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ケーブル(コード)

信号を伝送する際に利用する線のこと。ケーブルを用いないものを無線伝送と言う。

果たす役割

ケーブルとは回路を完成するために接点と接点とを接続する使う線である。

種類とその構造

ケーブルの種類はたくさんあり、流す電気によって適宜に選ばれて使われている。一般的に流れる電圧が強いほど丈夫で太く衝撃に強いケーブルが使われる。

・裸電線
周りを絶縁体で覆ってない線

  • 単線(リード線)
一本の導体を使用

  • より線
複数の細い導体をより合わせて使用している

  • シールド線
心線の周りを静電シールドで覆った構造のもの

オーディオにおけるケーブルの役割

オーディオの各端子をつなぐ際は無線マイクロフォンなどを除いてすべてケーブルで接続する。オーディオで扱われる電気信号は特に電圧が弱いため、回りの静電気や家電製品から発生する電気的なノイズが本来の信号を書き換えてしまい(ノイズが乗る、と言う)出力したときと違った信号が伝送されてしまう。そこで、そのノイズが乗るのを防ぐためにシールド線を利用する。シールド線を使えばノイズが乗るのを防ぐことが出来るが完璧に防げるわけではない。また、より線を使う事により柔軟なケーブルで接続する事が出来るよう工夫されている。中には1メートル10万円というケーブルもある。以下に代表的なケーブルを挙げる。
  • Canare社製 L-4E6S [バランスケーブルを作成する際によく利用される。]
  • Canare社製 GS-6 [一つの信号(モノラル信号)を伝送するする際に良く利用される。ノイズ対策は完璧]
  • Canare社製 MR202-2AT [2本の信号線をシールドで包んだ線が2組になって束となっているもの。シールド線が既にハンダメッキされている為、加工が非常に楽。ステレオフォーンプラグ=ピン(×2)といったケーブルを作成するのに最適。¥157円/m。2ATの2は2本1組の2である。]
  • モンスターケーブル[高級]

[参考]ケーブル内部の抵抗

ケーブル内部には導体(電気を通す物質の事)が使われているが微量ながら抵抗が存在する。これにより信号を長距離伝送した際は抵抗が多くなり、信号が劣化する。この信号が劣化する現象を減衰という。ただしケーブル内部の導体の断面積が太くなれば太いほど電流の流れは良い。これは流れる道が太いからたくさんの電気が流れるという意味である。また、電流の流れを良くしたいのであれば電気の流れやすい物質を導体に使う(銅よりも銀や金を使うなどの工夫)をする事により信号の減衰を少なくする事が実現できる。特に機材への電源供給は機材を動かす生命線なので太く確実な電源ケーブルを使わなければならない。一般に抵抗という値は電気的に以下のような式で与えられる。

ケーブルの抵抗値=(導体の1mあたりの抵抗値)×(結線する長さ)÷(導体の断面積)

このことにより、よりよい音を目指すのであれば太くシールドによる保護が確実なケーブルを選ぶ事が大切である。また、無駄に長いケーブルは信号を減衰させるだけでなくノイズが乗る表面積も長さに応じて増えていくので必要な長さ以上のケーブルを使わない事が大切である。


[参考]ケーブルを自作する方法

抵抗の項目で記述した必要な長さのケーブルというのはなかなかないものである。そこでケーブル自作という解決策がある。販売されている安めのケーブルよりも高品質のケーブルをを使って安く作る事が出来る。被覆をはがし、周りのシールド部分をグラウンドに半田でつなぎ、芯線を間違えないように確実に結線する。より線なので半田ごてをつかって線内部にハンダを溶かしておく(半田メッキ)。結線する前にキャップをケーブル内に仕込んでおく事が大切。スピーカーケーブルの自作は比較的簡単である。適当な長さに切って被覆を剥き、接点を作る。その接点はハンダを溶かし込んでおくと他の接点に接触しなくて良い。
ケーブル作成時に誤って結線した場合、ショート回路となってしまい機材が故障する原因となってしまうので完成したら導通試験も忘れずに行うようにする。


放送研究部で使用されているケーブル

利用されているケーブルは特殊なケーブルを除き9割近くが自作ケーブルである。その為、古くなってきたケーブルは端子類の取替えか修復が必要である。映像ケーブルは同軸ケーブルというアンテナ配線などで使われるシールド線が使われている。随時コネクタの修復が関係者の手で行われているがコネクタ不足などによりすべての修理を必要とするコードまでは手が回っていないのが現状。