オーディオミキサー(ミキシングマシン、調整卓)

音声信号を混ぜ、出力する機材

呼称

音を混ぜることからミキサーと呼ばれるのが一般的。他にも単にミキサー、ミキシングマシン、ミキシングコンソール、音声調整卓、音響調整卓、音声卓、卓と呼ばれる。

果たす役割

オーディオミキサー(以下、ミキサー)は複数の音声信号を電気的に加算、丁度良い状態に加工し出力する機材。

接続

ほとんどのミキサーは標準プラグが利用される。但し、マイクロフォンの接続用にXLRキャノンジャックが付いたものや、バランス入力を目的としてすべてがXLRキャノンジャックであるものもある。

主な構成

ここでは、有名な調整項目の内容を記述する。
  • GAIN,TRIM
入力信号をミキサー内部で処理する適正の音量になるよう調整する増幅器。
マイクあるいはラインレベル信号を扱うが、機種によっては増幅器の利得可変幅を大きく取ってマイクレベルからラインレベルまで一つのアンプで対応可能にしているものがある。
  • Peekランプ
音量が入力される際に大きすぎる場合、音割れしてしまう。そのような時、実際の音を聞いて音割れを見つけるのでなく、ランプが点灯することにより教えてくれる。それがこのランプの役割。
  • Equalizer
鳴らす音の質を調整するつまみ。高音、中音、低音といったカテゴリ毎にそれぞれの強さを調整できる。
  • Aux
Aux.に出力するレベルを設定。詳しい動作は項目を参照の事。
  • On/Off
音の出力を丸ごとOn/Off切り替え出来る。スイッチ切り替え時にノイズが入ることはない。
  • フェーダー
音量を調整するつまみ。スライダーとも。音量の調整はこれで行い、あまりGAIN,TRIMは一旦設定したらちょこちょこいじらない。
  • GRP(GROUP)出力
STEREO出力(メイン出力)、AUX出力(サブ出力)の他にもう一つ出力がある場合がある。これを用いて出力することもある。

放研で使われるミキサー

上にある項目はすべて搭載されたミキサーを使っており、入力チャンネル数はおよそ24。モノラル入力。その他にも80スイッチがあって、これは、80Hz以下の音(かなりの低音)をクリアしてくれるものが付いていて、理論的には人間の声を入力する際に押すと聞こえやすくなる。
他にも小ミキサー、新ミキサーがある。これらは小型であることから、ちょっとした発表などに利用される。新ミキサーは2006年の02月頃購入した。

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最終更新:2006年06月05日 23:38