポ? ごめんなさい、聞いた事ない‥ ‥‥でも、いっしょに探してあげる」 首を振るリュウ。
ニーナ「あら、いいのよ‥ 困った人を助けるのは王家のつとめですもの‥ さ、いきましょう、リュウ」
街で聞き込みをするがなかなか有力な情報は得られない。
「さがしてる?‥人を? ふ~~~ん、わかったぞ」「それは‥‥ か・く・れ・ん・ぼ、だな?」
街の子供達に聞いてみたところ、何故かかくれんぼになってしまった。
               もーいいよ!
ニーナ「‥‥さ、さがしましょ」 子供の事は子供に聞くのが一番、とニーナ。
全員見つけて話を聞く。するとリュウくらいの子供のドロボーが街道の方に逃げていったという。

エッグノック街道まで来たが、待ち伏せしていた馬兄弟にニーナが捕まってしまう。
バリオ「‥お前なんか、ほっといてもかまわないんだが」
サント「俺たちが、王女をさらったって事を‥ お城に知らされるとちょっと、やっかいだ」
バリオ「だが、ここで殺して‥ また、ドラゴンになられても困るしな‥‥?」

今度は闘都ジンメルまでさらわれてきたリュウ達。縛られて居酒屋に連れて行かれる。
バリオ達は忙しいので、リュウ達はファールという甲殻族(マッチョなアルマジロ)に任された。
バリオ「助かるぜ、ファール ‥‥おい、ガキ 大会が終ったらぶち殺してやるから‥ おとなしく待ってろよ」
サント「ガーランドのだんなもほどほどにな‥‥ 大会は近いぜ‥‥」 馬兄弟が出て行った。
リュウがロープを噛み千切る。 物陰からニーナが確認する。
ニーナ「あいつらは、行ったみたい‥ ファールって人が、いるけど よっぱらってるみたいだし‥
   そっと行けば、気づかないかも」 入り口まで静かに歩いてく。
ファール「おや?子供たち‥ どこ行くんだい?」   ニーナ「いいえ‥ どこへも行きませんわ」
ファール「どこへも‥‥ ヒック」  ニーナ「ええ‥‥‥ それでは しつれいします」
脱出に成功したリュウたち。
メーカース峡谷を渡ればすぐウインディアだが、荷車の事故で通れないのでボウモウ山から遠回りすることに。

 

285 ブレスオブファイア3 sage 04/04/12 12:41 ID:bF072EWS
ボウモウ山を登ると、小屋とケーブルカーが見えた。
メイソン「子どもが、どうしてこんな山ン中へ‥? ま、まぁともかく暗くなってきた事だし小屋へお入り‥」
これまでの事を説明するニーナ。しかし、バリオとサントの名前が出るとメイソンの顔色が変わった。
今日はここで一泊して、明日リフトで山の向こう側へ連れてってもらうことになった。
朝になるとサントがやって来た。 サント「へへへ‥‥ おっさん、長生きするぞ」
メイソン「‥‥すまんな、子供たち ‥あんな連中とゴタゴタをおこしたくは ないんだ」
急いでリフトに乗り込むリュウ達、間一髪逃げることができた。
このまま一気に逃げるつもりが、すでにリフトの先は先回りされてた。崖に追い詰められる二人。
サント「おまえらが、いくら逃げようとしても‥ 最後にはわしらの思う通りになるんじゃ‥
   それが、世の中っちゅうもんなんじゃ」
捕まるくらいなら、と崖から飛び降りる二人。リュウはプロテクトのジーンに目覚め、ニーナを守った。
ニーナ「ありがとう、リュウ このお礼はいつかきっとします」

 

山から出ると塔が見えた。
ニーナ「大っきなおうちね‥ ‥ここにかくまってもらいましょうか?ウインディアへの道も聞きたいし‥ ね?」
塔に入ってしばらく進むと、目の前の扉から物音がして小さな機械兵が出てきた。
すぐ後に扉の中で爆発が起こり、それを確認するとその機械兵(ハニー)は部屋に戻っていった。
ニーナ「な、なな、何なの!?」 部屋を覗くと女の人がいたがこちらに気づいていない。
ハニーが袖を引っ張る。女は気づくとモモと名乗った。話を聞いてもらおうとするがどうも話がかみ合わない。
モモ「ごめんなさいね、さっきは爆音で耳がキーンとしてたのー‥」 話を聞いてもらった。
モモ「‥まかせてー ちゃんとウインディアへ連れてってあげるー」
ニーナ「ありがとうございます このお礼はお城に着いたら必ず‥」
モモ「‥‥‥お城?」「あっ!ニーナって‥ ニーナ王女ぉ!?」 驚くモモ。
モモ「わ、わ、わ、王女様!知らなかったとはいえ無礼をいたしましたっ!」
ニーナ「い、いえ‥ 助けていただくのに‥ ニーナでいいです」
モモ「‥‥あら、そう?じゃ、ニーナ 出発しましょっか‥?」  モモが仲間になった。
モモが準備してる間一休みする二人。だが、戻ってきたモモは下にガラの悪い連中が集まっていると言う。
モモが言うには塔の上に逃げ道があるという。塔のトラップを潜り抜け、最上階に着く三人。
ここは昔、モモのお父さんの部屋で、脱出用の装置があるという。隠しスイッチを押すとロケットが出てきた。
ニーナ「でも、どうして逃げ出すための機械なんてお作りになったの?」
モモ「たぶん、作りたかったから作ったのよ‥ 機械、大好きだから‥」
ロケットに乗って脱出するが、途中で墜落してしまう。一人乗りだったようだ。三人はその場を離れる。

オマケ  ニーナ「これで、ウインディアに戻れるかな‥ 戻ったら、もう一度ふたりを探してみようね‥」
     モモ「王女様と、旅してるからって リュウが王子様ってことはないわよね‥ 当たり前か‥」
     ハニー:キレイずき らしい・・ (テント内を掃除)

 

378 ブレスオブファイア3 sage 04/04/15 19:47 ID:xcXxq0bx
>>283-285の続き

 

茶屋で一休みする三人。ウェイトレスの話によると街道で通行をチェックしてる連中がいると言う。
モモ「きっと、あなた達を追ってる連中ねー‥」
その声を聞いてじいさんがやって来た。
男はペレットといい、モモの父レプソルの作った実験プラントの所長をしていると言う。
そこではゴーストの力で強化作物を作っているのだが、最近どうも機械の調子が良くないらしい。
所長はモモにプラントまで来るように頼むと去っていった。
「ま、まあ 街道もしばらくは通れそうにないから、いいでしょ‥?」

プラントで所長の話を聞くとどうやら機械自体よりも心配な事があるらしい。所長は巨大な玉ねぎを指差す。
モモ「かわいー、わね 何、あれ?」  所長「か、かわいい!? いや、そんな事ないでしょう」
所長の悩みは作物の変異体で、それが西の処理場で発生して、気味悪がって誰も近づかないそうだ。
リュウ達は変異体の処分を引き受ける。

ゴミ捨て場の変異体を処分しにやって来たが、変異体は自我を持っていた。
理性を失い襲ってきた変異体ミュートプラントを倒す。理性を取り戻した変異体はリュウ達に自分の始末を頼む。
変「私は、存在すべきではありません‥」 「ありがとう‥ さようなら‥」
変異体がマグマへと落ちる。
モモ「やっぱり、待って! 大発見したなんて言いふらさないから‥ ちょっとだけ、調べさせて!」
変「知ろうと欲するのは決して悪くありません‥ ただ‥‥‥」  
モモ「?」
変「一歩間違えば‥ 私‥ 以上に‥ 恐ろしい 化け‥ 物を‥‥ 生み出すと‥ 言うこと‥ 忘れ‥ ない‥ で」
「ぷきゅきゅー!」  
三人「?」  
モモ「なに‥?」
突然、マグマに沈んだ変異体からデカイ玉ねぎが飛び出した。
モモ「これは、あのカワイイ‥」  ニーナ「タマネギね‥‥」  
よく分からないが玉ねぎは悲しんでいるようだ。
モモ「でも、きっと‥ 私達が連れて行くのを変異体は望んだはず‥ よね、きっと?」
ニーナ「ねぇ‥ その子の名前‥ ペコロスって、どうかな?」  ペコロスが仲間になった。

プラントに戻り、ウインディアに行くと言うと、所長が荷車に隠れて行くように勧める。
本当にこんなんで大丈夫かと思っていたら、やっぱり捕まってしまった。
所長「うふう‥ やれやれ 街道の奴等が探してるのが モモ達ってのは都合が良かったな‥」
  「後はあいつらが始末してくれるだろう‥ 変異体の秘密と一緒にね‥‥ うふううふう」


379 ブレスオブファイア3 sage 04/04/15 19:52 ID:xcXxq0bx
―漢羅強烈大武会― 年に一度闘都で開かれるこの大会はバリオ達の組織が仕切っており、世界中から
兵が集い戦って優勝した者は何でも思いの物を手にすることができ、また観客は賭けで熱くなる。

また闘都までさらわれて来た4人。バリオ達の部屋に連れて来られる。  
バリオ「どうだ、子供達よ‥ 世の中の仕組みってものが 少しは分かったかな?」
サント「最後はわしらみたいな‥ 強いもんの思う通りになるって事じゃな、兄者?」
バリオ「‥強い者が全てを手にする そして、弱い者も逃げ出すことは出来ない‥ 漢羅強烈大武会と同じだ‥」
ニーナはそれを聞いて自分達が大武会に出場する事、優勝したらみんなを解放する事を頼む。
バリオ「誰も、こいつらに金を賭けない‥‥ と、言うことは‥だ もしこいつらが勝てば
    その分俺達が儲かるってワケだ‥」
出場を認められたが仲間を一人人質に取られてしまう。

一回戦は烈火の闘場でのパトリオチーム戦を勝ち抜く。
二回戦の禁呪の闘場で、エミタイチームが泣き落とし作戦とマッスルゴーレムを使ってきたがこれを倒す。
次は決勝のガーランド戦だが、覇王の闘場でリュウ一人の一騎打ちと決まった。控え室で時間を待つ。
一方その頃、ガーランドの控え室では……
バリオ「‥決勝前に何だよ ガーランド」
サント「わしらがつるんでるのがバレたらどーすんじゃ!?」
ガーランド「‥相手の、あの子供 一体、何者だ?」
バリオ「あいつは‥ ナリは小さいが中身はドラゴンさ」
話を聞いて何かを考え込むガーランド。

いよいよ決勝戦が始まりチャレンジャーとしてリュウが登場する。
アナ「‥‥‥‥そしてっ!迎え撃つは、この人!漢羅強烈大武会はこの人なくして語れません!」
 「恐怖の翼! 一撃必殺の男! ‥伝説のチャンピオン! ミスター・ダイナマイツ ガーランド!!」
スポットと共にガーランド入場。
ガーランド「‥‥リュウとやら全力を出し切らねば死ぬことになる‥ とだけ言っておこう」
アナ「おぉ~~っと、イキナリ不敵ですっ、チャンピオン! ‥子供相手に大人気無いとも言えますが、
   とにかく恐ろしい闘いになりそうです」
全力で立ち向かうリュウだったがガーランドの凄まじい攻撃の前に倒れてしまう。
アナウンサーがガーランドの優勝を告げて、バリオを呼ぶ。
ガーランド「‥‥何でも望むものが貰えるんだったな? ‥だったら、リュウとその仲間を貰うことにしよう」
バリオ「な、何トチ狂ってんだ!話が違うぞ‥?」
ガーランド「何だったら、お前さんの生命でも‥かまわんが?」
アナ「‥‥チャンピオンのガーランドさんには リュウさんと、その仲間が与えられま~~す!?」


380 ブレスオブファイア3 sage 04/04/15 19:57 ID:xcXxq0bx
ニーナの呼びかけで目が覚める。
ガーランド「で、お前達の身柄は俺が、預かることになった‥」
ガーランドと一緒に人質も返してもらいに行く。
「‥確かにこいつらは俺のものになったんだよな? ‥‥貰っていくぞ?」
出て行く5人。
サント「‥‥兄者ぁ どうなってるんじゃ?」
バリオ「散々コケにされてこのまま帰すワケにはいかねぇな‥ リュウ‥」

何故助けてくれたのか聞くと、ガーランドはリュウが竜族だからだと言う。
ガーランド「リュウよ‥ 助けた礼、とは言わん 竜の血を‥ 知りたいと思うのであれば‥ ‥東の地に
      『天使の塔』と呼ばれる遺跡が、ある そこへ、来てもらおう‥ 待ってるぞ‥‥」
去って行くガーランド。何にせよリュウ達は一度ウインディアに行かねばならない。

メーカース峡谷まで来ると馬兄弟が手下を大勢連れて待ち伏せしていた。
バリオ「‥リュウ おめぇは、全く大したガキだよ‥‥」
サント「わしらにここまでやらせるんじゃから、なぁ‥」
襲ってくる手下どもと戦うが数が多すぎる。
敵の一翼をかたずけた時、ガーランドが現れ背後の敵を殲滅した。
バリオ「‥おい、ガーランド 俺達を裏切ってそいつらを助けるのか? 一体、何のために?」
「さあな‥‥ だが‥ 手を出すなと言ったぞ?」 「先に裏切ったのはそっちのよう、だな?」
「ガーランドよ‥‥ このままじゃ親父も黙っちゃいねぇぞ!?」
「下らん‥」 「キサマらのボスがどうしようと、知らぬ‥」
「よく‥ 分かった‥ ならば‥ ここで‥‥ 死ぬが良かろう‥‥」
バリオとサントが合体する!
スタリオン「ふううぅぅぅん 強烈合体! すたりおんん! わしらのこの姿を見て生きていた奴ぁ、おらんんん」
スタリオンを倒してレイとティーポの敵を討つ。
王女をウインディアに送ったら天使の塔に向かおうと言うガーランド。
ニーナは、リュウがレイとティーポと言う二人を探していることを話す。
ガーランド「俺には、そいつらが生きてるとは思えんが‥」
泣き出すリュウ。ニーナも怒る。
「あいつらを見ただろう? 平気で人を殺すような連中だ‥‥
 リュウが助かったのは竜の血を持ってるからだ‥‥ 違うか?」
まずウインディアに行きニーナを城に帰し、王から通行手形を貰うことに。
リュウの旅は新しい局面を迎えようとしていた。

 

181 ブレスオブファイア3 sage 04/04/23 23:23 ID:WLp5ACLn
ニーナが帰ってきて喜ぶお城の人達。リュウ達は会食で迎えられた。
リュウは詐欺師の一味だと思われてたのでニーナが誤解を解く。
ナイトのビゼネクトが子供に何が出来るのか、とリュウの力を疑う。
ニーナはリュウはドラゴンだと話そうとするが、ガーランドが遮って手形の話を切り出す。
ニーナ「みんな‥ もう‥ 行ってしまうの‥‥?」
モモ「‥ニーナ ‥王女様 また、会えますわよ‥‥」

 

会食を終え、ニーナはリュウ達と別れた。
部屋にいたニーナだが下で悲鳴が聞こえたので行ってみる。
すると何故か、逃げてくハニーの姿が見えた。城の人達は皆ハニーに驚いている。
城の中をウロチョロするハニーを捕まえようとして二階のバルコニーから落ちてしまうニーナ。
その時ニーナの体(ハニーの目も)が光り、ゆっくり地面に着地した。
ハニーは着地に失敗し動かなくなってしまう。
「い、今のは‥ ハニーの、力‥‥?」   「どうしよう‥‥ モモさんに見せないと‥」

一方、キャンプ中のリュウ達。モモがハニーのいないことに気づく。
リュウとモモがハニーを探してるとニーナがやって来た。
モモ「ニーナ、どうしたのー!?」
ニーナはモモにハニーを渡す。テントで修理に取り掛かるモモ。
今まで黙っていたガーランドが口を開く。これから向う所で竜族の事を知ることができる、と。
ニーナがテントから出てくる。
ガー「しかし‥ 場合によると お前は、そこで‥‥  死ぬ」
その言葉に驚くリュウとニーナ。
ニーナ「どうして、リュウが死ぬなんて言うの!? リュウはドラゴンの事を調べに行くだけじゃないの?」
ガー「世界を破滅させる程の力を持つ生物だから‥ そのぐらいの決意が必要だと、言う事だ‥」
「‥‥私も、行きます!」
「私の知らない所でリュウが、死んじゃうなんて ‥‥嫌だもの リュウは、悪いドラゴンじゃないもの!」
ニーナは家出をして付いてくることに。モモもラパラの動力船が見たいと言っている。
ペコロスは一緒にいて当然という顔をしている。

ウインディア関所。この先には東へ通じる長いつり橋が架かっている。
守備兵がニーナに気づくが、ガーランドが自分の娘だと言って通した。
ニーナ「ふう‥ 良かった‥‥ ありがとうガーランドさん 誤魔化してくれて‥」
ガー「ふむ‥ リュウが‥ 何度も守ったと聞き‥ リュウが、力を出すのに必要なのでは、ないかと思ったからだ‥」
  「竜の力を出してもらわんと 意味が無いので、な‥」
ニーナ「!」 「リュウが‥ 竜の力を使うのは、私のせい? 私を守るため?」
早足になるリュウを止める。
「だったら、私‥ 強くなるから!」
「そうすれば、リュウは竜の力を使わないで、いいし 竜の力のせいで危ない目に遭わないですむから、ね?」


182 ブレスオブファイア3 sage 04/04/23 23:26 ID:WLp5ACLn
港町ラパラに着いた。ここから荷運びギルドの船で天使の塔のあるウルカン地方まで行く予定だ。
ギルド長のシンカーに話をつけに行くが船の事は娘のシャッドに任せていると言う。
港に行くと船乗りのジグがシャッドに求愛行動をとっていた。
シャッドに船の事を聞こうとするが機嫌が悪い。
会計のベイトがいさめるが、シャッドは誰のせいで機嫌が悪いんだ、といって去ってしまう。
ベイトはシャッドの事を謝ると船が戻ってこないのでシンカーに街道を使わせてもらうよう話してくれと言われる。
話を聞いて回ると灯台にモンスターが出て、灯火が消されて船が戻って来れなくなったらしい。
後、ベイトとシャッドは幼馴染で、シンカーはジグとシャッドを結婚させたいようだ。
シンカーと話すが街道もこの間の火山の噴火で使えないと言われた。

キャンプ中。
モモ「あーあ‥ せっかく来たのに 動力船、ないんじゃねー‥」
ガー「街道も、使えんとなると‥ お手上げだ」
「灯台を点火したら‥ 船、帰って来るかしら?」
「いくら、機械に強いとはいえ ギルドが、部外者に灯台をいじらせたりせんだろう、な」
足止めを食らってしまったリュウ達。
ニーナ「ねえ‥‥ シャッドさんって ベイトさんの事が好きなんじゃ、ないのかな?」
モモ「そ、それは そうかもしれないけど‥ それが、どうかしたー?」
「‥それで、ベイトさんもシャッドさんが好きなのよ」 「でも、ベイトさん言い出せないで‥‥」
「私、ベイトさんに勇気を出すよう、言ってあげる そうでないと、シャッドさんもかわいそうよね?」
ニーナのおせっかいが始まった。

港に行ってニーナがベイトに、プロポーズするよう勧める。ベイトには結局断られてしまう。
その時ジグの笑い声が響いた。どうやらジグが灯台を修理することになったようだ。
もしジグがこの仕事をやり遂げて船が戻ってきたら、シャッドとの結婚が決まってしまうだろう。
ベイト「‥‥みなさん わ、私を‥ 鍛えて下さい」 「何もしないで‥‥ 諦めるなんて やっぱり、出来ません」
ベイトは心を決めた。ジグの代わりに灯台を修理して、シャッドと結婚すると。

修行は連日連夜続いた。そしてついに灯台に行く時が。
だがそれを聞いたジグが決闘を申し込んできた。勝った方が灯台に行くことに。
決闘はベイトの勝利で幕を下ろした。
ベイト「か‥ 勝っ‥た」
シャッド「ベイト‥‥ こんなに‥ ボロボロになるまで頑張って‥‥」
「いや‥ 皆さんが‥ 力を貸してくれなければ ジグに勝つ事は出来なかったよ‥‥」
「分かってますよ‥ 今回、ジグに勝てたのは リュウさん達の‥ おかげだって事は‥‥、でも‥
 何も、しないでいたら 何も、起こらなかった‥‥」
「シャッド‥‥ 君の‥ 力になりたい 二人で、ギルドをやってゆこう」

 

184 ブレスオブファイア3 sage 04/04/23 23:30 ID:WLp5ACLn
翌日。ベイトが灯台に行くはずだったが、決闘の怪我でしばらく修理に行けないという。
もし急ぐのであれば、と灯台へ入ることを許可してくれる。
ベイト「灯台を修理して‥ 船が戻ってくるとは限りませんが‥ 何も、しなければ‥ 何も、起こりませんから、ね」

 

話通り灯台にはモンスターが出没していた。
ボイラーにゴースト鉱を供給して、バルブを切り替えてエネルギーを送る。後は屋上で点火するだけだ。
階段の前で、頭の無いトカゲの様な奇妙な物体を見つけた。物体はピクリとも動かない 魔物ではないようだ。
モモ「やだ、何よアレ かわいいじゃない!?」 「まぁ、何にせよ‥ ここの、ボスって感じじゃないわよねぇ?」
しかし階段を上ろうとしたら、家一軒はあろうかという巨大な目玉が降ってきて、さっきの物体と合体した。
ガー「誰だ‥ 魔物じゃないって言ったのは‥‥」
襲ってきたゲイザーを倒す。
屋上で点火すると妖精が飛んできた。
「だめよう!」 「灯台をつけちゃだめなのよーう!」 「消しなさいよう!」
妖精が棍棒で点火スイッチをブッ叩くが、逆にスイッチが入りっぱなしになってしまった。
「せっかく、メダマちゃんに守ってもらってたのにー‥ 消せなくなっちゃったわよう ひどいわよう!」
事情は良く分からないが、責任とってもらうとフェアリーティアを渡された。花畑でこれを使えと。

船が戻るまで時間があるので妖精の件を片付けることにする。
花畑でフェアリーテリアを使うと、妖精の隠れ家(共同体)に行くことが出来た。
話によるとここは灯台の裏で、灯台が光っているとモンスターがいぢめに来るらしい。
モンスターを倒すため、浜辺でそいつが来る夜を待つ。
怪しい影が見えたので陸に近づいたところを一気にフクロにした。
だがそれは大人しいイルカだった。モンスターとはこのイルカなのか、ニーナとモモが妖精を呼んでくる。
途端にイルカの態度が豹変した。汚い関西弁で、灯台が光っていると眠れないとイチャモンをつけてきた。
さっきは女性がいたから大人しくしていたらしい。
妖精とニーナ達が戻ってきた。イルカはまた猫をかぶったが、妖精ががなり立てるとキレた。
「じゃかっしわいチビども! われ、火であぶってサクサクっといてこましたろかい!?」
本性を現したかんさいイルカを退治した。
リュウはキスでお礼された。また遊びに来てね、だって。

港に行ったがまだ船が戻ってないらしい。何所かでトラブルでもあったのかも知れない。
シンカーと話すと最終手段として、街道ができる前にギルドが使ってた火山の抜け道を使わせてくれるらしい。


185 ブレスオブファイア3 sage 04/04/23 23:33 ID:WLp5ACLn
ズブロ火山にやって来た。この火山の内部を通って先に進むことになる。
マグマやガスで危険な所を抜けると変な爺さんが現れた。
「ぎひひっ ここまで手が回ったか?」
一同「?」
モモ「‥何言ってるのー? 私達、ここを抜けて『天使の塔』ってとこに行くんですけど‥?」
老人はケタケタと笑い出す。
「ぎひひひぃ、そうとも‥ 塔に眠る、皆のためにも わしがここで死ぬわけにはいかんのじゃっ」
「ぎぎっ、聞こえるぞ‥ 死んでいった者達の 恨みの声がぁなぁ‥」
老人はキチのようだ。アーヴィとルーファスという二体の魔物を召喚して襲ってきた。
なんとか謎の老人ギシャボルゴを倒すが、一体何者だったんだろう…?
ズブロ火山を抜けてウルカン地方に出た。

天使の塔に行く前に、ウルカン・タパの町に寄っていく。
ガーランドはここではガーディアンと呼ばれ親しまれていた。
話と聞くと、ここは一神教の宗教の町のようだ。
伝説では邪悪が現れた時、神によって天使が遣わされ、ウルカンの民を率いてこれを滅ぼしたらしい。
そしてガーランドはその天使の一人だそうだ。
長老のスーダマに挨拶に行く。
「‥‥‥ガーランドか?」 「よくぞ、戻った‥‥ で、どうじゃ‥ 仲間の所に行く気になったのか?」
「まあ‥ そんなところです」
「それでは、邪悪は滅んでいたのだな、やはり‥」
「お主のカンは外れたと、言うわけか‥‥ 眠りにつく時が来たようじゃな‥ ガーディアン・ガーランド」
スーダマから天使の塔に入る許可をもらう。

キャンプ中にて。リュウとガーランドが話している。
ガー「‥姿こそ、違うが 俺は、元々連中と同じウルカンの民だ‥ ガーディアンとは俺の様な‥
   戦闘用のウルカン人の呼び名だ‥ 邪悪なものから民を守る者」
ニーナがまだ休まないのかと、リュウとガーランドをを呼びに来た。テントに入ろうとするリュウ。
「この前、言った‥‥ お前が死ぬかもって話な‥」 「いや‥ いい‥‥ 遺跡に行けば分かる事だ‥」


186 ブレスオブファイア3 sage 04/04/23 23:40 ID:WLp5ACLn
いよいよ竜の秘密を知ることが出来る天使の塔へ来た。
天使の塔はピラミッド状で、階段で上がり、中に入ってから下を目指す。
最深部にくるとガーランドがリュウと二人にしてくれと言う。仲間は塔から出た。
そこには巨大なピラミッドがあり、その周りに石碑が並んでる。

ガーディアン・ガイスト   234
         ガーディアン・ガウ    198
         ガーディアン・ガッツ   201
そして・・・   ガーディアン・ガーランド  299

ガー「こいつは、俺の名だ‥ そして、ガーディアンの別名は ‥‥‥竜殺し」
リュウ「!」
周りを良く見ると無数のドラゴンの骨が転がっていた。
「下の数字は、俺が前の戦で、殺した‥ 竜の‥ 数だ‥‥」
竜の怨霊が出てガーランドを威嚇するが、ガーランドの一睨みで掻き消える。
ガーランドは竜族がどうなったか教えてやろうと言う。
「邪悪で、争いを好む竜の一族は‥ 世界を我が物にしようと戦を起こした‥ 400年程前の話だ‥」
「竜族の力は強大だった‥ 俺達、ウルカンの民は邪悪と戦う力を神に求め‥ そして‥‥
 俺達、ガーディアンは神の力を使って‥ お前達、邪悪な竜族のほとんどをこの地に封印したのだ」
ガーランドが槍を構える。
「リュウよ‥‥ お前は竜の一族の 恐らくは、最後の生き残りだ」
「お前を封印すれば 俺の使命も終わる‥  行くぞ、リュウ!」

激しい攻防の末、ガーランドの膝が地に付く。
「ぐう、ぅ‥‥ やはり、竜族が‥ その気に‥ なったら 俺達では、敵わん‥‥ ‥‥‥何故」
ガーランドに近寄ろうとするリュウに、竜の怨霊が何かを訴えかける。殺せとでもいうのであろうか?
「‥‥どうした とどめを刺さないのか?」
                    チ ガ ウ
                    敵デハナイ
ガー「!」
リュウの頭に声が響き、リュウの様子がおかしくなる。
リュウは今まで変身したことの無い凄まじきドラゴンに姿を変えた!
「カイザー‥ ドラゴン‥?」
リュウは何処へと消え去った・・・
ガーランドは力尽き倒れ、部屋は崩壊し始める。

リュウは暗闇の中をひとりぼっちで彷徨っていた。
                    何故逃げる
いつか夢で見た長髪の男が語りかける。
「俺達は他の連中とは違う  一緒にいては いけないんだ」
リュウは暗闇から逃げ続け、力尽きて倒れてしまう。そこで、リュウの意識は途絶えた・・・


少年期編・完

 


203 ブレスオブファイア3 sage 04/04/24 18:31 ID:Et3tsLFi
>>181-186の続き

 

~青年期編~

-ダウナ鉱山-
ダウナ鉱山に再びドラゴンが現れた。 ドラゴンは再び殺戮を繰り返す。
ドラゴン退治を引き受けて、男がやって来た。 男の槍がドラゴンを捉える。
倒れたドラゴンは一人の青年に姿を変える。

「‥‥‥リュウ? 俺が‥‥ 分かるか‥?」
ガーランドはリュウが天使の塔で消えてから、何年も行方を捜していたのだった。
ガーランドが辺りを見回す。
ガー「ここは、お前の‥‥‥」
リュウが首を上げる。
ガー「リュウ‥‥ 俺を憎んでるか?」
リュウ「‥‥‥」
ガー「俺の話を聞いてくれるつもりがあるなら‥ 一緒に来てくれ
   ここは、いつまでも俺がいていい場所では、ない」

「お前が、俺を殺す気なら‥ お前にはその力も そして恐らく権利も、ある‥」
「だが‥ お前は自分を殺そうとした俺に、とどめを刺さなかった
 400年前のドラゴン達がそうだったように‥‥」
ガーランドは続ける、竜族が本気を出していたら負けていたと。
何故、ドラゴンは大人しくやられた? 何故、神はドラゴンを殺させた?
「こんな事、とても言えたギリでは、ない‥ だが‥ 俺は、真実が知りたいのだ‥」
「‥だから、それまで俺の命を‥‥ 預かっておいてくれ‥」
うなずくリュウ。
「すまない‥‥」

エレベーターに乗り上を目指す。
「ここは‥ お前が‥ 生まれた場所、なんだろうな」
「ここの強い竜の気が リュウを呼んだのか‥」
エレベーターが上った後、大きな影が現れた。


そうだ‥
私が、呼んだのだ‥

 

204 ブレスオブファイア3 sage 04/04/24 18:32 ID:Et3tsLFi
爆弾を積んだトロッコをぶつけて道をふさいでた岩を壊すと、影が現れた。
勝手なまねはさせんぞ ガーディアン
‥‥‥リュウよ
ガー「リュウの名を!?」
リュウよ、何故その男を生かしておくのだ?
‥‥‥我らの敵を!?
「ドラゴン‥‥、か?」
影が弾け、血溜まりができる。
見えるか、ガーディアン
我ら一族の恨みの血が!?
血溜まりの中に竜骨が浮かび上がる。
ドラゴンゾンビ「ガーディアン‥ 400年ぶりだな‥‥? 我らを根絶やしにしようとした
お前が‥‥  今度はリュウを どうしようと企むのだ?」
「俺は‥ リュウを連れて‥ 俺達の神に会いに行く‥‥」
リュウ「!」
「最後のドラゴンを 生贄に捧げるとでも?」
「確かめる‥‥ 400年前の大戦が 正しかったのか、どうか‥」
「下らん! ‥リュウ、そいつを殺せ! 我らが一族の恨みを晴らせ!
  そいつら、ガーディアンに 一族は滅ぼされたのだ!」
だがリュウは応じない。
「何故だ!? そいつが憎くないのか?」

 

ニクンデハイケナイ

ドラゴンゾンビ「うるさい! 小賢しいマネをするな!」
リュウ「?」
謎の声はドラゴンゾンビにしか聞こえていない。
襲ってきたドラゴンゾンビを退ける。


205 ブレスオブファイア3 sage 04/04/24 18:33 ID:Et3tsLFi
ドラゴンゾンビ「何故、いつも邪魔をする?」
一同「?」
「何故、いつも‥ 我らの力を抑えるのだ!?」
ドラゴンゾンビはダーク・ジーンに姿を変えた。リュウの中に暗い力が流れ込んでくる。
光とともに、翼を持つ女性が現れた。
それは、ドラゴンではない
ガー「お前は‥ 竜族か‥?」
女はリュウを指差す。
真の竜は‥‥
女はフュージョン・ジーンに姿を変えた。リュウの中に親しみが流れ込んでくる。
「リュウ‥ 今のは‥?」  「真の竜‥‥ 確かに、そう聞こえた それは‥‥?」
リュウはぼんやりとしてる。
「ふむ‥ 分からん、か‥」
さっきの女性はリュウの母親だろうか・・・?

鉱山を出ると鉱山長が出迎えた。
ガーランドがドラゴンを退治したと伝えるとお礼を言われる。
鉱山長はドラゴンがどんな酷い事をしてきたかグチる。
リュウはショックを受けてうなだれてしまう。
監督から礼金をもらうと、
オウガー街道に凄いモンスターが出るから気をつけるよう言われる。

キャンプ中、リュウはドラゴンになって殺戮を行う夢を見て、目を覚ます。
「‥‥眠れん、か?」  「‥‥リュウには悪い事を、した」
「殺そうとしたのも、そうだが 今‥ こうして‥ リュウを連れ出してきた事が‥‥」
「リュウを‥ 神の許しに連れて行くのが正しいのか、どうか 分からない‥」
「ただ‥ 神が‥ どうして竜を滅ぼそうとお考えになったのか‥
 それを知る権利が リュウには、ある」
ガーランドはもう一度天使の塔に行こうと言う。


最終更新:2020年06月14日 19:30